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028:カーテン (ねこちぐら)
薄衣のカーテンのごとそよそよと揺らぎて去りぬかの美しき人
028:カーテン (zoe)(すりきれ)
マリちゃんをカーテンのうしろによびだしこっそりわたしたミカちゃんだった
029:国 (再投稿) (zoe)(すりきれ)
5時間目の国語の時間に見たけどマスクメロンの網目のよな地図
028:カーテン(稚春) (青いキリンの番外編)
客席の君と目が合い総立ちカーテンコールで夢が終わった
028:カーテン(稚春)再投稿 (青いキリンの番外編)
客席の君と目が合い総立ちのカーテンコールで夢が終わった
028:カーテン(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
舞姫のポーズいずれも絵になりてカーテンコールの拍手の続く
028:カーテン(船坂圭之介) (kei's anex room)
色即是空、空なれど分かち合ふために購ふカーテン一枚
028:カーテン(智理北杜) (智理北杜)
定年を迎えたわが師 生徒達が終業式にカーテンコール...
028:カーテン(柴やん) (明日はきっといいことがある)
カーテンを閉めなおして寝ようとす繁華街の灯は夜に輝く
028:カーテン(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
お互いに自分以外を愛せない性質だと知って引いたカーテン
028:カーテン(みずき) (空)
カーテンの向かふの影は春愁か 艶(なま)めく風に木木のざわめく
028:カーテン(はこべ) (梅の咲くころから)
気に入らぬ風もあろうにカーテンはやさしく強く揺れておるなり
028:カーテン(此花壱悟) (此花帖)
カーテンの白ひらめいて空の碧陽の橙よ凱風快晴
028:カーテン(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
カーテンを閉めて部屋に鍵をかけ明かりを点けて月曜の午後
028:カーテン(五七調アトリエ雅亭) (題詠専用ブログ)
晴れた日はカーテン開けて日光を部屋に取り込みリフレッシュする
028:カーテン(オガワ瑠璃) (ことばの調理 ~ レシピ100 ~)
カーテンを揺らし食卓すべりゆく風が貴方の頬をも掠めて
028:カーテン 行方祐美 (やまとことのは)
カーテンは朝開けるもの約束は夜告げるものルールのいろは
028:カーテン(坂本樹) (ひこうき雲)
なんでもないなんでもないよカーテンのむこうで花がゆれているだけ
028:カーテン(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
飼ひ猫の爪立てのぼるカーテンを開くれば空に月輝きぬ
028:カーテン(惠無) (なんでもない一日)
カーテンの踊る窓際陣取って何を見てるの?小さい家族
028:カーテン (治視) (cherish!)
カーテンはいつも閉まったままにして あたしとあなただけの時間を
028:カーテン(白辺いづみ) (Iduming☆World)
教室の窓のすべては朝焼けで カーテン揺れて君は永遠
028:カーテン (新井蜜) (暗黒星雲)
カーテンの上がらぬうちに舞台からホールを揺るがすベースとドラム
028:カーテン(はな) (はなことば)
諦めの小部屋に光を入れようとカーテン開ける吉か凶か
028:カーテン(新津康) (NOTHING WORKS)
「窓の向こうは青い海。」は嘘。だからカーテンを閉じて夢を見る。...
028:カーテン(春畑 茜) (アールグレイ日和)
カーテンをひらくが如くむざむざと晒すべからずこころの滓は
028:カーテン(本田鈴雨) (鈴雨日記)
橙にきらめく東京タワーにもおやすみを言いカーテンを閉ず
028:カーテン(小春川英夫) (さるさるパパ)
カーテンの開かない部屋でスクリーンセーバーが遊ぶ烏玉乃昼
028:カーテン(原田 町) (カトレア日記)
うらうらとカーテン越しに春の陽が籠もりがちなるわれを励ます
028:カーテン(原田 町) (カトレア日記)
うらうらとカーテン越しに春の陽が籠もりがちなるわれを励ます
028:カーテン(原田 町) (カトレア日記)
うらうらとカーテン越しに春の陽が籠もりがちなるわれを励ます
028:カーテン(愛観) (◆◇ひ と ひ ら こ と ば ◇◆ ~題詠100首と短歌詩~)
カーテンの波打つ襞を見上げおり我に被さる苦痛の潮
028:カーテン(フィジー) (逢えなくてもI Love You)
夜なのに部屋のカーテン全部あけ星取り込んで夢膨らます
028:カーテン(駒沢直) (題詠blog2007参加用。)
カーテンの作る暗闇 永遠に君のいる夜が続く錯覚
028カーテン(ダンディー) (はじめまして!)
諍いて三日三晩の口利かず鳴くまで待とう鉄のカーテン
028:カーテン(よさ) (やわらかい螺旋)
カーテンの向こうに冷えた鉗子もつ手は何本もあるのだろうか
028:カーテン(yuko) (tankaの森)
カーテンの裾をつまんで妖精は風の形を描いておりぬ
028:カーテン(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
「引きこもり」と呼びたくば呼べ閉ざされたカーテンの中「立てこもる」意志
028:カーテン(ドール) (花物語?)
