題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

020:信号

2006-01-02 | 011-020の歌
「020:信号」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

題の詠み込み漏れはありませんか? 歌には必ず、題をそのまま詠み込んでください。

020 信号(美山小助) (小助の和歌)
夜の街 車もいない 交差点 赤信号のみ 色を伝える

020:信号(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
点滅はいまだ止まざり人生の信号つねに黄色を示す

020:信号 (風流三昧)
青信号お手々を挙げて渡ります交通事故を未然に防ぐ

020:信号(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
おおぞらの果墨色の雲は消え冬はいよいよ黄信号なり

020:信号(はこべ) (梅の咲くころから)
この夜はあの信号が別れ道 あしたの夜は青であれかし 

020:信号(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
信号の色に止めむダイオードどぎつき青の巷に溢れ

020:信号(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
信号の色に止めむダイオードどぎつき青の巷に溢れ

020:信号 行方祐美 (やまとことのは)
父さんは青信号です好物のカレーをじぐざぐ煮込んだ宵は

020:信号(みずき) (空)
信号の十字をわたる真ん中は疎外感とふ青の哀しみ

020:信号 やっつん (U151の目線)
駅前で信号待ちをしていたらナイスメガネ隣に立った

020:信号(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
信号を待ってる時もウォーキング 1グラムでも減るんだったら

020:信号(aruka) (外灯都市)
道路のない荒野に立った信号機どこから来たのかタクシーが停まる

020:信号(かのこ) (短歌*かのこ流)
教習で赤と黄色が点滅す信号の意味初めて知った

020:信号(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
からっぽの駕籠抱きしめて信号の黄 赤 青 黄浴びていました

020:信号 (丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
信号の青に許されつかの間をゼブラゾーンの春風となる

020:信号(謎彦) (ジャポン玉)
「火事」「ホルン信号」「太鼓連打」「熊」「びつくり」パパだからパパなのだ

020:信号(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
青だったこともあるかもしれないね そらにかがやくあかい信号

020:信号(春畑 茜) (アールグレイ日和)
なにがなしこころ疲れて昼すぎの路上ときのま信号を待つ

020:信号(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
ああすればかうなるらむとて信号が「赤ぞ」「青ぞ」と語りたがつて

020:信号(天野 寧) (三十一文字の毒薬)
信号は出し続けてるけれど未だ伝わってないキミガスキデス

020:信号 (春雨じゃ)
変わるまで待てず飛び出す信号や自己責任の想定内で

020:信号(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
郊外に住みいる友は信号を踏切などと言うがおかしき

020:信号(紫女) (クロッカスの歌)
青空に中指立てて背を向かば赤き信号檻として立つ

020:信号(新井蜜) (暗黒星雲)
信号で急停車した目の前を海へと急ぐ海亀家族

020:信号(暮夜 宴) (青い蝶)
信号の赤い点滅まなうらに割れた石榴の歪んだかたち

020:信号(ハナ) (象の求愛ダンス)
信号の赤を背負って立つひとの永遠なんて5時間でした

020:信号 (小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
見つからぬかくれんぼうをしつづける ぼくもモールス信号でいる

020:信号(小雪) (朱紗)
大都会 ポーカーフェイスの顔顔 信号を待つクロスロードで

020:信号 再投稿(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
見つからぬかくれんぼうをしつづけるぼくもモールス信号でいる

020:信号(丘村トモエ) (ことばとわたし(丘村トモエ))
気にしない 誰かが置いた信号の色がどんなに変わるとしても

020:信号(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
虚空間SOSの信号を誰か気付いて助け出してね

020:信号(水都 歩) (水都blog)
初めての出会いで落ちる恋もある幸せ信号スイッチオンして

020:信号(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
信号機は黄色だけれど後ろから飛ばす車あり判断迷う

020:信号(鈴雨) (鈴雨日記)
目の高さのつきあいだった信号機 左横顔すてきだったよ

020:信号(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
解らないだろうと勝手に思い込み想いうっかり手旗信号

020:信号(まつしま) (心の空)
朝6時30分の交差点、渡るたび赤信号でした

020: 信号 (佐田やよい) (言の波紋)
痛みさえ伝えられない子供らの見えない信号手のひらの中

020:信号(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
危険でも赤信号を突っ切って追いかけるほど君が欲しくて

020:信号(ドール) (花物語)
信号が送られてくる “ココニイル” 地球生まれの銀河人から

20:信号 新津康 (NOTHING WORKS)
互いに交わさぬ視線。他人に戻る青信号でのすれ違い。...

