カラー コスモ花鏡 (Ma色楽ー特許“カラーコンパス”~MPCS)

長年の研究から色彩(形態・心理学含)の活用を簡便にする
“Ma色楽”カラーコンパス(特許)等の色の話場です。

前編№1【はじめに】Ma色楽・特許‘カラーコンパス’

2200-02-04 | 色のはなし

  図解説 :  上段の左から(1)Ma色相環(2)マンセル色相環(3)PCCS色相環(4)Ma色相環20色(5)赤の相違(日の丸・紅色・朱色・チャイニーズレッド)(6)東京都マーク
※(1)(2)(3)の色相環を見ると同じ色であるべきが違う色になっていますね。ここでの
色表示が悪いです。 上の図の色原画とかけ離れています。特にMa色相環」青緑青紫が。

 【臨時挿入】    ―特許「カラーコンパス」とは
「好みの色」や「合った色」というイメージの話を持ち出して説明します。
各個人それぞれに、その時々のその人の「好みの色」や「合った色」というものがあります。
色の見え方」は、各人各様。もっと言えばその人の左右の眼でも、異なります。
それは眼を含めた脳の作用でして、ここに「心(心理)」が入って「色が見える」のです。

複雑かつ面白いのが「色」ですが、科学で、理論で、まとめるのが難儀な代物です。
イメージが介在するからです。イメージを包囲するには客観性とエビデンスが必要です。
攻略には、Ma色楽難解の色を紐解き、使いやすくするためにシステム化した
特許カラーコンパスを用いますここには科学・理論、そして脳・心が、入っています。
※「合った色とは:「自分に似合った色」「気持ちにピッタリくる色」

                  №1【はじめに】
          
―このブログを読んで下さる方へ― 

(常にこの No.1「はじめに」がトップに出て更新記事は「はじめに」の下に表示されます)

 

              「“カラーコンパス”って、なあに」   
◆この「コンパス」は、(地図で)色を知るための羅針盤です。
“色を知る”ために色を比べる仕組みを用した羅針盤でして、まずは例で解説します。
容器の大小は、並べて見比べて、その大きさの違いを知ります。
これらは同じ大きさと思っていても、並べて見ると違っていたと言うことがありますね。
さらに微妙な差だと、同サイズと思って蓋をしようとしたときに、違う大きさだと気づくことがあます。
*色も、見比べないと分からないことが多々あり、そこがポイント!
容器は、見比べるためには、形状を揃える必用があります。
*色は、見比べるためには、基盤を設ける必要があります。
微妙な色の差までも比較出来ると、色の世界が飛躍します。
このカラーコンパス色を見比べる」や「微妙な色判別」を得意とします。

カラーコンパス」は新アイデアと変換スタイルでもって、色の基盤を構築しました。
この基盤で各メーカーの色カードの軸を揃えることで、各社共通での色カード構成が可能に。
また、この基盤で色の概念が揃うのでカラーコミュニケーションがとりやすくなります。
さらにを見比べつつ、色生成色の相違理由を知ることが、カラーコンパスで出来ます。
そしてカラーコンパス色彩理論に基づいているので、応用・活用が利き利用範囲が広い

            ■【Ma色楽(エムエィしきがく)って、なあに】
               ― 「色を見極める“眼”そして“芽”」―
私は20代の撮影従事時代に、メイクアーチストの資格を取得し、そこから
メイク・スタイリスト、デザイナー、企画の仕事、そしてCM・CFに携わるなかで
問題発生の根源に色彩がある」ことから、数校の大学で学びなおし‘勉学+研究’を経て
カラーシステム開発”を開始。長年かけて実用色彩“Ma色楽”」を樹立し
MPCSカラーシステムを考案、カラーコンパスを発明。特許取得をしました。
カラーコンパスの特許内容は「特許5801915を、ご覧下さい。
そこには、カラーコンパスの根幹(MPCS色体系のMa色相環載っていませんので
ここに掲載し、カラーコンパスと併せて解説します。
※「Ma色楽」とは、色彩学・形態学・心理学を基に、「理論を踏まえた‘実用色彩」をモットー
に色を楽しくラクに利用・活用する知恵や技を集約し
‘色彩のバイブル’を目指したものです。

〈専門的かつ複雑な説明箇所は、理解しやすくするため口語文体の常体で書きます〉

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
               ■【特許「カラーコンパス」とMa色相環
上記左画(1)のようにMa色相環」は、基本色が10赤のみ、2色がプラスされています。
図中の三つの赤を、レッドベア(赤い熊)と命名しました。の耳は赤紅
この赤三種カラーコンパスの、第一の鍵
基本の10は「赤・橙・黄・黄緑・緑・青緑・青・青紫・紫・赤紫
(呼びやすい・覚えやすい、色名にしました。頭に「5」を付記)

マンセルと関わる重要な10の色名です。この詳細解説は後記(1

【レッドベアの赤三種】
カラーコンパスは「日本の国家規格であるJIS」を念頭に作成されています
色は色名で表しますが我が国は(国家標準)国家規格の「JIS慣用色名(269色)と
JIS系統色名(350色)」が基準となります。双方の色名は優れていますが、これらには問題があります。
問題の詳細はいくらか、下記に書きますがその内容は「特許5801915で、お読み下さい。
「これらの問題解決を」と、誕生させたのがカラーコンパスレッドベアはその起点になります。

【具体的な「赤」で説明】
慣用色名の「チャイニーズレッドは、欧米人が連想する中国的な赤。
JIS色彩規格:あざやかな黄赤」←系統色名、「マンセル値:10R 6/15
・「ジャパニーズレッド」は欧米人が連想する日本的な赤だが、JIS慣用色名には
この色名無い。日の丸」の日章が日本の赤という説があるのでそれを

