「晴耕雨読」

もしかするとこの世の幸せなんて
瞬くイルミネーションのようなものなのかも知れない…

『男は明日はくためだけの靴を磨く』

2004-11-30 12:33:35 | Weblog
夕暮れの町並みが 少しずつ暗くなってゆく
ひとりの男が 今日も坂道を降りてくる
アパートのドアを開け 手さぐりで灯りをつけた時
今日一日がふと目の前を通り過ぎる
ひとり暮らしは気楽と言えばいい

過去のことは思い出さず これからのことはわからない
男は明日はくためだけの靴を磨く
その日暮らししていても ほら こんなに幸せだと
大きな声で笑える日もいつかはくる
時の流れに 身をまかすのも いいさ

やさしい女がどこかにいたような気がする
そんな気持ちに たとえ答えられなくても
男なら恋心をさりげなくポケットにいれて
そのあとでそっとどこかで取り出してみたとき
熱い思い出 静かに消せばいい

男なら夢のひとつ くつがえすこともできるし
夢からさめたら また新しい夢をみればいい
窓辺で枯れてゆく 一輪ざしの花でさえ
この部屋の中で精一杯に咲いていた
そんな小さな生きざまをみつけたい

『ペテン師』

2004-11-29 15:23:29 | Weblog
その男は恋人と別れた さよならの口づけをして
髪の毛をやさしくなでていた
その時男は心のどこかで 赤い舌を出して笑った
そうさ男は自由をとりもどしたのさ
そうさ男は人生のペテン師だから
この偽りもいつの日にかありふれた想い出にすりかえるのさ

その男は女房をもらった ひとさまもうらやむほどの
すばらしくきれいな女をね
けれども男は心のどこかで 寒い風が吹くのを知った
そうさ男は自由を手離しちまった
そうさ男は人生のペテン師だから
ひとりぼっちの幸せをたいくつな毎日にすりかえたのさ

そうさ男は自由を手離しちまった
そうさ男は人生のペテン師だから
ひとりぼっちの幸せをたいくつな毎日にすりかえたのさ

私のやる気を起こさせた言葉

2004-11-23 11:18:40 | Weblog
◆人生において、自分の持っている能力がどれくらいあるものか試してみることくらい、
愉しいことがあるでしょうか。
◆ひょっとしたら、出来ることと出来ないこととの差は、天地雲泥の差ではなく、
出来ると思うか、出来ないと思うかの差ではないでしょうか。
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◆気持ちよい生活を作ろうと思ったら、済んだことをくよくよせぬこと、めったに腹を立てぬこと、いつも現在を楽しむこと、とりわけ人を憎まぬこと、未来を神にまかせること。
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◆「真理がどこにでもあるなら、道に落ちている石のようにありふれたものでしょうか」
 「そのとおりだ。だから誰にでも拾うことができる」
 「ではどうして人々は拾わないのでしょう」
 「真理という石を拾うには身をかがめなければならない。難しいのは身をかがめることなのだ」
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◆人には口がひとつなのに、耳は二つあるのは何故だろうか?
 それは自分が話す倍だけ他人の話を聞かなければならないからだ。
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◆幸せかどうかを決めるのは、環境ではなく、生きる態度である。
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◆あなたが生まれたとき周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。
 だからあなたが死ぬときは、あなたが笑って周りの人が泣くような人生をおくりなさい
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