020:信号(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
信号の ボタンを押して 導くは 横断せずを 示す赤色

020:信号(本原隆) (それについて)
真夜中の信号機よりはっきりと意見を言えば無視もされるさ

020:信号(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
君らしくないことばかり増えてゆく信号待ちのあいだの口論

020:信号(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ。)
持ち上げるとやっと手になるわたくしの信号はまだ点滅中の

020:信号(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
信号が赤から青に変わるより前に本当のことだけ言って

020:信号 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
信号で立ち止まる人人人の波 ひとつだけ懐かしい背(せな)

020:信号(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
旅立ちに友が集いて見送られ あ・り・が・と・う 振る手旗信号

020:信号(スガユウコ) (ココロに花を)
午前2時彼方へ続く暗闇に瞬いている信号の赤

020:信号(原田 町) (カトレア日記)
点滅の信号のみの交差点みんなそこ退け戦車が通る

020:信号(翔子) (花こみち)
子守唄うすく流れる真夜中の信号点滅なぜ此処にいる

020:信号(Yosh) (★光に向かって★)
赤信号見られぬ子供 \"個\"独から孤独に堕ちる 親の知らぬ間

020:信号 (水沢遊美) (ふんわりんさまの想ひ人)
信号機このまま変わらず赤でいて 歩きはじめる前のふたり

020:信号 (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
君の打つモールス信号たたんたたんいいから黙って張り倒されなよ

020:信号(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
雨の夜信号のない国道の横断歩道の途中に立とう

20:信号(みゆ) (*** ことばあそび ***)
「おいでよ」と点滅している信号機 渡りたいのに動けなくなる

020:信号(飯田篤史) (ひこうき雲)
信号が赤からあおにかわるときやさしい風のなかにぼくらは

020:信号(野良ゆうき) (野良犬的)
信号が青になるのをまっているあいだに独りぼっちになった

020:信号(西宮えり) (aglio-e-olio)
きみが今血を流したりまばたきをしたりしながら送る信号

020:信号(花夢) (花夢)
信号が青になるのを待つうちに君は自由になってしまった

020:信号(川内青泉) (青泉の部屋)
台風で押し出されそう車道まで柵につかまり信号待ちだ

020:信号(みなとけいじ) (海馬)
信号の赤を見ていた居酒屋のうす明かりの騒めきの中から

20:信号(みずすまし) (水紋)
 君からの危険信号見抜けずに過ぎし月日は悔恨の日々

020:信号(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
退職の願を出せば信号も気にはならない時計も要らぬ

0020:信号(素人屋) (素人屋雑貨店)
信号を待つ・・・立ち尽くす。急速に凍え始めた胎児を抱き

020:信号(素人屋) (素人屋雑貨店)
信号を待つ・・・立ち尽くす。急速に凍え始めた胎児を抱き

020:信号(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
信号が赤へと変わる5秒前自分を信じて駆け抜けていく

020:信号(kitten) (kitten song)
深夜ビニール傘に映える信号の点滅を独り見つめる

020:信号(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
朝起きて 抜け毛の数を 確認だ 30本から 危険信号

020:信号 (紫峯) (時空の扉)
地下街をそぞろに行けば地上なる信号いくつ越えて来しかば...

020:信号(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
むらさきに光る信号あらわれて私の意志がためされている

020:(夜さり) (夕さり夜さり)
明るさに力が増さば啼き交はすつばめ返しの夏の信号

020:信号(夜さり) (夕さり夜さり)
明るさに力が増さば啼き交はすつばめ返しの夏の信号

020:信号 (はちぶんめblog)
黄信号アクセル開けろためらうな赤になるまで疑うなかれ

020:信号(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
人進む つられ自分も進んでく ふと見上げれば信号は赤

020:信号(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
しんぞうの点滅信号ふりきって今ゆけば明日かわるだろうか

020:信号(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
ふりむかないで走れたよ信号のカッコーカッコーもうきこえない

020:信号(みにごん) (MINI\'S LIFE blog)
二丁目の角の新興宗教へ向かう娘が信号を差す

020:信号(きじとら猫) (きじとら小部屋)
タブレット手渡す仲でいたいよね信号なんて味気ないから

020:信号(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
羅針盤モールス信号八分儀 無視して行きたいところに行くきみ