ジャパニーズレッド(日本の赤)とも考えられる。
内閣府の「日の丸」記述によると
「日章は紅色。(JISの色彩規格では紅色は「あざやかな3R 4/14)」
ここで疑問を持つ。日の丸の赤が「紅色多くの人が紅色という認識はもたない・・・)
※上図の内閣府の国旗をご覧下さい。(PC上の色表現が適切ならば)紅色に思えないのでは
どうやら紅色に対しての一般感覚(認識)に加え、JISの「赤」に不足があるようです。

JISの「の不足とカラーコンパス・三種の
上図の下段中央(5)の3つの色票は、厳選して3色の違いが見える各色名の色をアップしたのですが
3つの色が、(私のパソコンでの見えと同様なら)色の相違が的確に見届けられないと思います。
(紅色は異なり、そしてあとの2色は差があるのにほとんど差が無い色に、なっていませんか)

つまり「3色の違いあるをアップしてもその色たちが正確ではない見えになり、違いの程が不明」。
このように着実な色あいのものを出しても、とくにネット関係では表出されないことが
珍しくありません(印刷においても)。
そこでカラーコンパスを登場させると、どう違うか・・・目で色比較するとともに理論的に色の解説が
されるのです。伝達しやすい表現で。
※(日の丸の赤を比較させるには、他の3色と「同じ形・大きさ」にする必要がありますが)
これらの赤をより正確に、表現・解説するにはどうすればいいか」が、すでに答があるのなら
るなら教えてほしいですが、無いならば「カラーコンパス」でMa地図の上に、比較したい赤4色を
置いて下さい。次に色の地図位置とその色情報を見て下さい。すんなり色が判ります。
Web上で色見本(色表出)が不適切な場合、Ma地図そのものか、あるいは色名に「1/2/3」の
数字でもって、簡便な色伝達が可能になります。

ここをもっと解説したいのですが、長くなりますのでしぶしぶ割愛します。
「特許第5801915」の、色表現のあたりをお読み下さい。
カラーコンパスの威力発揮の1つは、色表出(表現)の弱点をさらけ出すネット通販品等の
PC上での「色見本」を、より正確に伝えられることです。カラーコンパスは扱いやすい色伝達手段
確立されているので「環境によらず見本色をネット上でも伝えやすくする」を、付け加えて
「JISの不足の赤」の話を進めます。

●「日の丸の日章は実際には金赤( 9R 5.5/14)が使われることもある」の、一文を発見。
では、これらのをまとめてみます。
金赤JISの色彩規格では「あざやかな黄赤9R 5.5/14)
紅色JISの色彩規格では「あざやかな3R 4/14)
朱色JISの色彩規格では「あざやかな黄みの赤6R 5.5/14) 
チャイニーズレッドJIS色彩規格では「あざやかな黄赤10R 6/15)
●朱色は、神社・鳥居の「朱塗り」を日本のと称している記述がある故、追加しました。
されど日本では赤と朱色は、区別されています。日本人は「に敏感&シビアです。
[参考]米国のある大学で数カ国の生徒に群の色当てをさせたところ、全問正解したのは
日本人だけだったと、米国在住の友人が言っていました。
●上記の系統色名の「あざやかな黄赤」と「あざやかな黄みの赤」が
‘どう違うか’は、色彩を勉強した者でも悩ましい。系統色名というのは
誰にでも分かる表現ではないし、紛らわしく難しいし、あれこれ付け足しての長すぎる表現。
(他の色においては、もっともっと長い系統色名があり、まことに使いにくい)
慣用色名の、混乱と、曖昧さを解決すべく系統色名が、実用的にはイマイチ。

[レッドベアで、赤をカテゴリーで三種分けする]
純色の赤を真ん中に、左側に「赤+わずかな青み」の赤紅、右側に「赤+わずかな黄み」の赤朱
であるこの「レッドベアに、①~④の色を充てると、をはさんで紅色金赤朱色
チャイニーズレッド
順に右。これらをカラーコンパスの地図に置くと、色の生成が自ずとあぶり出され、
黄みの分量の違い
青みがかった赤の違いが一目で分かる。さらにはカラーコンパス内の
YBリンク」(第二の鍵)での色彩上、重要なカテゴリーも即、分かる。
そのうえ、このカラーコンパスの地図からそれぞれの赤の調和色や配色が導かれる。
無論この便利さは、赤に限らない。複数人で色を‘選ぶ・決める・微調整する・修正するときに
カラーコンパス内の簡単な色名および数字(主に1と2と3)を使って、スムーズに色の会議が出来る。
そのものの地図を全員で観ればもっと簡単に、しかも「色を的確に捕まえての色のニュアンス」までの
微妙な色合いにおよんだ討議もスムーズに出来る。

※日の丸の紅色でのJISの「赤のくくり」は、学術的な表現で、実用では呼び名が不足な赤
いうことになるかと    
赤は種類別に分けた方が混乱防止になり、使い勝手もいいことから
カラーコンパスの色相環は
三種の表示にしました→赤三種の色相環で、赤だけでなく他の色でも
イメージや意味意義色感情も、合理的にそして効率よく話し合うことが出来るのです。

