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川口市立戸塚児童センターあすぱる 自然観察会(アカガエルの生態調査)

2014年03月05日 | 川口市指定管理 川口市立戸塚児童センター
3月1日(土)10:00~12:00
幼児3名 小学生12名 中学生1名 大人16名 ボランティア3名

恒例となった春の自然観察会です。
自然を愛する心を育むために年に4回行って、
地域の方との繋がりを深めています。

今回は、春探しコンテストを行う予定でしたが、
小雨が降っていたので予定を変更しました。

手作りの紙芝居から始まりました。



なんと、この話に出てくる主人公の女の子は
エコクラブのジュニアリーダーとして活動を引っ張ってくれている中学生です。

当時4年生だった時にアカガエルを育てた時の事を
紙芝居を通じて教えてくれました。



斜面林に井戸を作った経緯が、
絶滅危惧種のアカガエルを繁殖させるためと聞いて
エコクラブの活動のスケールの大きさにビックリ!

4歳の男の子が紙芝居のアカガエルをみて、
「緑じゃない!」
と不思議がっていました。

子ども達は紙芝居を見ることで自分たちの活動を振り返っているようです。
どの子も真剣な眼差しで見ていました。

紙芝居のあとは、戸塚南小あすぱるエコクラブが作った
♪アカガエルの歌を合唱♪


出発前には、自然観察指導員の横山先生から
ウメ、モモ、サクラの花びらでの見分け方を教わりました。



ウメが丸く、モモがダイヤ型、桜の花びらはどんな形かな?と
子ども達に尋ねると
「ハートみたい」
と元気な声で男の子。

横山先生は
「よくわかってるねー。」
と褒めてくれました。

それからアカガエルの調査に出かけることになりました。

まずは、戸塚南小のビオトープの調査です。



「これ卵でしょ!?」
子どもの声が聞こえます。
ビオトープでアカガエルの卵が見つかりました。



卵から少し離れた場所で、横山先生が見つけたアカガエルを捕まえてくれました。
なんとオスメスがくっついていました。



生まれて2年経った卵を産めるアカガエルだそうです。
みんなで
「見せて見せて」
と群がります。
「お腹が赤い!」
「メスの方が小さいんだね。」


写真を撮ろうとアカガエルを見に行くと、
「お腹が赤いんだよ。」
と子どもが手に取って見せてくれました。



ここで子どもから気になる質問!
「カエルがこんな大きな卵を産むんですか」
横山先生が
「水中で水分を吸って膨張したんだよ」
と教えてくれました。


今度は、斜面林に移動です。
第一ブロックでみんなで卵塊を探します。



横山先生が、透明なのが新しい卵で、土をかぶってるのが時間が経った卵だと
教えてくれました。



「ここにもあった!」
「7、8、9・・・9個かなあ」
みんなで数えたら10個の卵塊が見つかりました。


第2ブロックでは11個
第3ブロックでは13個
の卵塊が見つかりました。


今年の3月1日のアカガエルの卵塊は去年より15個少ない35個でした。
3月20日頃までアカガエルは卵を産むそうで、
去年は3月16日に調査をしたので、それで今年は数が少し少なかったのですね。
みんなアカガエルがしっかり育っていることに一安心です。


今度は見つけた卵塊を選んで数を数えます。
沢山の中から、大きめの卵塊を選択しました。



横山先生から
「数える前に何個あるか予想してみよう」
と言葉かけがあり、子どもから数字が飛び出します。
「100個」
「500個」
「1000個」
「2000個」
1000個と2000個を予想する人が大半でした。


数え方は、横山先生が小分けした卵を子どもに渡し、数えたら
書記係りに伝える。それの繰り返しです。
スタッフは書記係りを担当しました。

みんなで卵を受け取っては数え、伝えては次の卵を受け取りに、、
すこしずつ卵塊が小さくなっていきます。

後半になると、子どもたちは現在の卵の合計数が気になりだします。
「今何個くらい?」
それは集計してからのお楽しみ♪

ついに全ての卵を数え終わりました。


・・・・なんと2965個!!


数えた卵塊には3千個の卵がありました。
全員の予想を大きく上回る結果に大きな歓声が!



子ども達は3年間の活動の成果を実感したようです。

参加した子どもから
「卵を数えるのが楽しかった」
「アカガエルに向き合ってくれる人が増えてよかった」
幼児さんも「たのしかった」
と感想をもらい、

最後に横山先生から
「自分たちで体験して調べるってとても大事なことです」
の言葉で、アカガエルの生態調査を終わりました。

自然観察会を通し、卵と直接触れ合うことで命の尊さを学んだと思います。
子ども達にとって大変貴重な体験となっていることでしょう。

横山先生、菊次先生を始め、ボランティアの皆様、たくさんの方の
協力をいただき感謝しています。ありがとうございました。

活動を続けることで、生き物の変化や斜面林の大切さを
子どもと地域の方で実感できるとても大切な活動です。

これからも、地域の方と一緒に取り組んでいきたいと思います。
興味のある方は是非ご参加ください。お待ちしています。

【お知らせ】
アカガエルの卵塊をあすぱるに一ついただきました。
育てたい方は、あすぱる受付でお分けします。


児童厚生員 池田幸司①



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