帆のように風をはらんでひるがえるあなたの部屋の白いカーテンは
028:カーテン(蓮野 唯) (万象の奇夜)
カーテンの向こうから聞こえる寝息だけの不安な大部屋の夜
28.カーテン(文月万里) (Kagerou つれづれ)
少しだけ開けて眠ろうカーテンを朝生まれたての光得るため
028:カーテン(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
教室の白いカーテンが翻る校庭見れば新緑芽吹く
028:カーテン(野樹かずみ) (告げ忘れたこと)
カーテンはまるくふくらみ春風や子どもやおばけを隠している
028:カーテン(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
引越しの人がたくさん持ってったから僕のカーテンにくるまって眠る
028:カーテン(暮夜 宴) (青い蝶)
カーテンと猫のしっぽがじゃれあってくしゃみ7回ここからが春
028:カーテン(青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
少しだけ開いた窓辺、カーテンを揺らして去った風は旅人
028:カーテン(pakari) (魔法文明)
カーテンが風のかたちにひるがえる 背中を押していたのはきみか
028:カーテン(香-キョウ-) (Sky on Blue)
ベッドから揺れるカーテン眺めては 眠気誘われ 夏の暑き日
028:カーテン(こはく) (プラシーボ)
すこしずつわかってきたという人をさえぎるために洗うカーテン
028:カーテン(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
晴天にカーテンレール取り付けていきおいつけて発つ サバンナへ
028:カーテン(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
獲物追うカーテン越しの犯人をブラインド越しみている刑事
028:カーテン(小早川忠義) (ただよし)
童貞を失くせし夜の覚えゐることの全てはカーテンの柄
028:カーテン(きじとら猫) (きじとら小部屋)
国立の地名の由来こっそりと桜守から耳うちされる
028:カーテン(きじとら猫) (きじとら小部屋)
お互いの気持ちのそばで揺れ動く開くことのない遮光カーテン
028:カーテン(野州) (易熱易冷~題詠blog編)
カーテンの襞の陰影くきやかに真昼間なれば閉ぢしカーテン
028:カーテン(川内青泉) (青泉の部屋)
教室の明るさもどすため願い込め黒きカーテン洗う夏休み
028:カーテン(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
カーテンのない一階に住み慣れて戸締りなんてほとんどしない
028:カーテン(川瀬菜穂) (あしたのわたしは)
抱かれてるレースのカーテン越しに光る海と船を眺めながら
028:カーテン(+イチゴ+) (+ イ チ ゴ ノ ウ タ +)
カーテンが世界をふたつに分ける朝 部屋から旅立つ君を見送る
028:カーテン(川瀬菜穂) (あしたのわたしは)
抱かれてるレースのカーテン越しに光る海と船を眺めながら
028:カーテン(本田あや) (明晃晃)
カーテンでくるんだ肩がこそばゆい サンクチュアリで夕焼けを待つ
028:カーテン (紫月雲) (resume 1970-2007)
カーテンが洩らす光の一筋も救いとならず ご満悦の君
028:カーテン(萌香) (空の青さをみつめていても)
空色のカーテン越しに揺れる陽が引き離してく朝の始まり
028:カーテン(sera5625) (日曜日は猫になる)
カーテンを開けようとする君発見 全力タックル二度寝へ誘う
028:カーテン(天国ななお) (お月様は許さない)
引っ越したばかりの部屋でカーテンのかわりにシーツ吊るして生で
028:カーテン(つきしろ) (あめふりぼし)
カーテンのすそにだれかがいるようで缶コーヒーをふたつならべる
028:カーテン(夏実麦太朗) (麦太朗の鍛高短歌4)
一秒と狂わぬ時計もあるけれどカーテンを引けば夜が始まる
028:カーテン(ぱぴこ) (テクテク)
カーテンを閉めるよ帰るきっかけを今日はとことん締め出すつもり
028:カーテン (翔子) (花こみち)
転居して裾あげしつつ涙するカーテン模様うごめきて春
028:カーテン(遠野アリス) (Gymnopedie)
昨日より今日が良い日になるといい 誤魔化し笑って開くカーテン
028:カーテン(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
銀色のカーテンランナーきゃらきゃらと滑るよだってもう重くない
028:カーテン (すずめ) (すずめの詩)
カーテンにすける仕合わせ黄昏てまさる己の影法師かな
028:カーテン(橘 こよみ) (aglio-e-olio)
着くずした制服のままカーテンに躯をくるむ 抱擁されたし
028:カーテン(ももや ままこ) (★SARU×3★)
あたたかな紅茶の香りの春風が目を覚ましたら揺れるカーテン
028:カーテン(五十嵐きよみ) (99本の薔薇の花束)
不意打ちのまぶしさ君の両腕がカーテンをあけ世界を開く
028:カーテン(百田きりん) (きりんメモ)
祝福は白いレースのカーテンに似ている 大好きよ 大好きよ
028:カーテン(nnote) (題詠blog2007,nnote)
未だひとの妻でいようか曖昧な境界ゆらす白いカーテン
028:カーテン(吉浦玲子) ([湖]湖蓮日日(これんにちにち))
なんといふ童謡だつたかカーテンの向かふに聞こゆ塵収集車の
028:カーテン(Yosh) (☆生短歌☆)
あの世とはメッシュでできたカーテンが隔てています 開く時、death
028:カーテン(素人屋) (素人屋雑貨店)
薄桃のカーテン越しに医師の指示受けて始まる婦人科検診
028:カーテン(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
カーテンに飛ぶ影の鳩キツネへと変わる瞬間「コン」と誰かが
028:カーテン (佐原 岬) (memo)
カーテンに隠れふざけた教室は今日でとうとう取り壊される
028:カーテン(逢森凪) (みそじのみそひともじ(再))
気付いてたカーテン閉めるわたくしの髪に落とした君のくちづけ
028:カーテン(寺田 ゆたか) ( “たまゆらのいのち”)
明るさにカーテン開けて驚きぬ九月晦日に雪降れる街
028:カーテン(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
人間が飛ばないようにカーテンを作ってるのさとカーテン職人
028:カーテン(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
夕暮れの色が瞼に焼きついてカーテンレールの埃を拭う
028:カーテン(みゆ) (*** はなたんか ***)
幸福木優しい愛を感じとる カーテン越しの陽の光にも
028:カーテン(稲荷辺長太) (マシンガンスキップ アドリブマニュアル)
カーテンを閉めきっていて忘れてた洗濯物のような溜息
028:カーテン(星桔梗) (風船がわれるまで 2)
引き止めて傍に居るのを望むようカーテンの裾揺らした別離
028:カーテン(カー・イーブン) (ほぼ31音)
若葉いろ薫るカーテン 馬鹿みたく立ち漕ぎしては笑っていたね
028:カーテン(スズキロク) (夏休みはもう終わり)
揺れてごらん カーテンの中で傷ついたプリマのように笑ってあげる
028:カーテン(振戸りく) (夢のまた夢)
ひさかたの光のカーテン 収穫を間近に控えた麦の穂の色