【カラーコンパスの「その他」の鍵】
第三の鍵は、カラーコンパスは色相」と「トーン」の二属性表現です。

 二属性を円盤ツールにて、(シンプルな)地図法式で、ほとんどの色を表現します。
 *地図は緯度に主に「1と2と3」の3つの数字でもってトーンを表示。(「4」は一部のみ)
 これがMaトーンの大きな特長で、Maトーンの詳細解説は後記(2)で。経度には色相を表示。
第四の鍵は、プロに人気のPCCSに対応するように12色の色相環に対応します。
 赤と橙の真ん中に「」、そして向かい側に「シアン」、この2色が加わります。
第五の鍵は、「フィルター機能」です。日常に便利な、黄み光線青み光線を受けた色を
 観ることが出来ます。(電球蛍光灯での「色の見え」が変化する‘カラー シミュレーション’を)
第六の鍵は、多方面で使えるように変換が出来、またスタイルを変えることが出来ます。
 例えば、医学用には(一部分の色相の)部分拡大でもって、目的に応じます。
 そしてその最たるスタイルがあるのですが長くなりますので、ここではカットします。美容部門で、長年
 望まれてきたスタイルです。肌の色・ヘアカラーにマッチさせるツールでその他の実践仕組みも有した
 目玉ツールです。このように、要望があればそれに沿うようにカラーコンパスは作成ができます。
 カラーコンパスは多方面に応用が利くことから、製品・広報・環境・建物・インテリア・教育・美容・
 医学用等
 のオーダーメイドでのスタイルが作成できるというわけです。
第七の鍵は、指定色に対しての「配色調和色」が導かれるツールです。

※このようにいくつかの鍵があるうえに、企業や専門家だけではなく老若男女が日々使えるように、
仕組みおよび使い方を、簡単にしています。抜粋版を小学生たちが使っている事例があります。
赤三種には、それぞれの配色や調和色があります。赤の種類の取り違いをすると
不調和や違和感が他の色よりもは出やすいので、要注意です。
例えば(イチョウの葉に似た)東京都シンボルマークトップ画像(6)に掲載に合う赤があります。
調和色の赤の他、目的目立つ・落ち着く・インパクト大など)に応じたをカラーコンパスで
見つけることが出来ます。さらには、合わない色を合うようにするヒントも入っています。
この他にも鍵がありますが、長くなりましたので最後に、「後記の説明」を書きます。

 ★★★字数制限のため、ここで前編と後編に分けます。この続きは下記に★★★

 


後編№1「はじめに」Ma色楽・特許‘カラーコンパス’

2200-02-03 | 色のはなし

        ★★★前編の続きです★★★(先に、この上の前編を読んで下さい)                     

後記での詳細解説(1)(2)】※やや専門的になります
1)色相環
マンセル色相環10色」は、元来の(旧)版修正マンセルとでは異なる。

現行は修正マンセルなのだがここに落とし穴がある。マンセル色相環の「青」で説明する。
1~10の青群が並んでいて、中央の「」がその色の「代表色」と言われるが
修正マンセルになって代表色にズレが生じた。修正マンセルは「赤紫」は「」が代表色
だがその他の「黄緑~紫」の6色は「」ではない。ズレている。顕著なズレは「青紫」、ついで「」。

使用頻度が高い「」は、「5B」が「青」と思って使用されやすく、その誤解からの波及ミスが多発する。
修正マンセルのは「10Bなので、ここを理解していないと調和色や配色に影響して、狂ってくる。
(代表色が「」であったり、なかったりと混ざっているのが難儀。扱いにくい。)
これを解決するためにMaは、「」を「5B」にした色相環仕立てをしている。  
10色の各色での、系統色名のあざやか~のみ、明るい~純色」の位置に充てている
Ma色相環の「5」と定め、青の10分割の「1~10のなかの中央の」になっている。こうすることで
多勢
の共通の色軸が出来、色彩関係の会議での意思疎通がしやすくなり時間や経費の節約に繋がる
「特許第5801915」では、カラーコンパスを使ってMa色相環の10色でJIS慣用色名の色チップ
を地図化(図3)している。これで、慣用色名の各色がどんな内容の色かを
緯度と経度で他の色と
比較しつつ、色情報までが一目で分かる。慣用色名の色はどんななのかを知るための「一見の価値あり」。

系統色名の長く判り難い説明から解き放され、さらにあやふやな色の正体が分かる。
「特許第5801915」の「図4」は、実用で頻繁に使われている色を理論整理して日常色の基準に
なるように色見本を、地図化した。これにより一般的色利用がより的確に行える。色の共通語になる。

訂正]「特許第5801915」の【図3】の「」のトーンを「+1」に
参考:色研の標準色票より]→「(修正版の)マンセルの主要色相の5色は原色の意味ではない。
5主要色相間隔感覚的にほぼ等歩度にするねらいのために、Bに該当する色相が
青の中心からずれてかなり緑みに傾いている。」

(2)YBリンクトーンと調和色
・「YBリンク」は、黄みを帯びている色群黄みを帯びていない青み群を示すリング。

調和や配色に役立ち、混色にも役立つ。カラーコンパス内に色分けして載せている。
トーン解説」付記:JISPCCSトーンは、似ているようで双方には違いがあるので混乱しがち。
light」はJISは「明るい~」で、PCCSは「浅い~」と修飾語が異なっている。しかも
トーンの段階が異なるという大きな違いがある。他にも相違点があって非常に紛らわしい。
カラーコンパスはトーンを、「1」「2」「3」の数字で表示することでこれらを解決
トーンの内容は「特許第5801915」に書いてあるので、ここでは簡単に。
調和色配色は、カラーコンパスでもってそれらの色を見つけることが出来る。
色は少し違っただけで扱い方がガラリと変わるという厄介さがあり、方程式のように当てはめて
調和や配色の答を出すというわけにはいかない。

カラーコンパスは色彩理論からの筋道を示しているので根本たる理念のもと色を読みながら
色を扱ってゆけるから、各自でその場の状況での答に、辿り着くことが出来る。
つまり、
カラーコンパスで色を読み、生成を見て考え、自分で目的色を見つけられるようになっている。

