噛噛堂ときどき営業中

ハイホーと、
めしの支度の合間縫い、
噛噛堂書店はときどき営業中。

風邪の結果

2007年10月29日 | かむかむんち
風邪には、やっぱ、
栄養と休養。


そんなこんなを心掛けたこの二週間の結果たるや、
案の定。
当然の如く。



ズボンのホックがあきらかにキツいんですけどっ!



尚、こんだけ我が身を犠牲にしたっちゅうのに、
回復率97%…

残り3%分の咳と鼻水を残し、
体脂肪は確実に3%プラスの結果と相成りました。

「ネグレクト」 真菜ちゃんはなぜ死んだか

2007年10月28日 | 読んだり

杉山春    小学館  2004年


たまたま図書館予約の順番だったからとはいえ、
よりによって「八日目の蝉」のすぐ後にこれ、って… タイムリーすぎ。

2000年12月10日、愛知県名古屋市で、3歳の女の子が20日近くも段ボールの中に入れられたままミイラのような状態で亡くなった。両親はともに21歳、十代で親になった茶髪の夫婦。なぜ、両親は女の子を死に至らしめたのか、女の子はなぜ救い出されなかったのか。3年半を超える取材を通じて事件の真相に迫ったルポルタージュ。第11回小学館ノンフィクション大賞受賞。


ここでもまた別の角度から、「家族」「母性」と向き合うの巻。

「茶髪の若い親が子供を死なせてしまった」

そんなたった一行の後ろには、その親の親が、そのまた親の親がいて。
どんな。どんな事件でも、
元々には「家族」ありき。きっと、「家族」ありき。

事件。
その、氷山として現れたものの水面下を知ってから、
わが身を問え。



* 風邪脱出率は、95%…

「八日目の蝉」

2007年10月27日 | 読んだり

角田光代    中央公論社  2007年


あまりにベストセラーにて、
ついでに賞までとったにより、ちょいすじするまでもないですね。

そして。
これが。

サスペンスと思いきや、
どうにもこうにも自分と向き合っちまったい。

噛噛的今年一番本、 
と、決定ー。
2007年、まだ残り2ヶ月あるけれど。決定ったら、決定っ! 



「家族」とは?
「母性」とは?
のっけから終章まで、
あますところなく全編を貫いて、
でも大上段に構えるのではなく、
しんしんと寄り添うように問うて来る。

いずれまた何度も読むべし。あの一節をたどるべし。

そして、娘に告ぐ。
いかに本を読まないあんたでも、
こいつは、、、こいつは、読んでくれー!

はてさて9日間

2007年10月23日 | かむかむんち

いいかげんに。
スカッ と脱出したい。

つーか、
しなきゃ。
まじに。


熱い紅茶に、黒糖を混ぜて、すりおろし生姜を混ぜた、
特製ドリンクお試し中。

生姜はチューブのでいいらしい。
というより、チューブのやつの方がいいらしい。
生すりおろしよりもナントカっちゅう辛味成分が多いんだとかナンダトカ。

ついには8日間

2007年10月22日 | かむかむんち

そして、ついに本日は欠勤。



人は言う。 「うがい、手洗い」

でもね。




んなもんしててもひくときゃひくし!


イソジンはMr.の。
コルゲンはアタシの。

そして、新顔はアズレン!
も一度行った薬局で、「ひいてしまった風邪」コーナーにあったヤク。
(イソジンとコルゲンは「風邪の予防」コーナーにあったのだ)

頼むよ、アズレンスルホン酸ナトリウム。

「丸天」

2007年10月15日 | そとめしの誘惑
翌日の沼津。
ひるめしは、「魚河岸 丸天」。





かきあげ。




かきあ。




ゲーッ?!



第一印象のインパクトのわりには、意外と、さっぱりいただけました。

ただし、天つゆはパスして塩にて食するのこと。
そして、その晩はまるで腹が減らず、一食抜いたの巻。


海鮮かき揚げ 840円
「魚河岸 丸天 卸団地店」
静岡県駿東郡清水町卸団地203 TEL:055-973-2115

沼津アルプス

2007年10月14日 | なんだ坂こんな坂
先週、いったいどこに行ったのかというと。
沼津。
実は、うちのジジババの喜寿&古希の祝いを、
親戚一同うちそろって「沼津」でやるっつう話が先にあり。
ん?
沼津?
沼津っちゃあアナタ、何年か前に、アタシがマジに 泣いた、
沼津アルプス!

その三山縦走は、低山なのに、低山なのに、低山なのに!
直登、直降、
直登、直降、
直登、直降。

(三回もリフレイン~)

その晩は脚中の筋肉がカッカと大炎症をおこしてほとんど睡眠もできず、
その後一週間というものは、まともに立ち居ふるまい歩行ができず、、

こりゃもう、
リベンジ。

が。
夜は宴会もあることだし~ でかい方の三山はパスして~
小さい二山と徳倉山だけにして~ と…(弱弱)



香貫山は、たぶん、小学生の遠足コース。



でも、このところ精進の足りないアタシにゃ、かなりキたりして。

てっぺんの展望も良かったし、暑いし、
ここで降りてもいいかな~ (超弱弱)



…なんて意見が通るワケもなく、いざ、本命の徳倉山へ。



まじ?


