KING'S CROSSから中部イングランドへ

到着翌日、ロンドンから列車で中部イングランドへ移動。
ロンドン市内の駅舎はどこも立派で、特に大聖堂のようなセント・パンクラス駅（写真上）は圧巻。でも丁度リニューアル工事中で中には入れず、列車は仮設ホームから出ていました。
今回使ったのは、隣のキングス・クロス駅（写真中）。ハリーポッターの9 3/4番線で有名になりましたが、セント・パンクラスに比べると少々地味な作りです。
ファンタジーの舞台にするなら、セント・パンクラスの方がソレっぽいと思うんですが、どうしてこっちなんでしょう。
2つの大きな駅が、全然別の名前で隣同士に並んでいるのも何となく不思議です。
「西武新宿」「国鉄千葉駅前」みたいなノリじゃないんですね。

駅はかなりの混雑で、特に切符売り場はもの凄い行列。
でも今回は東京でBRITRAIL PASSを買っておいたので、全部フリーパスでした。
この行列に並んで、慣れない切符を買わなくて良いだけでも、かなり気楽です。

ロンドンの駅では、全ての線路がホームの端から始まっています。
沢山の列車が線路の一番端に止まっているのは、なかなかドラマチック。
「全ての線路はロンドンから」って感じで、旅の気分を盛り上げてくれます。

列車の形も様々で、どれもなかなかカッコイイ。でもディーゼル。
長距離列車の先頭は機関車でした。シャープなデザインとは裏腹に、煙がもうもうと立ちのぼり、結構な石油臭さです。

窓の外は『世界の車窓から』そのままの美しさ。
ドラム缶のような牧草が転がる牧場や、美しい田園風景が拡がります。
でも窓がかなり汚れているのは残念。窓際に座っているのに、汚れの目立たない反対側の窓を眺めていました。