花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

針葉樹の花(?) 花粉症の元凶は、

2018-03-21 | 花の写真

 雪が降り真冬日になった今日の日中は寒く2度まで下がり、

 明日は17℃になるとか、なんだぁ~この気候の変化は、、、

 現在花粉飛散のピーク時期で今や現代病と言える花粉症に悩む人が多いですが、

 主にスギ、ヒノキの花粉によるものです。

 ここで取り上げる針葉樹の花と言うのは、

 被子植物は、花弁、雄しべ、雌しべがありキレイで、昆虫呼び寄せ受粉しますが、

 裸子植物である針葉樹は、風媒花と呼ばれて花粉を風に任せているので花とは呼び難い、

 難解な呼び名もあるが、ここでは、雌花(雌の球果)、若い球果も雌花として扱う。

 

☆ スギ(杉)

 ヒノキ(以前はスギ)科スギ属、日本特産で、多くの地域品種がある。

 雌雄同株・異花で雄花は淡黄色で楕円形、雌花は緑色の球形、

 花粉は雄花から飛散する。

 

 雄花を揺すると黄色い花粉が棚引きました。

 雌雄同株でどちらも枝先につけますが高さがあり緑色だからか雌花がわからなかった、

 後日見つけたら追加します。

  

☆ ヒノキ(檜、桧)

 ヒノキ科ヒノキ属、常緑高木でスギに次ぐ重要な造材種、樹皮は幅が広く屋根葺き材に。

 雌雄同株・異花、枝先に付く雄花は楕円形、雌花は球形やや大きい。

 サワラ、ヒバ(アスナロ)、クロベ(ネズコ)葉が似ているが、

 葉の裏の気孔線で判別するのが良い。

 ヒノキ:白いY字、 サワラ:白いX字、ヒバ:白い模様なし、 クロベ:幅広い白色

 どれが雄花、雌花か判別難しい。 左クリック写真雌花の球果

 

☆ コノテガシワ(児の手柏)

 ヒノキ科コノテガシワ属、雌雄同株・異花 朝鮮、中国原産、常緑針葉高木、花期:3月~4月、 

 ▲雌花       雄花ははっきりしなかったので後ではっきりしたい。

   

   ▲雌花から球果に

 

☆ マツ(松)

 マツはマツ科マツ属のひとつで、普通マツと言えばアカマツ、クロマツを言う。

 あまり分かり難い写真ですがマツの先端で一番頂上が雌花穂で、

 その下に幾つかの丸い方が雄花の集まりです。 

 の

 

☆ トウヒ(唐檜)

 マツ科トウヒ属、常緑高木、日本原産、雌雄同株、花期:6月

 エゾマツの変種

 花芽と思って撮ったがこれは冬芽を包んでいた皮が剥げて来ている状態のようです

  

  

 

☆ キャラボク(伽羅木)

 イチイ科イチイ属、常緑低木、日本原産、雌雄異株、花期:3月~4月 

 庭木、公園樹などに利用。

 雄花は淡黄色で、雌花は緑色の鱗片に包まれた胚珠が1個ある。

 ▲雄花です。

 

 <メモ>

 2018の花粉の飛散は2月頃から始まり、関東では前シーズンより150%多い予測がなされている。

 スギ花粉の東京のピークは3月頃から4月上旬となり、多く飛ぶ期間が長い。

 スギ花粉のピークが終わる頃になるとヒノキ花粉のピークが始まります。

 東京では4月上旬から中旬です。  2018/2/15発表

 飛散予測は、

  前シーズンの花粉飛散結果や今後の気温予測データを元に全国各地の協力期間からの情報を

  踏まえて予測する。

 花粉の元となる植物の育成は前年度(6月~8月)の気象条件が大きく影響します、

 (日照時間、雨量など)。    日本気象協会の tenki.jp  を参照しました。

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