先物で食べてくのって大変?

先物トレーダーの日記

★米国市場GDPが5四半期ぶりのプラスを好感し大幅上昇・・・シカゴの日経は10050円

2009年10月30日 08時41分19秒 | 日経先物日記
 おはようございます。

 昨晩の米国市場はダウ2.05%、ナスダック1.84%の上昇。シカゴの日経先物ドル建ては10050円、円建ては10030円。為替は円安に振れドルは91円台半ば、ユーロは135円台後半での推移。原油も反発し79.87ドルで引けています。

 米国市場では第3四半期のGDPがプラスとなり、先日までの景気先行き懸念を払拭しダウは3ヶ月ぶりの大幅上昇となりました。

 第3四半期GDPは+3.5%と5四半期ぶりのプラス成長となり、予想+3.0%を上回り、前回調査▼0.7%から大幅に改善しました。
 第3四半期個人消費は+3.4%と予想+2.9%を上回り、前回調査▼0.9%から改善しました。
 これら改善の結果を受け景気後退局面を脱したとの見方が広がり、昨日売られていた景気敏感株に買い戻しが入り指数は大きく上昇に転じました。
 決算発表でもP&Gが予想を上回る決算を発表し見通しも予想を上回った事で4%高となり、原油価格が反発し資源株などにも買いが入り上昇に寄与した模様です。

 これまでミクロ面での業績回復傾向で株価を押し上げてきた市場にマクロ面での改善傾向が加わった事となりました。

 しかし、まだ失業率は高止まりのままであり、昨晩発表の週間新規失業保険申請件数は53.0万件と予想52.3万件を上回り、前週53.1万件とほぼ同じ高水準となり、それらが今後の個人消費に及ぼす影響はまだ未知数との指摘もあり、手放しで景気回復局面とはいかないようです。

 いや~GDPの発表がサプライズとなった感じですね。後は失業率が改善傾向を示せば良いのですがね。

 昨日の日本市場は再び10000円の大台を割り込み、先物は9850円の安値を付け、前日比▼200円安9880円で取引を終えました。
 しかし、個別銘柄ではメガバンク3行は終日堅調に推移、ソニーもプラス引け、トヨタなども場中にプラス圏に浮上するなど、指数の下落の割には買いが入る銘柄も散見され、TOPIX先物は場中に下げ幅を縮め一時5P安まで戻す場面もあり、悲壮感漂う売り一辺倒と言った感じでは有りませんでした。
 
 そして昨晩の米国の反発で、今日は10000円の大台回復となりそうです。為替も90円台から91円台へ円安に振れていますし、素直に上昇してくれれば良いのですが、昨日の下げを一気に取り戻してその後再び上昇となるのか否か、今日は週末そして月曜を挟んで火曜日が文化の日で休場、この飛び石での市場が今日の良い雰囲気に水を差さなければ良いのですがね。

 ではでは今日も一日頑張って、良い週末を迎えましょう!!

★米国市場大幅下落、ナスダックは4日続落・・・シカゴの日経は9895円

2009年10月29日 08時50分39秒 | 日経先物日記
 おはようございます。

 昨晩の米国市場はダウ1.21%、ナスダック2.67%の下落。シカゴの日経先物ドル建ては9895円、円建ては9880円。為替は現在ドル90円台後半、ユーロ133円台半ばでの推移。原油は2ドル下げ77.46ドルで引けています。

 米国では決算発表で予想を下回ったり弱気の見通しを発表する企業が散見され、住宅関連の経済指標が悪化した事もあり、景気敏感株に売りものが入り、大きく値を下げて取引を終えています。

 経済指標では9月新築住宅販売件数が40.2万件と予想44.0万件を下回り、前月41.7万件(42.9万件から下方修正)からも悪化し、前月比は▼3.6%と予想+2.6%を大きく下回り、前月+0.1%(+0.7%から下方修正)からも悪化し景気先行き懸念が台頭し株価の下落要因となりました。
 9月耐久財受注は概ね予想通りの結果でした。

