社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

JAL

2007-01-06 00:01:50 | 日常
今日の新聞に、JALが国内線に
ファーストクラスを復活させるという
記事がありました。

記事の内容では、JALの国内線の
赤字の原因が、客単価の落ち込みであり、
ビジネス層のニーズを取り損ねている
とのことでした。

私も飛行機を利用する際は、国内線でも
必ず、クラスJまたはプレミアシートを
利用します。
しかし、JALのクラスJは中途半端な感じで、
上のランクのサービスを受けたい層には
物足りない感じでした。

高い料金を払ってでも、良いサービスを受けたい
と思っている人は多い筈です。
その証拠に、ANAのプレミアシートは、必ず満席になっていますし、
JALのクラスJも、満席になる事が多いです。

今回のJALの発表では、国内線を3クラス制にするこの
ですが、これは以前日本エアシステムが採用していたもの
に回帰するものです。

JALと日本エアシステムが合併して、数年経ち
その過程で、経営不振になりました。
風通しの悪さや、労働組合の問題等様々です。
根本的な問題は硬直化した企業体質だと思います。
今まで、日本エアシステムの出身者は肩身の狭い思い
をしてきたと思います。

もし、今回の発表によりJALの経営不振が改善
されたなら、なんと皮肉なことでしょう。
何故なら、合併後はJAL主導の経営方針で
進んできたからです。
その結果が、現在の状況を招いたのです。
経営者は現場を見なければなりません。
現場無視の経営は、社員の士気があがりません。
社員のやる気が出なければ、会社の業績は伸びません。

今回の件も、もし社内の風通しが良ければ、
もっと早く実現できたかもしれません。

「上から下は見え難いが、下から上は良く見える」
という言葉を聞いたことがあります。
この言葉に全てのことが当てはまると思います。






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