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019:男 (ねこちぐら)
いにしえの男丈夫の面影を追うて生きたり千年一夜
019:男 (zoe)(すりきれ)
マラソン中の男の子に汚物がかかってしまったら笑いだされて
019:男(智理北杜) (智理北杜)
殊更に男女の別を言いたがる奴に限って料理ができぬ...
019:男(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
携帯にお辞儀しながら詫びを言う男が通り過ぎて行きけり
019:男(稚春) (青いキリンの番外編)
どちらかが男だったらもう少し生産的な行為なのかな
019:男(船坂圭之介) (kei's anex room)
たゆたひて視の及ぶとき立ち上がる男 死者めく春の病棟
019:男(柴やん) (明日はきっといいことがある)
練習に練習重ねた男たち明日の試合は絶対に勝つぞ!
019:男(柴やん) (明日はきっといいことがある)
練習に練習重ねた男たち明日の試合は絶対に勝つぞ!
019:男(みずき) (空)
男死に暗転したる舞踏劇 フィレンツェ通りは薔薇色に暮れ
019:男(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
制服の海の男になれなくて裸眼視力を罵った夜
019:男(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
都合よく男を見せろと言う男それでも男か卑怯じゃないか
019:男(五七調アトリエ雅亭) (題詠専用ブログ)
リーゼント男一匹ツッパった咥え煙草のちょい悪オヤジ
019:男(はこべ) (梅の咲くころから)
男とは突然たばこに火をつけて煙に紛れ煙にまくなり
019:男(此花壱悟) (此花帖)
ゴキブリと同じニュアンス違う声スレた感じで「男がいるの」
019:男(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
終(つひ)の日にわが裡深くいかほどの男文化の残れるものか
019:男 (治視) (cherish!)
メールにも電話にだって気づかない かわいく眠る そんな男だ
019:男(オガワ瑠璃) (ことばの調理 ~ レシピ100 ~)
豪快な男の料理豪快な片付けの山にひとつため息
019:男(惠無) (なんでもない一日)
「馬鹿なのよ」 そう言う彼女が続けるに 「でも可愛いのよね男ってさ」
019:男(小春川英夫) (さるさるパパ)
いつまでも恋し続ける男の子の夢を吸い上げ育つビルだね
019:男(坂本樹) (ひこうき雲)
いつまでも空のなまえを呼んでいるやさしいだけの男の子たち
019:男(新津康) (NOTHING WORKS)
「男」と「女」とが記号になる日。「差別」は「区別」になるのだろうか。...
019:男(白辺いづみ) (Iduming☆World)
少年は夏の核心めがけ矢を射ぬく男の野心は緋色
019:男(原田 町) (カトレア日記)
禁煙をいくたび誓う男なりドロップ缶をからから鳴らす
019:男(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
あけがたの始発ホームですぐにでも発芽しそうな男をみかけた
019:男 行方祐美 (やまとことのは)
木を植えた男の絵本を捜しつつ木蓮の咲く春を深める
019:男(yuko) (tankaの森)
男らが民の平和を守る為刃を磨く革命前夜
019:男(ドール) (花物語?)
今もなお私の中で笑ってるあの日のままの男の子たち
019:男(フィジー) (逢えなくてもI Love You)
起床時に「男臭い」と言いながら窓開け放つ看護師はイヤ
019*男(愛観) (◆◇ひ と ひ ら こ と ば ◇◆ ~題詠100首と短歌詩~)
腕の中ときどき思う男ならたぶんあなたを嫌いでいられた
019:男 (新井蜜) (暗黒星雲)
ちりそめしひとひらうかぶいけのもに帰命頂礼善男善女
019:男(sera5625) (日曜日は猫になる)
ずるい人男の人と男の子 知らずに使い分けているもの
019:男(春畑 茜) (アールグレイ日和)
流されて春の岸辺をとほざかる男雛女雛もわれの想ひも
019:男(本田鈴雨) (鈴雨日記)
姑(はは)の持つアルバムにいたきかん気な目の男の子よこで眠れる
019:男(よさ) (やわらかい螺旋)
男とはそういうものと笑ってる男を許せそういうものだ
019:男(青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
うらうらと陽炎の立つ縁先にゆれる男の影をおもえば
019:男(はな) (はなことば)
背が高く眼鏡が似合うのだけれど男のにおいがしない人です
019:男(きじとら猫) (きじとら小部屋)
おおよその構成要素は「男前」乙女心は小さじ半分
019:男(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
愛せよと命じないけれどいつまでも愛したかった男の笑顔
019:男(スズキロク) (夏休みはもう終わり)
「男の子は女の子に出逢う」 そう、それだけがこの星のルールだ
019:男(天国ななお) (お月様は許さない)
男なら準備万端整えて社会の窓は閉じないでおけ
019:男(駒沢直) (題詠blog2007参加用。)
その男背中に翼が生えており電車の中では黒縁メガネ
019:男(萌香) (空の青さをみつめていても)
前置きも飾り言葉もなくていいただの男と女であれば
019:男(川瀬菜穂) (あしたのわたしは)
男はみんな身勝手なの身勝手な男としか出会ってないの
019:男 (香山凛志) (東京パピヨン)
深閑とくぐもれる日々わたくしを直視する/確保する男あれ
019男(ダンディー) (はじめまして!)
わが家には男の子女の子の二人いて息子はつとにマスオとなりぬ
019:男(橘 こよみ) (aglio-e-olio)
先生の声をかき消し沸く群れにただ男子女子としてぼくらは
019:男 (紫峯) (☆ ☆ 時空の扉 ☆)
男より手渡されたる文持てば 密かに戻る共有の時...