028:カーテン(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
突風をはらんだ白いカーテンが二年五組のぼくを切り取る
028:カーテン(橘みちよ) (夜間飛行)
カーテンのまだなき部屋にあかす夜山に灯れる十字架に向き
028:カーテン(花夢) (花夢)
眠れない夜ふんわりとカーテンが揺れてわたしの微熱をさます
028:カーテン(aruka) (外灯都市)
砂のない海岸、きみの美しい指をみるためとざすカーテン
028:カーテン(ひわ) (十三夜)
カーテンを開ければ光だけが満ち三秒遅れて見る海の青
028:カーテン(霰) (徒花日記)
うす色のカーテン越しに盗み見る直視出来ない眩しい世界
028:カーテン(みなと琳) (奇会都市)
カフェカーテンを見つけたのあなたみたいなレースの白い、白いやつ。
028:カーテン (アブストラクトマイライフ別館)
風すさびバンブーカーテンはぜており驟雨のごとく光れる寂夜
028:カーテン(市川周) (ミルミルを飲みながら)
カーテンを閉めずに踊れあかねさすラジオ体操第二を踊れ
028:カーテン (里坂季夜) (コトノハオウコク)
カーテンはまだ閉じておく金の陽がかたむき消えるまであとすこし
028:カーテン(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
きつくきつく捲かれていても雨風に持ってゆかれるカーテンの裾
028:カーテン(葉子) (三十一文字の声)
長すぎる直す余裕と健やかさ足らず仕舞にされどカーテン
028:カーテン(月原真幸) (さ か む け の ゆ び き り 。)
カーテンを洗う休日 部屋の壁一面に青空のポスター
028:カーテン(あみー) (正直なたましい)
だいたいの人生はそう カーテンの向こうのものを知らずに終わる
028:カーテン(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
吾の夜を守りて閉じるカーテンの外(と)を妖精のとびゆくらしも
028:カーテン(さかいまみ) (恋するキモチ。)
オレンジのカーテン揺れるこの部屋で君と私は育まれていく
028:カーテン(佐倉すみ) (ありがとベティ)
世界には風と光があることを忘れぬようにカーテンはある
028:カーテン(村本希理子) (きりころじっく2)
カーテンの裾のほつれて鮮らけき瑠璃の蕾のいまを開きぬ
027:カーテン(美山小助) (小助の和歌2007)
閉じられた カーテンの前 一人立ち 客に語らん プロローグをば
028:カーテン(短歌製造機メカ麦3号) (短歌製造機blog)
真ん中に話す言葉がひんやりとカーテン閉めるサイレン響く(オペ:亀野あみ)
028:カーテン(ME1) (FILL mobile)
君だけのカーテンコールを待っていた楽屋に憂う喝采の姫
28┣題詠:カーテン (FILL mobile)
君だけのカーテンコールを待っていた楽屋に憂う喝采の姫
028:カーテン(小籠良夜) (《冥の逸脱》)
泥酔のコキュに応ふる故もなしと寝屋のカーテン揺れて戻らず
028:カーテン(みち。) (幸福アレルギー。)
ひきちぎる白いカーテンここはもうずっと前から戦場だから
028:カーテン(滝秋 邑嘉) (エンバラスド・クウェアティ)
ごめんねと言った カーテンの漏らした光で君を焼いてしまった
028:カーテン(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
カーテンのむこうに鈴の音が走る満月の夜は猫族のもの
028:カーテン(澁谷 波未子) (沈思黙考)
カーテンの代わりに窓にぶら下がる白きスカート夏を迎へぬ...
028:カーテン(きくこ) (きくこ)
巻きつけてくるくるまわるカーテンの陰に隠れて弾ける笑い
028:カーテン(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
薔薇色の遮光カーテン選び日の 吾の思いを知る人も無し
028:カーテン(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
カーテンを引いてしめ出す夕あかり人は家ぬちにあやしは庭に
028:カーテン(やすまる) (やすまる)
境界にカーテンはありそのたびに吹き上げられて入りくるひかり
028:カーテン(兎六) (一人暮らしの日記)
連れられて来て好きになり立ち上がり叫べずにいるカーテンコール
028:カーテン(桑原憂太郎) (桑原憂太郎の短歌Blog)
カーテンに絵の具をまけり放課後のADHD美術部員
028:カーテン(描町フ三ヲ) (水面走行)
どろどろに実は汚れている布も光と風を抱けばカーテン
028:カーテン(A.I) (Private Window)
ちくちくと針をすすめてカーテンのひだひだのように縫われた時間
028:カーテン(夢眠) (夢眠(ムーミン)∞日々綴り)
カーテンを揺らして風が顔撫でるふくれっ面のあなたが窓際
028:カーテン(史之春風) (はちぶんめblog)
窓なんかなくていいのに いちばんにカーテンを曳くにばんめに脱ぐ
028:カーテン(ハルジオン) (ハルジオン デイズ)
カーテンを開けてあなたの肩越しの消えゆく月に飲み込まれたい
028:カーテン(ちえりー) (あんな話こんな話)
カーテンが空間隔てる壁みたい 旅立った君、生きてる私
028:カーテン(うめさん) (今日のうた)
薔薇の花のカーテン外せしあの日よりここが私の住処となれり
028:カーテン(椎名時慈) (タンカデカンタ)
百年も閉ざされているカーテンの奥に美女など居るはずもない
028:カーテン(桶田 沙美) (31Words Runner #011)
カーテンが二人を区切る波ならばその波越えて傍に行きたい
028:カーテン(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
はずしてもレールがここにある限りまたカーテンをかけてしまうね
028:カーテン (一夜) (短歌るBlog)
カーテンの丈が短く縫い足して オリジナリティ有り過ぎ笑う
028:カーテン(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
薄いレースのカーテンなのに北風も太陽もまだ勝てないでいる
028:カーテン(里木ゆたか) (木犀の灯り)
光揺れ振り向く先にカーテンの手招きしたる夏の朝かな
028:カーテン(岡元らいら) (3+1-題詠blog2007-)
ぼくたちは終われただろうかカーテンがあんな風にひるがえらなければ
028:カーテン(あおゆき) (メソトリウム)
カーテンはあなたの昼を遮った あなたの夜はもうもらえない
028:カーテン(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
病み上がり開け放たれたカーテンも洗濯するぞどうだ青空
028:カーテン(青山ジュンコ) (take it easy)
カーテンがふわりと風を抱き踊る秋の匂いが少しする午後
028:カーテン(y*) (Perl Python)
いたいけな薔薇の花咲くカーテンと爪を磨いた黒猫の我
028:カーテン(川鉄ネオン) (今週の俺が俺が)
カーテンをひらいて窓を開け放ち大きなオナラをひとつしました
028:カーテン(みずすまし) (水紋)
緑なす葉に突き刺す夏の陽も光やわらぐ緑のカーテン
028:カーテン(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
風に揺るカーテンの外声聞こゆ午睡の夢幼子の吾
028:カーテン(David Lam)再投稿 (でたらめなうたどもよ!)