文章にすると言っていることが見えにくいかもしれない。基本は簡単なので、扱えば飲み込めるかと。
理論を踏まえれば、(材質や状況で)色が変わっても目的色への対応が各自で出来るものなのだ。
これらの説明を理解しやすくするために‘服の色選び’を例として話す。  
薄い朱色(赤と橙の真ん中の色)のタートルセーターにマッチ(調和)するカーディガンの色を
探すとする→カラーコンパスで、その半径軸内の色が調和するのでそこから選ぶのが初級編。
YBリンクで)同カテゴリーのイエローアンダー(YU)内の色から選択するのが中級編。
ブルーアンダー(BU)内の色から選択するのが上級編。(上級編は似合う人が限定されやすい)
顔に特徴がある方は、どれにしようかなと迷ったら上級編での色のお試しを。
(上級編の具体例として、暖色でまとめたいとき「朱色」をもってくるのではなく「つつじ色」を
あわせるとインパクトや個性美が出る。ありきたりではない魅力を醸し出す配色の一パターンである)。

*この初・中・上は「その1・その2・・・」でもよいという3段階。さらに4/5/6・・・の段階があります。
「目的は何か」「どういうイメージにしたいのか」等、入れるナビで色が選ばれます。

*具体的に、カラーコンパスのトーン「1」「2」「3」の数字の説明を、上図の
「東京都シンボルマーク」の「」で、話します。
東京都HP(http://www.metro.tokyo.jp/PROFILE/mon.htm)で「シンボルマーク
色彩は鮮やかな緑色」 と書かれています。JISには「鮮やかな緑色」がないのに。→→日の丸は
JISからの紅色をもってきているらしいのにこの緑は、一般的見地の「鮮やかな緑色」を
言っていることになるかと・・・・・・・  国や都の公をもってしても色の表現軸を揃えていない・・・
色表現の軸を統一しないと色を語るときに不安定になりその結果、色は紛らわしいとなり混乱へ
※軸を統一し色の基盤を作ることが重要になります。

色を注視する人が見れば「鮮やかな~」はJISの系統色名と判断しがちですから次に、その
系統色名で話せば事は足りるのか」を、見てみましょう。(まずはJISであって、PCCSの系統色名で
ないことを明記しないといけません。話が混線するから)
緑色」は、JIS系統色名で「明るいlt」です。慣用色名での」近辺は「①常盤色」「②深緑」です。
ネットで東京都シンボルマーク画像の色を、幾つか見ると、この2色らしき①と②の色で載っています。
(※常盤色深緑はどのような色か?→全員が同イメージで共有出来るか?→カラーコンパスの出番!)。

「①常盤色」「②深緑」は、どちらも系統色名で「濃い」で、 「」の「明るいlt」とは、トーンでは
2段階違うのです。そして関係での系統色名は他に「つよい」「やわらかい」「くらい」「くすんだ
ごくうすい」等々があって
ややこしい。
では「カラーコンパス」はというと緑は「5緑+1」だけなのです。(あざやかな黄は「5」となります)
これで緑の代表の「5」の色相の「」で、明るいトーンということを表します。
では明るい」ってどの程度?→カラーコンパスで答えると程度は「+1」だよ。カラーコンパスの地図を
見れば濃い」が「-1」だから一目瞭然で「+1」トーンの差が2段階違うという程度が即座にわかる)
が「あざやか」ではなく「あかるい」になった理由の1つが、現実には表出させにくく、印刷が
不可なのかも
しれません。表示したくてても実際に色票が作成出来ない場合があるのです。
こういう場合にもカラーコンパスは有効です。

「カラーコンパスは実物の色を作れない、表現出来ない場合でも色を提示します」←理論構成だから
出来るのです。特記しておきたいのは「シンボルマークのに合う赤は?」の答は、その緑が「①常盤色
か「②深緑」か、はたまた違う緑かによって答は違うのです。同じ色名の色でも異なる色も、JISには
あるのです。
状況に応じての緑に対処しなければならないので、カラーコンパスを試す意義があるかと。
ちなみにJISには「あざやかな緑」はないけど、「緑」に極わずかな「黄」や「黒」を入れると、発色が鮮やか
になります。それらの色もカラーコンパスは表示できます。

●以上は色彩学上、知っていると自分で直面した色について自由に考えられるようになるための内容が
多いです。難しい事は取っ払ってカラーコンパスが使えればいいわけです。なお、JIS慣用色名や
系統色名(JISとPCCSの)やマンセル値は優れた良さがあります。臨機応変にカラーコンパスと併用
させたりして使う事で一層強力さが増します。

書きたいことはまだありますが、ここまでとします。
出来るだけ短く書きあげたかったので粗い説明で、丁寧さが足りません。
詳しくお聞きになりたいときは御連絡ください。  2018
/11/11 

    ※『はじめに』は随時、追記や修正などの書き換えをしますので時々、覗いて下さい
         ブログの右上の日付は、表示順位を変えるための数字になっています

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【№133】 2019年挨拶と次の,色彩“特許取得”報告

2089-03-07 | 色のはなし

 昨年・一昨年は  身まかりし方々と自身 への鎮魂が浸潤しましたが
新しい年、2019年を迎えました。
色彩での”2つめの特許取得”の知らせと共に。
1つめの「カラーコンパス」を更に深めたものです。
これで、多角度でのMa色彩土台が築けられました。
我が魂への光一条が 見えました。 

「心が動くを見る」←生きていく中での最大喜!
この能動と受動がこれからどれだけ出来るかが
楽しみであり、苦でもあるかと。。。。。
今日、我が人生1本道に「乾杯」!