19.男(文月万里) (Kagerou つれづれ)
松明を掲げ裸体の男たち揉み合いまろび闇駆け下りる
019:男(野樹かずみ) (告げ忘れたこと)
前世は原爆で死んだ男だとおもうよ 唐突にあなたが言う
019:男(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
男とは縁の無い身を嘆く夜カクテルを手に友と語らう
019:男(蓮野 唯) (万象の奇夜)
振り向かせたい男は貴方唯一人追わせて追って引き寄せる
019:男(暮夜 宴) (青い蝶)
アリクイはたぶん誰より男前その舌先でポイントを突く
019:男(こはく) (プラシーボ)
かじかんだ指でたどれば首すじにうろこのなごりがあると男は
019:男(島田典彦) (ふるふる電力)
男子だけ残されていた教室に残した謎を女子は知らない
019:男(ぱぴこ) (テクテク)
不機嫌な男のそばで剥く林檎シャリシャリしゃしゃりでる不信感
019:男(五十嵐きよみ) (99本の薔薇の花束)
男声と女声のあいだで口ずさむ(僕の)わたしの今日の鼻歌
019:男(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
美しく羽根をひろげてポージング ナルシスって男だったね
019:男(香-キョウ-) (Sky on Blue)
悩む俺 横で見ながら冷静に「全部買えば?」と男前発言
019:男(夏実麦太朗) (麦太朗の鍛高短歌4)
転んでも泣くのを我慢できた日は覚えているよ男の子だった
019:男 (翔子) (花こみち)
壁土をこねる男の横顔はキケロの像にどこかつながる
019:男(A.I) (Private Window)
前世はきつねであったに違いない男の子すすきを抱えて走る(※男の子=おのこ)
019:男(つきしろ) (あめふりぼし)
気にしてる とおりすがりのはるかぜのメガネ男子のめじりのほくろ
019:男(百田きりん) (きりんメモ)
リバティプリントだってたまには中3の男子のように笑いたいんだ
019:男(pakari) (魔法文明)
堪えれば男に流せばやさしさに一粒で勲章になるもの
019:男(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
男って君みたいって暗闇に翠緑玉の瞳きらめく
019:男(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
荒れ果てた田を耕してできた肉刺(マメ)なぞり女が男と言った
019:男(小早川忠義) (ただよし)
思春期を司る神間違へて男に出会ふ少年もあり
019:男 (佐藤紀子) (pocoapoco)
ネクタイを締めてスーツを着て立てばわが子なれども男は男
019:男 (カルアミルクを飲みながら)
目の前の貴方が誰であるかなど 男であればそれで良かった
019:男(小埜マコト)*再送です。 (カルアミルクを飲みながら)
目の前の貴方が誰であるかなど 男であればそれで良かった
019:男(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
ばかものよ 生まれてはじめて男性用シャンプーで髪洗われている
019:男 (遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
「明日」って言葉が似合う 男の子たちの全力疾走と風
019:男(野州) (易熱易冷~題詠blog編)
さらばとふ男一片のメール打ち着信拒否と知りても送り
019:男(美山小助) (小助の和歌2007)
男装を すれど物腰 柔らかく 優雅に舞うや あの母(ひと)なりや
019:男 (Gymnopedie)
男だとか女だとか切り捨てて それでもやっぱり、それだからこそやっぱり
019:男(川内青泉) (青泉の部屋)
ボーイッシュで男のような私がハンサムな人に惹かれて結婚す
019:男(此夢彼方) (SpriteCrossRoad)
五年ぶりに握った手は大きくて男になったなとふと思う
019:男(ももや ままこ) (★SARU×3★)
帰宅待ち煮込み続けた鍋の中、男爵芋はカレーに溶けて
019:男(野良ゆうき) (野良犬的)
背を向けた男の肩に盛り上がる筋肉という頑ななもの
019:男(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
その名前固有名詞と思わずに男性名詞だと認識し
019:男(nnote) (題詠blog2007,nnote)
男でも女でもないわたしたち影ふみ影はひとつに融けた
019:男(なつみ) (chocoholic)
胸の厚さと肩幅と下腹部の本質的自由さは男だ
019:男(素人屋) (素人屋雑貨店)
こんな時何を優先するだろうブルースハープ吹くあの男(ひと)は
019:男(+イチゴ+) (+ イ チ ゴ ノ ウ タ +)
男とはこういうものだと 父の背が 僕に教えた生きる標を
019:男 (紫月雲) (resume 1970-2007)
「アタイにはアンタが最後の男」だと女艶歌師風情の四月
019:男(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
Giappone(ニッポン)は男性名詞ぞキヨーレオピン呷りて作る男の料理
019:男(本田あや) (明晃晃)
男子には男子の理屈 マスカラのついた瞼で押し止めている
019:男 (すずめ) (すずめの詩)
男波越え女波に沈み人の海 名利も知らず並みのまにまに
019:男(aruka) (外灯都市)
突き出される男の両掌 湖面には夜闇に浮かぶなにものもなく
019:男(ハルジオン) (ハルジオン デイズ)
地平線インディゴブルーに輝いてチャリンコ男子はツバメのように
019:男(育葉) (言の葉の航路)
獅子舞に頭を噛まれ泣く男児 故郷の祭りの風物詩
019:男 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
よくやった男がひとり旅立ってただ鳥かごの扉は揺れる
019:男(夏瀬佐知子) (夏瀬佐知子の小説のつもり日記)
男には何よりもまずしがみつくべき金科玉条のあるらし
019:男(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
牛乳屋の2こ下男子から奪うフルーツ甘く香る希少価値
019:男(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
夕暮れの混声合唱だんだんと男声が色を増しゆくように
019:男(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
ドラえもんの道具でなにがほしいなんて男子の会話にはまざらずに
019:男(あみー) (正直なたましい)
部屋とYシャツと私と天と地と酒と泪と男と女
019:男(緒川景子) (みずたまもようのみずたまり)
「バカ男子」 十数年の時を経て今度は愛を込めて呼んでた
019:男(Yosh) (☆生短歌☆)
答え持たぬ地球(ホシ)の人々避ける中 一人向かうは男の道なり
019:男(吉浦玲子) ([湖]湖蓮日日(これんにちにち))
雷(らい)去りて西陽の戻る卓上に芽吹きてをりぬ男爵芋は
019:男(みち。) (幸福アレルギー。)
きみは男わたしは女それだけが充満している6畳の部屋
019:男(橘みちよ) (夜間飛行)
男子女子ともに遊びし頃は過ぎ中学生の列なし歩む
019:男(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
走っても走っても追いつけなくてなんで男の子じゃなかったの
019:男 (花夢)
楽園はあるはずもなく男性のじゅんすいすぎるゆめにしたがう
019:男(たたみ) (TTM題詠2007)
男子には内緒でここをクレシェンドね 五月の空を鯉が彷徨う
019:男(夢眠) (夢眠(ムーミン)∞日々綴り)
得意げに男のロマン語るときこぼしたワインと同じに見えて
019:男(青山ジュンコ) (take it easy)
男爵をホイルに包み蒸し焼きに早く食べたい春のじゃがバタ
019:男(寺田 ゆたか) ( “たまゆらのいのち”)
ヴェネチアのちょいわる男ゴンドラを唄ひつつ漕ぐ春の夕暮れ
019:男(笹井宏之) (【温帯空虚】)
コンビニのふくろを上下させながら港へむかう小雨男爵
019:男(プルタブ) (青いキリンの冒険記)
男女の差、性別の壁があるために私の選択可能範囲は半減
019:男(振戸りく) (夢のまた夢)
男子って嘘をついたら指先が冷たくなるから握ってごらん
019:男(星桔梗) (風船がわれるまで 2)
戸籍簿に男と書かれた文字を見て泣いてしまった ばかな涙腺
019:男(ひわ) (十三夜)
いつの間に夏であったいつの間に戦う男の顔をしていた
019;男(サオリ) (その先は?)
