食・飲・読の日記

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居酒屋ぼったくり4@秋川滝美

2017-11-28 14:14:04 | 本(あ)
  居酒屋ぼったくり4@秋川滝美 

あらすじ(「BOOK」データベースより)
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情があるー旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第4巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!




前作第3巻の読書感想文はこちら
まず1話目のミズ(山菜)のおひたしそのものに惹かれ、そしてそこから広がる店主美音と客の要の会話に惹かれました。ミズを塩昆布で和えただけの手抜き料理だと言う美音、そもそもミズなどの山菜は下処理が大変だろうと見抜く要。このふたりの会話はテンポがよくていつも相手の隠しているところを見抜いていておもしろい! 第3話に出てくるお酒一ノ蔵の「すず音」は私自身が飲んだことがあるので、なんだかうれしかった! そして今回は何といっても第4話、茶がゆの甘さ。要のお母さま登場! 美音と初対面! 成り行きで顔を合わせることになってしまったんだけど、もうドキドキです。しかもこのお話はお酒が出てこない。休肝日ならぬ休肝話。居酒屋ぼったくりが全然出てこないのもいつもと違っていて新鮮味がありました。今回も美音はご近所さんの家の問題を真剣に思ったり、近所にできるらしい大型ショッピングセンターのことをあれこれ考えたり、いつもの居酒屋ぼったくりの常連さんも健在で、相変わらずおいしいお酒においしいお料理、そして人情いっぱいの居酒屋ぼったくりでした!

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