悪性リンパ腫の一つ、ＭＡＬＴリンパ腫について、国際的な共同研究として、予後因子解析がが発表されました。
Ｂｌｏｏｄ. ２０１７；１３０(１２）：１４０９-１４１７
Ｂｌｏｏｄ Ｆｉｒｓｔ Ｅｄｉｔｉｏｎ Ｐａｐｅｒ、１８ Ｊｕｌｙ ２０１７
リスク因子
病期 Ⅲ/Ⅳ
年齢 ＞７０歳
ＬＤＨ＞施設基準値
判定 低リスク群 . . . 本文を読む
分類 （続3）
系統不詳の急性白血病 Acute Leukemia of Ambiguous Lineage
急性未分化白血病
Acute Undifferentiated Leukemia
t(９;２２)(ｑ３４.１;ｑ１１.２) ：ＢＣＲ-ＡＢＬ１を伴う混合表現型急性白血病（ＭＰＡＬ）
Mixed phenotype acute leukemia （ＭＰＡＬ）w . . . 本文を読む
分類 （続２）
急性骨髄性白血病（ＡＭＬ）と関連腫瘍 Acute Myeloid Leukemia （ＡＭＬ）and Related Neoplasms
反復性遺伝子異常を伴うＡＭＬ
AML with Recurrent Genetic Abnormalities
t(８;２１)(q２２;q２1.１)；ＲＵＮＸ１－ＲＵＮＸ１Ｔ１を伴うＡＭＬ
AML wi . . . 本文を読む
分類 （続１）
骨髄異形成症候群 Myelodysplastic Syndromes （ＭＤＳ）
単一血球系統の異形成を伴ったＭＤＳ
MDS with Single Lineage Dysplasia （ＭＤＳ－ＳＬＤ）
環状赤芽球を伴ったＭＤＳ
MDS with Ring Sideroblasts （ＭＤＳ－ＲＳ）
単一血球系統の異形成を伴ったＭＤＳ . . . 本文を読む
米国血液学会の機関誌 Ｂｌｏｏｄに ２０１６年に発刊予定のＷＨＯ分類についての概略が発表されています。
Blood . 2016; 127(20): 2391
まずは分類から
骨髄増殖性腫瘍 Myeloproliferative neoplasms （ＭＰＮ）
慢性骨髄性白血病、ＢＣＲ-ＡＢＬ１＋
Chronic Myeloid Leuk . . . 本文を読む
ＡＬＫ陽性非小細胞肺癌は、非小細胞肺癌の約５％の比較的稀な予後不良な肺癌ですが、分子標的薬の開発は治療成績を向上させています。
最近発表された論文です。
ＡＬＫ陽性肺癌に対する第一選択としてのクリゾチニブと化学療法との比較
ＮＥＪＭ ２０１４；３７１：２１６７－２１７７
未治療進行ＡＬＫ陽性肺癌 ３４３例を 無作為に①クリゾチニブ . . . 本文を読む
ここ数年、ウイルス性慢性肝炎の治療薬の開発が目白押しです。
New England Journal of Medicine という雑誌に、
インターフェロン治療抵抗性の患者において
２種類の抗ウイルス薬の合剤で、
１２週間の内服治療で９４％
２４週間の内服治療で９９％
の患者がウイルス陰性となった、という報告が発表されています。
Ledipasvi . . . 本文を読む
厚生労働省が新しいＢＭＩ（Ｂｏｄｙ Ｍａｓｓ Ｉｎｄｅｘ）の基準（案）を発表しています。
厚生労働省 『日本人の食事摂取基準（２０１５年版）』
１８歳以上におけるＢＭＩの目標範囲<1><2>
年齢 目標とするＢＭＩ（kg/m2）
１８～４９ １８.５～２４.９
５０～６９ ２０.０～２４. . . . 本文を読む
日本版modified Rankin Scale（mRS）判定基準
modified Rankin Scale
0 まったく症候がない
参考にすべき点 自覚症状および他覚徴候がともにない状態である
1 症候はあっても明らかな障害はない：日常の勤めや活動は行える
参考にすべき点 自 . . . 本文を読む
脳梗塞では、壊死に陥った脳組織の周辺で、脳浮腫が進行し
狭い頭蓋骨内で、脳が圧迫され、死亡リスクが増大します。
広範囲の中大脳動脈梗塞では、ＩＣＵでの集中治療でも死亡率が８０％とも報告されています。
現在、若年者（６０歳以下）の患者においては、
推奨 1.中大脳動脈灌流域を含む一側大脳半球梗塞において、下記注1)の適応を満たせば、発症48時間以内に硬膜形成を伴う外減 . . . 本文を読む