クレーマー・クレーマー（午前10時の映画祭）

クレーマー・クレーマー

2010年　3月20日（土）
ロバート・ベントン監督、ダスティン・ホフマン、メリル・ストリーブ
1979年度第52回アカデミー賞受賞

この映画は最高によかった。
本当に見てよかったわ～
今から30年も前の映画だけど大感激。
離婚した夫婦が親権をどっちが持つかで争うわけだけど・・・
普通は母親よね
でも・・・最初に子供を置いて出て行ったのが母親なんよ。
それでも司法は母親の味方。
大岡裁判じゃないけれど、実際はどっちが子供のことを考えてるかってことなんよ。
最初のうちこそ

「マミィはどこにいったの」

と泣いていた息子もいつの間にか父親と助け合って生きるようになって1年6ヶ月。
その影には父親の一方ならぬ努力もあったわけだけど・・・
裁判は父親の負け。
いや・・・子供を裁判に出廷させる方法もあった。
そうすれば父親が勝ったかもしれない。
でもそれを父親は好まなかった。
出廷させるくらいなら息子を母親の元にやろうと・・・
子供を引き渡す日・・・父＆息子の涙の別れの朝。

しかし・・・母親も一番に子供のことを考えていた。
離れてみて初めて子供の尊さを身につまされた母親だけど
生まれ育った家から息子を無理やり引き離すことが一番いいことなんだろうか
夫婦は元のさやには戻れないけれど、親子の縁は切れない。
父親が子供と暮らすために払った代償はかなりのものだけど
それでも・・・本当の幸せを知ることができた。
あのまま・・・働き続けていたら得られなかった至福の時間。

メリル・ストリーブが母親役だった。
やっぱり・・・トーンを抑えた演技よね～。
でも・・・今のほうが素敵だと思った。
年を重ねてもなお素敵になれるって素晴らしい女優さんだと思うわ。
私がこの人いいなと思ったのは「プラダを着た悪魔」からだからまだまだ最近よね。

午前10時の映画祭で見ることのできない方は是非
DVDで見てくださいね。
感動を保障します。

今日も一日ありがとう～




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映画館では欄外のコメントが多いわ。
衣山のシネマサンシャインは全席指定なんよ。
前後左右の人は選べんのよね。
できたら一人ぼっちで座りたいところだけど・・・仕方ないよね。
でもどうしても我慢できんかったんよ、今日は。
私の後ろの席の人のにんにく臭が。
一度は我慢せねばと思ったけれど、2時間も我慢できんし、
映画に集中できんと思ったから、映画が始まったら席を移動してもいいかどうか
聞きに行ったら、席を替えてくれたんよ。
今度は真反対の席に。
それだけ離れたらもう匂わんでしょうよ。
いやね・・・私だってにんにくのはいったもんは食べるよ。
どれだけ人に迷惑をかけてるかわからんよ。
でもね・・・どうしても我慢できんかった。
それくらいひどかったんよ。