皆さんは、フィリピン・セブ島セブ市にある施設で、
Cebu Provincial Detention and Rehabilitation Center(CPDRC)
をご存知ですか?
テレビで何度か放送されているのでご存知の方も多いと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/b2/525cc176527a289842c6811e35738d24.jpg)
フィリピン・セブの州立拘置所で、収監されている未決囚約1500人が一糸乱れず踊るダンスをする。
その様子が動画投稿サイト「ユーチューブ」上で公開され、囚人らは一躍人気者になりました。
私は一昨年の10月に拘置所を取材で訪れました。
場所はセブ島の、ホテルなどが集まる地区から車で約40分の所にあります。
塀の中にいる入所者のうち約7割が殺人やレイプなど、保釈が認められない凶悪犯罪で起訴された人達です。
その中の一人、レオ被告(46)彼は入所して6年目になる元警察官
私の記憶が正しければ4人殺してこの拘置所に入っています。
彼は囚人たちのリーダー的存在です。
彼らをネット上のヒーローにしたのは、拘置所を管轄する
セブ州政府の保安担当のバイロン・ガルシア氏(46)州知事の兄弟でもあります
ガルシア氏がダンスを取り入れたのは、問題行動が常態化していた拘置所の規律を強化する為でした。
以前、拘置所は別のところにあり留置所の中では、薬物、酒、女、ばくちが蔓延り
組み同士の乱闘が日常茶飯事に起こっていたそうです。
フィリピンには日本の暴力団的組織でGANGと呼ばれる組組織が多数あります。
留置所内でも抗争があとを絶ちませんでした。
そこでガルシアさんは拘置所を今の場所に移し新しい取り組みを考えました。
以前スポーツプログラムの時間にバスケットボールやバレーボール、テニス等を行っていましたが、
その運動に参加できる人は極わずかでその練習や試合をきっかけに乱闘が起こることもしばしば
そこで考えたガルシアさんは、先ず軍隊的行進やチークダンスやる事をレオ被告に話しました。
「これはバレーやバスケットとは違い大人数でも出来るし囚人たち皆仲良くなれるかもしれない」
しかも強制ではなく、レオ被告たちが囚人一人一人に話をしやりたいと言った人だけで始めました。
そんなある日ガルシアさんはユーチューブでアルゴリズム体操を見て囚人たちに勧めたそうです。
最初は馬鹿にしていた囚人たちもどんどん仲間に入り今では1300人以上の囚人が踊るようになりました。
一緒に踊っていない囚人はお年寄りや病気の人たちで一緒には踊りませんが練習には運動の為に参加しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/a4/67f4f8d45dcda5809921e49862d0ecf9.jpg)
今ではダンスと始めて以来、囚人同士の乱闘も一回も無く皆仲良くしています。
私たちは何人もの囚人たちにインタビューしました。
その中でも一番心に残ったのはレオ被告の言葉でした。
「私が罪を犯した事は事実ですので、どんな刑でも受けるのは当たり前だと思っています。
しかし本当に事を言えば、私たち囚人皆が刑務所に移りたくないと考えています。
それはこの拘置所にいたほうが楽だからとかでは無く、刑務所では所属している組同士対立していて
ここで出来た新しい仲間も敵になってしまいます。
又同じフィリピン人同士で争う事になるからです。」
現在フィリピン国内にある刑務所や拘置所、留置所からこのセブのCPDRCを見学に訪れています。
将来CPDRC見たいに同じフィリピン人同士が対立しない刑務所、拘置所、留置所など増えてくれればいいのですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/d5/1661ce492bf90cc3caf66d88cced876e.jpg)
ガルシアさんの兄弟グウェン・ガルシア州知事は、ダンサーたちを『セブの誇り』と称えています。
取材が終わりガルシアさんや囚人たちの別れを告げ外に出ました。
ガルシアさんをはじめ看守さんたち全員で私たちを見送ってくれました。
車に乗り込み帰ろうとした瞬間、私の目に飛び込んできたのは
鉄格子のある窓から何百という手が私達に手を振っていました。
「皆有難う」私たちはもう一度車を降りセブの誇り達に頭を下げ帰りました。
現在毎週土曜日にだけこの囚人たちによるダンスが一般公開されています。
皆さんもセブに行かれる事があれば一度見学に行ってみては如何でしょうか。
Cebu Provincial Detention and Rehabilitation Center(CPDRC)
をご存知ですか?