 2019年1月 明け空にて


【№132】 希林ロス・・・「死ぬときぐらい好きにさせてよ」

2088-09-20 | 色のはなし

私の中に「希林ロス」が、はびこっている。
“天下の安室奈美恵引退”を霞ませた、「75歳の死」。

役者・樹木希林氏の“個性・生き方・メッセージ”は、誠に精彩に富んだものだった。
自分を貫ききった役者・樹木希林は最後まで命の熱さを、そして女の輝き
放った。姿生き様を、美しく魅せる秘技を有した逸材者であったと思う。

希林氏の原動力は
強さか、寂しさか、欲深さか、正直さか、向上心か、奉仕心か・・・
他人の目や口をものともせず(本来の)“嫌われる勇気”を持った人だったのだろう。

・上記写真は、宝島社の広告である。彼女はこの撮影を快諾したと言う。
天寿全うの希林氏にピッタリ符合したこの広告から、今、彼女の声が聞こえる!
幾多をしっかり形にして我々に残してくれた彼女の最後の言葉の声・・・
荒波にも臆せずに発してきた彼女のすさまじき声は、死を飛び越えて聞こえる。
彼女の真似など到底できないが、希林さんが記した女街道の道標を大切にしたい。 

・この広告写真の美しさは、希林さんの顔にある。肌の色が周りにドンピタだ。
以前、私は撮影のメイク担当をしていたが、顔の色を写真が求めるイメージに
合わせるのは至難。イメージ説明の困難さの上に、仕上がりを想定して色算段を
しなければならない。更に各スタッフとそれらの摺り合わせをしなければならない。
イメージであるところの色を語り合い、調整しあうのは、難儀で失敗が多い。
それはカラーコミュニケーションがスムーズにいかないことが大きい。
多額費用と時間をかけて撮影を終了させ、いざ上がってきた写真の肌色が無残
ということがある。「それを解決したい」が、“Ma色楽”の目的の1つであった。 

顔が命のこの写真は、顔色が、表情が、じつにうまくいっている。
樹木希林さんを生き生きさせているのが、おもしろい。
彼女の仕事の選択眼も、請け負った仕事ぶりも、上等だということがわかる。 

歌舞伎に“にらみ”というのがある。“にらみ”は片目だけが寄り目で
もう一方の目は中央
を向く、凄みを見せる歌舞伎の「見得」である。
我が祖父は“にらみ”が出来た。祖父は本業の他に芝居小屋を持ち自ら役者をした。
長唄・小唄・浄瑠璃等の三味線師匠でもあった祖父は三味線ひきもした。
祖父の舞台での見得写真が数々ある。“にらみ”もだ。

祖父は私のリクエストに応えてよく“にらみ”をしてくれた。
初めて見た時、幼い私はその顔が怖くて泣いたと言う。
祖父の顔は長面で鼻が高く目が大きいので遠目でも“にらみ”は、迫力があった。
黒目の位置が、しっかり決まっていて絵になる顔だったが子供を泣かせるのは判る。

この“にらみ”が希林さんの晩年の顔に出た。
彼女は(61歳)2003年に網膜剥離で左目を失明し斜視の風体になった時、
こんな事を言った。片目になって「人の裏っ側にあるものを見て行くチャンスかな
というふうに思っています」  人の奥底を観る事に拍車がかかったか。

彼女は凝視すると右目を対象者に合わせる為、斜(ハス)で観る。
この角度は、人を見抜かんとする雰囲気を漂わせるから、怖いと感じるかも。
この“にらみ”でもってズカズカと踏み込まれたら、丸裸にされてしまうだろう。
しかし、ちゃんと心得ていたのか彼女は、怖さとのバランスをとるかのように
屈託なく笑うようになった。いい笑顔だった。
でも、もしかしたら失明が彼女を素直にさせたのかも。 

・体調を壊してからも作品名言をよくぞ沢山、残してくれたと感謝する。
いつだったか「役者は死んで作品を残せるありがたさがある」というようなことを
言っていた。 死後に残った作品が彼女を活かしてくれると・・・

終活をし、生前に死の名言機会を持ち、死んだあとには有言実行を知らしめる。
こんなガッツな人生完結をした人を見たことがない。「あなたは、なに者なのか!

90歳になった希林さんに会いたかった。
せめてあと10年、あなたを見せてほしかった。とても哀しい~
「この超越者劇場の幕引きへ最大賛辞と拍手を送る!!!」アンコールは無い


【№131】「伝達Gリレー」で 西野ジャパン復活戦を!

2088-07-14 | 色のはなし

 

ポーランド戦での借金が、消えたかのようなベルギーとの試合だった。

その内容も各国の評価も拍手、これでツケは帳消しになったか・・・

「日本の2018W杯」はこれで終わりと、幕を下ろしていいか・・・1つ、残っている! 

西野ジャパンに、ファンに、が刺さったままだ!」
“ボール回し”で双方に刺さった“棘”を、抜こうではないか!」 

●「ロシアまでの交通費+チケット代+その他」をもってして、現地応援をしたサポーター

あの日のポーランド戦に、生活・仕事等の幾多の犠牲を払って会場に馳せ参じた人達の

気持ちは、おさまらないままだ。棘が、痛みが、残っている。

監督やキャプテンにも巨大棘が、そしてブーイングの中でボール回しをした選手達にも。 

西野ジャパン“刺抜き御礼参り試合をしよう~
特等席現地応援をしたサポーターを招待して、疾走侍イレブン観戦をする!

西野ジャパンはサポータに、勝利を祈ったサポータはその神に、お礼をする、返礼試合だ! 

●西野監督と長谷部キャプテンの晴れきらない顔の「帰国会見」を見て、私は思った!

これで終わりにしてはならない、最後にこの顔で二人には終わってほしくない!

