逗子日記

のんびり、自由に、流されることなく

『塔の断章』

2008年04月20日 | 
最近はわりと本をよく読んでます。
時間が作れるようになって、週に2~3冊は読むかも。

もちろんオール娯楽小説。

まぁビジネス書もいずれ読もうと思ってるんですが、その「いずれ」はなかなかやってきません。
やれやれ。


まぁそれはいいとして、オススメなは最近ブームの乾くるみ氏の作品『塔の断章』。

物語は、ある女性が何者かに塔からつき落とされるシーンから始まります。
驚きなのは、そこからあらゆる話が断片的に綴られるんです。

同じフレームの中の一連の話なんですが、時系列がバラバラ。
だから読む方もかなり疲れます。

で、この作家さんお得意の「結末でびっくり」パターンになるわけです。


色々考えながら読めて楽しいので、オススメです。


そういえば、ベストセラー『チームバチスタの栄光』も読みました。こちらも話題に恥じないおもしろさ。

事件の解決というよりは、登場人物のキャラの濃さから作りあげれるドラマが魅力的な気がします。

本を読んでしまうと、映画版のキャストに納得できないという話も頷けました(笑)

『リピート』

2008年03月29日 | 
乾くるみの新作『リピート』


前作『イニシエーションラブ』に引き続き、“患者”氏に紹介してもらい読んでみました。



前作が、「最後の2行でどんでん返し」という衝撃の作品だったので、かなり期待して読んだんですが、今回は前作ほどの衝撃はなし・・・。



ストーリーは、年齢も職業もバラバラの十人の男女が10ヶ月前にタイムスリップをし、新たに人生をやり直している間に、仲間がどんどん死んでいくというもの(はしょりすぎ)。




(以降、ネタバレあります。)
僕はてっきりタイムスリップ自体にトリックがあると思ってたんですが、結局「死の謎」に関する解明だけに終始してしまい、中途半端な結末になっている気がします。ワクワクしながら読みすぎたかなー。



『B型 自分の説明書』

2008年03月22日 | 
こんな本あります。


自分大好きと言われるB型だからこそ手にとってしまいそうなネーミングが最高です。


気になる中身は、B型にありがちなことをひたすら羅列されてる感じ。



ここまで書けば、どの血液型でもありえるだろーってツッコミは置いておいて、「たしかに」って思うことも多いかも。



ちなみに私はB型です。


この本の著者はO型だそうです。

1999年のゲームキッズ

2007年12月05日 | 
『1999年のゲームキッズ』渡辺 浩弐


この本、おもしろいです。


最先端テクノロジーを巧みにシミュレートした短編集。
テーマは「不老不死」や「核監視システム」や「オドメディア」等マニアックなものが多いですが、妙に現実味があって、抵抗なく読めます。


何よりおもしろいのが、どれもブラックユーモアに満ちていること。
科学の発展によりどんどん便利になっていく社会を描きつつ、人間の稚拙さを巧みに批判しているのがシニカルでおもしろい。


昔、ファミ通に連載されていたようで、「あー、そういや読んだことある!」って人も多いんじゃないでしょうか。


たまたまブックオフで見つけた本ですが、大いに楽しめました。

スプートニクの恋人

2007年11月19日 | 
『スプートニクの恋人』村上春樹


読み終わりました。

本はよく読むけど、久しぶりに好きと思える本に出会ったかも。


人間の内面の、自分で掘らないと出てこないような部分に触れ、深い心の変遷を描いたところにハマってしまいました。


主人公から客観性をもって語られる世界といい、すみれのいい自己破壊的な衝動(恋愛)と言い、文章一つ一つがリリカルで、すごくいいです。


村上春樹はあまり読まないけど、たまたま読んだ『ノルウェイの森』とこれが素敵だったので、他もちょっと読みあさってみようかと。



あまりに現実的な毎日を過ごしている傍ら、サーフィンをしたり読書をしたり、ちょっと日常から距離を置くのがとても心地よいです。


『人生の地図』

2007年10月16日 | 
『人生の地図』 高橋歩(著)


