社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

カローラとキムタク

2006-11-15 00:25:41 | 日常
新型カローラのCMにイメージキャラクター
として、木村拓哉が採用されています。

今回の宣伝には、キムタクを採用する
効果として、若者にカローラをアピール
したいとの意図があるようです。

カローラと言えば、大衆車の代表格
昔から、ファミリーカーとして
販売台数第一位、その地位を築いてきました。

しかし、近年その地位も安泰ではなくなってきました。

そこで、イメージアップとして、
キムタクを採用することにしました。

この宣伝戦略には二つの疑問点があります。

第一は、キムタクが本当にこの車を好きで
この車の宣伝に出ているのでしょうか?

本当に、自信を持って数千万の視聴者にこの車
を薦めているのでしょうか?

そうなら、彼はカローラを購入して愛用しているでしょうか?

もし、そうでないなら、彼はお金の為だけに
コマーシャルに出ているのでしょうか?
事務所からの意向で、出ざるを得なかったのでしょうか?

私は、プロとして自分が自信のもてるものしか
お客様に提供しません。
私は、お客様の為になるものしか、ご提供しません。
これは、プロとして当然のことです。

第二点は、メーカー側の有名人を使えば
良いと言う安易で稚拙な戦略です。

販売戦略として、それは有効な方法かもしれません。
綿密な市場調査、マーケティングを行った結果の
販売戦略かもしれません。

あの世界のトヨタが、こんな販売戦略しか
出来ないところに、ドイツ車に永遠に勝てない
要因が有ると思います。

欧米では、有名人はコマーシャルには出演しません。
それは、自分の価値を下げる要因だからです。

特に、日本ではこのようなコマーシャルが非常に多いです。
それは、企業側と広告代理店の無能な人たちが
安易な道を選んでいるからです。

カローラのコマーシャルだけではありませんが、
この様に、お互いレベルの低い仕事が
日本中に溢れている様に思います。

ここでも、病んでいる国日本の抱えている問題点が
垣間見えています。

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1 コメント

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まったく同感! (ゴンスケ)
2006-11-19 11:37:33
久しぶりに覗いてみて、ビックリしています。

キムタクのことは決してキライではありません。が、何故カローラのコマーシャルにキムタク?
とあのTVCMを見て感じていました。

確かにカローラは良い意味でも、悪い意味でも日本を代表する大衆車。でもそこに「大衆」というイメージとはかけ離れたアイドル?木村拓哉。おかしいよ~、だってキムタクが所有するクルマを以前テレビで見ましたがハードなアメリカンSUVでしたよ。

「自分が欲しいとも思わないものを売るなよ・・」って、つい思っちゃいます。

自分もセールスマンの端くれとして、売れれば何でも良いとは思えず、やはり自分が「惚れた」ものを売りたいですからね。
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