おじさん日記 ~Okinawa Self-Diving Log~

セルフダイビングのブログ。ログや写真や器材が中心ですが、その他ダイビングに関係ないことも好き勝手書いています。

ビンディングペダルでの立ちゴケ対策

2017-02-10 22:39:21 | ロードバイク

先日ロードバイクでビンディングデビューしました。

ビンディングペダルは足首をひねればカチッとシューズが外れるようになっているのです。しかし、慣れないと思い通りに外れないこともあり、そうすると足を地面に付くことができずにそのまま横にパタッと倒れてしまう。これを自転車乗りの間では「立ちゴケ」と呼びます。

いやー、恐ろしいですね、立ちゴケ。

僕はまだ立ちゴケをしたことはありませんが、ロードバイク乗りの間では「誰でも一度は必ず立ちゴケする」と言われております。そんなよくある立ちゴケに対して無対策でロードバイクに乗るのも怖いので、色々な本やサイトを参考にしてまとめておきます。

1.立ちゴケをしないために
2.とっさの急ブレーキの時にはどうするか
3.コケる!と思った時はどうすれば良いか

この3点について、対策をあらかじめ自分なりにまとめておくことにします。知識の整理をしてシミュレーションすることにより、「何となく知っている」から「できる」にすることが目的。立ちゴケ対策は知っていてもできなければ意味がない。


1.立ちゴケをしないために

・止まる可能性があるならビンディングを外しておく

予防策はこれに尽きる。
止まる前にビンディングを外すのは当たり前。でも「止まらなくても行けるかもしれない」という時に面倒だからと外さないでいると、いざという時とっさに外すことができずコケてしまう。

ビンディングを外すことを想定していないタイミングでとっさに止まることになってしまい、そのままコロンといくわけです。その想定していないタイミングというのは、信号で止まる直前に小さな段差があって引っ掛かったとか、脇から急に人が出てきたとか。なので、人通りの多い道、住宅地などの見通しが悪い道、信号や横断歩道の近くは要注意ですね。

ビンディングを外すことに慣れるまでは、止まる可能性が少しでもあるなら早めに外しておこうと思っています。ビンディングに慣れてきたら、毎回はビンディングを外さないにしても、「ここは危ないところだ」と意識してすぐ外せるように心構えをしておくだけで大きく変わると思います。不意を突かれるのが一番危ない。

・登り坂の前にはギアを軽くする

「坂を上りきれずに途中で失速→立ちゴケ」というパターンが結構ある。

いやいや坂の途中で外せばよいじゃないかとも思うかもしれないけれど、失速してからビンディングを外そうとすると回す力が弱まってさらに失速するので、外すために使える時間も短く、外す前に立ちゴケしてしまいます。

また、坂の途中でペダリングがゆっくりになった時(ケイデンスが下がる時)はギアもスムーズに変わらないので、登り坂の前にあらかじめギアを軽くしておくのが一番。

あと、初心者にありがちな「ギアのシフトの方向を間違える」というミスをした時にも、あらかじめギアを軽くしておけば致命的にならずに済む。ギアを軽くしようと思って操作したら間違って重くしてしまったなんていう初心者によくあるミスを、登り坂でスピードが落ちた時にやってしまうと、そのまま失速してコケてしまう。


2.とっさの急ブレーキの時にはどうするか

とっさの急ブレーキは危険です。

危険な状況に遭遇→急ブレーキをかける→慣性の力がかかって前に荷重にかかる→サドルではなくペダルに体重がかかる→ビンディングペダルを踏みつける格好になって外しにくい→外すのが間に合わずコケる

といった理由です。不意を突かれてビンディングを外すことに気が回らないと余計に立ちゴケしやすい。

急ブレーキ自体は仕方がない。急に止まらなければいけないのであれば、しっかり急ブレーキをかけられることが大切。そんな時にでも立ちゴケしないように、以下の2つだけは咄嗟の時にもできるようにしておきたいです。

・完全には止まらない
・後ろに荷重し足の力を抜く


完全に止まると、体重がペダルにかかり、足首をひねれなくなってしまう。でも、止まらないと接触してしまう。止まるのもダメ、止まらないのもダメ、ではどうするか?