自販機にガツンと蹴りを喰らわせて「死ねばいいのに」と叫ぶ男。
019:男(みゆ) (*** はなたんか ***)
風の中愚痴も言わずに男郎花(おとこえし) 凛と立ちたる男気姿
019:男(稲荷辺長太) (マシンガンスキップ アドリブマニュアル)
怪人になるとしたならカワイイしカピバラ男がいいです いー!
019:男(逢森凪) (みそじのみそひともじ(再))
「さよなら」を「愛している」と同じぐらい優しく言った男 バカだね
019:男 (佐原 岬) (memo)
男でもきっと涙はからいからキスをしながら舐めとってやる
019:男(滝秋 邑嘉) (エンバラスド・クウェアティ)
身体の特徴を書き連ねてた 「男」とつけた分類の下
019:男(丸山汰一) (短歌 Before Sleeping)
足もとでつながっている男性の影が疲れている夕まぐれ
019:男(市川周) (ミルミルを飲みながら)
夕映えのミニストップを占拠してハロハロレモン(男子団体)
019:男(月原真幸) (さ か む け の ゆ び き り 。)
本当は長い睫毛を隠すため眼鏡男子は眼鏡をかける
019:男(奥深陸) (1002007)
1Kの部屋で黙祷てのひらに男性専用化粧水とり
019:男(千) (Mille et une nuits)
何もかも交換可能か考える男雛女雛を入れ替えるとか
019:男(凛) (チームジュニー文芸課)
上書きで保存していた君 僕も次の男に消されるのだろう
019:男(カー・イーブン) (ほぼ31音)
肋骨の一本も使わず男を産む女とは神より恐ろしきもの
019:男(川鉄ネオン) (今週の俺が俺が)
馬鹿男don‘t cry春の石段をのぼるがよかろうぐりこぐりこと
019:男(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
星の数ほどの男をすり抜けて君であることないこといいか
019:男(繭) (アブストラクトマイライフ別館)
その男の背(せな)あたたかく黙するに依れり背筋より灯導きて
019:男(描町フ三ヲ) (水面走行)
あれが毒?私は息をしただけよやさしい男泣かせてばかり
019:男(藤原 湾) (湾の創作の日々。)
男子女子 年をだんだん経るごとに 意識あって 溝は深まる
019:男(長瀬大) (tantan31)
つらい恋してるの? なんで男前豆腐をにぎりつぶしていたの?
019:男(さかいまみ) (恋するキモチ。)
膨らみを押さえて君は力説す「男の子って大変なんだよ」
019:男(みなと琳) (奇会都市)
「もしかして……男?」と言われたアタシの気持ちも考えてみてよまったく……
019:男(理宇) (±雑記蝶)
分類に意味などないと信じてた日をすぎ我も男を知りぬ
019:男(霰) (徒花日記)
沈みゆく夕日をみていた男の子 彼の季節はまだまだ暮れない
019:男 (詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
「男川」名前負けかなふたりには犀川河畔甘い夕暮れ
019:男(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
最近の占い八卦みな同じ 貴女の心 男ですから
019:男(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
ふたつめの失恋からも浮上して「第三の男」ウクレレで弾く
019:男(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
マント着た男に名刺渡されるベーカー通り221b
019:男(村本希理子) (きりころじっく2)
麻紐の結び目にさへ女男ありて脳の髄をつよく縛れり 女男/めを 脳/なづき
019:男(葉子) (三十一文字の声)
柔肌の男の肌はワタシよりずっとキレイでもち肌吸い付く
019:男(兎六) (一人暮らしの日記)
男にも負けてないわと言う人よ娘はそろそろ結婚します
019┣男(ME1) (FILL mobile)
沈黙を掻き消してくが女なら 貫き通すは男の事情
019:男(小籠良夜) (《冥の逸脱》)
老水夫むかしむかしを語りなば若き男は海を征(ゆ)くべし
019:男(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
男にはしばしななりそおとうとの寝くたれ髪をわれはいとしむ
019:男 (砺波湊) (トナミミナト2007)
委員長の「ちょっと男子!」と言う声を着信音に設定したい
019:男(きゅん) (えむたん)
不細工なほっぺた両手で引っ張られ繰り返す呪文「男友達」
019:男(史之春風) (はちぶんめblog)
やせがまんするが男の生きる道 たまごは固く茹でねばならぬ
019:男(短歌製造機メカ麦3号) (短歌製造機blog)
僕だけに男の液体昼ごはんスペシャルで見て裏紙ですと(オペ:亀野あみ)
019:男(やすまる) (やすまる)
まひるまに男がわたしを読む声のしばしとどまりそして早言
019:男(きくこ) (きくこ)
今むかし男ありけり戦いにあたら無くししおのこありけむ
019:男(桑原憂太郎) (桑原憂太郎の短歌Blog)
30を過ぎた教師は女生徒に男性ではなく先生とみらるる
019:男(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
正直でいればいるほど傷つける男だからか女だからか
019:男(miho) (短歌げいと)
変わったのは男のほうだと知ったから涙こぼれた七夕の夜
019:男(里木ゆたか) (木犀の灯り)
今一度命あるなら男なれかの人のごとのびやかなれと
019:男(椎名時慈) (タンカデカンタ)
女ではない性をもつ恋人を抱きたくなった男の苦悩
019:男(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
男性とあなたを結ぶ等号が見つかりました手を差し伸べて
019:男(やや) (言の葉たち)
母のため大和男子の父が折る千羽の鶴に命あたえむ
019:男(みずすまし) (水紋)
男郎花求めて野辺を彷徨えど ただ女郎花群れて咲きたり
019:男(あおゆき) (メソトリウム)
此岸はるかに過去の男の骨を振る 何もかも哀しい白
019:男(ちえりー) (あんな話こんな話)
心身に身篭ることの重さなど男なんかに分かってたまるか
019:男(癒々) (Romantic irony)
最遠点なのかもしれない立ち位置にはあなたが男のひとである罠
019:男(堀 はんな) (たん たん 短歌)
色白の男子の肌を妹と代わりておればと嘆く婆あり...
