2013年3月2日(土)
東京家族
山田洋次監督、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、
昨年の11月あたりから風邪をひいたり、過労で体調を崩して
映画は家でDVDを見る以外、自粛していた。
前々からみたいと思ってはいたけど、咳が出ている間は控えてた。
まだ上映していて、しかも朝一のみだったので
これは私に見なさいということねとの解釈の元、
朝の9時すぎに夫を伴っていざシネマサンシャインへ。
リバイバルということもあるのか、すごく丁寧に作られていた映画だと思います。
元の映画はモノクロで戦後、落ち着いてきた高度成長期の少し前ごろが舞台で
私の両親もそうだったように、朝から晩まで働き詰めの日々でした。
苦労して(昔は特にね)子供を育てて、やっと一人前になった
子供たちのもとを訪問した両親が、残念に思う考えさせられる内容だったけど
(私は元の映画は全ては見ていません)
今回は、元の映画を現代風にアレンジしててすごくわかり良かったですね。
大事に大事に育てた長男は開業医として東京のはずれに住んでいる。
長女は、美容師として小さいながらも自分の店を持ち
嬉々として働いている。
小さいころから何をやってもダメだった二男は相変わらず
フリーターもどきの仕事をいまだにしている。
それにはきちんと理由があるんだけれど、元教師の父親には
理解できなかった。
二男も父親をけむたがり、父親も息子を認めようとしなかった。
元の映画は子供が親にお金を渡して
「これで東京見物でもしてきてよ。」
って娘が言うシーンが頭に残ってたんだけど、そのあたりは違ったね。
長男の嫁は当たり障りなく上手に接待するけれど、あくまでもお客様扱い。
長女は娘だということで遠慮がなさすぎ。
二男は親の思う成功のレールには乗れなかったけど
たくさんの良いものを持っていた。
最初から母親は気がついていたけど、なかなか父親にはわからなかった。
最後の最後に父親にも二男の優しさがわかるときが来る。
だけど・・・その時には母親はいなかった。
映画を見ていて、自分勝手な長女の言い分にも理解できながらも
親は子供に何を期待しているんだろうと思いながらも
自分の将来に思いを馳せたりもしながら見た。
私もこの映画を見て両親が元気なうちに、こっちに来てもらって
私も車の運転が充分できる間に佐田岬半島までドライブして
美味しい魚を食べに連れて行ってあげようと思った。
してもらいたいわけじゃないけど、そういう親の姿をきっと子供たちは
見てると思うから。
自分の行く末は自分の行動からよね。
もし一人さびしく・・・の時には私が間違っていたってこと。
親は子供が幸せならそれが一番の幸せ、だけど人間最後の時には
子供たちに揃って見送ってもらいたい願望がある。
人の幸せは死ぬときにわかるかな
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