その答えは「ほんの少しだけサイドに逃げる」らしい。逃げると言っても、ほんの50センチかそこらでいいみたい。ちょっとでも動き続ければ、推進力が働いて、コケなくなる。

このとき、体重はサドルにかけて、脚の力を抜くことが大切。で、止まるまでのわずかな時間でビンディングを外す。突然の状況だと体が硬くなるのも無理はないけれど、そこを意識してリラックスすることが大切。これには練習と慣れが必要ですね。

あと、これは急ブレーキ自体の技術となりますが、急ブレーキの時は慣性のため前荷重になってしまうため、意識して後ろに荷重することが重要。後ろに荷重することで前に飛び出さず前後両方のブレーキを効かせることができる。それに加えて、後ろへの荷重はペダルを外すことにも有利に働きます。

何とか後ろに荷重しながら落ち着きを保つことができれば、サイドに逃げるハンドル操作もできるし、足をとっさにひねることもできる。その瞬間に冷静でいられるかどうかが重要で、あらかじめのシミュレーションがその助けになる。


3.コケる!と思った時はどうすれば良いか

実は、立ちゴケをすること自体は大したことではありません。横に転がるだけ。体へのダメージは大したことないのです。

まあ、とても恥ずかしいですけれどね。サイクルジャージにヘルメットといった本格的な格好をしたオジサンが何もないところで急に転ぶわけです。ロードバイクを知らない人はシューズとペダルがくっついているなんて知らないので、「なんだあのオジサン?」となる。立ちゴケするのは信号待ちなどが多いので、周りに歩行者がたくさんいて一気に注目を浴びるのです。汗

恥ずかしいだけで実は大したことない立ちゴケも、転び方を間違えると怪我や自転車の破損の原因になる。

一番大切なのは、倒れるときは必ず左側に倒れること。理由は簡単。左側通行を遵守しているロードバイク乗りが右に倒れると、後続の車にひかれるから。車は自転車がまさか右にパタッと倒れることなんて思いもしない。タイミングが悪ければ轢かれて死ぬ。

あと、自転車の右にはギアやディレイラーがある。右に倒れてしまうと出っ張っていて折れやすいリアディレイラーを損傷してしまう可能性が高い。衝撃でギアチェンジできなくなったら、その後の走行に支障をきたしてしまう。

というわけで、決して右には倒れないこと。何があっても左に倒れる。

で、その時には下手に手を出さずにハンドルは掴んだまま倒れること。手を付くと腕の骨を折るなどの余計な怪我をしてしまう可能性がある。そのまま転がることが受け身の意味を持つ。

繰り返しになりますが、ロードバイク乗りの間では「誰でも一度は必ず立ちゴケする」と言われています。なので、必要以上に立ちゴケを怖がることなく、安全に立ちゴケをすることを心がける方が現実的なのかもしれません。


では立ちゴケ対策をまとめます。たくさんのことを同時に意識することはできないので、それぞれ2つずつ。

【立ちゴケしないための心構え2つ】
・止まる「かもしれない」時にビンディングを外しておく
・登り坂の「前」にギアを軽くする

【とっさの急ブレーキの時の心構え2つ】
・後ろに荷重し足の力を抜く
・完全には止まらない

【コケる!と思ったときの心構え2つ】
・ハンドルを握ったまま倒れる
・死んでも右には倒れるな


以上です。立ちゴケを怖がりすぎる必要はありませんが、可能であれば予防したい。事故を防いで安全なロードバイク生活を続けていきたいと思っています。

あ、立ちゴケすることがあったらその時は正直にブログに書きます。。

【追記】立ちゴケしました・・2017.11.23追記
http://blog.goo.ne.jp/diving-snowman/e/9722da06320736ad3b8d49ae71396ff7



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