019:男(多田零) (小夜子別館)
お嬢さんそのスリットは浅すぎるわたしのなかの男のこころ
019:男(moco) (LyricHolic)
優しさの使い方間違えているやさしい男の背に凭れてる
019:男(牧野芝草) (四 阿 茶 寮)
兵役に男女差はなく平等に義務を果たせと言いつのる声
019:男 (JEUX INTERDITS)
体中 男の匂いむせかえる 皺くちゃのシーツ後に残して
019:男(桶田 沙美) (31Words Runner #011)
男性に言い寄られても微笑みでかわす彼女はあたしの自慢
19:男 (一夜) (短歌るBlog)
2男2女恵まれし我に「上手だね」 命の神秘神のみぞ知る
019:男(うめさん) (今日のうた)
男運なしと思ひて生き来しが最後に福の残りてゐたり
019:男(今泉洋子) (sironeko)
久々に背高のつぽの男と会ふ心地で見上ぐ百合の木の花
019:男(内田誠) (その言葉の行方)
それぞれを見失うほど遠くなる「男」と「女」にされる夏の日
019:男(内田誠) (その言葉の行方)
それぞれを見失うほど遠くなる「男」と「女」にされる夏の日
019:男(岡元らいら) (3+1-題詠blog2007-)
男にも泣きじゃくりたい夜がありケーキ20個食べたい日がある
019:男(滝音) (みそひともじの味噌スープ)
幽霊が男子便所にでないのは便秘に未練がないからですか?
019:男 (お気楽堂) (楽歌三昧)
罵倒する言葉において腐るのはどういうわけか男ではない
019:男(杉山理紀) (2007R57577)
もっと夏編み出してくる日焼けしたサンダル履きの男友だち
019:男(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
ちちははを失つてこそほんとうの男になると思い付く罪
019:男(西岡ひとみ) (36.7℃)
「あんなヤツ好きじゃないよ」 男の子はいつもいつでもいつまでもウソつき
019:男(しろ) (星月夜)
勧誘の男にあやまる吾(あ)にかはり母はひとことでだまらせるなり
019:男(園美) (ことひより)
横顔がいつもと違う男の子 勝利を胸にスタートラインへ
019:男(y*) (Perl Python)
「あの男。」 生意気そうに吐き捨てた。 私の影は未だ独りです。
019:男(橋都まこと) (笑ってどこでもサヴァイヴァル)
寂しさを際立たせるやふ街を行く老若男女に紛れて歩く
019:男(内田かおり) (題詠2006深い海から)
田の端の草を刈りつつ男ひとり土よりも濃き汗を光らせ
019:男(水野彗星) (彗星不動産)
答案で折ったヒコーキ飛ばしながらおしえてもらう男のヒミツ
019:男(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
かぎりない遠さがそこにあるやうに男傘女傘のあはひの雨よ
019:男(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
狼は男ばかりじゃないのよと千切られた金ボタンは転がり
019:男(紫歌) (歌つくろう)
西のくに生息すると風のいふ男一匹あの日のままで
019:男(*ビッケ*) (とっても短い今日の歌)
学校じゃみんな「さん」づけジェンダーフリー好きな男子は「くん」で呼びたい
019:男(空色ぴりか) (題詠100首2007/空色ぴりか)
この夏は三日にいちどは食べており「男前」なる大きな豆腐
019:男(里原志穂) (空の下で)
止まらない呼びかけても走っている君は大人の男の子です
019:男(minto) (あすとろさいと)
女男童盆の踊りの輪の中に懐かしき顔拝見したり
019:男(佐藤羽美) (hinautamemo)
木漏れ日を飲み込むように歌うなり男女混声合唱団は
019:男 (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
道端にアコーディオンを弾いている男がいたりジェノヴァの街の
019:男(寒竹茄子夫) (鮎と銀杏)
男鹿半島風のゆくへを聴きゐたり荒星拉ぐうみどりのこゑ
019:男(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
男傘一本あれど小雨ならビニール傘で吾子は飛び出す
019:男(K.Aiko) (「夢幻館」-別館-)
営みをかさね深さはますばかり 男 夫よ わたしと眠る
019:男(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
臆病な男のシャツの肩口にわが肌色を残しきにけり
019:男( 夜さり) (夕さり夜さり)
すでにして灌漑用水しほ垂るるごとく流れて男女川(みなのがは)淵
019:男(animoy2) (I (愛)短歌)
男とか女なんかを跳び越えて船に乗り込む吹き抜ける風
019:男(たか志) (象と空)
向こう岸静かに暮れて足に水男はみんな故郷へ帰る
019:男(宵月冴音) (新銀星亭~Nova Villa Argentee D'Etoile~)
男爵は顎撃ち抜かれて死にましたひなげしの咲く月夜の丘で
019:男(長谷川智) (烏のつぶやきα)
「男子がさー」無法地帯にコッペパンの欠片ひとつ見ーつけ見っけ
019:男(萩 はるか) (Betty's second Bar)
颯爽とレインコートの青がいくダックスフントと男の子とが
019:男 ( Popん?TANKA)
つめをかむ細身の男くろぬりの車になげるミニカエンビン
019:男(水野月人) (新月の夜に)
リリアンを教えてくれとやってきた男子の選ぶ青色の糸
019:男(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
やがてその男も死ねば新緑を濡らす雨より美しい日々
019:男(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
男とか女であるとか無関係アナタとワタシそれだけでいい
019:男(フワコ) (きくとわたし)
男物ばかり着ているKさんのくちびるほんのり艶めいており
019:男 (冬の向日葵)
いつだってあなたが男であるようにわたしは女であり続けたい
019:男(平岡ゆめ) (le petit cahier)
かつて青き魚であったかも知れぬ男を暫く愛してしまう
019:男(小野伊都子) ( cahier bleu)
男子校時代のあなたを知っている篠原くんにやきもちを焼く
019:男(浅葱) (空耳の森*番外地)
一度くらい男になるも良きものと言いつつ女を選べる我ら
019:男(Makoto.M) (放物線にあこがれて)
おおかたは吸い寄せらるる男の眼特殊だなって感じの雲に...