ふたりとも晴れやかな顔で、勇退してほしい。スッキリした顔、成し得た顔で。

西野陣サムライを思い出すときの顔は、雄姿の笑みであってほしい。

オモイッキリ走り通す試合を、やり残したことをすべてぶつける試合を、見たい!

・・・・・・・・・・・・・との想念が、帰国会見を見るや否や、強く強く湧いてきた。

 

西野ジャパン復活試合…夢の夢、たわいない独り言でしかない、実現するはずがない。

このブログを読んだ人が拡散して、ネット旋風がおきて世論喚起で関係者を動かすなんて

ありえない、ありえない、ありえない。

でも、4年に1度の大会終了後に4年間のお互いの「御礼参りイベント試合」をもうけて

陣営&ファンが感謝試合を楽しんで幕にするなんて、いいなあ~、あったらいいなあ~

 

運営資金は、一番小さな寄付は(100円か500円玉の)「ワンコイン募金

名付けて「さんご募金」(※「さんご色」はJIS慣用色名で、系統色名は「明るい赤」で、

沢山重なると日の丸赤色になる。 (賛同・協力者も募って「日の丸試合」を!)

 

その対戦相手は・・・出場外の代表選手やロシア代表漏れの精鋭選手団がいい・・・

もしかして、土俵に上がれなかった悔しさから、この試合で代表を負かすかもしれない

この試合での雌雄決戦は、きっと次のW杯に繋がるだろう。諸々の想いと共に希望への戦い
明日の日本サッカーを作る!  うん!! W杯サムライジャパンドリームマッチ

それを我々の手で行う~ やろうとする~ 一緒に夢へ突入する~なんて、どうよ!

 

上の写真のふたりが、はち切れんばかりの笑顔に変わったら、どんなに嬉しいか・・・

我がブログ「花鏡」は、極々少数しか知らない、「穴log(book)」サイトだ。

アイス・バケツ・チャレンジ」のようにリレーして拡散されるということは難しい。

やはり、たわけた事でしかない。間違った拡散にならないように伝言ゲームではない

「(“コピペ伝達”の)伝達ゲームでネット烈風が吹く」なんてありえない。

でも、見たい! 是非、特等席で見せてあげたいボールを回さない西野ジャパンを

                                      マサホリヤマ祈念


【№130】「青い“サムライ”&(ポーランド戦)西野采配」の読み解き

2088-07-03 | 色のはなし

ボール回しが始まった~「なに、これ?」「戦わず相手頼みなの?」・・・観ていられない~ピッチの11人は
青いサムライ”」のはず。ならば、死闘を最後までするものでは・・・
力の差を見せつけられても、全力で潔い戦いをするのがサムライではないかー
サムライの雄姿を見せてくれー 勝負をしてくれーーと、私は叫んだ!
10分が、なんと長かったことか・・・「2位通過が決まりました~」と、アナウンサーの声!
「やった~ 神様、ありがとう~、西野監督ありがとう~」→日本中が沸いた~狂喜乱舞!! 

翌朝、西野采配の是非が飛び交った。(ネットで)目に留まったのは
・他力本願…人の褌で相撲…これでいいのかサムライ!? 
・サッカー日本代表は「侍」の称号を返却しなければならない。
・ドーハの悲劇、ボルゴグラードの喜劇  

■「侍とは」古代から中世にかけての日本における身分呼称。
又は俸禄を貰う事ができた武士の別名、と。

●「侍美学」があり、そこには「侍の死の美学」がある。
侍の“死に方”の美学である。散り方にこだわるということかと。
これに、重ね合わせてサムライブルーを観ていたのかもしれない。 

●侍が戦うとき、軍師たる戦術家が策を練るのだが
敵の強さを感じたとき臣下が非力な場合、軍師は戦法をどう立てるか・・・
力と力のぶつかり合いは避けるだろう。
形勢不利な戦いを策略で乗り切らせるのが軍師の仕事である。

軍師“西野監督”は、決勝トーナメントを見据えて非力が故に
疲労回避の意味も合わせて、ダッシュで動き回らずにすむ「ボールまわし」を
策としたのかも。このポーランド戦は決定力にかけていたから点を取るのが難しい
と軍師は読んだのだろう。
選手(侍)の動きが良好だったら、ボール回し策は無かったはず。
つまり、あらゆる状況を西野軍師は見定めたうえで結論を出したのだ。

兵法には「柔よく剛を制す」もある。
侍の戦い方は1つでないことを、西野采配で教えてくれた。
本田が「日本人ならわかってくれる」と言ったのを、思い出した。 

●非力が勝ち進むための「西野采配」だったのだ。確かに、当たってきた彼の采配力。
西野監督は一目置く存在だ。その彼の判断だ。
●結果、予選で途切れることなく、次の決勝トーナメントにつないだ。
さあ、この次の戦い方で西野采配の真価が見えるサムライ達の評価が下る

ぶざまな勝負をしたら「分不相応なチームが卑劣な手段で勝った顚末だ」
とののしられるだろう。西野監督は世界から罵倒を浴びせられる・・・
軍師西野は、どうでるのか。どんな手をくりひろげるのか、誠に楽しみだ。
最たるサムライ、西野軍師 踏ん張れ―――。 

サムライのブルー
日本サッカーユニフォームの「青(ブルー)」は、ピッチ上でも
サポータのスタンド上でも、損をしている」である。
青は混じりけの無い純粋色で、澄んだ色合いであることから“サムライ”にピッタリ!
だが「青」は「沈む色」であるから、目立ちにくく主張力が弱い
比して「赤」は、前に出る色で主張力がかなり大
で、パンツや靴下や靴まで「赤」で統一すると、インパクトや威力が半端ない
ピッチで一斉に向かって来ると凄みや威圧感がこれまた半端ない
そしてスタンドが赤に染まると、青と同じ人数でも 迫力が勝る

