Ad novam sationem tecum

風のように日々生きられたら

追補。

2008-11-24 01:26:24 | 日々の徒然
系統樹のことを思い出そうと思って、
ネットを調べていたら、
おもしろそうな本を見つけた。

今度、いつか
機会があったら
読んでみようと思う。

三中信宏『生物系統学』
(ナチュラルヒストリー・シリーズ 東大出版会)

この本の紹介のサイトにあった
谷川俊太郎の詩。


むかしむかし 谷川俊太郎


むかしむかし わたしがいた
すっぱだかで めをきょろきょろさせていた

いまのたいようとおなじたいようが
あおぞらのまんなかで ぎらついていて
いまのかぜとおなじかぜが
くさのうえを さあっとふいてきた

がっこうはなかったけれど わたしはいた
おもちゃはなかったけれど あそんだ
ほんはなかったけれど かんがえた
はんばーぐはなかったけれど うんちをした

さびしくなると なぜかわからずにないた
おかしいときは なにもわからずにわらった

おなかにあるおへそがふしぎで
いつもゆびでさわりながらねむった
そしてゆめのなかでは へびのあめがふり
わたしはうまれたりしんだりした

むかしむかし どこかにわたしはいた
いまここに わたしはいる