風に揺るカーテンの外声聞こゆ午睡の夢の幼子の吾
028:カーテン(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
思い切りカーテン開けて空を見る爪先立ちのセプテンバー
028:カーテン(橋都まこと) (笑ってどこでもサヴァイヴァル)
わたくしのあたまのなかのカーテンにかくされている白い憎しみ
028:カーテン(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
カーテンを素肌に巻いて立つてゐた窓そのものとなつて、あなたは
028:カーテン(今泉洋子) (sironeko)
カーテンに射し込む光おだしくて盗人(ぬすびと)のやうに秋は来てをり
028:カーテン(紫峯) (☆ ☆ 時空の扉 ☆)
あれこれと揺れる気持ちにきっぱりとカーテンを引く明日は明日...
028:カーテン(紫歌) (歌つくろう)
「もういいよ~」私のいつもの隠れ場所深い緑のカーテンの中
028:カーテン(小埜マコト) (カルアミルクを飲みながら)
好きでした積み重なったレコードもヤニで汚れたカーテンさえも
028:カーテン(藤原 湾) (湾の創作の日々。)
朝目覚め 日差し遮る カーテンを 開けお日さんに あいさつをする
028:カーテン(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
衣擦れの音しか知らない教室のカーテンの陰で寄せ合った頬
028:カーテン(空色ぴりか) (題詠100首2007/空色ぴりか)
いつか君と住む部屋には空色のカーテン以外なにもいらない
028:カーテン(内田かおり) (題詠2006深い海から)
夕刻のほの白き壁閉じ込めてカーテンの影柔らかに揺れ
028:カーテン (2007R57577)
カーテンは洗うと縮む世界地図近い未来の願いが叶う
028:カーテン(此夢彼方) (SpriteCrossRoad)
明後日の方を向く君確かめてカーテンを閉める臆病者
028:カーテン(佐藤羽美) (hinautamemo)
カーテンのレールではなく草花の茎でもなくて君の手首は
028:カーテン(やや) (言の葉たち)
なつかしい声と出会えば閉ざされたはずのカーテンふうわり揺れる
028:カーテン (minto) (あすとろさいと)
透明な硝子の部屋にカーテンをかけるとすればやつぱり白だ
028:カーテン (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
窓際に海の色したカーテンを垂らして夜更けの魚になろうよ 魚:うお
028:カーテン(*ビッケ*) (とっても短い今日の歌)
保健室の白カーテンに囲まれてまもられてるとうっすら思う
028:カーテン(西巻 真) (題詠100首のためのブログ)
やや薄きカーテンを買いて帰りしがさびしくて深夜まで撫でて居つ
028:カーテン ( 夜さり) (夕さり夜さり)
カーテンを揺り返しくる微風あり赤子の産毛光らせながら
028:カーテン(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
何年も吊るししままのカーテンに吊るされしままのたましひが棲む
028:カーテン(水野彗星) (彗星不動産)
カーテンの陰にいるのは理科室で死んだあの子の霊じゃないです
028:カーテン(しろ) (星月夜)
黒ずみしシャワーカーテンにいどみたり水中メガネをかければをかし
028:カーテン (お気楽堂) (楽歌三昧)
10cm空けたカーテンからもれる朝の光が外界のすべて
028:カーテン(K.Aiko) (「夢幻館」-別館-)
ゆらゆらと揺れるカーテン微睡(まどろ)めば 光 ふたりでならんで眠る
028:カーテン(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
「さよなら」と言わなくていい「おやすみ」とB寝台のカーテン閉じる
028:カーテン(animoy2) (I (愛)短歌)
カーテンを手早く閉める ゆっくりと倒れこんでく口づけのまま
028:カーテン(長谷川智) (烏のつぶやきα)
カーテンに朝日がすっと差し込んで脈とっている昨日の終わり
028:カーテン(miho) (短歌げいと)
ぺらぺらのカーテン揺れる午後の部屋 どこにも属していない気分で
028:カーテン(萩 はるか) (Betty's second Bar)
名探偵ポアロ没する カーテンは紅い天鵞絨など相応しく
028:カーテン(水野月人) (新月の夜に)
記憶とは流動的でカーテンに拾ったボタン縫い付けてみる
028:カーテン(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
カーテンのゆるきドレープ巻きつけて叔母は振り向く春のさなかを
028:カーテン(笹井宏之) (【温帯空虚】)
カーテンを閉めようとする あたまからつまさきまでが花であるひと
028:カーテン(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
まるでそうオーロラみたいなカーテンだそう言いアナタはスカートめくる
028:カーテン(moco) (LyricHolic)
カーテンが揺れて結末 僕たちのラストシーンがもうすぐ来るよ
028:カーテン(たか志) (象と空)
何事もなかったようにカーテン揺れおんな静かに寝息をたてる
028:カーテン(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
そよ風に弄ばれたカーテンが蹴とばしたあのフランス人形
028:カーテン(里原志穂) (空の下で)
カーテンの揺れる向こう青空はあなたの世界繋がっている
028:カーテン(寒竹茄子夫) (鮎と銀杏)
カーテンの隙間より差す月光の音楽あはあは満ちてくる部屋
028:カーテン(宵月冴音) (新銀星亭~Nova Villa Argentee D'Etoile~)
受け入れて良いか悪いかこの夜を君にまかせてカーテン閉める
028:カーテン(夏瀬佐知子) (夏瀬佐知子の小説のつもり日記)
いやな夢にうなされても生まれ日はやっぱり明けてまずはカーテン
028:カーテン(小野伊都子) ( cahier bleu)
視聴覚室 カーテンはぶあつくて誰にも見えてないからいいよ
028:カーテン (砺波湊) (トナミミナト2007)
カーテンの影が筆記体で君の名をえがくのを待つ目を伏せたまま
028:カーテン(平岡ゆめ) (le petit cahier)
カーテンの向こうに気配ありながら あれは風です気の迷いです
028:カーテン (冬の向日葵)
たっぷりのカーテン生地を身にまといレンズを向けるあなたを誘う
028:カーテン(浅葱) (空耳の森*番外地)
君がくれた真っ赤なバラの喜びがカーテン揺れる窓辺に微笑む
028:カーテン(フワコ) (きくとわたし)
ふるさとの雪の結晶織り込んだひかりのカーテン引いたら真冬
027:カーテン (JEUX INTERDITS)
カーテンを纏う姪っ子可愛さにいないいないばあ何回もする
028:カーテン(野田 薫) (COLORFUL∞PILE)
(さっきまで女子がくるまって遊んでいた)カーテンに触れてみる 意味は無い
028:カーテン (ねこちぐら)
薄衣のカーテンのごとそよそよと揺らぎて去りぬかの美しき人
028:カーテン (zoe)(すりきれ)
マリちゃんをカーテンのうしろによびだしこっそりわたしたミカちゃんだった
029:国 (再投稿) (zoe)(すりきれ)
5時間目の国語の時間に見たけどマスクメロンの網目のよな地図
028:カーテン(稚春) (青いキリンの番外編)
客席の君と目が合い総立ちカーテンコールで夢が終わった
028:カーテン(稚春)再投稿 (青いキリンの番外編)
客席の君と目が合い総立ちのカーテンコールで夢が終わった
028:カーテン(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
舞姫のポーズいずれも絵になりてカーテンコールの拍手の続く
028:カーテン(船坂圭之介) (kei's anex room)
色即是空、空なれど分かち合ふために購ふカーテン一枚
028:カーテン(智理北杜) (智理北杜)
定年を迎えたわが師 生徒達が終業式にカーテンコール...
