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オスプレイ配備 朝鮮半島有事に威力 航続距離5.5倍‐‐‐‐オスプレイ配備 防衛相、沖縄に理解求める

2012-07-02 11:24:05 | オスプレイ

オスプレイ配備 防衛相、沖縄に理解求める gooニュース
  2012年7月1日(日)08:02
 森本敏防衛相は30日、米政府が垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)への配備を正式通告したのを受け沖縄県を訪問。宜野湾市の佐喜真淳市長と会談し「トータルで米海兵隊の能力を向上しようとするものだ」と理解を求めたが、佐喜真氏は「誠に遺憾で許し難い。阻止してもらいたい」と配備に強く反対した。

 オスプレイは回転翼を上に向ければヘリコプターのように垂直離着陸ができる一方、前方に傾ければ固定翼機並みの飛行性能が得られる。米軍は7月下旬に米軍岩国基地(山口県岩国市)に搬入し、8月に普天間飛行場に配備する予定。ただ、4月と6月にモロッコと米国で墜落事故が相次いだため佐喜真氏は安全性に強い懸念を表明、森本氏は「意見を持ち帰り、方策を考える際の手だてにしたい」と述べるにとどめた。

 防衛相就任後、森本氏の沖縄訪問は初めて。森本氏は「地元調整は閣僚が足しげく通い理解を得る努力を重ねることが不可欠」というのが持論で早期訪問に踏み切った。1日には沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事と会い、山口県に移動して二井関成知事らとも会談する。

オスプレイ配備 朝鮮半島有事に威力 航続距離5.5倍/海兵隊の作戦能力向上 gooニュース
  2012年7月1日(日)08:02
 米海兵隊がオスプレイを米軍普天間飛行場に配備するのは、中国の海空戦力増強と朝鮮半島有事への備えに不可欠だからだ。オスプレイ配備を機に、自衛隊も有事での邦人救出や離島防衛での共同対処能力の大幅向上につなげる狙いがある。

 「CH46は40年以上使用し、大変古い。海兵隊の能力、機能を格段に向上することは極めて重要だ」

 森本敏防衛相は6月19日の参院外交防衛委員会でオスプレイ配備の意義を強調した。オスプレイは普天間飛行場に配備中のCH46輸送ヘリコプターと比べ、航続距離や最大速力、搭載重量で圧倒的に優れている。

 とりわけ航続距離は約3900キロでCH46の5・5倍。CH46ではできない空中給油も可能で、平成18年には米本土から英国まで空中給油を受けながら、3700キロに及ぶ大西洋横断飛行も行っている。

 基地を出動後、任務を終え帰還するまでの「行動半径」は空中給油をすれば約1100キロに延びる。これは沖縄本島から韓国中部までの距離。防衛省幹部は「朝鮮半島有事で海兵隊の展開能力は飛躍的に高まる」と話す。

 実際、有事の際に海兵隊は(1)敵地への強襲上陸(2)ゲリラ・コマンド作戦(3)邦人を含む民間人救出などの特殊作戦-を任務とする。オスプレイはCH46に比べ速度も2倍、荷物の搭載量も3倍で、普天間飛行場にオスプレイが配備されれば、朝鮮半島有事で任務を効率的に行えるようになるというわけだ。

 オスプレイは回転翼機と固定翼機双方の機能を持つため、ヘリコプター(回転翼機)と同じように強襲揚陸艦での離着陸も可能。行動半径が大きくなれば、強襲上陸作戦を行う際も、揚陸艦は敵国に近づく必要がない。中国は命中精度の高い対艦攻撃弾道ミサイルを開発中だが、オスプレイを艦載すれば揚陸艦をミサイルの射程から遠ざけることができる。

 つまり東シナ海や南シナ海で米軍の接近と行動を阻む中国の「接近阻止」「領域拒否」戦略への対抗策としても有効なのだ。

 「いま一番欲しいのは機動力だ」。今年3月、在沖縄米軍トップのグラック第3海兵遠征軍司令官は、都内で面会した陸上自衛隊OBから海兵隊の態勢について聞かれ、そう明言した。その機動力の根幹をなすのがオスプレイだ。

 4月に日米合意した在日米軍再編見直しでは、海兵隊の中でも即応性の高い海兵空陸任務部隊(MAGTF)を沖縄からグアムやオーストラリアに分散配置する方針を打ち出した。これも対中シフトであり、米軍は東南アジアでも展開拠点の構築に力を入れている。

 空中給油を行いながらオスプレイが東シナ海と南シナ海を縦横無尽に飛び回れば、運用を重視する「動的防衛力」の象徴となる。海自幹部は「オスプレイの運用形態に合わせ、自衛隊がいかに動的防衛『協力』を深められるかが問われる」と指摘している。


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