デュプラメソッド「理想的な淡水水槽」
2.2.5. 生物学的ろ過
生物ろ過システムの有用性
自然下での条件に比べ、ほとんどの水槽は容積に対して多すぎる数の魚が詰め込まれている。魚や貝、水草などの新陳代謝により、水槽の水は濃縮されていく。アクアリアナーは定期的に水槽の水を交換したり、高機能なフィルターを用いてこのプロセスに対抗することになる。生物ろ過とは、二次的な廃棄物を出さず、なおかつ手のかからない「生物によるフィルター」を通じてウールや活性炭、セラミックなどにバクテリアを定住させ、多くの不要なものを分解させる方法のことだ。つまりフィルターにバクテリアがコロニーを作り、そのバクテリアを媒介して水の負担となる物質を取り除き、水の浄化を助けるのである。ある種類のバクテリアは栄養分の残留物も処理することが可能だ。工業汚水処理技術にもこのシステムは大きく寄与している。現在では工場排水も飲料基準を満たす清浄な水に戻すことができる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/69/921df10be93e8158960bfc23f01b5a29.jpg)
デュプラのシステム水槽「デュプラリウム」には
生物ろ材バイオカスケードを使用したフルドライろ過が採用されている。
非常にコンパクトなろ過槽で800ℓの水を浄化する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/94/5e65df6b4fb2fda7aa3f88b4a1e4cc70.jpg)
ドイツの下水処理場。大規模な生物ろ過が行われている。
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