019:男(野田 薫) (COLORFUL∞PILE)
男にしては長い髪だがてっぺんで束ねるほどじゃないよ絶対
019:男 (ねこちぐら)
いにしえの男丈夫の面影を追うて生きたり千年一夜
019:男 (zoe)(すりきれ)
マラソン中の男の子に汚物がかかってしまったら笑いだされて
019:男(智理北杜) (智理北杜)
殊更に男女の別を言いたがる奴に限って料理ができぬ...
019:男(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
携帯にお辞儀しながら詫びを言う男が通り過ぎて行きけり
019:男(稚春) (青いキリンの番外編)
どちらかが男だったらもう少し生産的な行為なのかな
019:男(船坂圭之介) (kei's anex room)
たゆたひて視の及ぶとき立ち上がる男 死者めく春の病棟
019:男(柴やん) (明日はきっといいことがある)
練習に練習重ねた男たち明日の試合は絶対に勝つぞ!
019:男(柴やん) (明日はきっといいことがある)
練習に練習重ねた男たち明日の試合は絶対に勝つぞ!
019:男(みずき) (空)
男死に暗転したる舞踏劇 フィレンツェ通りは薔薇色に暮れ
019:男(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
制服の海の男になれなくて裸眼視力を罵った夜
019:男(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
都合よく男を見せろと言う男それでも男か卑怯じゃないか
019:男(五七調アトリエ雅亭) (題詠専用ブログ)
リーゼント男一匹ツッパった咥え煙草のちょい悪オヤジ
019:男(はこべ) (梅の咲くころから)
男とは突然たばこに火をつけて煙に紛れ煙にまくなり
019:男(此花壱悟) (此花帖)
ゴキブリと同じニュアンス違う声スレた感じで「男がいるの」
019:男(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
終(つひ)の日にわが裡深くいかほどの男文化の残れるものか
019:男 (治視) (cherish!)
メールにも電話にだって気づかない かわいく眠る そんな男だ
019:男(オガワ瑠璃) (ことばの調理 ~ レシピ100 ~)
豪快な男の料理豪快な片付けの山にひとつため息
019:男(惠無) (なんでもない一日)
「馬鹿なのよ」 そう言う彼女が続けるに 「でも可愛いのよね男ってさ」
019:男(小春川英夫) (さるさるパパ)
いつまでも恋し続ける男の子の夢を吸い上げ育つビルだね
019:男(坂本樹) (ひこうき雲)
いつまでも空のなまえを呼んでいるやさしいだけの男の子たち
019:男(新津康) (NOTHING WORKS)
「男」と「女」とが記号になる日。「差別」は「区別」になるのだろうか。...
019:男(白辺いづみ) (Iduming☆World)
少年は夏の核心めがけ矢を射ぬく男の野心は緋色
019:男(原田 町) (カトレア日記)
禁煙をいくたび誓う男なりドロップ缶をからから鳴らす
019:男(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
あけがたの始発ホームですぐにでも発芽しそうな男をみかけた
019:男 行方祐美 (やまとことのは)
木を植えた男の絵本を捜しつつ木蓮の咲く春を深める
019:男(yuko) (tankaの森)
男らが民の平和を守る為刃を磨く革命前夜
019:男(ドール) (花物語?)
今もなお私の中で笑ってるあの日のままの男の子たち
019:男(フィジー) (逢えなくてもI Love You)
起床時に「男臭い」と言いながら窓開け放つ看護師はイヤ
019*男(愛観) (◆◇ひ と ひ ら こ と ば ◇◆ ~題詠100首と短歌詩~)
腕の中ときどき思う男ならたぶんあなたを嫌いでいられた
019:男 (新井蜜) (暗黒星雲)
ちりそめしひとひらうかぶいけのもに帰命頂礼善男善女
019:男(sera5625) (日曜日は猫になる)
ずるい人男の人と男の子 知らずに使い分けているもの
019:男(春畑 茜) (アールグレイ日和)
流されて春の岸辺をとほざかる男雛女雛もわれの想ひも
019:男(本田鈴雨) (鈴雨日記)
姑(はは)の持つアルバムにいたきかん気な目の男の子よこで眠れる
019:男(よさ) (やわらかい螺旋)
男とはそういうものと笑ってる男を許せそういうものだ
019:男(青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
うらうらと陽炎の立つ縁先にゆれる男の影をおもえば
019:男(はな) (はなことば)
背が高く眼鏡が似合うのだけれど男のにおいがしない人です
019:男(きじとら猫) (きじとら小部屋)
おおよその構成要素は「男前」乙女心は小さじ半分
019:男(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
愛せよと命じないけれどいつまでも愛したかった男の笑顔
019:男(スズキロク) (夏休みはもう終わり)
「男の子は女の子に出逢う」 そう、それだけがこの星のルールだ
019:男(天国ななお) (お月様は許さない)
男なら準備万端整えて社会の窓は閉じないでおけ
019:男(駒沢直) (題詠blog2007参加用。)
その男背中に翼が生えており電車の中では黒縁メガネ
019:男(萌香) (空の青さをみつめていても)
前置きも飾り言葉もなくていいただの男と女であれば
019:男(川瀬菜穂) (あしたのわたしは)
男はみんな身勝手なの身勝手な男としか出会ってないの
019:男 (香山凛志) (東京パピヨン)
深閑とくぐもれる日々わたくしを直視する/確保する男あれ
019男(ダンディー) (はじめまして!)
わが家には男の子女の子の二人いて息子はつとにマスオとなりぬ
019:男(橘 こよみ) (aglio-e-olio)
先生の声をかき消し沸く群れにただ男子女子としてぼくらは
019:男 (紫峯) (☆ ☆ 時空の扉 ☆)
男より手渡されたる文持てば 密かに戻る共有の時...
