安倍首相、農相辞任で陳謝…衆院予算委が再開

西川公也前農相の辞任の影響で空転していた衆院予算委員会は２５日午前、安倍首相と全閣僚が出席して基本的質疑を行い、審議を再開した。

首相は西川氏を起用した責任があることを認め陳謝した上で、「しっかりと政策を前に進め、結果を出していくことで責任を果たす決意だ」と強調した。野党側は西川氏の献金問題についてさらに追及する構えで、首相の任命責任などについて攻勢を強めている。

質疑では、民主党の馬淵澄夫氏が首相の任命責任について重ねて追及。首相は答弁で「途中で交代せざるを得なかったことに任命責任を感じている」と説明。そのうえで、「任命責任は私にある。国民の皆様に大変申し訳ない思いだ」と改めて陳謝した。首相は西川氏の今後の説明責任について、「大臣、国会議員にかかわらず、さらに求められるのであれば、説明責任を果たしていくのは当然だ」と述べた。

鹿児島?霧島の協議会に最優秀賞

国土交通省は４日、水源地の自然や特産品を生かした旅行プランを競う「“水のめぐみ”とふれあう水の里の旅コンテスト２０１４」の最優秀賞に霧島高原自然体験ツーリズム協議会（鹿児島県霧島市）の企画を選んだと発表した。自治体などによる応募１０件から選考した。１０日に東京都内で表彰式を開く。

企画名は「海抜０メートルから１７００メートル　日本最初の国立公園『霧島』プレミアムな水の旅」。霧島山頂周辺の源流に触れ、下流部で黒酢づくりなどを見学できる。

コンテストは５回目。特別賞に、石川県野々市市の坂井和代さんが提案した、着物姿で金沢市と同県加賀市の川を巡る旅を選んだ。