忘れてはならないのは、「赤」の精神作用である。
「赤」は鼓舞・興奮・発情・・・力がみなぎる・・・
で、身につけた選手は動き回れるエネルギーを得た気がするし、スタンドは
応援に拍車がかかる。興奮し過ぎて喧嘩に発展するのは「赤」ユニフォームが多い。
黄色は弱い色だが、赤をほんの少し混ぜた「山吹色」になると「強い色」になる。
ブラジルのユニホームの色がそれである。弱い色の黄色が山吹色になると
発信力のある強い色になり、数が増すとスタンドは派手な強烈畑となる。
では、目立ちにくくて主張性に欠ける「」はどうしたらよいか
「数種の青からの選択する青が要になる」、「コラボ色の妙技」が重要。
(特許「カラーコンパス」を用いれば、図での一目で、分かりやすい簡単解説が可能)
サムライのブルーを、早めに「」から「」の青にチェンジすると良い
ここをもっと詳しく書きたいが、まもなく「“赤い”ベルギーとの試合」が始まるので
以上とする。 「がんばれーニッポン!」 いざ、テレビへGO~


【№129】「(続)「羽生の課題」&「宇野とネイサン引退の文字」&「ルール改正」     (おまけ “陸上走”への色学) 

2088-04-13 | 色のはなし

―【№128】の続きー

アスリートにとって「心理学&科学」は汗拭きタオルのようなもの、
なくてはならないものだ。(補足:この必需品のタオルにしても“色法”がある。
費用も時間もかからないのだから、やらない手はない。) 

(1例として)スプリンターの記録を出さんがための練習に於いて、
心理学駆使のなかに、私は色彩を取り入れた方法を提案する。
「距離を短く感じさせる+スピード感を与える」等の目論見で。
そして、色を用いれば「トンネル走」も手軽に会得できるかと。 

・ではフィギュアスケートは、どうであろうか。私が調べた限りでは、
「心理学&科学」が希薄かと。
されば取り入れたら、更なる向上に繋がるのではないかとの予測が立つ。
フィギュアスケートは芸術を加味したスポーツであるからして
様々な角度から攻められる。
色彩は「心理学&科学」なので、フィギュアでの色活用は有力手段だ。

色彩学は、心理学と科学とが両輪となって色彩界を滑走しなければない。
現状は、科学が先行している。色彩学会での研究にしてもその数の差は甚だしい。
しかも、実用色彩の尽力不足は顕著。そこで著者は、実用色彩学と四つに組んだ。
その顚末が、
Ma色楽→「見た目の色」重視で“簡便活用システム”→特許「カラーコンパス」に。
理論構築し特許として認められた「カラーコンパス」は実用色彩の基軸になるか

Ma色楽色法は「演技向上」と「(スランプや怪我等)メンタル改善」の他
フィギュアの大要素の衣装に、大いにモノを言う。
ちなみに、Maメソッドには「カラーリハビリ」が有りメニューが豊富で
植物状態者のフラット脳波が、右脳に波形を呼んだエビデンスがある。 

・私の専門立場から羽生選手の衣装が気になっている。実験をしてみた。
改善の必要を見た。実際の演技での実験が必要だが、科学の数字でも
出せるものだから検討に値する。
衣装への「心理学&科学」は、演技の鍵に。「4回転競争」の助っ人になるはず。
無論、衣装そのものが見栄え点数(心理学相乗作用)に一役買うことが出来る。
いざ、「白のリンク上+動態」での衣装色攻略を「カラーコンパス」ではじき出す! 

世界選手権2018では、ネイサン・チェン宇野昌磨選手が予想通り台頭した。
で、ネイサンは、“暗”から“明”を確固たるものにした演技で優勝。
宇野大会一“ドラマ”男になり感動物語の「(シルバー)ヒーローになった。
彼は来年(他者)の為の「3枠を取りたい」の一心さから
トラブル足を度外視して久々の「全霊攻めの演技」、『やった~!』
表現力がイマイチと語っていた彼だがそれを払拭するトゥーランドットを、魅せた。
身心の苦悩が曲想に乗った その表現は、観客を魅了した。
更には(当状態での)体力不安のラストに、“これでもか連続ジャンプ!”  
会場はジャンプ成功の度に、驚愕歓喜爆音が鳴り響いた。

だが宇野は演技終了後のインタビューで「2年前に似ている」と、2年前と同様
大きく見開いた美眼から大粒の涙。 彼の涙の流し方は、じつに人の心を打つ。
はまたしても、宇野を強くするエキスになるにちがいない。

・羽生よ、この二人はすでに迫って来ている。君を倒さんと。
さあ、誰が勝つかが、最高に面白いフィギュアスケートである。
この4年間は、たまらない! 「羽生よ!」前回の【№128】に書いた羽生演技を
是非とも見せてほしい。次の北京五輪で、平昌で果たせなかった演技を。
いやそれ以上を目指し、かつ実践して欲しい。羽生の天からの課題は、大きい。 

羽生の表現力は、他者にはないプラスαが滲む。SEIMEIは、それが
ど偉かった。これを武器に、進歩の証の4回転妙技とで、迫り来る青葉たち
迎え撃ってくれ! ネイサンは、五輪で君を倒すまでは引退しないだろう
倒さなければ、ネイサンの演技も見られるわけだ。
フィギュアスケートは羽生を繰り広げられる。その黄金色の大扇が、
日本にあるのだ。なんという誇り高きこと! 

