インターンも今日で全日程が終了する。事務所にはいろいろとお世話になり一ヶ月間もご迷惑をおかけしたが、自分にとっては非常に有意義な経験だった。
等身大の議員と接したことは、現在の政治を考える上で示唆に富むものも多かった。事務所では二人の秘書さんにいろいろお世話になった。皆さんに貴重なお時間を取っていただき、感謝の一言である。民主党のオフィシャルインターンシップは、政治に興味のある学生にとっては絶好の機会だ。是非今後も続けて頂きたい。
また、この一ヶ月で東京の学生と接することが出来、得るものが多かった。地方出身で高校の途中から海外で過ごした自分にとって、日本の都市大学生の実態には非常に興味があった。「日本の大学生はあまり勉強しない」というのは、今や定説。実際、外国人の友人と比べると知識量は劣ると感じはした。無論、日本は学力が相対的には平均化されており米国などにある上下階級間の学力の差等を考慮すると、「日本の大学生は学力が低い」というのは一般的な評価としては不当かもしれない。しかし、問題の根本は絶対的な知識量の低下ではなく、モチベーションの低さではないだろうか。それが結果として、学力不足の問題に繋がっているのだろう。明らかに、自分のやっている事に対する信念の深さは、インターン期間中に接した仲間の多くには感じられなかった。むしろ、如何に日々を楽しく生きるかを第一に考えているきらいがある。それは、暗い未来図と表裏一体ではないかと危惧してしまう。日本企業の成績軽視採用やOJT型の教育、経済成長至上主義の瓦解とそれに続いた平成不況に対する倦怠感等理由はいろいろあるだろう。しかし、「現実の中で如何に楽に生きるか」を追求するのは、少なくとも上等な大学生の第一義であってはならない。日本の上級に配される学生であれば、志を持って、それを全うする為の努力を惜しまず、よりよい社会の構築に貢献しなければならない。
勿論、インターンを通じて、志を持った者にも出会えた。そうした人材が多数を占める様な社会にしていかなければならない。老獪な外交手段に頼って延命するような衰退国にならぬよう、我々若者でこの国を盛り上げていきたい。皆さん、これからも共に頑張りましょう。