ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

日本人学校に銃弾飛来

2008年09月10日 23時38分33秒 | 暮らす
何度目かの目覚まし時計が鳴って起きたのが6時半。つけたままのHPパソコンでメールをチェックすると、「総領事館からの治安情報」というタイトルのメールが届いている。

眠気もふっとび、読めば、日本人学校で銃弾と見られる金属片が発見され、警察が捜査中という。大事をとって、学校は14日(日)まで休校とするとある。事務所に行ってから、日本人会の野球部に入部したばかりの部下に聞くと、この騒ぎで週末に日本人学校のグラウンドを借りて行っている練習が中止になったようだ。

日本人学校の周辺には、他の学校や瀟洒な住宅が集まっていて、暴力団の抗争(というものもこの国ではめったに聞かないが)とは無縁の区域に思える。

赴任以来、こんなに具体的な治安情報を聞くのは初めてのことだ。今日のブログのテーマはこれだと決め、寝る前に下書をしていると、総領事館からまたメールが届いている。

地元の警察による捜査の結果、近所の子供が鳥を撃っていたところ流れ弾が学校に飛来したことが判明し、その子供は警察に補導されたとのこと。

とりあえずこれで一件落着のようではあるが、まだ腑に落ちないところがある。一歩間違えば、日本人学校の児童・生徒に当たっていたかもしれない。銃が簡単に子供の手の届くところにあるとは、基本的な点が欠落しているのではないか。

この事件はガルフニュースを始めとする新聞にはとりあげられていないようだ。報道されないため我々が知らないだけで、他の場所でも同じことが起きているかもしれない。治安だけは良いはずのドバイだったのだが。

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