ねー、最初っからこれ? とばっ口から、これ?

って、ゴネてる間に、一人だけどんどん行くなっての!









いっぱい、いっぱいデス。



ヨユーのよしおくん。(クソッ)





我が恐るべき体力の衰えに震撼とすなり。
やっぱ、どんなに少なくとも、月に一度は登らないといけまっせん!



 「てゆーか。月に一度位行かないと、少なくとも趣味とは言えないよな」
ですね。

ま、その晩の宴会は楽しくたくさん飲み放題。
そっちの方は毎晩、鍛えてますゆえ… ハハハ… 

もって菊

2007年10月09日 | めしの支度

菊の季節でございます。
酢の物に、もって菊。
もって菊の中に…

ででんでんでん。

シラスの中に、チビ海老を見つけた気分。


「タタド」

2007年10月05日 | 読んだり

小池昌代    新潮社  2007年

[ちょいすじ] イワモトと妻スズコ。二人が過ごす海辺の家に、スズコの元同僚オカダと、イワモトの仕事関係者タマヨが訪れる。海で拾った海藻のサラダを食し、夏ミカンの風呂に入り…迎えた朝。その朝に、「関係」は「決壊」する… 「タタド」

初老に入ろうという年代に急にサーフィンに目覚め海へ出る夫。小さな時雄と浜辺で「待つ」亜子。待って、待って… 「波を待って」

失業中の緒方は、ある日ふと高校時代の同窓のサクラダを思い出した。時をおかずに偶然出会った同窓の横山。請われて横山の仕事を手伝うことになる緒方は、仕事場となっている横山の自宅へ伴われ、そこで横山の妻となっているサクラダを見る… 「45文字」



日常の、あんなことを、こんなことを、
その会話を、今こぼれた単語を、
多すぎもせず、少なすぎもせず、
大げさすぎもせず、無関心すぎもせず、
丁寧に丁寧に、つなぎとめ、
大事に大事に、つむいでいくと、
「小説」という世界になるのだな、と、そんな思いにゆっくり浸る読後。

乾いた空気が心地よい。

インパクトがあるわけでもないのに、
するりっ…と気持に入り込むその文章を、何度も目の中で転がしたいような。

枯れていて、でも枯れきってはいない何かが心地よい。

国際福祉機器展

2007年10月04日 | ハイホーしたり
  初、
東京ビッグサイト。



国際福祉機へ、ハイホーの一環として行ってまいりやした。



ハイホーなので、時間制限ありーの、業者さんとの打ち合わせありーので、
ネタも探せん、画像も撮れん!

開場と同時の入場は、TDL級の大繁盛っぷり。
人気のほどはわかりマス。
おもしろいって、コレ。

来年はプライベートでまる一日使って来ようっと。


エコバッグ入れ

2007年10月03日 | 縫ったり
「入れる」行為をエコにするエコバッグ。
これを「入れる」とは、これいかに。


今やファッションとなりつつあるエコバッグ。
カバー付きなんてもうアタリマエなんだけど。。。

生協の加入記念粗品でもらったダッセエエコバッグ。
カバーもついてなくて、デザインもほんとダサダサ。
アタシ的センスの沽券にかけても使いたくはないんだけど。
こいつが一番使いやすくてなー。
入れモンだけでもオサレしてみますか!


で、コレ。



立体物制作の意欲&時間無し、にて超簡易。




でもね、真ん中にまるめたエコバッグ置いて、
くるくるくる…パチン。
ほら。



これが思いがけず、
めちゃ使いやすい。

「蛇行する川のほとり」

2007年10月02日 | 読んだり

恩田陸    中央公論社  2004年

[ちょいすじ] 美しい先輩・香澄に誘われた毬子は、美しい先輩2の芳野とともに美しい香澄の住む「船着き場のある家」で、舞台背景制作のため夏休みのひとときを合宿する。そこで徐々に輪郭をあらわしていく、美しかった香澄の母のある秘密…
美しい暁臣と美しい真魚子と、香澄の従兄弟(だから当然、普通以上には美しいハズ)の月彦もからみ、本当の真相は誰の手に…


毬子の一人称で語られる第一章によれば、
毬子一人だけが平平凡凡な女の子なのかと思われたのだ。
が、
芳野の一人称にバトンが渡る第二章にて、
その毬子も、「美しい」んじゃん!と、判明。

美男美女だらけ。
有閑倶楽部ですかー!

久しぶりに少女漫画を「読み」マシタ…



恩田陸。
「ドミノ」と「上と下」は好き。
「夜のピクニック」や「六番目の小夜子」は、んー…。
もう一作位、いってみますか。