今年は。なんと。ケーキは一回しか出てきませんでした
そらたは。一口も食べませんでした
ばーちゃんは
じぶんへのご褒美とか何とか言っちゃって
一泊旅行に出かけていきましたので
ケーキのサービスは完全に無かったことにできました
ムスコの誕生日だけは
盛大にとり行いましたけれど
目録だけしか用意されていないことに
ひどくがっかりしたようでございます
「あのさー。なんかちっちゃいプレゼント。忘れてませんか？」
はて。なんのこっちゃ？
なんにも約束してませんけれど
「動物のチョコとかクルトガとかペーパークラフトの本とかさ」
（あー。そういうことか。
ごめん。こころにゆとりがなくって。なんにも思いつかなかった
でも。ちょっとうれしいな
今までプレゼントしてきた ホントにちっちゃいものたち
ちゃんとおぼえていてくれたんだね。よろこんでくれてたんだね）
キミキミなに言っちゃってんの
もう赤ちゃんじゃないんだから。そんな子どもだましで良かったのかね？
「べつに。どうでもいいけどね」
さみしそうな顔をして黙ってしまった彼に
そらたは。もう何も言えませんでした
クリスマスで挽回します
そして。そらたのたんじょうび。
高校の個別相談会を予定していたので休みを取っていましたが
いろいろ番狂わせがあったおかげで
完全にフリーな一日をゲットだぜー
おまけに。みんな出払ってくれたので
そらたはひとりぼっちで家にとり残されたかんじです
これがうれしかったのなんのって
いちにち。まるまる。すきなように過ごせるしあわせ！
それだけでもサイコーのプレゼントだったのに
夜遅く。塾からチャリンコぶっとばして帰ってきた息子は
ただいまも言わずにメモボードをつかむと
何やら熱心に書き込んでいます
こっちに背中を見せたまま「きょうは、何の日ですかあ」
はあ？ とくに旗日でもないしー
へー？ ごろあわせでなんとかなる日でもないしー
「きょうは何の日ですかー？」
んー。 わからんってば
そんなに知りたいならネットで調べてくださいよ
「きょうは、あなたの誕生日ですよね？」
あー。そういうことでしたか
「これは、ぼくからのプレゼントです」
ボードに書いた計算問題でした
きっと。間違ってほしいんだろうなとは思ったけど
そんなサル芝居してもしょうがないし
おまけに簡単だったからね
（展開しろと言ってるんだから素直に開けばいいんでしょ
全部で９回開かなくったって
指定の項のとこだけ拾って計算すればいいんでしょ）
あっけなく解けてしまったのだけれど…
こたえあわせをしてくれー
合ってるかなあ？ 早く見てよ！ 正解？
「あー。合ってますよ。解けて、ゴキゲンになったでしょ？
ぼくは、最初一回まちがえたけどね」
はいはい。超ごきげんですけど
って。えーっこの問題まちがえたんかいっ？
ちょっとーかなりヤバいんじゃないの？
こことこことここだけかければいいんだよと
問題の上に書き込んで説明してくれたけど
そらたは。あたまん中で自動的に選んでるんだけど
これにもなんか決まりごとがあるんかな
「この問題を選ぼうと思って、
考えたり憶えてた時間とか、ボードに書いてる時間とか、
実はこの問題の書き方は、解きやすいようにアレンジしてあるんですけど
解けて、うれしくなることとか、全部が全部プレゼントですから」
なんて。ことばのプレゼントまでいただきました
そんなこと考えられるようになったんだねー
ちゃんと自分の言葉で伝えられるようになったんだね
まだまだ拙いことばではありますが
機は熟しかけています
もしかしたら萌えーなアニメの効果かもしれないけれど
それでもいいんです
うれしいプレゼントでした
せっかくだから。もひとつ披露します
強風が吹いて雲が吹き飛んだある夜の遅くに。塾から帰ってきた息子が
「今日は、スゴイいっぱい星が見えていてさ。
冬の大三角が見えた。オリオン座も見えた。
ずっと見てたらさ。なんだか涙がでてきた」
じっと見過ぎて。目玉が乾いちゃったんじゃないの？
「ちがう。そんなんじゃない」
♪ 泣いたのは僕だった
弱さを見せないことがそう
強いわけじゃないって…
そらたに最後まで歌わせてくれないままに
彼はばあちゃんと星座の本をもって、再び寒風の中に出ていきました
この調子で。どんどん心の豊かな男らしい男になってくれ！
そらたには祈ることしかできませんがね
なんてね。
やっぱりなにごとも
その時が来るまでは見えないってこと
見えてないだけで水面下では進行・成長しているのだろうけれど
それが。機が熟すと表に出てきて見えてくる
うまく言えないけど
いくらいろいろ教えたって
詰め込んだって、説いたって
その時が来るまでどっかにしまわれていて
ともすれば理解さえできていない
時期が来れば…
何にも言わなくったって自然にできるようになるもんだな
ここのところ。良いとこを全く見せてくれなかった彼ですから
かなりうれしいかんじでした
んで。
前にも紹介したかもしれませんが
今日のランチはカルボナーラでした
パスタをゆでつつ
その間にソーセージの薄切りをトースターで焼いて
ゆだったら合わせてソースであえる
仕上げはトッピングの粗びき黒コショウを振って完成
冷凍パスタもレトルトソースも。とかく薄めなカルボナーラは
今のところ。そらたの知る限りでは。この数年を通してずっと
このローソンのカルボナーラソースで作るのが
最も濃くおいしく仕上げられると思っています