028:カーテン(柴やん) (明日はきっといいことがある)
カーテンを閉めなおして寝ようとす繁華街の灯は夜に輝く
028:カーテン(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
お互いに自分以外を愛せない性質だと知って引いたカーテン
028:カーテン(みずき) (空)
カーテンの向かふの影は春愁か 艶(なま)めく風に木木のざわめく
028:カーテン(はこべ) (梅の咲くころから)
気に入らぬ風もあろうにカーテンはやさしく強く揺れておるなり
028:カーテン(此花壱悟) (此花帖)
カーテンの白ひらめいて空の碧陽の橙よ凱風快晴
028:カーテン(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
カーテンを閉めて部屋に鍵をかけ明かりを点けて月曜の午後
028:カーテン(五七調アトリエ雅亭) (題詠専用ブログ)
晴れた日はカーテン開けて日光を部屋に取り込みリフレッシュする
028:カーテン(オガワ瑠璃) (ことばの調理 ~ レシピ100 ~)
カーテンを揺らし食卓すべりゆく風が貴方の頬をも掠めて
028:カーテン 行方祐美 (やまとことのは)
カーテンは朝開けるもの約束は夜告げるものルールのいろは
028:カーテン(坂本樹) (ひこうき雲)
なんでもないなんでもないよカーテンのむこうで花がゆれているだけ
028:カーテン(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
飼ひ猫の爪立てのぼるカーテンを開くれば空に月輝きぬ
028:カーテン(惠無) (なんでもない一日)
カーテンの踊る窓際陣取って何を見てるの?小さい家族
028:カーテン (治視) (cherish!)
カーテンはいつも閉まったままにして あたしとあなただけの時間を
028:カーテン(白辺いづみ) (Iduming☆World)
教室の窓のすべては朝焼けで カーテン揺れて君は永遠
028:カーテン (新井蜜) (暗黒星雲)
カーテンの上がらぬうちに舞台からホールを揺るがすベースとドラム
028:カーテン(はな) (はなことば)
諦めの小部屋に光を入れようとカーテン開ける吉か凶か
028:カーテン(新津康) (NOTHING WORKS)
「窓の向こうは青い海。」は嘘。だからカーテンを閉じて夢を見る。...
028:カーテン(春畑 茜) (アールグレイ日和)
カーテンをひらくが如くむざむざと晒すべからずこころの滓は
028:カーテン(本田鈴雨) (鈴雨日記)
橙にきらめく東京タワーにもおやすみを言いカーテンを閉ず
028:カーテン(小春川英夫) (さるさるパパ)
カーテンの開かない部屋でスクリーンセーバーが遊ぶ烏玉乃昼
028:カーテン(原田 町) (カトレア日記)
うらうらとカーテン越しに春の陽が籠もりがちなるわれを励ます
028:カーテン(原田 町) (カトレア日記)
うらうらとカーテン越しに春の陽が籠もりがちなるわれを励ます
028:カーテン(原田 町) (カトレア日記)
うらうらとカーテン越しに春の陽が籠もりがちなるわれを励ます
028:カーテン(愛観) (◆◇ひ と ひ ら こ と ば ◇◆ ~題詠100首と短歌詩~)
カーテンの波打つ襞を見上げおり我に被さる苦痛の潮
028:カーテン(フィジー) (逢えなくてもI Love You)
夜なのに部屋のカーテン全部あけ星取り込んで夢膨らます
028:カーテン(駒沢直) (題詠blog2007参加用。)
カーテンの作る暗闇 永遠に君のいる夜が続く錯覚
028カーテン(ダンディー) (はじめまして!)
諍いて三日三晩の口利かず鳴くまで待とう鉄のカーテン
028:カーテン(よさ) (やわらかい螺旋)
カーテンの向こうに冷えた鉗子もつ手は何本もあるのだろうか
028:カーテン(yuko) (tankaの森)
カーテンの裾をつまんで妖精は風の形を描いておりぬ
028:カーテン(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
「引きこもり」と呼びたくば呼べ閉ざされたカーテンの中「立てこもる」意志
028:カーテン(ドール) (花物語?)
