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「銀魂2 掟は破るためにこそある」感想

2018年08月22日 | 映画


見てきました。
いやあ、僕はちゃんと銀魂のことを覚えているというか。
新選組動乱篇、かなり好きなんですよね。なので今回の実写は題材の時点で好き。


そんな訳でネタバレ含む!





【良かったところ】

◯今回も銀魂らしさ全開
実写化という意味では成功の部類だと思います。
前作から雰囲気というか、これぞ銀魂ワールドってのはありましたよね。
今回のギャグ要素は将軍のエピソードを抜粋しています。キャバクラと床屋編。
前者には桂を交えてカツラップをぶっ込むなど、原作読者に向けたファンサもよかったね。
オイイイイイイイイイイイイイ!!はご愛嬌というべきか。

◯アクション頑張ったね
前作よりも確実に進化していると思います。
だいたい河上万斉(窪田正孝)なんだけどね。こいつの時になるとかっこいいBGMが流れてアクションが始まる。
もうスタッフは河上万斉のことを正義サイドだと思っているんじゃないか。それぐらいBGM流してる。
他だと……沖田かなあ。列車の中での切り合いはちゃんと斬られているんですよ。
一方的な殺陣じゃなくて、孤軍奮闘だから。背中を斬られる。地味に好きです。

◯多かったパロディ
語るに及ばず。
トトロ、踊る大捜査線、ミニオン……エトセトラエトセトラ。
トッシー(オタクになった土方)がメインなこともあってセリフも原作にある奴多かったね。
「ヤマトの諸君」「神楽氏!それはDr.スランプのアラレ氏うんぬんかんぬん」「月に変わってお仕置き」
でも「元気玉」はよかったね。いや、クソも元気集めてないんだけどね。単純に僕が元気玉を好きなだけ。

◯だいたい原作どおり
大きな改変は四つ?かなあ。
(1)土方をオタクにするのが妖刀ではなく、脊椎にぶっ込まれたチップ
(2)河上万斉が現場におらず、将軍の暗殺を決行する
(3)桂さん、新選組の反乱分子相手に空を飛んで斬り尽くす
(4)銀さんが河上万斉と戦うためにムロツヨシがネコバスに乗って現れる
これぐらいかなあ。
僕は別に原作と異なっても全然OKなんだけど、嫌いは人はめっちゃキレるからね。
そう考えると、銀魂はかなり原作準拠です。

◯バックナンバーの主題歌良いよね


【賛否両論(オブラート)】

◯アクションシーン、スローしすぎ
悪いことじゃないんだけども。マトリックスのゴリ押しかな?

◯オイイイイイイイイイイイイイ!!
オイイイイイイイイイイイイイ!!現象、再び(原作再現といえばそこまでだけど)
伊東鴨太郎とか土方とか。アオリを食らってる感があるけど、目立ったね。
演技が上手いと思ったのは中村勘九郎、窪田正孝、吉沢亮かな。

◯はしかん神楽
浮いてる感じ。言葉を選ばなければ、こいつ一人だけ場違い。

◯原作どおり故にダレる
これはかなり個人的な意見。いや、シリアスが苦手ですオーラが凄くて。
盛り上がっているのはわかるんだけど、こう、なんか改変がほしかった(わがまま)
ドラマパートが退屈になるというか、魅せ方って重要なんだなあと再認識しました。

◯さっちゃんを出したけど……
というのも将軍キャバクラ編でさっちゃんが原作どおりいます。
そして今回の改変として河上万斉が将軍を暗殺に向かうんだけど、新選組はいません。
これは動乱篇の真っ最中だからで。近藤暗殺派VS我らが新選組の構図だから。
松平片栗虎(堤真一)が追い込まれるんだけど、そこには黒子(御庭番衆とは違うのかなあ)がいて。
まあ、河上万斉に無双されるんだけど、さっちゃんはいないんだよね。
これは文句でもないんだけど、せっかくギャグパートにいたんだからシリアスパートでも出してあげればよかったのに。
尺?あると思うよ(真顔)

◯佐藤二朗を手放したこと
笑いは取れた。画面に映ってる他の役者も笑ってた。だけど今回は滑ってた時間の方が長いかな(個人的な感想)
ムロツヨシももう少しゴリ押ししてたら同じ感想だったかも。


【総評】

やっぱり実写版るろうに剣心はすげえよ。

ってのは本心なんだけど、それはそれとして。

銀魂2、1,800円払う価値はあると思います。

実写化としては成功だと思うし、原作ファンならかなり楽しめます。

ジブリは絶対笑っちゃうしね。

ただ、パーフェクトではないです。まあ、そんなの中々ないけどな!!

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