 決算発表では 鉄鋼最大手アルセロール・ミタルが発表した利益見通しが市場予想を下回り、石油大手コノコフィリップスの決算は大幅な減収減益となり、原油価格が急落した事と相まって資源・エネルギー株に売りが入り相場の重しとなりました。
 タイヤ大手グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバーが10~12月期の北米の利益が7~9月期から減るとの見通しを示した。ドイツのソフト大手SAPの決算が予想を下回るとともに、併せて示した売上高見通しが慎重と受け止められた。

 いや~調整局面に突入した感じですね。ナスダックは急落して50日移動平均線を下回ってしまいました。
 日本市場も昨日の前場は10150円で引けて、どうにか25日線は割らずに持ち直すかと思われましたが、後場一段安で寄り付、そのままジリジリ値を下げ結局10080円引けとなり、そして米国下落でシカゴの日経先物は9000円台ですので、節目の10000円をあっさり割り込みそうで、どの程度まで下値を見に行くのかに焦点が移ってきました。
 直近の安値は10月6日の9630円です。その手前でサポートラインと考えられるのが、均衡表の雲下限(本日9895円)ですが、シカゴの日経先物ドル建ては丁度9895円と同じ水準にあり、あまり期待出来そうにもありません。
 それでも終値ベースでこの辺りで留まってくれると、首の皮一枚残す感じとなるのですがね。

 頼みの綱は米国市場ですが、引け後に発表された決算発表ではシマンテックが予想を上回り時間外で上昇はしているものの、Globexは今一での推移です。

 それにしても26日月曜日に金曜の米国安にも係わらず上昇した要因としてクレディスイスの日本株の格上げがありましたが、その次の日から同社は日経225先物、TOPIX先物の両方に大口の売りを入れています。特に日経の方はほぼ売り決めですので、ちょっとやられたな~と考えてしまいます。以下参照

日経225先物
       売り 買い  差引

H21.10.27 4444 438 -4006
H21.10.28 3823 484 -3339

Topix先物

H21.10.27 6297 2299 -3998
H21.10.28 3199 1460 -1739

と、こんな感じです。

 ちょっと慎重に方向を見極める感じの日となりそうですが、今日も一日頑張っていきましょう。

★米国市場高安まちまち・・・シカゴの日経は10160円

2009年10月28日 08時31分50秒 | 日経先物日記
 おはようございます。

 昨晩の米国市場はダウ0.14%の上昇、ナスダックは1.20%の下落で終了。シカゴの日経先物ドル建ては10160円、円建ては10150円。為替はやや円高に振れドルは91円台後半、ユーロは136円を挟んだ動きです。原油は反発し79.55ドルで引けています。
 
 米国市場では原油価格の上昇と英石油大手BPの決算で純利益が市場予想を上回ったことなどから、米石油大手エクソン・モービルやシェブロンが買われ、IBMが自社株買い取得枠の追加すると発表したことも支援材料になりダウは高く推移する場面もありましたが、個人消費の経済指標が悪化した事と、四半期決算で先行きに慎重な見方を示した鉄鋼大手のUSスチールが8%弱下落した事が相場の重しとなり、ナスダックはジリジリと値を切り下げて行き、1%を越える下げとなりました。

 経済指標では8月ケース・シラー住宅価格指数が▼11.32%と予想▼11.45%を上回り、前月▼13.26%(▼13.30%から上方修正)からも改善し相場の下支えとなった模様です。
 一方10月消費者信頼感指数は47.7と予想54を下回り、前月53.4(53.1から上方修正)からも悪化し個人消費に警戒感が点り相場の足枷となった模様です。
 10月リッチモンド連銀製造業指数は7と予想14を下回り、前月14からも悪化しました。

 いや~ダウとナスダックは明暗がハッキリと分かれてしまいましたね。バイドゥが11%も下落したのがナスダックには響いたのでしょうか。
 しかし、昨晩の下げでナスダックは3日続落となりトータル2.2%ほどの下落となりましたが、ダウは前日まで2日で2.1%ほど下げていましたので、大体同水準まで値を下げた事となりました。
 そしてダウが昨晩切り返しましたので、今晩ナスダックが切り返して来ると、ちょっと面白そうなのですが・・・と言うか勝負所と言った感じでしょうかね。