帆のように風をはらんでひるがえるあなたの部屋の白いカーテンは
028:カーテン(蓮野 唯) (万象の奇夜)
カーテンの向こうから聞こえる寝息だけの不安な大部屋の夜
28.カーテン(文月万里) (Kagerou つれづれ)
少しだけ開けて眠ろうカーテンを朝生まれたての光得るため
028:カーテン(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
教室の白いカーテンが翻る校庭見れば新緑芽吹く
028:カーテン(野樹かずみ) (告げ忘れたこと)
カーテンはまるくふくらみ春風や子どもやおばけを隠している
028:カーテン(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
引越しの人がたくさん持ってったから僕のカーテンにくるまって眠る
028:カーテン(暮夜 宴) (青い蝶)
カーテンと猫のしっぽがじゃれあってくしゃみ7回ここからが春
028:カーテン(青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
少しだけ開いた窓辺、カーテンを揺らして去った風は旅人
028:カーテン(pakari) (魔法文明)
カーテンが風のかたちにひるがえる 背中を押していたのはきみか
028:カーテン(香-キョウ-) (Sky on Blue)
ベッドから揺れるカーテン眺めては 眠気誘われ 夏の暑き日
028:カーテン(こはく) (プラシーボ)
すこしずつわかってきたという人をさえぎるために洗うカーテン
028:カーテン(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
晴天にカーテンレール取り付けていきおいつけて発つ サバンナへ
028:カーテン(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
獲物追うカーテン越しの犯人をブラインド越しみている刑事
028:カーテン(小早川忠義) (ただよし)
童貞を失くせし夜の覚えゐることの全てはカーテンの柄
028:カーテン(きじとら猫) (きじとら小部屋)
国立の地名の由来こっそりと桜守から耳うちされる
028:カーテン(きじとら猫) (きじとら小部屋)
お互いの気持ちのそばで揺れ動く開くことのない遮光カーテン
028:カーテン(野州) (易熱易冷~題詠blog編)
カーテンの襞の陰影くきやかに真昼間なれば閉ぢしカーテン
028:カーテン(川内青泉) (青泉の部屋)
教室の明るさもどすため願い込め黒きカーテン洗う夏休み
028:カーテン(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
カーテンのない一階に住み慣れて戸締りなんてほとんどしない
028:カーテン(川瀬菜穂) (あしたのわたしは)
抱かれてるレースのカーテン越しに光る海と船を眺めながら
028:カーテン(+イチゴ+) (+ イ チ ゴ ノ ウ タ +)
カーテンが世界をふたつに分ける朝 部屋から旅立つ君を見送る
028:カーテン(川瀬菜穂) (あしたのわたしは)
抱かれてるレースのカーテン越しに光る海と船を眺めながら
028:カーテン(本田あや) (明晃晃)
カーテンでくるんだ肩がこそばゆい サンクチュアリで夕焼けを待つ
028:カーテン (紫月雲) (resume 1970-2007)
カーテンが洩らす光の一筋も救いとならず ご満悦の君
028:カーテン(萌香) (空の青さをみつめていても)
空色のカーテン越しに揺れる陽が引き離してく朝の始まり
028:カーテン(sera5625) (日曜日は猫になる)
カーテンを開けようとする君発見 全力タックル二度寝へ誘う
028:カーテン(天国ななお) (お月様は許さない)
引っ越したばかりの部屋でカーテンのかわりにシーツ吊るして生で
028:カーテン(つきしろ) (あめふりぼし)
カーテンのすそにだれかがいるようで缶コーヒーをふたつならべる
028:カーテン(夏実麦太朗) (麦太朗の鍛高短歌4)
一秒と狂わぬ時計もあるけれどカーテンを引けば夜が始まる
028:カーテン(ぱぴこ) (テクテク)
カーテンを閉めるよ帰るきっかけを今日はとことん締め出すつもり
028:カーテン (翔子) (花こみち)
転居して裾あげしつつ涙するカーテン模様うごめきて春
028:カーテン(遠野アリス) (Gymnopedie)
昨日より今日が良い日になるといい 誤魔化し笑って開くカーテン
028:カーテン(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
銀色のカーテンランナーきゃらきゃらと滑るよだってもう重くない
028:カーテン (すずめ) (すずめの詩)
カーテンにすける仕合わせ黄昏てまさる己の影法師かな
028:カーテン(橘 こよみ) (aglio-e-olio)
着くずした制服のままカーテンに躯をくるむ 抱擁されたし
028:カーテン(ももや ままこ) (★SARU×3★)
あたたかな紅茶の香りの春風が目を覚ましたら揺れるカーテン
028:カーテン(五十嵐きよみ) (99本の薔薇の花束)
不意打ちのまぶしさ君の両腕がカーテンをあけ世界を開く
028:カーテン(百田きりん) (きりんメモ)
祝福は白いレースのカーテンに似ている 大好きよ 大好きよ
028:カーテン(nnote) (題詠blog2007,nnote)
未だひとの妻でいようか曖昧な境界ゆらす白いカーテン
028:カーテン(吉浦玲子) ([湖]湖蓮日日(これんにちにち))
なんといふ童謡だつたかカーテンの向かふに聞こゆ塵収集車の
028:カーテン(Yosh) (☆生短歌☆)
あの世とはメッシュでできたカーテンが隔てています 開く時、death
028:カーテン(素人屋) (素人屋雑貨店)
薄桃のカーテン越しに医師の指示受けて始まる婦人科検診
028:カーテン(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
カーテンに飛ぶ影の鳩キツネへと変わる瞬間「コン」と誰かが
028:カーテン (佐原 岬) (memo)
カーテンに隠れふざけた教室は今日でとうとう取り壊される
028:カーテン(逢森凪) (みそじのみそひともじ(再))
気付いてたカーテン閉めるわたくしの髪に落とした君のくちづけ
028:カーテン(寺田 ゆたか) ( “たまゆらのいのち”)
明るさにカーテン開けて驚きぬ九月晦日に雪降れる街
028:カーテン(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
人間が飛ばないようにカーテンを作ってるのさとカーテン職人
028:カーテン(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
夕暮れの色が瞼に焼きついてカーテンレールの埃を拭う
028:カーテン(みゆ) (*** はなたんか ***)
幸福木優しい愛を感じとる カーテン越しの陽の光にも
028:カーテン(稲荷辺長太) (マシンガンスキップ アドリブマニュアル)
カーテンを閉めきっていて忘れてた洗濯物のような溜息
028:カーテン(星桔梗) (風船がわれるまで 2)
引き止めて傍に居るのを望むようカーテンの裾揺らした別離
028:カーテン(カー・イーブン) (ほぼ31音)
若葉いろ薫るカーテン 馬鹿みたく立ち漕ぎしては笑っていたね
028:カーテン(スズキロク) (夏休みはもう終わり)
揺れてごらん カーテンの中で傷ついたプリマのように笑ってあげる
028:カーテン(振戸りく) (夢のまた夢)
ひさかたの光のカーテン 収穫を間近に控えた麦の穂の色
