CareTaker 's Log

主にスタートレックのことについて書くつもりが、
いつの間にやら日々思ったことについて徒然と。

自衛隊機炎上 離陸中トラブル

2007-10-31 23:01:21 | 出来事
点検飛行の自衛隊機炎上 離陸中トラブル 2人負傷 名古屋空港(産経新聞) - goo ニュース

31日午前9時10分ごろ、愛知県豊山町の県営名古屋空港(旧・名古屋国際空港)の滑走路で、航空自衛隊F2支援戦闘機が離陸中にトラブルがあり炎上した。乗員2人は脱出し、病院に搬送されたが、軽傷という。同空港は滑走路を閉鎖した。

 三菱重工業によると、事故機は空自から同社が預かって定期点検中。自衛官OBのテストパイロットで機長、永田恵嗣さん(52)と副操縦士、水島光男さん(56)が乗り組んでいた。同社名古屋航空宇宙システム製作所飛行管理課所属で、整備後の試験飛行中だった。


 この日はテスト飛行として、日本海上空に向かうため滑走路南側から北側に向かって離陸しようとしたが、直後に機首が下がって滑走路から外れ、機体後部から火が噴き出して大破。永田さんらは、コックピットから飛び降りて避難した。空港側に提出された滑走路利用届によると、31日の試験飛行では離着陸を繰り返す「タッチアンドゴー」を行う予定だった。


 三菱重工小牧南工場によると、事故機は同工場で最終組み立てされ、16年3月、航空自衛隊の松島第4航空団(宮城県)に納入された。これまでの飛行時間は740時間。今回は3年に1回の定期点検の最終段階で、今年5月21日に点検に入り、機体をばらしてチェックを受けていた。


 現場で事故を目撃した空港関係者は「戦闘機はいったん離陸し、すぐに機首を下げて落ちた。原因はエンジン周辺が異常に高温になるエンジンファイヤーではないか」と指摘している。


 F2は国産のF1支援戦闘機に代わる航空自衛隊の主力後継機。開発当初は純国産予定だったが、米国政府の強い要望から日米共同開発することが政治決定された。配備直前まで機体の不備が見つかっていたが、12年10月から空自三沢基地(青森県三沢市)への配備がスタート。1機当たりの平均単価は約120億円で「史上最高額の戦闘機」と呼ばれる。


 県営名古屋空港は、滑走路などを航空自衛隊小牧基地が共有。17年2月までは国が管理する第2種空港で、国際線も乗り入れていたが、中部国際空港が愛知県常滑市沖に開港して管理主体が愛知県となった。6年4月には、中華航空のエアバス機が着陸に失敗して空港内に墜落炎上、乗客乗員264人が死亡する事故も起きている。


                   ◇


【用語解説】F2支援戦闘機


 国産支援戦闘機「F1」に代わる航空自衛隊の主力後継機。「FSX」(次期支援戦闘機)をめぐっては1980年代に、ジェット戦闘機の国産化を目指す日本側と、米国製戦闘機の購入を求める米側との間で政治問題になった経緯があり、米国製のF16を母体に日米共同で開発された。1機当たりの平均単価は約120億円。開発をめぐっては、尾翼の強度不足が判明するなどトラブルが続出し、開発期間が計3回延長され、2000年6月に開発が完了した。

-------------------------------------------------------------------------------------------------

テレビでの映像を見ると離陸しようと機首を上げて浮いたとたんにつんのめったように機首をさげて地面と激突、バウンドして機首を高角度にあげた状態で前へ滑っていっている感じでした。

まだ原因ははっきりとはしていませんが、おそらくエンジン系統のようです。早期に原因を把握し、対処してもらいたいです。

能力と比して高価だとか強度不足いろいろ言われていますが、現状の日本において、対艦ミサイルを4発も搭載して海上からの脅威から日本を守れるのはこのF2しかないのです。北朝鮮との緊張感の中、長期にわたって使用できなくなるのは危険でしかありません。


最新の画像もっと見る