 昨日の日本市場は一昨日の上げの反動がもろに出た感じで、安く寄り付、前場はジリジリと下値を切り下げ、買いの場面はありませんでした。
 それでも後場は下値を伺いに行く訳でもなく、もみ合いに終始し、やはり決算発表前と言う事もあり、売り一辺倒に傾くと言った感じにはなりませんでした。

 今日はダウが小幅上昇でしたが、ナスダックの下げが響いたのか、シカゴの日経先物は10100台で戻って来ました。
 この所、25日移動平均線の手前で切り返す動きが続いていますので、今日も再び接近する場面があるかも知れませんが、その辺りで反転すると再び明日以降に望みが繋がるのですがね。ちなみにイブニング終了時点で10122.80円が25日線の水準です。その手前に75日線(10147.73円)にも注目していきたいと思います。

 ではでは今日も一日頑張っていきましょう!!

★米国市場銀行株が下落して続落・・・シカゴの日経10260円

2009年10月27日 08時44分17秒 | 日経先物日記
 おはようございます。

 昨晩の米国市場はダウ1.05%、ナスダック0.59%の下落で終了。シカゴの日経先物ドル建ては10260円、円建ては10245円。為替は現在ドルはやや円安気味で92ドル台前半、ユーロは円高気味で137円台前半での推移。原油は2ドル弱下落し78.68ドルで引けています。

 米国では朝方、通信大手ベライゾン・コミュニケーションズなどが発表した決算が市場予想を上回り、半導体大手マーベル・テクノロジー・グループが売上高見通しを引き上げたことも好感され、ダウは一時100ドルほど上昇する場面もありましたが、原油価格の下落に伴い資源・エネルギー株が下落、著名アナリストが公的資金を返済するためには、大規模な増資が必要と指摘した米銀大手バンク・オブ・アメリカが大幅安。同氏が投資判断を引き下げた地銀大手USバンコープ、フィフス・サード・バンコープ、サントラスト・バンクスも安く、午後に銀行株が一段安となり指数は下落して引けてます。

 ダウは2日で200ドルほど下げてしまいましたね。やはり一先ず調整の下げとなりそうな感じとなってきました。それにしても振り幅が大きく、難しい展開は続いています。

 昨日の日本市場は米国安もなんのその、寄り付こそ日経は小幅安でスタートしましたが、直ぐにプラス圏へ、そのまま前場は堅調に推移し、この所の頭打ちの水準を突破し10410円まで上昇しました。
 しかしTOPIXが前日高値の915.50Pで頭打ちとなり、後場はちょっと下げた辺りでのもみ合い、それでも高値を維持したまま良い感じで今日を迎えたのですが、米国の下げで再び10200円台からのスタートとなりそうです。

 昨日の堅調推移は、クレディスイスが日本株を「押し目買い」から「買い」に格上げしたのが好感されたようで、先物主導で上昇した模様です。
 それと米国が早期利上げを示唆した事で、株式が年末に向けて上昇するのではとの憶測と、利上げに伴い為替が円安に振れた事が主な要因であった模様です。

 昨日の上昇で均衡表の雲の上限(10382.50円)を少しだけ抜け、終値ベースでも高値を取り、今日は期待の掛かる一日でしたがね・・・米国の寄り付直後からの上昇を夜見ていて、今日はどの辺りまで行けるかな~と思いながら床に入り、起きてみたらこの下げですからね。
 それでもシカゴの日経先物は前日から+5円となっており、まぁ水準的には昨日と同じような所で始まりそうですが、今日再びシッカリとした動きとなると、今度こそ年初高値を取りに行く感じとなるのですが、心理的には昨日頑張った反動で見切り売りも出そうで怖いところです。
 この後本格化する邦企業の決算発表も控えていますし、売るにしても売り辛い局面である事には違いなく、こう着状態に陥りそうでもあり、今日も難しい一日となりそうです。

 ではでは今日も頑張っていきましょう!!
 