028:カーテン(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
突風をはらんだ白いカーテンが二年五組のぼくを切り取る
028:カーテン(橘みちよ) (夜間飛行)
カーテンのまだなき部屋にあかす夜山に灯れる十字架に向き
028:カーテン(花夢) (花夢)
眠れない夜ふんわりとカーテンが揺れてわたしの微熱をさます
028:カーテン(aruka) (外灯都市)
砂のない海岸、きみの美しい指をみるためとざすカーテン
028:カーテン(ひわ) (十三夜)
カーテンを開ければ光だけが満ち三秒遅れて見る海の青
028:カーテン(霰) (徒花日記)
うす色のカーテン越しに盗み見る直視出来ない眩しい世界
028:カーテン(みなと琳) (奇会都市)
カフェカーテンを見つけたのあなたみたいなレースの白い、白いやつ。
028:カーテン (アブストラクトマイライフ別館)
風すさびバンブーカーテンはぜており驟雨のごとく光れる寂夜
028:カーテン(市川周) (ミルミルを飲みながら)
カーテンを閉めずに踊れあかねさすラジオ体操第二を踊れ
028:カーテン (里坂季夜) (コトノハオウコク)
カーテンはまだ閉じておく金の陽がかたむき消えるまであとすこし
028:カーテン(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
きつくきつく捲かれていても雨風に持ってゆかれるカーテンの裾
028:カーテン(葉子) (三十一文字の声)
長すぎる直す余裕と健やかさ足らず仕舞にされどカーテン
028:カーテン(月原真幸) (さ か む け の ゆ び き り 。)
カーテンを洗う休日 部屋の壁一面に青空のポスター
028:カーテン(あみー) (正直なたましい)
だいたいの人生はそう カーテンの向こうのものを知らずに終わる
028:カーテン(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
吾の夜を守りて閉じるカーテンの外(と)を妖精のとびゆくらしも
028:カーテン(さかいまみ) (恋するキモチ。)
オレンジのカーテン揺れるこの部屋で君と私は育まれていく
028:カーテン(佐倉すみ) (ありがとベティ)
世界には風と光があることを忘れぬようにカーテンはある
028:カーテン(村本希理子) (きりころじっく2)
カーテンの裾のほつれて鮮らけき瑠璃の蕾のいまを開きぬ
027:カーテン(美山小助) (小助の和歌2007)
閉じられた カーテンの前 一人立ち 客に語らん プロローグをば
028:カーテン(短歌製造機メカ麦3号) (短歌製造機blog)
真ん中に話す言葉がひんやりとカーテン閉めるサイレン響く(オペ:亀野あみ)
028:カーテン(ME1) (FILL mobile)
君だけのカーテンコールを待っていた楽屋に憂う喝采の姫
28┣題詠:カーテン (FILL mobile)
君だけのカーテンコールを待っていた楽屋に憂う喝采の姫
028:カーテン(小籠良夜) (《冥の逸脱》)
泥酔のコキュに応ふる故もなしと寝屋のカーテン揺れて戻らず
028:カーテン(みち。) (幸福アレルギー。)
ひきちぎる白いカーテンここはもうずっと前から戦場だから
028:カーテン(滝秋 邑嘉) (エンバラスド・クウェアティ)
ごめんねと言った カーテンの漏らした光で君を焼いてしまった
028:カーテン(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
カーテンのむこうに鈴の音が走る満月の夜は猫族のもの
028:カーテン(澁谷 波未子) (沈思黙考)
カーテンの代わりに窓にぶら下がる白きスカート夏を迎へぬ...
028:カーテン(きくこ) (きくこ)
巻きつけてくるくるまわるカーテンの陰に隠れて弾ける笑い
028:カーテン(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
薔薇色の遮光カーテン選び日の 吾の思いを知る人も無し
028:カーテン(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
カーテンを引いてしめ出す夕あかり人は家ぬちにあやしは庭に
028:カーテン(やすまる) (やすまる)
境界にカーテンはありそのたびに吹き上げられて入りくるひかり
028:カーテン(兎六) (一人暮らしの日記)
連れられて来て好きになり立ち上がり叫べずにいるカーテンコール
028:カーテン(桑原憂太郎) (桑原憂太郎の短歌Blog)
カーテンに絵の具をまけり放課後のADHD美術部員
028:カーテン(描町フ三ヲ) (水面走行)
どろどろに実は汚れている布も光と風を抱けばカーテン
028:カーテン(A.I) (Private Window)
ちくちくと針をすすめてカーテンのひだひだのように縫われた時間
028:カーテン(夢眠) (夢眠(ムーミン)∞日々綴り)
カーテンを揺らして風が顔撫でるふくれっ面のあなたが窓際
028:カーテン(史之春風) (はちぶんめblog)
窓なんかなくていいのに いちばんにカーテンを曳くにばんめに脱ぐ
028:カーテン(ハルジオン) (ハルジオン デイズ)
カーテンを開けてあなたの肩越しの消えゆく月に飲み込まれたい
028:カーテン(ちえりー) (あんな話こんな話)
カーテンが空間隔てる壁みたい 旅立った君、生きてる私
028:カーテン(うめさん) (今日のうた)
薔薇の花のカーテン外せしあの日よりここが私の住処となれり
028:カーテン(椎名時慈) (タンカデカンタ)
百年も閉ざされているカーテンの奥に美女など居るはずもない
028:カーテン(桶田 沙美) (31Words Runner #011)
カーテンが二人を区切る波ならばその波越えて傍に行きたい
028:カーテン(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
はずしてもレールがここにある限りまたカーテンをかけてしまうね
028:カーテン (一夜) (短歌るBlog)
カーテンの丈が短く縫い足して オリジナリティ有り過ぎ笑う
028:カーテン(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
薄いレースのカーテンなのに北風も太陽もまだ勝てないでいる
028:カーテン(里木ゆたか) (木犀の灯り)
光揺れ振り向く先にカーテンの手招きしたる夏の朝かな
028:カーテン(岡元らいら) (3+1-題詠blog2007-)
ぼくたちは終われただろうかカーテンがあんな風にひるがえらなければ
028:カーテン(あおゆき) (メソトリウム)
カーテンはあなたの昼を遮った あなたの夜はもうもらえない
028:カーテン(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
病み上がり開け放たれたカーテンも洗濯するぞどうだ青空
028:カーテン(青山ジュンコ) (take it easy)
カーテンがふわりと風を抱き踊る秋の匂いが少しする午後
028:カーテン(y*) (Perl Python)
いたいけな薔薇の花咲くカーテンと爪を磨いた黒猫の我
028:カーテン(川鉄ネオン) (今週の俺が俺が)
カーテンをひらいて窓を開け放ち大きなオナラをひとつしました
028:カーテン(みずすまし) (水紋)
緑なす葉に突き刺す夏の陽も光やわらぐ緑のカーテン
028:カーテン(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
風に揺るカーテンの外声聞こゆ午睡の夢幼子の吾
028:カーテン(David Lam)再投稿 (でたらめなうたどもよ!)