19.男(文月万里) (Kagerou つれづれ)
松明を掲げ裸体の男たち揉み合いまろび闇駆け下りる
019:男(野樹かずみ) (告げ忘れたこと)
前世は原爆で死んだ男だとおもうよ 唐突にあなたが言う
019:男(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
男とは縁の無い身を嘆く夜カクテルを手に友と語らう
019:男(蓮野 唯) (万象の奇夜)
振り向かせたい男は貴方唯一人追わせて追って引き寄せる
019:男(暮夜 宴) (青い蝶)
アリクイはたぶん誰より男前その舌先でポイントを突く
019:男(こはく) (プラシーボ)
かじかんだ指でたどれば首すじにうろこのなごりがあると男は
019:男(島田典彦) (ふるふる電力)
男子だけ残されていた教室に残した謎を女子は知らない
019:男(ぱぴこ) (テクテク)
不機嫌な男のそばで剥く林檎シャリシャリしゃしゃりでる不信感
019:男(五十嵐きよみ) (99本の薔薇の花束)
男声と女声のあいだで口ずさむ(僕の)わたしの今日の鼻歌
019:男(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
美しく羽根をひろげてポージング ナルシスって男だったね
019:男(香-キョウ-) (Sky on Blue)
悩む俺 横で見ながら冷静に「全部買えば?」と男前発言
019:男(夏実麦太朗) (麦太朗の鍛高短歌4)
転んでも泣くのを我慢できた日は覚えているよ男の子だった
019:男 (翔子) (花こみち)
壁土をこねる男の横顔はキケロの像にどこかつながる
019:男(A.I) (Private Window)
前世はきつねであったに違いない男の子すすきを抱えて走る(※男の子=おのこ)
019:男(つきしろ) (あめふりぼし)
気にしてる とおりすがりのはるかぜのメガネ男子のめじりのほくろ
019:男(百田きりん) (きりんメモ)
リバティプリントだってたまには中3の男子のように笑いたいんだ
019:男(pakari) (魔法文明)
堪えれば男に流せばやさしさに一粒で勲章になるもの
019:男(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
男って君みたいって暗闇に翠緑玉の瞳きらめく
019:男(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
荒れ果てた田を耕してできた肉刺(マメ)なぞり女が男と言った
019:男(小早川忠義) (ただよし)
思春期を司る神間違へて男に出会ふ少年もあり
019:男 (佐藤紀子) (pocoapoco)
ネクタイを締めてスーツを着て立てばわが子なれども男は男
019:男 (カルアミルクを飲みながら)
目の前の貴方が誰であるかなど 男であればそれで良かった
019:男(小埜マコト)*再送です。 (カルアミルクを飲みながら)
目の前の貴方が誰であるかなど 男であればそれで良かった
019:男(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
ばかものよ 生まれてはじめて男性用シャンプーで髪洗われている
019:男 (遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
「明日」って言葉が似合う 男の子たちの全力疾走と風
019:男(野州) (易熱易冷~題詠blog編)
さらばとふ男一片のメール打ち着信拒否と知りても送り
019:男(美山小助) (小助の和歌2007)
男装を すれど物腰 柔らかく 優雅に舞うや あの母(ひと)なりや
019:男 (Gymnopedie)
男だとか女だとか切り捨てて それでもやっぱり、それだからこそやっぱり
019:男(川内青泉) (青泉の部屋)
ボーイッシュで男のような私がハンサムな人に惹かれて結婚す
019:男(此夢彼方) (SpriteCrossRoad)
五年ぶりに握った手は大きくて男になったなとふと思う
019:男(ももや ままこ) (★SARU×3★)
帰宅待ち煮込み続けた鍋の中、男爵芋はカレーに溶けて
019:男(野良ゆうき) (野良犬的)
背を向けた男の肩に盛り上がる筋肉という頑ななもの
019:男(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
その名前固有名詞と思わずに男性名詞だと認識し
019:男(nnote) (題詠blog2007,nnote)
男でも女でもないわたしたち影ふみ影はひとつに融けた
019:男(なつみ) (chocoholic)
胸の厚さと肩幅と下腹部の本質的自由さは男だ
019:男(素人屋) (素人屋雑貨店)
こんな時何を優先するだろうブルースハープ吹くあの男(ひと)は
019:男(+イチゴ+) (+ イ チ ゴ ノ ウ タ +)
男とはこういうものだと 父の背が 僕に教えた生きる標を
019:男 (紫月雲) (resume 1970-2007)
「アタイにはアンタが最後の男」だと女艶歌師風情の四月
019:男(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
Giappone(ニッポン)は男性名詞ぞキヨーレオピン呷りて作る男の料理
019:男(本田あや) (明晃晃)
男子には男子の理屈 マスカラのついた瞼で押し止めている
019:男 (すずめ) (すずめの詩)
男波越え女波に沈み人の海 名利も知らず並みのまにまに
019:男(aruka) (外灯都市)
突き出される男の両掌 湖面には夜闇に浮かぶなにものもなく
019:男(ハルジオン) (ハルジオン デイズ)
地平線インディゴブルーに輝いてチャリンコ男子はツバメのように
019:男(育葉) (言の葉の航路)
獅子舞に頭を噛まれ泣く男児 故郷の祭りの風物詩
019:男 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
よくやった男がひとり旅立ってただ鳥かごの扉は揺れる
019:男(夏瀬佐知子) (夏瀬佐知子の小説のつもり日記)
男には何よりもまずしがみつくべき金科玉条のあるらし
019:男(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
牛乳屋の2こ下男子から奪うフルーツ甘く香る希少価値
019:男(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
夕暮れの混声合唱だんだんと男声が色を増しゆくように
019:男(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
ドラえもんの道具でなにがほしいなんて男子の会話にはまざらずに
019:男(あみー) (正直なたましい)
部屋とYシャツと私と天と地と酒と泪と男と女
019:男(緒川景子) (みずたまもようのみずたまり)
「バカ男子」 十数年の時を経て今度は愛を込めて呼んでた
019:男(Yosh) (☆生短歌☆)
答え持たぬ地球(ホシ)の人々避ける中 一人向かうは男の道なり
019:男(吉浦玲子) ([湖]湖蓮日日(これんにちにち))
雷(らい)去りて西陽の戻る卓上に芽吹きてをりぬ男爵芋は
019:男(みち。) (幸福アレルギー。)
きみは男わたしは女それだけが充満している6畳の部屋
019:男(橘みちよ) (夜間飛行)
男子女子ともに遊びし頃は過ぎ中学生の列なし歩む
019:男(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
走っても走っても追いつけなくてなんで男の子じゃなかったの
019:男 (花夢)
楽園はあるはずもなく男性のじゅんすいすぎるゆめにしたがう
019:男(たたみ) (TTM題詠2007)
男子には内緒でここをクレシェンドね 五月の空を鯉が彷徨う
019:男(夢眠) (夢眠(ムーミン)∞日々綴り)
得意げに男のロマン語るときこぼしたワインと同じに見えて
019:男(青山ジュンコ) (take it easy)
男爵をホイルに包み蒸し焼きに早く食べたい春のじゃがバタ
019:男(寺田 ゆたか) ( “たまゆらのいのち”)
ヴェネチアのちょいわる男ゴンドラを唄ひつつ漕ぐ春の夕暮れ
019:男(笹井宏之) (【温帯空虚】)
コンビニのふくろを上下させながら港へむかう小雨男爵
019:男(プルタブ) (青いキリンの冒険記)
男女の差、性別の壁があるために私の選択可能範囲は半減
019:男(振戸りく) (夢のまた夢)
男子って嘘をついたら指先が冷たくなるから握ってごらん
019:男(星桔梗) (風船がわれるまで 2)
戸籍簿に男と書かれた文字を見て泣いてしまった ばかな涙腺
019:男(ひわ) (十三夜)
いつの間に夏であったいつの間に戦う男の顔をしていた
019;男(サオリ) (その先は?)
