◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

金融と法

2010-06-03 | 会計・株式・財務
お疲れ様です。


まずは鳩山首相辞意表明。
これに触れないワケにはいきません。
先日のサッカー親善試合、日本対イングランドではありませんが、
政治とカネ、普天間問題などなど、さながらオウンゴールでハットトリックしたかのようなすさまじい自滅ぶりでしたね。
(一金融機関関係者から見て唯一の光明が、
あの馬鹿げた郵貯法案が時間切れで廃案になるかも知れないことですかね)。


一方、カレンダーに目を転じると今月は中旬から重要な日程が控えています。
11日にはサッカーワールドカップが開幕。

18日には日本で改正貸金業法が完全施行されます。
ワールドカップならぬ、日本の割賦販売などクレジット産業に
多大なる影響を与えることになるのでしょうか。戦々恐々です。



・・・・となると、それまでの時間は大事に使いたい!。
ということで、まとまった本を読もう!ということになりまして、
昼食代を浮かしながら昨日、丸善でこの本を買いました。

金融と法 -- 企業ファイナンス入門
大垣 尚司
有斐閣

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やたら売れ行きが良い(=本の減り方が早い)ので気になっていたのですが、
著者の大垣氏はこれぞ金融プロという見事なキャリアの持ち主で著作も多い方です。
立命館大学東京キャンパスでも同名の講座を開講しておりまして、
その講義録を本にしたとのことです。受講料はそれなりのお値段ですから、
とりあえずテキストを通読できればン十万円の価値があるということなのでしょう。


とにかく思い入れの強い本です。

「本書を通読すれば、ファイナンスのほぼ全領域について、
 実務に携わる前提となる基礎的な知識や考え方を無理なく身につけることが
 できるはずである。」

私の辞書には久しくなかった「自信」に溢れていますから。


副題にありますように「企業ファイナンス入門」書ではありますが、
第一人者による最新情報や重要論点の解説は読みやすく、
もう一度基本から学びなおしたい方にも好適ではないかと思います。
600ページの大作。関心のある所からつまみ食い的に読まれればいいと思います。
私もざっと読んでみて
「自分がいかに金融を理解していないのか」が理解できました。


なお、この本は続きがあります。
第二部は「先端金融技術論」。
また4,000円程度の出費か・・・・・。
引き続き、昼食代を浮かしてファイナンスすることにしましょう。



なかのひと

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1 コメント

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ブックオフ (yuskay)
2010-06-03 12:29:10
てっきり、新書は買わないんだと思ってました。ブックオフ専門家かと。
という中、五反田のブックオフは土地柄か経済、ビジネス書の充実振りは凄い。新刊もゴロゴロしてますよ
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