19日には宮崎県えびの市で第2回霧島ジオガイド養成講座が開催されました。
鹿児島大学大学院理工学研究科准教授の井村先生を講師に、午前中は講義、午後からは巡検が行われました。
講義「火山学」
火山はなぜ噴火するのか?というところからお勉強です。
霧島連山を北側から望む、えびの市の矢岳高原からの眺めです。
青空がとてもきれいでした。
眼下に見えるのはえびの盆地と蛇行する川内川、約34万年前に噴火してできた加久藤カルデラです。
堆積物を調べると、加久藤カルデラはかつて大きな湖だったそうです。
この景色からどんなことを読み解くことができますか?
加久藤カルデラが湖だったころ、まだ韓国岳も桜島もありませんでした、その頃の風景が想像できますか?
それを人に伝えることができますか?
と、井村先生。 むむむー
真幸駅では昭和47年に発生した山津波や、黄鉄鉱を含む周辺の地質についてお話を伺いました。
真幸駅は幸福の駅、スイッチバック、100年を越す木造の駅舎があって人気です。
地域の方々のおもてなしが賑やかでした。
採石場で下浦層を観察しました。
下浦層は約3万年前の姶良カルデラの際に噴出した入戸火砕流が加久藤カルデラにあった湖に堆積したもので
湖面に浮いた軽石の集まりが見られる、比較的粒がそろっていたり層をなしているところがあるなどの特徴があるそうです。
その他、加久藤カルデラにあった湖が決壊した阿波井堰や加久藤カルデラの東端の八幡丘公園などに行きました。
なかなか難しかったですが、霧島ジオパークのことをまた少し知ることができました。
地層から何十万年も昔の出来事を解き明かす先生方は本当にすごいなぁと思いました
霧島のことをもっと皆さまに説明できるように、がんばって勉強します♪
(記述に誤りがありましたら、教えてくださいね
)