★金曜日の米国市場は反落・・・シカゴの日経は10255円

2009年10月26日 08時49分20秒 | 日経先物日記
 おはようございます。

 金曜日の米国市場はダウ1.09%、ナスダック0.50%の下落で終了。シカゴの日経先物ドル建ては10255円、円建ては10240円。為替は現在ドルが92円台前半、ユーロが138円台前半と円安に推移。原油は下落し80.50ドルで引けています。

 米国市場では朝方好決算を発表したマイクロソフトや前日夕に予想を上回る決算を発表したアマゾンが相場の下支えとなり、住宅関連の経済指標でも良い結果が出ましたが、原油の下落に伴い資源関連株が下落し、前日の上昇で高値警戒感と週末と言う事もあり、ダウは一時150ドル近く下げ、前日の安値を下回る場面もありました。MSやアマゾンの上昇によりナスダック指数はダウほどの下落とはなりませんでしたが安く引けています。

 経済指標では中古住宅販売件数が557万戸と予想540万戸を上回り、前月510万戸からも改善し、前月比では+9.4%と予想+5.9%を上回り、前月-2.9%(-2.7%から下方修正)から大幅に改善しましたが、前日に大きく値を上げていたKBホームやDRホートンなどの住宅関連株が軟調に推移した事もあり指数の下支えとはなりませんでした。

 個別銘柄では、好決算発表のマイクロソフトが5%、アマゾンは26%の大幅上昇。
 一方前日夕に慎重な売上高見通しを示した通信系半導体大手ブロードコムが7%下落、アメックスも5%安となっています。

 ふむ~・・・一喜一憂は続いていますね。予想を上回る決算でも見通しが慎重であると売られる傾向にありますね。まぁ先々を読む株式市場ですので当然と言えば当然ですが、指数は大きく上下に振れる展開で、流れが掴み辛い状況には変わりありませんね。

 金曜日の日本市場も高く寄り付くも、この所の日経では10350円を越えた辺り、TOPIXは915P辺りに差し掛かると、売りに押される傾向が続いており、やはり方向感が掴み辛い状況に陥っています。
 どうですかね・・・・どうも一度下げないと突破出来そうもない感じもしますが、時間的に売り物をこなしている感じもしなくもないですが、それにしても出来高が少ないのが気掛かりです。

 今日は再び安く寄り付そうですが、頭打ちの気配もこの所の傾向ではありますが、下値・・・25日移動平均線に接近すると買いが入るのもこの所の傾向であり、その25日線が木曜辺りから上向きになっていますので、今日もこの辺りで切り替えしてくると、チョット期待も出来るのですがね。
 ちなみに金曜イブニング終了時点での25日線は10124.40円です。

 では、今日も難しそうですが、頑張っていきましょう!!

★米国市場反発・・・シカゴの日経先物は10355円

2009年10月23日 08時47分09秒 | 日経先物日記
 おはようございます。

 昨晩の米国市場はダウ1.33%、ナスダック0.68%の上昇。シカゴの日経先物ドル建ては10355円、円建ては10335円。為替は現在ドル91円台半ば付近、ユーロは137円台半ばから前半付近。原油は反落で81.19ドルで引けています。

 米国市場では朝方発表された週間新規失業保険申請件数が悪化した事と、原油かがの下落、昨日引け後発表されたイーベイなども相場の重しとなり安く始まりましたが、保険大手トラベラーズや化学大手スリーエムなどが市場予想を上回る決算を相次いで発表したことが好感されダウは直ぐにプラス圏へ、ナスダックは午前中いっぱいは下値模索の展開となりましたが、午後になると買いが優勢となり、ダウは大きく値を上げて引けています。

 週間新規失業保険申請件数は53.1万件と予想51.9万件を上回り、前週51.4万件からも悪化し相場の重しとなりました。
 9月景気先行指数は+1.0%と予想+0.8%を上回り、前月+0.4%(+0.6%から下方修正)からも改善しました。

 引け後に決算を発表したアマゾンは1株利益、売上高共に予想を上回り、売上高見通しも予想を上回り時間外で一段高となっています。
 通信系半導体大手ブロードコムの決算は売上高は予想を上回ったものの、弱気の見通しを嫌気して時間外では下落しています。

