ダビッド・ビスバル ファンクラブ/ Club de Fans de DAVID BISBAL en Japon

スペインの人気歌手ダビッド・ビスバルの日本公式ファンクラブのサイトです。 

リポート “ダビッド・ビスバル ショウケース・ライブ in HIT STUDIO 60’S”

2007-06-03 | REPORT
~去る5月28日・月曜日に山野楽器の主催で行なわれたショウケースライブのリポートをお届けします。当日残念ながらライブに行かれなかった方には、少しでもライブの様子をご想像いただけるようにお伝えできれば、そしてライブに行かれた方には、このリポートで当日を思い出していただければ幸いです。~

5月28日(月)17時前。HIT STUDIO 60’s の入口には、ダビッド・ビスバルのライブを待ちわびた人々が、意気揚々と集まり始めていた。“整理番号は抽選となっています。お一人様一枚ずつお引き下さい。”ちょっと緊張しながら、みんな少しでも若い番号を引こうと指先に全神経を集中させて、係りの人の差し出す箱の中から慎重に一枚を抜き出していく。ドキドキする瞬間だ。
そこに書かれた時刻に再び集合し、番号順での入場。入った人から好きな席が選べる。
階段を降りて地下にある会場に入ると、ステージの前には3~4人がけの小さなテーブルと椅子がところ狭しと並べられている。後方は一段高くなっていてボックス席やソファ席などもある。入り口を入った左側はバーカウンターになっていて、ドリンクを注文することも出来る。当然席はステージにかぶりつきの一列目から埋まっていく。
間もなくNHKスペイン語会話の撮影隊がやってきた。ライブ開始までの間、番組のコーナーのひとつの収録が行われた。一列目に座る人たちに次々とスペイン語で質問。ライブ前の緊張感をなごませてくれる。それでも強いライトを浴びながら、ライブの開始を今か今かと待っていると、否が応にも気持ちが高まっていくのを感じる。振り返ると、いつの間にか立ち見の人たちで場内はギッシリと埋まっていた。ライブスペースはダビを待つファンたちの熱気で満たされ、喉の渇きに気づく。
19時ちょうど司会の女性がステージに現れる。まずはダビの簡単なバイオグラフィーの紹介。ファンたちの気持ちが一気に高揚したところで、いよいよダビの登場だ!彼がステージに現れた瞬間、まるでスポットライトが当たったかのように彼の周りがパッと明るくなった。ダビの表情は生き生きと輝き、エネルギーがみなぎっている。茶色のジャケット、黒地に白い模様入りスカーフ、白のTシャツ、黒いパンツというシンプルないでたちは、彼の精悍さと凛々しさを一層際立たせている。
少しハスキーなダビの声。生で聞くダビのアンダルス(アンダルシア訛り)のイントネーションが、耳に心地よい。司会者からの質問にも、いかにもこの場の雰囲気を楽しんでいるといった様子で、快活に受け答えしていた。
“日本での初めてのソロのショウケースライブで、皆と一緒に過ごせることがとても嬉しいし、プロモーションも楽しんでいます。僕の歌からラテンの心・スペインの心を感じてほしいし、皆と一緒に共有したいです。”
“子どもの頃から音楽が大好きで、家族の集まりの場ではいつも歌っていました。17歳からプロとして歌手の活動を始めました。”
“日本語の新聞に、郷ひろみさんと一緒に写った僕の写真が載っているのを見て、とても嬉しかったです。日本に来るとは想像もしていなかったので、本当に満足しています。”
“立派なキャリアの郷さんに自分の曲をカバーしてもらえたことを幸せに思っています。郷さんのおかげで、音楽を楽しむこの素晴らしい国、日本でも僕の歌を聞いてもらえることになり、とても嬉しいです。”
“日本は秩序があって仕事する上でもとても礼儀正しく、こんな習慣をスペインやラテンアメリカへ持っていけたらいいですね!それに、日本の女性は可愛いですね!”
“僕の音楽を聞いて、悲しんでいる人にも微笑を浮かべてもらえればと思います。僕の歌を通して喜びを伝えていきたい。世界にはいろんな問題が起こり、大変な思いをしている人たちがいます。そんな人たちに心を寄せながら歌っていきたい。自分が歌うことで、何か世の中の役に立てるのであれば本望です。”
途中、司会者の女性の手にベソ(Kiss)をした場面があったが、それを長い・・・と感じたのは私だけではなかった筈(笑)!
ひとしきりインタビューが終わると、“僕はアンダルシアで生まれたことを誇りに思います。だから、いつも僕の歌にはスペインの大地を感じてもらえるように、フラメンコの要素をちょっぴり盛り込むようにしているのです。僕の故郷スペインの心を感じてください。僕の音楽を楽しんでください!”とダビ自らがライブの口火を切った。
Ave Maríaで幕を開けたライブ、1曲目からファンも総立ちだ。ダビのエネルギーが一気に爆発しライブ会場を一瞬にして満たした。歓声を上げ、ダビと一緒に唄う人、踊る人、それぞれが思い思いに彼のライブを楽しむ。生のダビのステージをこの目で見られる、手を伸ばせばそこにダビがいる感激の時だ。Bulería、Quién me iba a decir と休む間もなく、ダビは右に左にとステージを舞いながら、伸びやかで力強い声で歌い上げていく。時折シャツをまくりあげ、おヘソを見せたり、腰をしならせたりする動きがとてもセクシーだ。ファンはそれぞれに手を振り、身体を揺らし、声援を送りながら、ダビの歌声に酔いしれる。私たち日本のファンのために、全身の力と心を込めて歌うダビの顔には、幾筋もの汗が流れ落ちてきらめいていた。
“ずっと皆と何時間も一緒に楽しんでいたいよね!今から僕にとって特別な歌を歌います。郷さんのおかげで、皆とこうして楽しめる歌・・・Oye El Boomです!”
ここで盛り上がりも最高潮。“Boom,Boom,Boom Oye..!!”と皆で大合唱だ。ダビの切れの良い動き、そしてほとばしるエネルギーの熱いステージに、ファンは日常の悩みも何もかも忘れて、彼の歌に身も心もゆだねて陶酔した。
アンコールに応え、再度Oye El Boom を歌ってくれたダビ。最後には、最前列のテーブルの上に飛び乗ってのパフォーマンスにファンの歓声が上がる。感動と喜びと興奮、そしてこんなに素晴らしいライブを披露してくれたダビへの熱い感謝の気持ち。圧倒的な迫力のステージを見終わった後には、心地よい爽快感が拡がっていった。

~興奮覚めやらぬ中、ライブに引き続き、握手会が行なわれた。そこでもファン一人一人の話を一生懸命に聞き、答えてくれるダビの優しさが見える。
今度、ダビの歌を生で聴けるのはいつになるのだろう?
早くその日が来てくれることを心から願いつつ。
¡ Muchísimas gracias, David!  
By Virginia
*Angelita さん、Elyseさん、ご協力ありがとうございました!

(株式会社 第一興商)
* “Oye El Boom[Boom Boom Boom~灼熱の太陽] 
5月28日のライブ映像が、カラオケの背景映像で8月20日以降配信されます。
* David Bisbalのスペシャルインタビューが期間限定のお宝映像として同日以降配信されます。
* 郷ひろみさんのBoom Boom Boomは、配信中です。