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「理想的な淡水水槽」 8.3. 底床土の適正テスト

デュプラメソッド「理想的な淡水水槽」

8.3. 底床土の適正テスト



この章を終える前にもう一つだけ大事なことを述べる。この章で既に述べた底床土に関する注意を守ってさえいれば、底砂にどんなものを使用しているか (例えば硅砂、川砂、粗い砂利など) や、その中に特別な肥料などを混入させているかといったことは、実は大した問題ではない。重要なのは、これらを使用する前に我々はそれが理想的な水槽に適したものかどうかをテストする必要があるということだ。つまり底床土は絶対に石灰分を含んでいてはならないということだ。

石灰分を含んだ底床土は、二酸化炭素(CO2)を利用して理想的なバランスを保つ炭酸塩硬度(KH)を示す水を作るという試みをすべて無駄にしてしまう。このような底床土を使用すると水槽の水の炭酸塩硬度はどんどん上昇し、その結果中性領域のpH値を維持するためにますます多くの遊離二酸化炭素が必要となってしまう。

※底床土の石灰分テストについては、7.2.2. レイアウトの緻密な計画 前編を参照。



熱帯地方でよく見られる河川の岸。鉄分などの栄養素を
豊富に含んだ赤茶色の土壌が川へと流れ込む。




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