 ダウは大きく戻して、2日分の下げを取り戻す動きとなりました。ナスダックはダウに比べると今一でしたが、昨日の下落分は取り戻した格好となっています。

 昨日の日本市場は安く寄り付、後場まで軟調に推移しましたが、1時過ぎた辺りから買いが優勢となり、引け間際に当日高値を付ける所まで戻すと言う健闘ぶり、そして昨晩の米国高ですので、今日は良い感じでスタート出来そうです。

 久々に場中での動きで、何となく方向感と言うか、下値のサポートラインを確認出来た一日でした。
 19日も同じように安い場面から買い戻しが入り、昨日と同様25日移動平均線の手前で切り返しの動きを見せ、チャートで見ると下ヒゲを大きく引っ張った感じとなっており、その25日線が昨日の動きで上向きとなりました。
 と、普通ですとここからグイグイっと上がって行くのですが、前回の19日に下ヒゲを伸ばした次の日に+80円と上昇はしたものの、次の日は+-0で昨日の動きとなっており、今日から来週の頭に掛けてどのように推移するのかが注目となりそうです。

 まぁ昨日はこの数日では出来高も増えて来て7万枚を越えましたが、前日、前々日と4万枚台の低水準でしたので、もう少し出来高が増え盛り上がりを期待したい所です。

 ではでは今週も今日で終わり、頑張って良い週末を迎えましょう!! 

 

★米国市場続落・・・シカゴの日経先物10270円

2009年10月22日 08時46分57秒 | 日経先物日記
 おはようございます。

 昨晩の米国市場はダウ0.92%、ナスダック0.59%の下落。シカゴの日経先物ドル建ては10270円、円建ては10255円。為替は現在ドルが90円台後半、ユーロが136円台半ばでの推移。原油は上昇し81.37ドルで引けています。

 米国市場では寄り付後前日夕に好決算を発表したヤフーやサンディスク、朝方好決算を発表したモルガンスタンレーが上昇、原油高も資源株に追い風となり、ダウは一時10100ドルを越え、ナスダックはザラ場高値を更新しましたが、著名アナリストが米銀大手ウェルズ・ファーゴの投資判断を「中立」から「売り」に引き下げたと伝わったことをきっかけに金融株から相場全体に売りが広がり、結局マイナス圏での終了となりました。

 いや~結局下げてしまったと言った感じですかね。寄りから午後の途中までは良かったのですが、引けに掛けてドスンと落ちた感じです。
 チャート的に見るとナスダックはザラ場高値を取って、上ヒゲを伸ばした陰線引け、しかも含み線のおまけ付きと頭打ちを示唆する形となってしまいました。
 そして引け後決算を発表したイーベイは1株利益などは予想を上回ったものの、弱気の見通しを発表し時間外では売られGlobexのナスダック100も下落しています。

 と、言った結果と時間外での動きから今日の日本市場は再び難しい展開となりそうです。
 昨日は米国が下げた割には結構頑張っていた・・・と言うよりは「閑散相場に売り物なし」と言った感じもしましたが、相変わらずの盛り上がりに欠ける動きでした。
 今日の動きも始まってみないと今一分からないと言った感じがします。
 米国は下げましたが、アップルなど好決算を発表した銘柄は堅調に推移し上場来高値を更新していますので、決算時期の一喜一憂に翻弄されずに相場の方向性を見極めたいと思います。
 それでも低出来高で場中の動きが限定されていると方向感も掴み辛いのが実情で、そろそろ上でも下でも良いので活発に動き出して欲しいと思うのが本音ですね。

 ではでは今日も一日頑張っていきましょう!!