020:信号 (やすまる)
花曇りの空へと伸びる信号機を斜め横から仰げば凛々し

020:信号(振戸りく) (夢のまた夢)
使い捨てコンタクトで見る信号は花笠音頭を踊って危険

020:信号 (佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
信号を待つ間三分 ウルトラマンが怪獣退治を済ませる長さ

20:信号(秋野道子) (気まぐれ通信)
みんなして信号無視のテヘランで道を横切る私の野性

020:信号(秋野道子) (気まぐれ通信)
みんなして信号無視のテヘランで道を横切る私の野性

020:信号(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
信号が点滅すれば立ち止まる初めての人君の手をとる

020:信号(小原英滋) (過去と現実)
うなだれて横断歩道を引き返す信号の青を信じられずに

020:信号(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
信号の色は何色 君と僕 赤は嫌だよせめて黄色に...

020:信号(はるな 東) (菜の花の道)
行く先を迷うあなたの左手の赤信号に染まる真夜中

020:信号(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
玉入れのように赤信号ばかりぶつかれ いそがないでほしいの

020:信号 (みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
信号の中の人形(ひとがた)逃げさうなじりじりじりじり直立親しも

020:信号 (みあ) (言の葉たち)
息さえも出来ないほどに抱かれて青信号をわたれずにいる

020.信号(方舟) (方舟)
モールスの信号打てる過去ありし手に携帯のメール馴染まず

020:信号(斉藤そよ) (つれづれつづり)
やめやうかもうやめやうか停まらうか 黄点滅しかしない信号

020:信号(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
事故多き辻に信号やっと付き赤で安心青で安全

020:信号 (桔梗の独白)
気がつけばあなたを見失っていた 信号弾は まだ 上がらない

020:信号(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
されどなお空を流れる信号に投げ返す歌が無いのなら無いのなら

020:信号(くろ) (鎌倉日記)
夜に立つひとのランプの手信号すすめすすめとわれをいざなふ

20.信号 文月万里 (Kagerou つれづれ)
信号が青に変わった もうここで引き返そうと決めていたのに

020:信号(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
信号も車も知らぬ蝦蟇(がま)達は雨の街路に轢かれて死せり

020:信号(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
信号を見落としすぎて追突す頬つたう血の寂しいブルー

020:信号(yasubow) (忘れえぬ人々)
垂直に立つ信号の律儀さを厭う少女の埋もれし砂場

020:信号(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
どこまでも青信号がつづく道(だれにも止めてもらえない道)

020:信号(ぱぴこ) (テクテク)
埋もれゆく停止信号正しさじゃ守りきれない騒音の街

020:信号(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園 ー題詠百首のためにー)
  信号が滲んで見える雨の日の草をふるわすようなくちづけ  

020:信号(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園 ー題詠百首のためにー)
  信号が滲んで見える雨の日の草をふるわすようなくちづけ  

020:信号(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
SOSほらほら呼んでいるわ今日もまた自称乙女の救難信号

020:信号(村上はじめ) (spidyな日々)
行き当たる信号全てに捕まって 「ついてないや」と溜め息ひとつ

020:信号mamaGON(赤い椅子) (赤い椅子)
島に2つあるのみの信号学童のためといえども誰も守らぬ

020:信号 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
ゆっくりと手旗信号振るように言葉をつなぐ モ・ウ・ヤ・メ・ヨ・ウ・ヨ

020:信号(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
信号が青になっても何一つ動かぬ街に響くぴよぴよ

020:信号(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
信号の変わらないまま暮れてゆく横断歩道に溜まる音階

020:信号(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
疑はしきもののひとつに押しボタン信号、全体重かけて押す

020:信号(てん) (てんの短歌部屋~100首blog編)
田舎には田舎の誇りあらたまの赤信号の明滅する夜

020:信号(栗凛) (ス芸紙一重?)
信号が黄色いうちに好きになり赤になったら進みだしたい

020:信号(凛) (臥薪嘗胆)
君の出す信号の意味わからずに安心してた 長すぎた春

020:信号(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
信号はいつも青とは限らない時には待って色をみて 来て

