東京都国立市が、1975年から77年までに建設された新築住宅について、1979年度以降の26年間、固定資産税を取り過ぎていたことが、22日わかった。
79年の評価替えの際に算定を誤り、その後3年ごとの評価替えでも誤りに気付かなかった。
市は、今年度から過去10年の過徴収分の2億3300万円を返還することにした。
79年度以降、誤って課税されたのは1765物件。このうち現存し、今年度も課税対象となっている1289物件(1314人)について、加算金を含め返還する。1物件の平均は18万円になるという。
市によると、固定資産税の評価替えは、79年度については初めてと2度目以降で異なる計算式を用いるはずだった。