★米国市場は住宅指標が予想を下回り反落・・・シカゴの日経先物は10335円

2009年10月21日 08時05分10秒 | 日経先物日記
 おはようございます。

 昨晩の米国市場はダウ0.50%、ナスダック0.59%の下落。シカゴの日経先物ドル建ては10335円、円建ては10315円。為替は現在ドルが90円台後半、ユーロが135円台半ばでの推移。原油は小幅反落で79.12ドルで引けています。

 米国市場では住宅着工件数が予想を下回り、アナリストが投資判断を引き下げた航空機大手ボーイングは3%下落し、ダウ平均構成銘柄で下落率首位となり相場の重しとなりました。
 一方好決算を発表したアップル、TI、キャタピラーなどが上昇し相場の下支え要因となっています。

 9月住宅着工件数は59.0万件と予想61.0万件を下回りましたが、前月58.7万件(59.8万件から下方修正)からは小幅に改善しました。予想を下回った事で相場の下落要因となっています。
 9月建設許可件数は57.3万件でこちらも予想59.0万件を下回り、前月58.0万件(57.9万件から上方修正)からやや悪化しました。

 取引終了後に決算を発表したヤフーと半導体大手サンディスクは好決算を発表し時間外で一段高となっています。

 米国は高値圏でのもみ合いとなっていますね。好決算発表が徐々に市場に織り込まれつつある感じもします。
 今の状態からもみ合いで時間的に売り物をこなし、その後上昇に向えるかが鍵となりそうで、決算が出揃った辺りで一度下げるとも考えられ微妙な雰囲気となっていますが、全体的には上昇基調を維持してる事には違いはないと思われます。

 日本市場も小幅ですが、ジリジリと高値を更新してはいますが、日経先物の年初来ザラ場高値8月31日に付けた10770円まではまだ時間が掛かりそうな雰囲気でもあります。

 どうも出来高が今一伸びないのが気掛かりで、場中での上昇に勢いを感じないのは私だけでしょうかね。

 それでも10月6日の安値9630円から昨日の高値10370円まで740円、終値ベースでは650円の上昇となっており、9営業日で7勝2敗ですので強いと言えば強い相場ですので、もう少し頑張って年初来高値を更新して欲しい所です。

 今日は米国市場が下げた割には、シカゴの日経先物は続伸となっており、通常取引でも午後は買いも散見され、取引終了後はヤフーなどの好決算で買われている銘柄もあり、その事が日本市場にどのように影響するのかが焦点となりそうです。

 ではでは今日も難しそうですが、頑張っていきましょう!!

★米国市場反発・・・・シカゴの日経先物は10310円

2009年10月20日 08時43分52秒 | 日経先物日記
 おはようございます。

 昨晩の米国市場はダウ0.96%、ナスダック0.91%の上昇。シカゴの日経先物ドル建ては10310円、円建ては10295円。為替は現在ドル90円台半ば、ユーロは135円台半ばでの推移。原油は連騰で79.61ドルで引けています。

 米国市場では決算発表を控えたキャタピラーが6%高、化学大手デュポンも1%超上昇。通常取引終了後に四半期決算を発表予定の半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)なども堅調で、米企業決算への期待の高さから買いが入り、ダウは一時10100ドルを越える所まで上昇し、高値圏で取引を終えました。

 そして注目のTIの決算は1株利益は0.42ドルと市場予想(0.39ドル)を上回り、次期の見通しも予想を上回る発表に時間外で一段高となっています。
 アップルも決算を発表し大幅な増収増益で、1株利益も予想を上回り、こちらも時間外で上昇しております。

 再び米国は年初来高値を更新して来ましたね。通常取引ではあまり材料が無かったように思われましたが、決算発表を控えている企業に買いが入った事と、原油の連日の上昇に関連株にも買いが入り相場を押し上げた模様です。

 ちょっと期待先行で、先回りの買いが入っているので、発表後の通常取引で材料出尽くしとならなければ良いのですが、まぁ好決算が相次いでいますので、利益確定売りが出ても一時的な下げとなりそうですし、当面は堅調に推移していきそうな感じとなっていますね。

 昨日の日本市場は、前場安く推移していましたが、メガバンクが前場のうちから切り返しプラス圏での推移となり、後場は買いが先行し、TOPIXはプラス圏で終了となりました。日経も一時は▼140円安まで売られましたが、結局▼20円安まで盛り返しての終了で昨晩の米国高と時間外でも上昇ですから、今日は良い雰囲気で行くのではないでしょうかね。
 