自販機にガツンと蹴りを喰らわせて「死ねばいいのに」と叫ぶ男。
019:男(みゆ) (*** はなたんか ***)
風の中愚痴も言わずに男郎花(おとこえし) 凛と立ちたる男気姿
019:男(稲荷辺長太) (マシンガンスキップ アドリブマニュアル)
怪人になるとしたならカワイイしカピバラ男がいいです いー!
019:男(逢森凪) (みそじのみそひともじ(再))
「さよなら」を「愛している」と同じぐらい優しく言った男 バカだね
019:男 (佐原 岬) (memo)
男でもきっと涙はからいからキスをしながら舐めとってやる
019:男(滝秋 邑嘉) (エンバラスド・クウェアティ)
身体の特徴を書き連ねてた 「男」とつけた分類の下
019:男(丸山汰一) (短歌 Before Sleeping)
足もとでつながっている男性の影が疲れている夕まぐれ
019:男(市川周) (ミルミルを飲みながら)
夕映えのミニストップを占拠してハロハロレモン(男子団体)
019:男(月原真幸) (さ か む け の ゆ び き り 。)
本当は長い睫毛を隠すため眼鏡男子は眼鏡をかける
019:男(奥深陸) (1002007)
1Kの部屋で黙祷てのひらに男性専用化粧水とり
019:男(千) (Mille et une nuits)
何もかも交換可能か考える男雛女雛を入れ替えるとか
019:男(凛) (チームジュニー文芸課)
上書きで保存していた君 僕も次の男に消されるのだろう
019:男(カー・イーブン) (ほぼ31音)
肋骨の一本も使わず男を産む女とは神より恐ろしきもの
019:男(川鉄ネオン) (今週の俺が俺が)
馬鹿男don‘t cry春の石段をのぼるがよかろうぐりこぐりこと
019:男(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
星の数ほどの男をすり抜けて君であることないこといいか
019:男(繭) (アブストラクトマイライフ別館)
その男の背(せな)あたたかく黙するに依れり背筋より灯導きて
019:男(描町フ三ヲ) (水面走行)
あれが毒?私は息をしただけよやさしい男泣かせてばかり
019:男(藤原 湾) (湾の創作の日々。)
男子女子 年をだんだん経るごとに 意識あって 溝は深まる
019:男(長瀬大) (tantan31)
つらい恋してるの? なんで男前豆腐をにぎりつぶしていたの?
019:男(さかいまみ) (恋するキモチ。)
膨らみを押さえて君は力説す「男の子って大変なんだよ」
019:男(みなと琳) (奇会都市)
「もしかして……男?」と言われたアタシの気持ちも考えてみてよまったく……
019:男(理宇) (±雑記蝶)
分類に意味などないと信じてた日をすぎ我も男を知りぬ
019:男(霰) (徒花日記)
沈みゆく夕日をみていた男の子 彼の季節はまだまだ暮れない
019:男 (詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
「男川」名前負けかなふたりには犀川河畔甘い夕暮れ
019:男(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
最近の占い八卦みな同じ 貴女の心 男ですから
019:男(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
ふたつめの失恋からも浮上して「第三の男」ウクレレで弾く
019:男(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
マント着た男に名刺渡されるベーカー通り221b
019:男(村本希理子) (きりころじっく2)
麻紐の結び目にさへ女男ありて脳の髄をつよく縛れり 女男/めを 脳/なづき
019:男(葉子) (三十一文字の声)
柔肌の男の肌はワタシよりずっとキレイでもち肌吸い付く
019:男(兎六) (一人暮らしの日記)
男にも負けてないわと言う人よ娘はそろそろ結婚します
019┣男(ME1) (FILL mobile)
沈黙を掻き消してくが女なら 貫き通すは男の事情
019:男(小籠良夜) (《冥の逸脱》)
老水夫むかしむかしを語りなば若き男は海を征(ゆ)くべし
019:男(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
男にはしばしななりそおとうとの寝くたれ髪をわれはいとしむ
019:男 (砺波湊) (トナミミナト2007)
委員長の「ちょっと男子!」と言う声を着信音に設定したい
019:男(きゅん) (えむたん)
不細工なほっぺた両手で引っ張られ繰り返す呪文「男友達」
019:男(史之春風) (はちぶんめblog)
やせがまんするが男の生きる道 たまごは固く茹でねばならぬ
019:男(短歌製造機メカ麦3号) (短歌製造機blog)
僕だけに男の液体昼ごはんスペシャルで見て裏紙ですと(オペ:亀野あみ)
019:男(やすまる) (やすまる)
まひるまに男がわたしを読む声のしばしとどまりそして早言
019:男(きくこ) (きくこ)
今むかし男ありけり戦いにあたら無くししおのこありけむ
019:男(桑原憂太郎) (桑原憂太郎の短歌Blog)
30を過ぎた教師は女生徒に男性ではなく先生とみらるる
019:男(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
正直でいればいるほど傷つける男だからか女だからか
019:男(miho) (短歌げいと)
変わったのは男のほうだと知ったから涙こぼれた七夕の夜
019:男(里木ゆたか) (木犀の灯り)
今一度命あるなら男なれかの人のごとのびやかなれと
019:男(椎名時慈) (タンカデカンタ)
女ではない性をもつ恋人を抱きたくなった男の苦悩
019:男(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
男性とあなたを結ぶ等号が見つかりました手を差し伸べて
019:男(やや) (言の葉たち)
母のため大和男子の父が折る千羽の鶴に命あたえむ
019:男(みずすまし) (水紋)
男郎花求めて野辺を彷徨えど ただ女郎花群れて咲きたり
019:男(あおゆき) (メソトリウム)
此岸はるかに過去の男の骨を振る 何もかも哀しい白
019:男(ちえりー) (あんな話こんな話)
心身に身篭ることの重さなど男なんかに分かってたまるか
019:男(癒々) (Romantic irony)
最遠点なのかもしれない立ち位置にはあなたが男のひとである罠
019:男(堀 はんな) (たん たん 短歌)
色白の男子の肌を妹と代わりておればと嘆く婆あり...
