SERENDIPITY

Yesterday is history. Tomorrow is mystery. Today is a gift.

そうじゃないから。

2015年06月28日 | 出産・育児

今日はネガティブ記事。



最近、ネット見てると子育て相談的な記事がやたら目につきます。
『こどもを〇〇に育てる10の言葉』
とか、
『言ってはいけない3つの言葉』
とか。
みたいなやつ。


曲がりなりにも子育て世代なので、何かヒントがあるかな、と、ついつい開いちゃうんだけど、いつも自己嫌悪に陥ります。
嗚呼、性懲りもなく私ったら…。と。


ためになるものもたまにはあるけど、それってたいてい「うん、だよね、知ってる。」ってのばっかり。
たいていは、いや、そうじゃないでしょ、って思う。
そして記憶のゴミ箱行き。


しかし、この前見たのがなんというか、あからさまな釣りでも炎上狙いでもないだろうに、こんなに無責任な内容でいいの?と、つっこまずにはいられなかった。


ママさんたち!
長い目で見たら今の悩みなんかたいしたことじゃないよ!
って。
だから、もっとおおらかにねっ♪
って言いたいのかもしれないけど、なんか清々しいほどの無責任アドバイスで。


乳歯が生えてこない?
大人になって歯が生えていない人はいないよ!
離乳食を食べてくれない?
4歳になれば止めても煎餅をボリボリ食べるよ!
体重が増えない?
そのうち太りすぎを気にする乙女になるよ!
喋らない?
喋ることができない5歳児は滅多にいないよ!
文字が書けない?
文字が書けない小学生はいないよ!



って。
・・・・・・。


なんて、無責任な記事なんだ。
と憤りを隠せないまま数日が経ちました。
この記事書いた人は本当に子育てしたことあるのかな?とも思ったけど、元ネタは自閉症の子供を持つ親の本でした。


それで、あ~そうなんだ~。子育てってその時期を過ぎてしまえば何に悩んでたかなんて忘れちゃうんだな~、と、思った。
どんなに大変な思いした人でも、そこが解決しちゃえば、
大丈夫!なんとかなるって~!
って言うんだな。
逆に経験者だから言える達観したアドバイスなのか。
んーでも、私、こういうアドバイスならいらないかも。
友達との会話ならアリだけど、プロに求める回答じゃないな。



だって、「そのうち」できるようになる…なんてわかってるでしょ、みんな。
悩んでいるのは「今」でしょ。
今、どの道を進めば、その輝かしい「そのうち」に辿り着けるのかがわからなくて悩んでるんでしょ。
今、この子にどうしてあげるのが一番いい結果をもたらすのかっていうのを悩んで日々子育てしてるんじゃないの?


だいたい、「滅多にいない」ってなに。
自分の子が「滅多」なケースに当てはまらない心配はないの?その自信はどこから来るの。


そのうちにできるようになりますから、っていうカウンセラーいるいる。信用できん。
なんの気休めにもならない。
一番手抜きの回答だと思う。
その場では一瞬気休めになったとしても、家に帰ってくればまた同じことに悩まされて気がつくんだよ。
心配しているのは「そのうち」どうなるかって話じゃない。大きくなってもこのままだったらどうしようって心配しているわけではない。


「そのうち」まで、放っておくわけにいかないでしょう。
3分クッキングみたいに、ハイ、○年後で~すって、立派に育った子供が出てくるわけじゃないでしょ。
そこまで持っていくのに毎日親は何かしら奮闘するわけで、それに対するアドバイスを求めてるんじゃないの?


こういう人は、ママさんたちの毎日の奮闘を早送りですっ飛ばして数日後、ほらね、前に会った時より成長してるよ~って言えるからね。



なんて。ムキになっちゃった。
最近、ネットの無駄な情報に疲れてます。
スマホにしてからかなあ。
なるべくyahoo開かないようにしよ…。

コメント
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