お墓と向き合い生死を見つめ直すブログ~富山のお墓レスキュー隊 亀山龍厳~

お墓を建てる石工職人の立場から、お墓について、どんな想いでお墓を建てているのか、などを書いています。

親のありがたみなんて、親が死んでからじゃないとわからないと昔からわかっている。『親』という字の成り立ち。

2016-07-15 04:32:24 | 日記
「親孝行 したいときには 親は無し」って言うけどそのとおりで、
親のありがたみなんて
親が死んでからじゃないとわからないものなんだよね。

それは漢字にも表れている。


『親』という漢字の成り立ち
『親』という漢字は、
『立』と『木』と『見』に分けることができる。


この『立』は『辛』を省略したもので、
もともとはとがった形状のものを指す。


つまり『立』と『木』は
木をとがった形状のもので文字を刻んだもの。。。。
つまり位牌のようなものを表しているのではないかと考えられます。

それをじっと『見』ている。

つまり、この漢字ができた時代も
『親』を意識するのは『位牌になってからだった』ということです。


「親のことを真剣に考えるのは、親が死んでから」というサガは昔から変わっていないようです。



だからと言って
だからと言って私は
今すぐ「親を大切にしよう」とか「親孝行しよう」と言いたいわけではありません。

どうせそんなことを言っても
親が元気なうちに親孝行をするのは恥ずかしい、って思っちゃうだろうし。

わかっている人は言われなくてもちゃんと実行しているだろうから。


ただね、
親が亡くなってからそのありがたみに気付いて、
親孝行していなかったと悩んでいる人がいたら教えてあげたいんです。

大昔から親のありがたみがわかるのは、親が死んだあとだって決まっているんだよって。
それが普通なんだよ。

もし後悔しているなら、
親のために何かできることがないか探しているなら、
今生きている家族と向き合うのが一番。

家族が居なかったら身近な人に何かしてあげようよ。

それでもまだ気が済まなかったら
良いお墓を建ててあげてください(笑)



子であるあなたが幸せであれば

それが一番の親孝行になります。

親を安心させるのが、供養の本質です。





富山のお墓レスキュー隊 隊長 亀山龍厳



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