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ディープなメキシコ14日間の旅 その1

2017-01-23 14:56:29 | 旅行
12月28日から、1月9日もとい10日にかけてメキシコを旅してきた。

メキシコというと、もしかするとnarcotráfico(麻薬取引)や、中南米の中でも犯罪が多くて危ないところだと、イメージする方が多いかもしれない。しかも、今は、Trump 大統領の移民排斥政策や、アメリカとメキシコの国境に作る壁でもめていること(しかも、メキシコの負担で!)などを思い出して、余計治安が悪くなっているのではと思う方もいるかもしれない。

そんな周囲の様々な心配をよそに、女一人でまたメキシコに今回、行ってみてわかった!
メキシコには、生涯一度は行ってみないと!ということに。
中南米は、グアテマラ、アルゼンチン(3年滞在していた)、ウルグアイに行ったことがあるけれど、メキシコは。。。とにかく最高!!

何と言っても、人がいい!みんな、とても陽気!fiesta 大好き。
ガソリンの高騰で輸送費が上がり、tortillas の値段が2倍近く突然上がって、実際本当に大変なはずなのに、そんな状況でも、みんな前向きに生きていて、その日一日を楽しんで過ごしている。それは、単なるoptimistas だからなのかは、もしかしたら判断が分かれるところかもしれない。けれど、メキシコのこれまでの歴史を考えると、転んだ時も、何かを掴んで起き上がる、つまり失敗から学んで前に進んで来たがために、ここまで発展できたということから、私的には、彼らはoptimistasでもあり、positivos なのだと思う。
メキシコというと、tequilaが特に有名だけど、私が歩いた場所では、例えば、昼間から千鳥足で歩くおじさんなどは見かけなかった。

メキシコ料理が美味しすぎる!(ユネスコの無形文化財に指定されたのも納得!)
特に、チリの辛さが好きな人にとっては、paraíso !

アステカ文明、マヤ文明、それ以前の文明の遺跡を登ったり、近くで見たりして、体感することができる。
未だに解明されていない不思議な話がたくさんあって、本当に興味深い。例えば、Teotihuacan に暮らしていた人たちが、人っ子一人、突然いなくなったのは宇宙に帰ったからだっていう説も何だか現地を歩いていると、それもありかもしれないと思えてくる。。。

Frida Kaholo やDiego Rivera 、David Alfaro Siqueiros などの芸術家を排出したメキシコは、道端で売られている雑貨やお菓子、家でさえも、ピンクやイエローなどのポップな色で彩られていて、歩いているだけで、何だか元気づけられ、楽しくなる。

日本人というか、アジア人がほとんどいない!
今は海外どこへ行っても日本人ばかりだけど、メキシコにはトヨタ、ヤマハ、ヤクルトなど大手日本企業が随分進出しているとはいえ、まだまだ観光客は少ないようだ。

Cancún などの有名リゾート地に行かなくても、メキシコにどっぷり浸って楽しめるんだなと今回の旅を通して実感した。

今回の私の旅の目的は、
1 短いながらも暮らすように旅する!
2 現地のメキシコ人とさらに親しくなって、メキシコならでの良さを体感する!
3 メキシコ料理を習う!
4 Teotihuacanのpiramide に登る!
5 Frida Kahlo の絵を間近で見る!
6 新しい仕事のアイディアを得る!
7 Basilica de Guadalupe の Virgen Maria を見る!
8 美味しいタコスを食べまくる!
9 スペイン語ワールドに浸る!
10 友人やその家族に日本料理を振る舞う!
11 Puebla に行って、美味しい郷土料理を食べる!
12 UNAM(メキシコ国立自治大学)の中央図書館の壁画を見てくる!
13 メキシコの中の日本を見つける!
だった。

Ciudad de Méxicoに住んでいるメキシコ人の友人、Monterrey にいるスペイン語の先生(スペイン人)と、シアトルのアマゾンで働いているメキシコ人の友人に会いに行く旅でもあった。

頼れるものは彼らだった。
はずだったけど。。。結局会えたのは、DF(以前はCiudad de Méxicoをこう呼んでいて、今も多数の人がまだ使っている)に住むメキシコ人の友人だけだった。。
それでも助けてくれる友人が一人でもいたことは、今回の旅をする上で、本当に助かったのだけれど。