お試しあれー
そらたは。一口も食べませんでした
ばーちゃんは
じぶんへのご褒美とか何とか言っちゃって
一泊旅行に出かけていきましたので
ケーキのサービスは完全に無かったことにできました
ムスコの誕生日だけは
盛大にとり行いましたけれど
目録だけしか用意されていないことに
ひどくがっかりしたようでございます
「あのさー。なんかちっちゃいプレゼント。忘れてませんか？」
はて。なんのこっちゃ？
なんにも約束してませんけれど
「動物のチョコとかクルトガとかペーパークラフトの本とかさ」
（あー。そういうことか。
ごめん。こころにゆとりがなくって。なんにも思いつかなかった
でも。ちょっとうれしいな
今までプレゼントしてきた ホントにちっちゃいものたち
ちゃんとおぼえていてくれたんだね。よろこんでくれてたんだね）
キミキミなに言っちゃってんの
もう赤ちゃんじゃないんだから。そんな子どもだましで良かったのかね？
「べつに。どうでもいいけどね」
さみしそうな顔をして黙ってしまった彼に
そらたは。もう何も言えませんでした
クリスマスで挽回します
そして。そらたのたんじょうび。
高校の個別相談会を予定していたので休みを取っていましたが
いろいろ番狂わせがあったおかげで
完全にフリーな一日をゲットだぜー
おまけに。みんな出払ってくれたので
そらたはひとりぼっちで家にとり残されたかんじです
これがうれしかったのなんのって
いちにち。まるまる。すきなように過ごせるしあわせ！
それだけでもサイコーのプレゼントだったのに
夜遅く。塾からチャリンコぶっとばして帰ってきた息子は
ただいまも言わずにメモボードをつかむと
何やら熱心に書き込んでいます
こっちに背中を見せたまま「きょうは、何の日ですかあ」
はあ？ とくに旗日でもないしー
へー？ ごろあわせでなんとかなる日でもないしー
「きょうは何の日ですかー？」
んー。 わからんってば
そんなに知りたいならネットで調べてくださいよ
「きょうは、あなたの誕生日ですよね？」
あー。そういうことでしたか
「これは、ぼくからのプレゼントです」
ボードに書いた計算問題でした
きっと。間違ってほしいんだろうなとは思ったけど
そんなサル芝居してもしょうがないし
おまけに簡単だったからね
（展開しろと言ってるんだから素直に開けばいいんでしょ
全部で９回開かなくったって
指定の項のとこだけ拾って計算すればいいんでしょ）
あっけなく解けてしまったのだけれど…
こたえあわせをしてくれー
合ってるかなあ？ 早く見てよ！ 正解？
「あー。合ってますよ。解けて、ゴキゲンになったでしょ？
ぼくは、最初一回まちがえたけどね」
はいはい。超ごきげんですけど
って。えーっこの問題まちがえたんかいっ？
ちょっとーかなりヤバいんじゃないの？
こことこことここだけかければいいんだよと
問題の上に書き込んで説明してくれたけど
そらたは。あたまん中で自動的に選んでるんだけど
これにもなんか決まりごとがあるんかな
「この問題を選ぼうと思って、
考えたり憶えてた時間とか、ボードに書いてる時間とか、
実はこの問題の書き方は、解きやすいようにアレンジしてあるんですけど
解けて、うれしくなることとか、全部が全部プレゼントですから」
なんて。ことばのプレゼントまでいただきました
そんなこと考えられるようになったんだねー
ちゃんと自分の言葉で伝えられるようになったんだね
まだまだ拙いことばではありますが
機は熟しかけています
もしかしたら萌えーなアニメの効果かもしれないけれど
それでもいいんです
うれしいプレゼントでした
せっかくだから。もひとつ披露します
強風が吹いて雲が吹き飛んだある夜の遅くに。塾から帰ってきた息子が
「今日は、スゴイいっぱい星が見えていてさ。
冬の大三角が見えた。オリオン座も見えた。
ずっと見てたらさ。なんだか涙がでてきた」
じっと見過ぎて。目玉が乾いちゃったんじゃないの？
「ちがう。そんなんじゃない」
♪ 泣いたのは僕だった
弱さを見せないことがそう
強いわけじゃないって…
そらたに最後まで歌わせてくれないままに
彼はばあちゃんと星座の本をもって、再び寒風の中に出ていきました
この調子で。どんどん心の豊かな男らしい男になってくれ！
そらたには祈ることしかできませんがね
なんてね。
やっぱりなにごとも
その時が来るまでは見えないってこと
見えてないだけで水面下では進行・成長しているのだろうけれど
それが。機が熟すと表に出てきて見えてくる
うまく言えないけど
いくらいろいろ教えたって
詰め込んだって、説いたって
その時が来るまでどっかにしまわれていて
ともすれば理解さえできていない
時期が来れば…
何にも言わなくったって自然にできるようになるもんだな
ここのところ。良いとこを全く見せてくれなかった彼ですから
かなりうれしいかんじでした
んで。
前にも紹介したかもしれませんが
今日のランチはカルボナーラでした
パスタをゆでつつ
その間にソーセージの薄切りをトースターで焼いて
ゆだったら合わせてソースであえる
仕上げはトッピングの粗びき黒コショウを振って完成
冷凍パスタもレトルトソースも。とかく薄めなカルボナーラは
今のところ。そらたの知る限りでは。この数年を通してずっと
このローソンのカルボナーラソースで作るのが
最も濃くおいしく仕上げられると思っています
お試しあれー
