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ドラマ化希望コミック『法の庭』など法廷ものあれこれ

2005-07-25 18:36:01 | 本・コミック・かってに配役
前回『弁護士のくず』で法廷もの(といってもこの作品の中で
法廷シーンの占めるウエイトはほとんどないのですが)
を扱ったつながりで,法廷ものをババッとまとめて紹介してしまいましょう。

ちょうど主人公が弁護士の『ドラゴン桜』のドラマが始まって,
主演が『最後の弁護人』の阿部寛と話題には事欠きませんが,
法廷ものを取り上げるようになったのは偶然ですけどね。

弁護士が主人公の『弁護士のくず』に対して,
法廷ものの名作といえば『家栽の人』。
こちらは裁判官が主人公でした。
そして,(元)裁判官・判事・弁護士の3人が主人公なのが
今回取り上げるこの作品。

法の庭 (3)
本宮ひろ志プロデュース
作:田原成貴
画:熊田茂(のだしげる)
集英社


ヤングジャンプで連載中のこの作品,最初読み切りで登場したときには
愛人が殺害された事件の裁判官をつとめることになってしまった判事・田所が
主人公だったのですが,彼がカミングアウトして判事の職も家庭も捨てて
弁護士になってしまうと,始まった連載では思いっきり影が薄くなり,
彼の同期で,裁判でも対峙した
やさぐれ弁護士・小泉と,美人で気の強い女検事・天海が中心となります。

『弁護士のくず』と同様,人間関係のドロドロ部分,敵も依頼人も
嘘をつきまくる中から真実を追究するという流れで話が進むのですが
検事がからんでくるだけに当然刑事事件がおもな題材で,
『最後の弁護人』よろしくヤクザやらフリーターの国選弁護やら
絶望的な状況から力業で逆転勝利(おもに無罪)をもぎとる小泉の活躍と
青臭いくらいストイックな正義感をどこまでも実力で突き通す天海が
あるときは同じ方向を向き,あるときは一見敵対する立場で交錯するってお話です。

配役としてはこんな感じですかね。

■プランA 小泉を原作通りオッサンキャラにする場合
★田所…真田広之
   佐藤浩市なんかでもいいかなという感じですが(それじゃ『タブロイド』の
   編集長vs犯人ですな),やっぱやさ男的な感じがほしいと。
   別にJACばりのアクションシーンがあるというわけではなく。

★天海…これが難しい。『弁護士のくず』で主人公の九頭が
  もろにビートたけしをモデルにしていたのと同様に,
  天海祐希を(少しでも)イメージして設定されているのでしょう。
  彼女以外となると…江角マキコ,W浅野,松下由樹,
  高木沙耶,高木美保…
  う~ん。

★小泉…内藤剛志
  ルックス的に少しごつい感じの人ってことになりますかね。
  年齢的に中野英雄(64年生)とかも考えられるのですが,もっとエネルギッシュさ
  というか,押しの強さというか突破力というか…がほしいんですよね。
  布施博…ふと思いついただけなんですけど,今どうしてますかね?
  天海役に天海祐希をあてた場合,『離婚弁護士Ⅱ』つながりで
  宇梶剛士という組合せもありますなw。

★田所の愛人…飯島直子
 ひでぇですか?法廷で侮辱される彼女の名誉を守るために
 田所が家庭も地位も捨てるんですからこのくらいの人でないと…
 というのはこじつけかしら?

★田所の愛人を殺す強盗…今井雅之


■プランB 小泉もイケメンキャラにする場合
★田所…筒井道隆,小泉…反町隆史
   ※筒井の田所はいかにもありそうな感じと思いますがいかがでしょう?