019:男(多田零) (小夜子別館)
お嬢さんそのスリットは浅すぎるわたしのなかの男のこころ
019:男(moco) (LyricHolic)
優しさの使い方間違えているやさしい男の背に凭れてる
019:男(牧野芝草) (四 阿 茶 寮)
兵役に男女差はなく平等に義務を果たせと言いつのる声
019:男 (JEUX INTERDITS)
体中 男の匂いむせかえる 皺くちゃのシーツ後に残して
019:男(桶田 沙美) (31Words Runner #011)
男性に言い寄られても微笑みでかわす彼女はあたしの自慢
19:男 (一夜) (短歌るBlog)
2男2女恵まれし我に「上手だね」 命の神秘神のみぞ知る
019:男(うめさん) (今日のうた)
男運なしと思ひて生き来しが最後に福の残りてゐたり
019:男(今泉洋子) (sironeko)
久々に背高のつぽの男と会ふ心地で見上ぐ百合の木の花
019:男(内田誠) (その言葉の行方)
それぞれを見失うほど遠くなる「男」と「女」にされる夏の日
019:男(内田誠) (その言葉の行方)
それぞれを見失うほど遠くなる「男」と「女」にされる夏の日
019:男(岡元らいら) (3+1-題詠blog2007-)
男にも泣きじゃくりたい夜がありケーキ20個食べたい日がある
019:男(滝音) (みそひともじの味噌スープ)
幽霊が男子便所にでないのは便秘に未練がないからですか?
019:男 (お気楽堂) (楽歌三昧)
罵倒する言葉において腐るのはどういうわけか男ではない
019:男(杉山理紀) (2007R57577)
もっと夏編み出してくる日焼けしたサンダル履きの男友だち
019:男(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
ちちははを失つてこそほんとうの男になると思い付く罪
019:男(西岡ひとみ) (36.7℃)
「あんなヤツ好きじゃないよ」 男の子はいつもいつでもいつまでもウソつき
019:男(しろ) (星月夜)
勧誘の男にあやまる吾(あ)にかはり母はひとことでだまらせるなり
019:男(園美) (ことひより)
横顔がいつもと違う男の子 勝利を胸にスタートラインへ
019:男(y*) (Perl Python)
「あの男。」 生意気そうに吐き捨てた。 私の影は未だ独りです。
019:男(橋都まこと) (笑ってどこでもサヴァイヴァル)
寂しさを際立たせるやふ街を行く老若男女に紛れて歩く
019:男(内田かおり) (題詠2006深い海から)
田の端の草を刈りつつ男ひとり土よりも濃き汗を光らせ
019:男(水野彗星) (彗星不動産)
答案で折ったヒコーキ飛ばしながらおしえてもらう男のヒミツ
019:男(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
かぎりない遠さがそこにあるやうに男傘女傘のあはひの雨よ
019:男(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
狼は男ばかりじゃないのよと千切られた金ボタンは転がり
019:男(紫歌) (歌つくろう)
西のくに生息すると風のいふ男一匹あの日のままで
019:男(*ビッケ*) (とっても短い今日の歌)
学校じゃみんな「さん」づけジェンダーフリー好きな男子は「くん」で呼びたい
019:男(空色ぴりか) (題詠100首2007/空色ぴりか)
この夏は三日にいちどは食べており「男前」なる大きな豆腐
019:男(里原志穂) (空の下で)
止まらない呼びかけても走っている君は大人の男の子です
019:男(minto) (あすとろさいと)
女男童盆の踊りの輪の中に懐かしき顔拝見したり
019:男(佐藤羽美) (hinautamemo)
木漏れ日を飲み込むように歌うなり男女混声合唱団は
019:男 (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
道端にアコーディオンを弾いている男がいたりジェノヴァの街の
019:男(寒竹茄子夫) (鮎と銀杏)
男鹿半島風のゆくへを聴きゐたり荒星拉ぐうみどりのこゑ
019:男(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
男傘一本あれど小雨ならビニール傘で吾子は飛び出す
019:男(K.Aiko) (「夢幻館」-別館-)
営みをかさね深さはますばかり 男 夫よ わたしと眠る
019:男(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
臆病な男のシャツの肩口にわが肌色を残しきにけり
019:男( 夜さり) (夕さり夜さり)
すでにして灌漑用水しほ垂るるごとく流れて男女川(みなのがは)淵
019:男(animoy2) (I (愛)短歌)
男とか女なんかを跳び越えて船に乗り込む吹き抜ける風
019:男(たか志) (象と空)
向こう岸静かに暮れて足に水男はみんな故郷へ帰る
019:男(宵月冴音) (新銀星亭~Nova Villa Argentee D'Etoile~)
男爵は顎撃ち抜かれて死にましたひなげしの咲く月夜の丘で
019:男(長谷川智) (烏のつぶやきα)
「男子がさー」無法地帯にコッペパンの欠片ひとつ見ーつけ見っけ
019:男(萩 はるか) (Betty's second Bar)
颯爽とレインコートの青がいくダックスフントと男の子とが
019:男 ( Popん?TANKA)
つめをかむ細身の男くろぬりの車になげるミニカエンビン
019:男(水野月人) (新月の夜に)
リリアンを教えてくれとやってきた男子の選ぶ青色の糸
019:男(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
やがてその男も死ねば新緑を濡らす雨より美しい日々
019:男(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
男とか女であるとか無関係アナタとワタシそれだけでいい
019:男(フワコ) (きくとわたし)
男物ばかり着ているKさんのくちびるほんのり艶めいており
019:男 (冬の向日葵)
いつだってあなたが男であるようにわたしは女であり続けたい
019:男(平岡ゆめ) (le petit cahier)
かつて青き魚であったかも知れぬ男を暫く愛してしまう
019:男(小野伊都子) ( cahier bleu)
男子校時代のあなたを知っている篠原くんにやきもちを焼く
019:男(浅葱) (空耳の森*番外地)
一度くらい男になるも良きものと言いつつ女を選べる我ら
019:男(Makoto.M) (放物線にあこがれて)
おおかたは吸い寄せらるる男の眼特殊だなって感じの雲に...
019:男(野田 薫) (COLORFUL∞PILE)
男にしては長い髪だがてっぺんで束ねるほどじゃないよ絶対