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イルカザル煮、まだスーパーで売っていた(ニンマリ)。
2パックをカゴにいれ、さっそく近くにいた店員さんに尋ねてみる。
「すみません。これってイルカなんですか?ちょっと興味があるんですけど。あっ!いいえ、文句をつけるとかそういうんじゃなくって、知り合いの理科の先生がイルカの骨をほしいって言ってるので・・・」(思いっきり、言い訳に使っちゃった)
店員さん、快く調理のおばちゃんを連れてきてくれた。
調理のおばちゃんの話。
イルカは、このあたりでは今80歳以上のおばあちゃんたちが、冬に貴重なたんぱく質補給のために食べていたのだと言う。結構、昔から食べていたというが・・・
おばちゃんは調理法が専門なので、ここが詳しい。
スペアリブ風に骨つきのまま適当な大きさに切って調理する。脂がものすごく多いので、4、5回脂抜きの下ゆでをしてから使う。下ゆでで肉がかなり小さくなってしまうが、それを野菜といっしょに煮たり、味噌煮にしたり・・・手間のかかる料理なのだそうだ。
元の材料のイルカはどんな形でくるのか?と聞くと、頭部は脂が多すぎて、材料にならないそうだ(残念!)。胴体の調理しやすい肉のある部分が適当なブロックに分けられてくる、とのこと。
仙台あたりで“捕れちゃった”イルカが解体されて奥羽山脈越えてここまでやってくるのだ。
これからもっと寒くなると調理前のイルカぶつ切りも素材として並ぶらしい。
スーパーにイルカだよ。どんなんだろう。
そして、忘れちゃいけない。「ザル煮って、ザルに入れて煮るからなんですか?」
おばちゃんの答え「んでね。あばら骨がザルみたいだからでねが」
なるほどねぇ。あばら骨をザルにたとえたのか。納得したような、しないような・・・。
下ゆでの時にザルに入れたまま何回もゆでたんじゃないのかなぁ、って思ったんだけど・・・正確な答えは今のところわかっていない。
ということで、イルカザルニについての取材でした。
え?味ですか?
はい、いただきました。クジラ肉の食感に味噌味+α(う~ん)・・・たくさんは食べられなーい。
クセのある脂がよくわかる。でも、クジラだって脂はすごいはずだからねぇ。調理の仕方かな?
渋谷の「くじら屋」にイルカを持っていったら、美味なものに変身するかもしれない。
そしたら「イルカの缶詰」も出るかもね。
2パックのイルカザル煮のうち1つは道連れ宅に届けたよ。どうだったかな。
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とにかく取材ありがとうございます。だしに使ってもらえて光栄です(笑)
イルカの頭部には脂肪分でできた「メロン」という器官があります。音のレンズの役割をしているのです。だから脂がきついのですね。ということは捨てているのですね。
イルカの頭部が欲しいな・・・鰭と。これで授業できますから(笑)
流通ルートを探せば良いのですね。ん~気になるな~
ダシに使っちゃいました!
頭部とひれ、スーパーで聞いちゃいましょうか。どこに廃棄してるか、って聞いて拾いに行くより、仕入れを店長に直談判ってどうでしょう。
くせのある味、は、それになれちゃうと、それじゃないと駄目ってものあるんだろうね。
肋骨(あばら)がザルって、それなりの説得力ありますよね。でも、ザルに入れて脂抜きした語源も捨てられないのですよ。
あのクセのある脂、寒さにも圧力にも耐えられそうな強さでした。機会があったらお試しあれ。
Wisdom96さま
おっけーでござる。交渉結果は報告しますです。