★田所…唐沢壽之,小泉…江口洋介
   ※『白い巨塔』の逆パターンですな。

このパターンですと,天海の役に適任となる女優さんがもっと限られてくる
ことになりますね。
瀬戸朝香? 小池栄子?…気が強そうな30前後
(設定上30代以上を演じる必要があります)
の若い女性となるとこんなところでしょうか。
いくらなんでも柴崎コウでは若すぎますし。
瀬戸さんだと歯切れのよさが欲しいところ,小池さんだとちょっと
肉感的すぎるかな(イエローキャブ系だからというわけでなくて,
ちょっと目の色っぽさが)という感じがします。
まあ天海も不倫してたりとか,エロシーンがやたら出てくる漫画なので
色っぽい人でもいいやという気もしますが(この漫画の場合,
エロシーンはお色気とかサービスというより人間関係のドロドロぶりを
引き立てる感じで別に「ウッヒョ~♪」となるようなもんではありません)


個人的には,この作者のマンガでは,
監査役野崎修平(12巻。続編の銀行大合併編が全4巻。
現在は「頭取野崎修平」が連載中)のほうが好きだったりします。
でもドラマ化を考えると,現実味は低いですね…。
監査役野崎修平(全12巻)
監査役野崎修平 銀行大合併篇(全4巻)
頭取野崎修平 (1)
周 良貨, 能田 茂
集英社
※余談ですが『法の庭』,作が元騎手の田原成貴?!
 そして本宮ひろ志プロデュース?!連載開始時期が
 本宮先生の大作(事実上)打ち切りと重なったもので
 「大人の事情」のにおいがすると噂されたものですがどうなんでしょうね…?


まあ去年連載が始まったばかりでコミックスも3巻までしか出ていません。
「単行本10巻の法則」からいえば当分ドラマ化はないってことに
なりますけどね。

※週刊少年マガジンの編集者が新聞の取材で語っていた
 「連載マンガをテレビ化する場合,10巻前後まで出たあとなら
 ドラマをきっかけに単行本を読んでくれた読者が,簡単には読み終わらないため
 ドラマが終わった後も読み続けてくれる確率が高い」という法則。


◆希望放送枠 
『最後の弁護人』と同じく日テレ22時枠…
って,スマスマに惨敗して撤退した枠じゃん!
土曜の日テレ22枠ということで。


他に面白い設定・キャスティングのアイデアがございましたら
コメントくださいませ♪

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家栽の人 (15)
毛利甚八,魚戸おさむ
小学館

人情法廷ものの傑作!少年事件に隠された秘密を解き明かし,非行に走らざるを得なかった少年少女の心にも光を当てていく。

TBS系でアニメ化されたんですけど,主人公の桑田判事が片岡鶴太郎氏というのは…イメージ的には小日向文世さんあたりなんですが,それじゃ企画通りませんわな(まして93年当時)。04年に単発でリメイクされた際には主人公は時任三郎氏。
TBS名作ドラマ 家栽の人bs-iで再放送。
TBS | 「水曜プレミア 家栽の人」 公式ページ
※04年5月に放送されたフジ系『金曜エンタテイメント/家裁判事 伊奈守草介の事件日誌』(主演・加藤剛さん)では『家栽の人』からの無断引用が発覚。

島根の弁護士 (2)
香川 まさひと, あおき てつお
集英社

出るトコ出ましょ! (4)
稲光 伸二
小学館

「弁護士のくず」から,ドロドロを強調したら「法の庭」,
さわやかな人情話を強調したら「島根の弁護士」になる,と
説明したらわかりやすいでしょうか。
いかにもNHKが好きそうな話。朝の連ドラの主人公と
イメージが重なります(ただし池脇千鶴はロリキャラすぎてちと無理あり。
小西美保は最近キャラ的にくすんでしまってるので時間が必要
遠野凪子は耐えるキャラというより頑張るキャラが必要)
なので,配役としては真中瞳,(しゃべらナイトつながりで)釈由美子,
民放だったら筆頭に挙げられるのが深津絵里でしょうかね。

「出るトコ出ましょ!」のほうは,親の破産で
お嬢様女子高生から一転,弁護士事務所に転がり込むことになった
主人公亀井静がその正義感と目立ちたがり精神で
毎回世の中の悪事に立ち向かっていく話なのですが,
これは,ドラマにするなら「上戸彩にやらせておけばまちがいない」
タイプと考えて間違いないですね。では放送はテレ朝からということで。
それにしても亀井静香に野中広務,後藤田正美…政治家から名前を
とっている(ちょっとずつアレンジしていますが)のって一体…。
主人公が京塚まさ子,彼女が片思いの彼氏が板東英二っていう
某マンガ(←少年サンデー掲載だったのにVシネマ化した際には18禁w)をほうふつとさせます。




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