クロッカス 一級建築士事務所

crocus : 花言葉で信頼

家具転倒防止

2014-07-27 15:03:41 | 日記

阪神・淡路大震災のときの死亡者数の88%は家屋、家具類の倒壊による圧迫死だといわれています。
そこで家具転倒防止についてのポイントをお知らせいたします。
今はいろんな種類の商品が発売されていますが家具を固定させる商品は大きく分けて2つのタイプがあります。
1つ目は家具と天井をつっかえ棒で固定するタイプ
2つ目は壁と家具を金物等で固定するタイプ
私のお勧めは後者のタイプです。

なぜなら前者は天井そのものが破壊されたら効果を発揮できないからです。
3.11のときの天井崩落事故のニュースが記憶に新しいところですが、天井そのものは構造材ではないので、どうしても壊れる確立は高いのです。
しかし、お勧めの「壁と家具を金物で固定するタイプ」も取付位置や方法を誤ると効果を発揮できません。
そこでポイントを2つ。
1つ目は壁の下地のある位置に取り付けることです。
壁そのものは厚み1センチくらいの石膏ボードでできていることがほとんどなのでビスは効きません。なのでボードを固定するための間柱等の下地材に取り付けましょう。
この下地材のある位置は木造でも在来工法と2×4工法では違います。鉄筋コンクリート造でも壁面によって違い、面によっては共用部分にあたるため勝手に穴を開けることができません。
詳しくは施工した会社に問い合わせるか建築に詳しいひとに聞いて見ましょう。
2つ目は取付ビスが下地材に1センチ以上食い込む長さのビスを使うことです。
金物に付属されているビスが15mmくらいだと壁材の厚さを引くと下地材に食い込んでいる長さが5mm以下となってしまいます。
これではせっかく取り付けても地震時の引き抜き力に抵抗できません。

比較的簡単にできる出来る対策として紹介しましたが、いざやるとなると結構面倒なものです。
でもやっておけば確実にリスクは減ります。


 


住宅リフォームフェア

2014-07-20 23:27:49 | 日記

9月13日(土)14(日)に小田原市西大友にて地元木材共同組合、株式会社古川(地元ガス屋さん)による住宅リフォームフェアを開催予定とのこと。
趣旨説明会に参加してきました。
多くの市町村同様、小田原市の人口も平成11年の20万人をピークに減少傾向にあります。
大手ハウスメーカーの営業所の撤退、新興ハウスビルダーの倒産・・・
それらによって既存住宅の「ちょっとした不具合の相談をできるところが無く困っている。」
そんな声をよく聞くようになったのがきっかけで地元工務店集団が「家守り」として立ち上がりました。

フェアの名称は《やっぱり小田原で暮らすのが1番フェア こゆるぎリフォーム やんべーよ》

意外と知らない地元業者の顔をみる良い機会かも