020:信号(みち。) (虹色アドレナリン。)
赤のまま変わらなかった信号が 歩き出したら青に変わった

020:信号(ことら) (ことらのことのは)
真夜中の信号何処(どこ)までも青く規則正しく廻(めぐ)る運命

020:信号(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
信号のみどりを浴みて冷ゆる頬 冥王あまやかしにゆきたし

020:信号 (たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
「せっくす」をせずに別れた帰路はずぶずぶと青信号を突き抜け

020:信号(芹澤京乃) (りなときょうのの迷走記録。)
寝坊した午前八時半 赤信号にごめんなさいして駅へ掛けてく

020:信号(芹澤京乃)再投稿 (りなときょうのの迷走記録。)
寝坊した午前八時半 赤信号にごめんなさいして駅へ駆けてく

020:信号(寺田 ゆたか)  (素浪人Joeのスローライフ)
・信号の赤から青に変わるとき 思はず駆ける癖をかなしむ

020:信号(笹井宏之) (【些細】)
私たち、来る日も信号機のなかで産み落とされるのを待っていた

020:信号(つきしろ) (halcyon days)
どうしても青にならない信号機。見切り発車をしてもいいかい?

020:信号(癒々) (Romantic irony)
信号が赤になるから離してよ 走り去らなきゃいけないの、今

020:信号(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
着陸の機内にやがて映り出て手旗信号おもむろに招く

020:信号(小早川忠義) (ただよし)
信号に行く手は阻まれまいといひし世代は過ぎてビルに日の差す

020:信号( (歌信風(かしんふう))
雨傘を傾げて見ゆる信号は迷ふことなく赤から青へ

再投稿 020:信号(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
雨傘を傾げて見ゆる信号は迷ふことなく赤から青へ

020信号(クロエ) (90%の幸福)
信号が待ちきれなくて走り出す裸足のままで海にむかって 

020:信号(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
首に夜間押ボタン式信号機の青のくらさを浴びたままいる

020:信号(美里和香慧) (     Popん?TANKA)
     シグナル ギラリ信号 みなみの風にかわったら夏・背中から ? LOVE YOU☆

020:信号(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
正道を踏み外し吾堕ちにけり信号機無き暗き森へと  

020:信号。  (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
待ちぼうけ 小雪降るふる震える膝で 信号の青幾度見過ごす

020:信号(そばえ) (日照雨)
とおりゃんせがなめらかに降ってくる春の青信号の前にいるから

020:信号(矢野結里子) (Leaf-Life-Feeling)
信号機 赤いランプに恋をして ここまで来るな そこを動くな

020:信号(今泉洋子) (sironeko)
メール打ち信号を待つ少女の白き膕(ひかがみ)初夏の日を浴ぶ

020:信号(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
赤の黄の信号燈(とも)るクロス・ロード 屋上の鶴海を欲せり

020:信号(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
観光地に住みたる我の連休は部活の帰りに信号待ち五回...

020:信号(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
信号無視しちゃったようなデートだと小さく笑い裏路地をゆく

020:信号(村上きわみ) (北緯43度)
信号の点滅に息をととのえてコンバースには一対の星

020:信号(ユメハ) (夢見堂)
信号が赤へと変わるその瞬間私の心がフライングした

020:信号(あおゆき) (メソトリウム)
信号機 きっかけは(青)おしゃべりは(青)見つめたら(黄色)その先

020:信号(逢森凪) (みそじのみそひともじ)
青になど変わるな信号赤のまま車をこの場に止めてください

020:信号(ちゅう) (ちゅう …ノラのつぶやき…)
赤信号あわてて止まる交差点 若葉マークの苦い思い出

020:信号(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
うつせみの身に掣肘(せいちゆう)したる信号に小石蹴り込め 赤でわたれよ

020:信号(村本希理子) (きりころじっく)
点滅を繰り返してゐる信号の朝のひかりの中の孤独が

020:信号 (保井香) (パパは乳牛屋)
真夜中の赤信号を手をつなぎ歌を歌って笑って渡る

020:信号(市川周) (ミルミルを飲みながら)
信号は変わらぬままに夏は昏れ母さん僕は失態ですか

020:信号(星桔梗) (風船がわれるまで)
信号の青とて一歩も踏み出せぬ 渡るその先見える黒雲

020:信号(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
信号の青に変わりし女生徒は手を振りせつなに踵をかへす

020:信号(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
時々は赤信号で立ち止まり自分の道を確かめたいな

020:信号(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
幼子の言葉にならぬ信号を受け止めんとす全チャンネルで

