ときどき途中下車

ふと、浮かんで来るチョットした事の記録です。

歌手発掘

2016-03-23 10:36:49 | 雑文
最近、よくyoutubeを開く。
三人のお仲間がいて、
時折会っては、
たわいないおしゃべりを交わす。
そこで出た話が、
聞きたくなる音楽のこと。

「youtubeね。
案外長い時間聴き惚れるんだ。
コマーシャルを消すのが面倒だけど・・・。
吉幾三を聴いていて、
何の気なくたどり着いたのが
三平さんの次女、泰葉さん。
「I believe」と「水色のワンピース」の
2曲だけど、ほんもの。発見した感じ」
と、Aさん。

昔歌っていたのは知っている。
離婚してまた歌い始めたのを知らなかった。
聞き終えて、もう一度とくり返し
聴いたという。

なので、自分も聴いてみた。
上手というより、これだけの才能あるのに、
長い事、歌って来なかった。
もったいないと思った。

自分で作詞作曲して歌う曲は、
詞に込めた思いがジワッと伝わってくる。
「I believe」がそうだ。

数日たって、また三人のよもやま話。
「朝倉さやさんのリバーボートソングを
是非聞いてごらん」と、Bさん。
まだ20台前半、レコード大賞の企画賞を
もらった人だという。

気になって朝倉さやさんも聴いてみた。
凄い才能。陽性の本物。
山形弁の歌手で売り始めたようだが、
民謡歌手が新しいジャンルを開いた、
ということでレコード大賞企画賞なのだ。
この人は聴き続けたいと思った。


昔の唄番組の懐かし再構成ものや、
カラオケ番組にしか
お目にかかれない今のテレビ。
音楽が暮しの中にあるようで、
少なくなってしまった。

結局、イヤホーンで、自主的に聞くのが
おおかたの音楽の世界じゃなかろうか。
けれど、気ままに自由に選んで
聴く時代になったのだから
泰葉さんや朝倉さやさんを発見できたのだ。
まったくの偶然だけどね。

さて、三人のよもやま話に、
更に出て来た
魅力的な歌手とその曲を幾つか記します。

小松崎いつ子さん「ケ・サラ」
城南海さん「サンサーラ」etc

皆さんの発掘したお気に入りは
どんな歌い手?
そしてどんな曲ですか?



ヨレヨレの卒業式

2016-03-20 15:19:09 | 雑文
九段下で時々句会を開いている。
近辺のファミレや居酒屋に
長居してなのだが、
食前酒込みのお昼を頂いてから、
せいぜい2時間ぐらいの句会だ。

ことしは4月に入ってから
九段下句会を予定している。
桜は八重に変わり、
武道館では大学の入学式が、
連日にぎやかな頃だろう。

コンサートなどで有名な武道館は、
この時期、卒業式や入学式で連日埋まる。
数年前の三月下旬、句会を終え
千鳥ヶ淵を桜見物していたら、
卒業式が終わったのだろう、
真新しいスーツ姿の大群に遭遇した。
自分の出た大学、つまり後輩たちの
卒業式が行われていたのだ

もう40年も経ったのだ、と思った。
40年も前のその日、
卒業式がすでに始まっている時間に、
就職先のデスクで原稿を書いていた。
大学の機関誌に載せる一文を書くようにと、
先生から言われていた。

「卒業に当たって」・・・・、
何を書いたらいいものか、ひと月ほど悩んで
書き始めたのが、その数日前。
すでに就職先で仕事を始めていたから、
先生に渡す原稿は終業後の執筆になる。

新卒。能力未知数、とりあえず体を
使うしかない大学出たての新人。
勤務終了後、連日会社のデスクで書き
続けたのを思い出す。
勤め先は、昼夜関係なく誰かが
仕事をしている職場だった。

書きあがったのが卒業式の日の十時過ぎ。
会社には、その日を休みにして
もらっていた。原稿を届けるためだ。

仕事を終えた後、書いては読み直し、
そして書き直しの繰返し。
これが数晩続いて、無精ひげの遅い朝だ。

どうしようかと考えたが、
よれよれのズボンによれよれのコートのまま、
武道館に寄ることにした。
原稿を届けるのはそのあとで良いと。
いつも一緒だった仲間に会えるかもしれない。

すでに式は始まっていた。
迷惑にならないように
最上階のドアを静かに開けた。

広い円形の会場では、卒業生の表彰が進む。
体育会の連中が多かったように思った。
大学の名を知らしめたとでもいうのだろう。
くだらない。拍手がわく。

家族席があり、親が来ているのには
あきれた。
地方出身者が多い大学ではあった。

正装ぞろいの会場は
七割ほど埋まっていただろうか。
来るんじゃなかったと後悔した。
場違いな自分。無事に卒業
したことに変わりはないのだが。

いつもの仲間を探すのもやめて、
応援団が頑張る応援歌斉唱のところで
会場を出た。

あの時の、場違いなと思った自分の感性が、
好きだ。いまでも悪くないと思っている。
以上、ニタニタしながら書いた。

秋谷海岸

2016-03-19 23:26:49 | 雑文
三浦半島に行ってきた。
逗子で降りてバスに乗って秋谷海岸で下車。
砂浜へおりてのんびりしてきた。

海の上の富士山、すごくキレイ。

7~8年前のお正月に、江の島海岸から、
海の上の富士山をみて以来。
綺麗、真っ白、うれしくなる。
富士山が見えると得した感じになるし、
見える場所なのにみえないと、つまらないし、
損した感じになる。富士山凄いと思う。

春の海散策、お弁当を持ってきた。

おむすび二つとラップに包んだ焼きのり、
そして卵焼きと沢庵。
マホービンのコーヒー並べて
さあ、お昼を始めよう。
パリパリの海苔巻いてオムスビぱくり
すっごく美味しい。

ときどき沢庵パリパリッと、かじりながらね。

浜の子たちが走り回っている。
ときどき歓声が聞こえて潮騒がザー!!
その合間に聞こえてくるのがピーヒョロロ、
長閑に弧を描く鳶だ。

バリバリとオムスビひとつ食べ終えた瞬間、、
左肩スレスレにバサバサ!!と風音。
鳶が急降下してきた。ビックリ。

オムスビ狙ってきた鳶には残念ながらはずれ。
沢庵も卵焼きも無傷。

聞いてはいたけど、
トンビにお弁当狙われるなんて初めての事。
ほんとにビックリしたけど、
春の初めに良い思い出になったよ。