 昨日の日経が切り替えした10130円は直ぐ下に25日移動平均線(10128.80円)があり、ちょうどその辺りで切り替えした事で、チャート的には結構良い形が出来上がり、均衡表の転換線も10000円台に復活し、このまま上げて行くと基準線を突破するゴールデンクロスとなり、そのまま25日線などを抜けていくと、丁度7月13日からの上昇局面と同じようなチャートが出来上がり年初来高値を脅かしに行きそうな気配も感じられます。
 今は米企業の決算発表で盛り上がっている相場ですが、これがひと段落した辺りから、次は邦企業の決算発表となり、そこで好決算が発表されればさらに一段高も期待出来るのですがね。
 
 今日の読売朝刊にちょっと気になる記事が掲載されていました。ホンダが海外生産を加速させ、国内の製造業の空洞化は避けられないとの事。
 ホンダが国内の生産体制を3割減らし、関連企業にも同じ生産体制をとらせるようで、この動きが他の企業にも広がりを見せること必至の状態のようです。
 景気低迷もありますが、円高が続くとの予想や環境基準の問題もあり、日本国内では採算が取れなくなるとの先々の予想に基づいた動きのようです。

 内需を拡大させたい政府としては頭の痛い問題でしょうね。環境基準を高く設定した事も、ホンダのような動きに拍車を掛けている感じもし、自分達で首を絞めてしまっているようにも思われます。
 まぁ企業によってはこれを切っ掛けとしてグローバル化を推し進め、各国の企業とのM&Aなども加速させ世界的な企業へと躍進する事も可能であり、住み辛い日本に固守する必要もないとも考えられ、今後の各社の動きには目が離せないのではないでしょうかね。
 結構自民党との呪縛が解けた事も企業によっては動き易くなっているのかも知れませんね(笑)

 ではでは今日も一日頑張っていきましょう!!
 

★金曜日の米国市場は反落で終了・・・・シカゴの日経先物は10215円

2009年10月19日 08時33分43秒 | 日経先物日記
 おはようございます。

 金曜日の米国市場はダウ0.67%、ナスダック0.76%の下落で終了。シカゴの日経先物ドル建ては10215円、円建ては10205円。為替は現在ドルで91円台前半、ユーロは135円台後半での推移。原油は続伸で78.53ドルで引けています。

 米国市場ではバンカメが3四半期ぶりの赤字、GEは売上高が予想を下回り大きく値を下げ、経済指標でも悪い数値が出て、ダウは節目の10000ドルを越えた事もあり利益確定売りに押されて下落して終了した模様です。

 決算発表ではバンカメが発表した四半期決算は個人向け融資の焦げ付き増加などが響き、3四半期ぶりに赤字に転落。ゼネラル・エレクトリック(GE)は、売上高が市場予想を下回り両者は4%超の下落。前日夕にIBMが発表した四半期決算は1株利益、売上高ともに予想を上回ったが、一部事業部門の不振などを背景に売られ5%弱の下落と相場の足を引っ張った模様です。
 経済指標の発表では9月鉱工業生産が+0.7%と予想+0.1%を上回りましたが、前月+1.2%(+0.8%から上方修正)からは悪化しました。
 10月ミシガン大消費者信頼感指数は69.4と予想73.3を下回り、前月73.5からも悪化と相場の重しとなった模様です。

 10000ドル台から落ちてしまいましたね。ここまで結構上げて来ていましたので、決算で悪い数値が出ると大きく売られる感じとなっています。
 そこへマクロで悪い数値が出てた事が重なっての下げとなった模様です。

 ちょっと金融関連の下落は相場全体へのマインドに大きな影響を与えますので、今後の決算発表や市場動向に注視が必要となってきました。
 
 日本市場でもメガバンクの伸び悩みが相場全体へ重苦しい雰囲気を充満させている感じもし、年初来高値を更新する・・・または伺いに行く一歩手前での米国市場の金曜の下落で、今日はどの程度まで売られるのか、どこの位置で留まるのかに注目したい所です。

 では今週も色々あるとは思いますが頑張っていきましょう!!