020:信号(夢眠) (夢眠・日々綴り)
信号が青に変われば別の路クラクション泣く小雨に響き

020:信号(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
そこに居る、俺が愛しの青き者。信号待ちの赤の点滅

020:信号(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
うかうかと信号渡りそこねしは吾が生くるうちに幾多ありしも

020:信号(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
点滅する信号じっと見ていたら渡りそびれて退行催眠

020:信号(山本雅代) (BONY ELBOS)
信号の向こうの沼を眺めつつ枯れても枝折れぬ花を挿したり

020:信号(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
真夜中過ぎにひとり信号待ちをする 誰も車も通らないのに

020:信号(黒田康之) (今日の、おUTA)
信号は美しくあれ青といふ故なき色に進む吾らに

020:信号(理宇) (±籠)
信号の光がもっと強ければ…レーザー砲になれたでしょうか。

020:信号(あんぐ) (あんぐの短歌)
一人でも赤信号を渡るのは白いウサギが振り向いたから

020:信号(濱田花香) (紅葵爽♪)
若い娘のバイク教習 信号機、急に変わりてジャックナイフに恐(きょう)

020:信吾 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
キッチンを覆う赤色夜ずっと アパートと同じ高さの信号

http://blog.goo.ne.jp/tbinterface.php/f8bab04dfe4203a2bc58256526892aea/15 (題詠100首に参加中)
吾が君に出し続けたる信号に君が気付きし奇跡嬉しも...

020:信号(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
吾が君に出し続けたる信号に君が気付きし奇跡嬉しも...

020:信号 (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
前に出る背中を押されなくたって信号ふぜいに言われなくとも

020:信号(やな) (やなさんの基地)
夜通しに信号として立つことが寂しいならばわたくしも立つ

020;信号(智理北杜) (智理北杜)
点滅する信号の光瞳の中に受けつつ雨に濡れてる捨て猫...

020:信号(折口弘) (はっちんずBLOG)
黄昏に信号の緋が映えている同色の街君だけが燈

020:信号(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
ひとりだけど背筋をのばす押しボタンおすと信号赤でとまった

020:信号(内田誠) (その言葉の行方)
夏の日のまだ濡れている信号がだれかに届けと鳴らす遠雷

020:信号(わかば) (わかばのうた)
信号がずっと赤ならいいなんて思わない別れ道の手前でも

020:信号(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
気がつけばあなたを見失っていた 信号弾は まだ 上がらない

