花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

地味な野草花、9月、ヤマウド、ムラサキアオゲイトウ、アオカラムシ、ヨモギ、他

2019-09-18 | 花の写真
撮っては見たが絵にならない不満足な地味な野草花ばかりです。
見ても面白くもないですが、これも記録としての一コマとしてのアップです。

 ▼ヤマウド(山独活)   別名:ウド
ウコギ科タラノキ属、多年草、花期:8月~9月、
ウドは山菜として有名で、山ウドはややアクが強い。

 ▼ムラサキアオゲイトウ(紫青鶏頭)
ヒユ科ヒユ属、1年草、熱帯アメリカ原産、花期:夏~秋、
草丈は0.6~2m位あり、ホソアオゲイトウの花穂が濁った紅紫色になるものです。

 ▼アオゲイトウ(青鶏頭)
ヒユ科ヒユ属、1年草、北米原産、花期:8月~10月、
葉腋や茎先に太い円柱状のあまり長くない花穂をつける、穂は緑色で、熟すと緑黄色  
 ▼ホソアオゲイトウ  花穂が長く大きな株となる。
 

 ▼アオカラムシ(青苧麻) 
イラクサ科カラムシ属、多年草、花期:8月~9月、
カラムシは葉の裏が白い綿毛が密生して白く見えるのに対し、
本種は葉裏に白い綿毛がなく緑色で、アオカラムシの品種となっている。
雌花は茎の上部に、雄花は下部につく。 
雌花


 ▼ヨモギ(蓬)       別名:カズサヨモギ
キク科ヨモギ属、多年草、花期:9月~10月、
ヨモギ属は日本には約30種あり名の判別は面倒です。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出して花(頭花)をつける。
頭花は少数の筒状花のみから構成され、舌状花はない。長さは3ミリ程度の紫褐色。

 ▼シロザ(白藜) 
ヒユ科アカザ属、1年草、インド又は中国原産、花期:9月~10月、
シロザの名前は同属のアカザに対して、葉に白い粉粒があるので付けられた 。
小さくわかりにくいが、5枚の緑色の花弁があり、花後は5角形の実をつける。
参考画像、茎の部分です。

 ▼オオアレチノギク(大荒地菊)
キク科イズハハコ属、越年草、南米原産、花期:7月~10月、
高さ1~2m、頭花は4~5mmで白っぽい緑色をしており、花弁は総苞に隠れて目立たず。
ヒメムカシヨモギとそっくりでアレチノギクと合わせてどちらがどうか良く分かっていない。

 ▼ノブキ(野蕗)
キク科ノブキ属、多年草、花期:8月~10月、湿った林の下に生える。
葉が蕗に似ていることから、長さ10~20cmの葉柄にはせまい翼がある。
頭花は筒状花からなり、縁の花だけ実る。

 ▼クワクサ(桑草)
クワ科クワクサ属、1年草、花期:9月~10月、
和名は葉が桑に似ていることによる、茎高さ30~80cm葉は互生し、卵形で先は尖る。
雌雄同株で、葉の腋に集散花序に雄花と雌花を混生する。
白い雄しべが伸びて見えるのが雄花、雌しべは花被片の隙間から糸状に伸び ている。

 ▼イノコズチ(ヒカゲイノコズチ)  和名:猪の小槌
ヒユ科イノコズチ属、多年草、花期:8月~9月、
茎は高さ50~100cmになる。枝は疎らに出て広がり、葉と共に対生する。
ひっつきむしで花穂は疎らに種子ならぶ。

 ▼ヒナタイノコズチ
ヒユ科イノコズチ属、多年草、花期:8月~9月、
茎は太く紫褐色を帯び、毛が多く、葉は厚く、倒卵形の楕円形。
枝先に穂状花序を出し、密にに花付ける、花は開花時には開出するが、果時には下向く。花穂に種子びっしり。

ところで雑草と野草の違いは?
雑草とは、農耕地や庭、道路などで、食用や観賞用などの栽培目的で植えられた以外に生える草。
 野草とは、人が管理していない土地に自然に生える草。 
同じ種類の草であっても、人間の都合で、生える場所で、雑草にもなり野草にもなります。
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