仕事が忙しくて、心が折れそうな時に読み返す本。
これを読むと、自分の“軸”を思い返せる。


見失わずにがんばりましょう。

『イニシエ-ション ラブ』

2007年09月29日 | 
blog仲間である患者氏が紹介していた本が、あまりに楽しそうだったので、沖縄旅行ついでに買って読んでみました。


『イニシエーション ラブ』 乾くるみ 文春文庫


普通に読んでると、普通の恋愛小説なんですが、最後の2行で驚きの結末が待ってます。
結末ありきでなく、文章自体も読みやすいです。
沖縄へ行く飛行機内の重要な睡眠時間を全てこの本にあててしまったくらい。



僕は性格が悪く目ざといので、途中ちょっと疑問がわいちゃうところもあったんですが(“就職先”や“専攻”とか)、にしてもやっぱり再読しちゃいました。



「こういうことかー」ってポイントもあって、かなりおもしろい。



本はけっこう読む方ですが、こういう“しかけ”系は自分にとって新しいジャンルです。
オススメ。

『働きマン』がドラマ化する。

2007年08月26日 | 
愛してる漫画ランキング第一位を目下独走中の『働きマン』ですが、なんと今秋ドラマ化されるそう。


気になるキャストは、、、、



菅野美穂!


最初は「え~」と思いましたが、よくよく考えたら、同世代でちょっと気の強そうなところを考えると適役なんではないかと思ってしまいました。


放映は水曜10時。
ノー残業デー(この時点で“働きマン”ではない私)なので、観られそうです。

トラベルストーリー

2007年07月05日 | 
夏旅行に向け、まずは定番のガイドブック。

『ホーチミン・アンコールワット』という悔しいくらいにドンピシャなガイドブックがあったので購入してみました。



ベトナム語で「ありがとう」は「カム オン」だそうです。

Liar Game

2007年06月03日 | 
戸田恵梨香主演の深夜ドラマが話題となっていますが、どうやら漫画が原作だったみたい。


ドラマは土曜日夜放送のため、なかなか観られないので、漫画の方を買ってみました。
まだ1巻だけですが、ちょっと先の読める展開なものの、あまりに正直すぎる主人公と詐欺師という組み合わせが斬新で、けっこうおもしろい。


今のところ4巻なので、大人買いしてキャッチアップしたいと思います。



それにしても、最近ほんと漫画原作が多いですね。
それだけ、漫画の世界観を映画に反映できる技術がそろったということなんでしょうか。


となると、そろそろ『ジョジョの奇妙な冒険』の実写化も期待できそうですね。
承太郎は速水もこみちになると思います。

『さくらん』

2007年02月10日 | 
土屋アンナ主演の映画が話題なので、原作のマンガを読んでみました。
ちょっと設定に感情移入はできないけど、破天荒な主人公が魅力的です。

映画はどうなんでしょう。
今度観に行ってみます。

『ハチミツとクローバー』

2007年01月06日 | 
最近はまったマンガ『ハチミツとクローバー
少女漫画の映画化ブームからか、昔ほど抵抗なく読めるようになりました。

このマンガ、美大の学生がそれぞれの悩みや恋愛を乗り越えながら、成長していく青春系のお話。

不器用な純朴少年竹本、恋に一途でクールな真山、天才肌で破天荒の森田の男性陣と、才能豊かな少女はぐみ、真山を思い続ける勝気な山田の女性陣、そして彼らをまとめる美大の花本先生と、登場人物がみな個性的で、どことなくギャグマンガのような気分で読めるのがいい。


全10巻なんだけど、借りていっきに読んでしまいました(^^;)
おもしろいですよ。

『鉄コン筋クリート』

2007年01月05日 | 
松本大洋の『鉄コン筋クリート』映画化してますね。

このマンガけっこう好きです。
最初は突拍子もない設定で、読みづらかったんですが、クロとシロという2人の少年の生きっぷりに引き込まれ、ラストは感動しました。

ストーリーは簡単に言うと、みなしごの少年クロとシロが生まれた街「宝町」にはびこるギャングと闘う話。

世の中を冷めた目で見る兄貴分のクロと常にピースフルな弟分のシロが、お互いを気遣いながら生き抜いていく姿を中心に描かれる。


映画は声優陣が豪華なようなので、今度観に行って見ようと思います。