020:信号(ヒジリ) (*tRIGger.)
だれもない信号待ちでくちづけた黒い雨傘隠れ蓑にし

020:信号(goldfish) (月と金魚鉢)
信号がもう赤だって追いかける 今の悲しみを抱きしめさせて

020:信号 (砺波湊) (となみ☆みなと)
信号がまたたくテンポで駆け抜ける あの靴底のガムになれたら

020:信号(るくれ) (とっても単純なこと)
信号が赤でもわたる君の背がまぶしくてつい「できる」だなんてね

020:信号(なまねこ) (路地裏稼業)
夜を行くバスは都内の信号を青にしてゆく白き朝くる

020:信号(しょうがきえりこ) (GakiDay's TANKA)
赤だけの信号でいて欲しかった あおもないのにきがあるなんて

020:信号 (酒童子) (酒童子「歌」ワールド)
あの頃はうつむきかげんの心が黄色信号の点滅に揺れ

020:信号(和良珠子) (the strange of stranger)
どっちつかずってなじればいいよ 永遠に青には変われない黄信号

020:信号(幸くみこ) (そこそこがんばる)
いつもなら渡っちゃうのに赤信号 ランドセルくん、さすがに抜けない

020:信号(ふふふふふふふ) (題詠マラソン2006)
霧の中フレンチ映画のワンシーン信号待ちするあなたとあたし

020:信号 (鳴井有葉) (そのための日記)
水着だから信号は無視!自転車にくくりつけてる浮き輪を揺らし

020:信号(路喜) (水陸両用)
信号を待つ目のヘイゼル断罪を願うなど百年早い

020:信号 (お気楽堂) (楽歌三昧)
冗談を言わなくなってこめかみがピクッとしたら危険信号

020:信号(眞木) (ひとりももうた)
向こうから君は手招きするけれど信号は赤変わりそうにない

020:信号(あめあがり) (あおいかいだん)
信号の赤きいとまに我が頭考えが過ぎ膨れゆくかな

020:信号 (ひらそる) (*ひねもすもずく*)
「ちんごうむちのろうだんはあぶないでちゅよ」茶のポチが4歳の指導を賜る信号機の下

020:信号(日下智世) (万美愛任叶結実)
恋破れ私の心赤信号前に進めず戸惑うばかり。

020:信号(落合朱美) (言の葉帖)
 不運な日赤信号で停まるたびイチャつく二人の後ろを走る

020:信号(もりたともこ) (短歌、すきです。)
信号の色が日差しに隠されて見えずとも行く 勘を頼りに

020:信号(本田あや) (明晃晃)
黄信号のたびにブレーキ踏む人と西の果てまできてしまった

020:信号(繭) (hallo hallo!!)
少しでも君と一緒にいたいから青にはなるな 信号にらむ

020:信号(碓井和綴) (雨歩日記)
いつもより向こうの信号右折する強がる分だけ向こうを曲がる

020:信号(白辺いづみ) (Iduming☆World)
信号の柱の下の花束に愛しただけの霧雨がふる

020:信号(渡邉建太) (nostalgie)
僕たちがすれ違ってく絶え間ない青いアブラガダブラ信号

020:信号(岩井聡) (North Marine Drive)
信号の先にある夜信号を渡ったらもう迷えない夜

020:信号 (廊下に座る)
デ・フォルメ氏は右手を挙げた 心臓を信号みたいに点滅させて

020:信号(Harry) (四月なかなか)
信号と関係なしに歩いてく都会の人にはなれないわたし

020:信号(萌香) (空の青さをみつめていても)
  点滅が赤信号になってから慌てて気づくもう遅いこと

020信号(帯一 鐘信) (361℃)
 誰しもが止まる信号吹っ切って渡る姿は時と流れる

020:信号 (如月綾) (お気に召すまま)
赤信号ブレーキ踏まずにすり抜ける恋でもあなたとならしたかった

020:信号(内田かおり) (題詠2006深い海から)
信号が黄色になったら渡らないって知って驚く男の子居て

020:信号(小太郎) (ねこのにくきゅう)
信号の旗もつ人が消えてからどこで白百合かえるのだろう

020:信号(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
真夜中の点滅信号 守るべき大事なものを壊しそうです

020:信号(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
しましまの手旗信号ふり上げてまた会う日までご機嫌よう

020:信号(新谷休呆) (新谷休呆の短歌の部屋)
別れたくない帰り道寄り添ひて青信号を三度見送り

020:信号(門哉彗遥) (Nambo no Monya?)
納豆にふりかけチーズクレープを信号を待つ君に捧げる

020:信号(夢麿) (夢幻泡影)
宇宙から時折届く信号を受け取るために海へと急ぐ

020:信号(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
言葉にはまだまだ出せない事もあり・・・そっと口笛、モールス信号

020:信号(新明さだみ) (ぬ ま み み)
信号を気付かぬふりして渡るときもう会えないひとのことを考える

20:信号 (蝉の声)
真ん中を走れ堂々とわが道を行け信号がそら!青になる

020:信号(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
信号機が発光ダイオード(LED)へ替わっても緑を青と言う国なんです

020:信号(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
あの蝉の声が破滅の信号であっても君のテトリス続く

020:信号 (心を種として)
信号が青になるのを待つ顔で叱責の風受け流す子ら

020:信号(のんちゃん)再投稿こっそり...堪忍! (のんちゃんの衣裳部屋裏)
発光ダイオード(LED)になったんだから信号の緑を青にこっそり替えなきゃ!

020:信号(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
死んだってかまわないって言ったのに赤信号で待っていたんだ

020:信号(オオタセイイチ) (angle。)
好きだってことばが声にならなくてダウンロードす モールス信号

020:信号 あいっち (詠題100首blog-あいっちのうたあそび。)
雨降りの似合う橋なり信号の赤のことさらぼんやりとして

020:信号(柴田菜摘子) (パイロットランプ)
いくつもの信号の青が滲むのを夜行バスから見ていた真冬

020:信号(究峰) (思い浮かぶがままに)
目と目とが信号発し縺れ合ひ理解と思ふ誤解の始まり...