テレビで何度か放送されているのでご存知の方も多いと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/b2/525cc176527a289842c6811e35738d24.jpg)
フィリピン・セブの州立拘置所で、収監されている未決囚約1500人が一糸乱れず踊るダンスをする。
その様子が動画投稿サイト「ユーチューブ」上で公開され、囚人らは一躍人気者になりました。
私は一昨年の10月に拘置所を取材で訪れました。
場所はセブ島の、ホテルなどが集まる地区から車で約40分の所にあります。
塀の中にいる入所者のうち約7割が殺人やレイプなど、保釈が認められない凶悪犯罪で起訴された人達です。
その中の一人、レオ被告(46)彼は入所して6年目になる元警察官
私の記憶が正しければ4人殺してこの拘置所に入っています。
彼は囚人たちのリーダー的存在です。
彼らをネット上のヒーローにしたのは、拘置所を管轄する
セブ州政府の保安担当のバイロン・ガルシア氏(46)州知事の兄弟でもあります
ガルシア氏がダンスを取り入れたのは、問題行動が常態化していた拘置所の規律を強化する為でした。
以前、拘置所は別のところにあり留置所の中では、薬物、酒、女、ばくちが蔓延り
組み同士の乱闘が日常茶飯事に起こっていたそうです。
フィリピンには日本の暴力団的組織でGANGと呼ばれる組組織が多数あります。
留置所内でも抗争があとを絶ちませんでした。
そこでガルシアさんは拘置所を今の場所に移し新しい取り組みを考えました。
以前スポーツプログラムの時間にバスケットボールやバレーボール、テニス等を行っていましたが、
その運動に参加できる人は極わずかでその練習や試合をきっかけに乱闘が起こることもしばしば
そこで考えたガルシアさんは、先ず軍隊的行進やチークダンスやる事をレオ被告に話しました。
「これはバレーやバスケットとは違い大人数でも出来るし囚人たち皆仲良くなれるかもしれない」
しかも強制ではなく、レオ被告たちが囚人一人一人に話をしやりたいと言った人だけで始めました。
そんなある日ガルシアさんはユーチューブでアルゴリズム体操を見て囚人たちに勧めたそうです。
最初は馬鹿にしていた囚人たちもどんどん仲間に入り今では1300人以上の囚人が踊るようになりました。
一緒に踊っていない囚人はお年寄りや病気の人たちで一緒には踊りませんが練習には運動の為に参加しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/a4/67f4f8d45dcda5809921e49862d0ecf9.jpg)
今ではダンスと始めて以来、囚人同士の乱闘も一回も無く皆仲良くしています。
私たちは何人もの囚人たちにインタビューしました。
その中でも一番心に残ったのはレオ被告の言葉でした。
「私が罪を犯した事は事実ですので、どんな刑でも受けるのは当たり前だと思っています。
しかし本当に事を言えば、私たち囚人皆が刑務所に移りたくないと考えています。
それはこの拘置所にいたほうが楽だからとかでは無く、刑務所では所属している組同士対立していて
ここで出来た新しい仲間も敵になってしまいます。
又同じフィリピン人同士で争う事になるからです。」
現在フィリピン国内にある刑務所や拘置所、留置所からこのセブのCPDRCを見学に訪れています。
将来CPDRC見たいに同じフィリピン人同士が対立しない刑務所、拘置所、留置所など増えてくれればいいのですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/d5/1661ce492bf90cc3caf66d88cced876e.jpg)
ガルシアさんの兄弟グウェン・ガルシア州知事は、ダンサーたちを『セブの誇り』と称えています。
取材が終わりガルシアさんや囚人たちの別れを告げ外に出ました。
ガルシアさんをはじめ看守さんたち全員で私たちを見送ってくれました。
車に乗り込み帰ろうとした瞬間、私の目に飛び込んできたのは
鉄格子のある窓から何百という手が私達に手を振っていました。
「皆有難う」私たちはもう一度車を降りセブの誇り達に頭を下げ帰りました。
現在毎週土曜日にだけこの囚人たちによるダンスが一般公開されています。
皆さんもセブに行かれる事があれば一度見学に行ってみては如何でしょうか。
囚人さん達も陽気なのには驚きました・・
日本では有り得ないですね。
仲の良かったフィリピン人の名前と連絡先か住所が分かれば探してみますよ。
又会えるかもしれないし。
うちの会社が受けた撮影ですが、私はその撮影はには違う撮影の為付いてないんですよ・・・
でも本当に日本では絶対ありえないですね。