風に揺るカーテンの外声聞こゆ午睡の夢の幼子の吾
028:カーテン(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
思い切りカーテン開けて空を見る爪先立ちのセプテンバー
028:カーテン(橋都まこと) (笑ってどこでもサヴァイヴァル)
わたくしのあたまのなかのカーテンにかくされている白い憎しみ
028:カーテン(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
カーテンを素肌に巻いて立つてゐた窓そのものとなつて、あなたは
028:カーテン(今泉洋子) (sironeko)
カーテンに射し込む光おだしくて盗人(ぬすびと)のやうに秋は来てをり
028:カーテン(紫峯) (☆ ☆ 時空の扉 ☆)
あれこれと揺れる気持ちにきっぱりとカーテンを引く明日は明日...
028:カーテン(紫歌) (歌つくろう)
「もういいよ~」私のいつもの隠れ場所深い緑のカーテンの中
028:カーテン(小埜マコト) (カルアミルクを飲みながら)
好きでした積み重なったレコードもヤニで汚れたカーテンさえも
028:カーテン(藤原 湾) (湾の創作の日々。)
朝目覚め 日差し遮る カーテンを 開けお日さんに あいさつをする
028:カーテン(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
衣擦れの音しか知らない教室のカーテンの陰で寄せ合った頬
028:カーテン(空色ぴりか) (題詠100首2007/空色ぴりか)
いつか君と住む部屋には空色のカーテン以外なにもいらない
028:カーテン(内田かおり) (題詠2006深い海から)
夕刻のほの白き壁閉じ込めてカーテンの影柔らかに揺れ
028:カーテン (2007R57577)
カーテンは洗うと縮む世界地図近い未来の願いが叶う
028:カーテン(此夢彼方) (SpriteCrossRoad)
明後日の方を向く君確かめてカーテンを閉める臆病者
028:カーテン(佐藤羽美) (hinautamemo)
カーテンのレールではなく草花の茎でもなくて君の手首は
028:カーテン(やや) (言の葉たち)
なつかしい声と出会えば閉ざされたはずのカーテンふうわり揺れる
028:カーテン (minto) (あすとろさいと)
透明な硝子の部屋にカーテンをかけるとすればやつぱり白だ
028:カーテン (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
窓際に海の色したカーテンを垂らして夜更けの魚になろうよ 魚:うお
028:カーテン(*ビッケ*) (とっても短い今日の歌)
保健室の白カーテンに囲まれてまもられてるとうっすら思う
028:カーテン(西巻 真) (題詠100首のためのブログ)
やや薄きカーテンを買いて帰りしがさびしくて深夜まで撫でて居つ
028:カーテン ( 夜さり) (夕さり夜さり)
カーテンを揺り返しくる微風あり赤子の産毛光らせながら
028:カーテン(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
何年も吊るししままのカーテンに吊るされしままのたましひが棲む
028:カーテン(水野彗星) (彗星不動産)
カーテンの陰にいるのは理科室で死んだあの子の霊じゃないです
028:カーテン(しろ) (星月夜)
黒ずみしシャワーカーテンにいどみたり水中メガネをかければをかし
028:カーテン (お気楽堂) (楽歌三昧)
10cm空けたカーテンからもれる朝の光が外界のすべて
028:カーテン(K.Aiko) (「夢幻館」-別館-)
ゆらゆらと揺れるカーテン微睡(まどろ)めば 光 ふたりでならんで眠る
028:カーテン(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
「さよなら」と言わなくていい「おやすみ」とB寝台のカーテン閉じる
028:カーテン(animoy2) (I (愛)短歌)
カーテンを手早く閉める ゆっくりと倒れこんでく口づけのまま
028:カーテン(長谷川智) (烏のつぶやきα)
カーテンに朝日がすっと差し込んで脈とっている昨日の終わり
028:カーテン(miho) (短歌げいと)
ぺらぺらのカーテン揺れる午後の部屋 どこにも属していない気分で
028:カーテン(萩 はるか) (Betty's second Bar)
名探偵ポアロ没する カーテンは紅い天鵞絨など相応しく
028:カーテン(水野月人) (新月の夜に)
記憶とは流動的でカーテンに拾ったボタン縫い付けてみる
028:カーテン(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
カーテンのゆるきドレープ巻きつけて叔母は振り向く春のさなかを
028:カーテン(笹井宏之) (【温帯空虚】)
カーテンを閉めようとする あたまからつまさきまでが花であるひと
028:カーテン(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
まるでそうオーロラみたいなカーテンだそう言いアナタはスカートめくる
028:カーテン(moco) (LyricHolic)
カーテンが揺れて結末 僕たちのラストシーンがもうすぐ来るよ
028:カーテン(たか志) (象と空)
何事もなかったようにカーテン揺れおんな静かに寝息をたてる
028:カーテン(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
そよ風に弄ばれたカーテンが蹴とばしたあのフランス人形
028:カーテン(里原志穂) (空の下で)
カーテンの揺れる向こう青空はあなたの世界繋がっている
028:カーテン(寒竹茄子夫) (鮎と銀杏)
カーテンの隙間より差す月光の音楽あはあは満ちてくる部屋
028:カーテン(宵月冴音) (新銀星亭~Nova Villa Argentee D'Etoile~)
受け入れて良いか悪いかこの夜を君にまかせてカーテン閉める
028:カーテン(夏瀬佐知子) (夏瀬佐知子の小説のつもり日記)
いやな夢にうなされても生まれ日はやっぱり明けてまずはカーテン
028:カーテン(小野伊都子) ( cahier bleu)
視聴覚室 カーテンはぶあつくて誰にも見えてないからいいよ
028:カーテン (砺波湊) (トナミミナト2007)
カーテンの影が筆記体で君の名をえがくのを待つ目を伏せたまま
028:カーテン(平岡ゆめ) (le petit cahier)
カーテンの向こうに気配ありながら あれは風です気の迷いです
028:カーテン (冬の向日葵)
たっぷりのカーテン生地を身にまといレンズを向けるあなたを誘う
028:カーテン(浅葱) (空耳の森*番外地)
君がくれた真っ赤なバラの喜びがカーテン揺れる窓辺に微笑む
028:カーテン(フワコ) (きくとわたし)
ふるさとの雪の結晶織り込んだひかりのカーテン引いたら真冬
027:カーテン (JEUX INTERDITS)
カーテンを纏う姪っ子可愛さにいないいないばあ何回もする
028:カーテン(野田 薫) (COLORFUL∞PILE)
(さっきまで女子がくるまって遊んでいた)カーテンに触れてみる 意味は無い