020:信号(pig_pearl) (ブタに真珠)
信号の 変わる様見て 立ち止まる 急いてはだめよ 急がば回れ

020:信号(toshie) (題詠100首blog)
老齢者の相談通報受ける仕事まず頭に置くは危険信号のこと

020:信号(堀 はんな) (たん たん 短歌)
赤信号待つ間に開けたメールには君から届いた桜の画像...

020:信号(フワコ) (きくとわたし)
海岸へ下りるT字路の信号にカモメが三羽止まっておりぬ

020:信号 (短いが身近というお話)
信号を待ってる間に嫌気する会う気なくなり引き返している

020:信号(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
風をうけ空を見上げて神様の信号をよむ天使予備軍

020:信号(けこ) (あきのうた声)
信号よりおのれ信ずるこの国に飲まれまじ 我 生き抜かんかな

020:信号(透明) (limerence)
去っていく背中が遠くなっていく赤信号に安堵している

020:信号(浅井あばり) (ギンガムクロス)
夢のうちに青へ変わった信号を讃えてウサギコオロギが鳴く

020:信号(shall3) (山歩き録)
じりじりと 煽り運転 急く車 信号までも 変われとばかり

020:信号(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
道のはてまで連なれる信号の青を見たあの雨の夜明けの

020:信号(田咲碕) (いたずらっこ)
遠く泣く信号夜を漂って溶けて無くなる <息> 月を見る

020:信号(まほし) (うた・たね)
水玉の傘からのぞく信号の彼方にねがう青い梅雨明け

020:信号(美鈴) (大和撫子)
求め合い 心重ねた 二人にも 終わり近づく 黄色信号

020:信号(星川郁乃) (Air Station)
信号が黄の点滅に変わるから踏んで そのまま行ってしまって

020:信号(ベティ) (Betty's second Bar)
寒空に紋白蝶がふらり舞う「寒い・・・」と手旗信号のように

020:信号(minto) (@100@)
里山の時間の中に信号はなしゆつくりと水車はまわる

020:信号(minto) (@100@)
里山の時間の中に信号はなしゆつくりと水車はまはる

020:信号(ゆづ) (透明ランドセル)
今はまだ手をつないでるけれどこの信号が青になったら行くんだ

020:信号(浅葱) (空耳の森*番外地)
信号を待つ間にも恋は進む そっと包んだ君の左手

020:信号 (象と空)
信号を渡るまでに決めたいよ行こか戻ろか我が故郷に

020:信号(椎名時慈) (ワレ短(壊れ短歌))
誰もみな動かずに待つきっかけを 信号全部赤の世界で

020:信号(野田 薫) (さしあたり大丈夫)
ちかちかと視野を荒らしていく粒は誰から送られてきた信号

020:信号(御厨しょうこ) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
信号を待ってる瞬間偶然に貴方が隣でどぎまぎとする

020:信号 (香山凛志) (東京パピヨン)
境界を机上論にて決められて点滅してる信号渡る

020:信号(現川尋香) (ミミーシャの部屋)
信号に照らさる雨を描いた狂女見事市美展佳作を受く

020:信号 杉山理紀 (2006R57577)
信号が赤に変わってどしゃぶりの無秩序にただ美しい夜

020:信号 (nine) (songs)
ぼんやりと信号を待つ八時半耳をすませば遠くに花火が

020:信号(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
わたくしのなかのどこかが信号として灰色の点滅をする

020:信号(池田潤) (神様、ぼくは。)
心臓がモールス信号打つほどに不整脈だあなたといると

020:信号(平岡ゆめ) (le petit cahier)
幾たびのまばゆき点滅見せてのち信号赤く固定されたり

020:信号(千) (Mille et une nuits―題詠100首blog)
赤信号の時間表示は50秒 君待つときは長く感じる

020:信号(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
何故ここにあるのだらうか夕べから『ディジタル信号処理入門』 (松田稔 日刊工業新聞社)

020:信号(春村蓬) (風見鶏)
信号の青のむかうの青空へ階ひとつ架けむとすれど

020:信号(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
つぎつぎに黄色を赤に変えながら信号を抜けたどりつけない...

020:信号(神川紫之) (圏外圏)
「死んで」って願って死んでくれるかは知らないけれど信号は待つ

020:信号(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
春先に自生している信号が点滅してた 見に行かないか

020:信号(久野はすみ) (月の融点)
信号機今宵やさしく瞬いてひとを蔑したわたしを照らす