追記】2018-2019シーズンにISUで大幅なルール改正が検討されている。
男子シングルは、4回転偏重が変わる? ジャンプルールが変わる予想があると。
技術と芸術のバランスがとれたシングルであれば、スポーツの中での
フィギュアのおもしろさが、強まる。
芸術あればこそのフィギュアである」 「芸術が光るスポーツなればこそ、
羽生
生きる」・・・・・ 芸術性のバランスが大きくなれば、羽生の演技は
ますます輝かせられる。

上部左の羽生写真をご覧あれ!狂言師萬斎の晴明や歌舞伎の「」を、羽生結弦は
見事こなしての「見得(みえ)」を切っている。 恐るべき表現力である。
和物だからの表現があり、彼はそれに長けている。惜しむらくは衣装である。
衣装で、もっと“羽生晴明”を出せる。時代着物の形伝統色を(形態学・色彩学で)
深堀し、滑りやすさ追求での科学力を携えて、“スケーター&観る者心理”を
付加した衣装が考えられる。羽生結弦だからこそ着ることのできる衣装が

衣装にもこだわる羽生結弦だから「心理学色・形)&科学での脇固め」の、
その意義は大きい!

 


【№128】平昌五輪 「羽生結弦とネイサン」の“明と暗”& 羽生氏へお礼

2088-03-02 | 色のはなし

平昌五輪 羽生&ネイサン(敬称略)

羽生結弦ネイサン・チェンに、手首の骨が折れるほどの拍手を送りたい。
平昌五輪最大級のスリルと感動を与えてくれたふたり。
そこには、まさにオリンピック特有の「明と暗」があった。 

・連覇を狙うは、昨年11月の大怪我で突発の“明から暗へ”。
五輪出場も危ぶまれた羽生の長い闇のもと、平昌に現れた彼は
目がくぼみ蒼白めいた顔・・・大丈夫なのか・・・
どの程度身心が回復しているのか等、不安の声が飛び交うなか
待ったなしにショートが始まった。練習不足この上なしで。 

・「羽生が飛んだ!」 そして未完治の足でショートのジャンプを全て成功させた。
『(ジャンプを)決めました! 完璧だ~ 』、アナウンサーの絶叫。
ジャンプ後は、神々しい光をまとった“降臨の舞い”、“氷を得た羽生”の滑り!
異次元とも思える羽生ワールドは、これ以上ないほどの煌めきで、“”へ。
自縛からも解き放された彼の歓喜が、オーラとなり観る者のハートを照射した。
我が胸も目頭も、熱くなった。「よくぞ頑張った~」「夢のような復活だ」
音楽が止まった。己のハラハラ・ドキドキは狂喜のウェーブに変わった。
テレビは、観客が喜声をあげスタンディングオベーションで彼を讃えていた。 

次の出番のネイサン・チェンは、この異常な興奮が収まらないリンクに立った。
そのうえに、自国のとてつもない過重期待が、若い彼に圧し掛かっていた
冒頭ジャンプを飛んだ、転けた。さらにまた、そしてまたまた・・・失敗!
『どうしたネイサン・チェン~』 ジャンプは惨敗。 

目前の羽生の高得点から冒頭ジャンプは難度の高いルッツでの4回転に挑み転倒。
これで歯車が狂ってしまったか。今季全て勝って輝いてきた彼が、一気にへ。 

いよいよ、待ちに待った雌雄を決するフリーが、ショートの盛況をクッションに
更なるヒートアップでスタートした。そのど真ん中に羽生結弦がいた。 

想いをこめたフリーの「SEIMEI」は、今の羽生の渾身の力で成就。滑り切った。
終わるや直立する体力が無くなってしまったか、二折になっての荒い息
そして氷に向かって叫びをあげた、「勝った~」「勝った、勝った~
一滴の余力もないほどに全身全霊で戦い抜いたことは、誰の目にもわかった。
日本が世界が、感動の“るつぼ”! 演者と観者のとてつもない喜共感!
まさにこれぞ”、オリンピックで手中にしたかった

負傷戦者は美しく燃えた。しかもトップ点をたたき出し、見事優勝! 
『羽生が“金”です~』『怪我を乗り越えての金メダル~』
運も、五輪神も、火事場のクソ力も、世界中の熱き声援をも結集しまくった羽生!
66年ぶりの2連覇! 眩しいほどの歴史を作った男、羽生結弦!!
見せたメンタル、壮絶極まるドラマ・・・「でかした~ありがとうー」

このフリー、もう一人の負からの戦者が必死のジャンプをした‐‐‐‐‐‐
若き選手「ネイサン・チェン!」。涙を見せず復活にかけた若葉。
ショート終了直後からフリーの出番直前まで、地下のリンクでひたすら練習し
本番のフリーを、果敢に攻め込んだ。
文字通り地下からの、「(ドツボ)奈落の底」からフリーに向かったのだ
フリーのジャンプ8回、高得点。4回転を6回挑戦し5回成功世界的偉業を成した。
彼はショート・フリーとも、泣きはしなかった。ただ、ショート後でもフリー後
でも1回だけ、両手で顔を擦った。顔をあげたまま。
隠したかった手の下に流れていたものは、双方では違っていただろう。
フリーで、これでもかこれでもかとアタックした彼は「1日で明へ踏み出した」。

 ・羽生は期待に押しつぶれることなく連覇快挙の王者ゴールド色を見せてくれた。
しかしまたしても次へ課題を残した。“羽生たる真骨頂挑戦”が果たせなかった。
掲げたジャンプを残念にも、飛べずに終わってしまった。
レベルを下げたフリープログラム「SEIMEI」を、ノーミスで滑ることが
出来なかった。耐えに耐えたプログラムだった。
怪我が彼を救った一面もあるが、言い訳の嫌いな彼だから無念極まりないだろう。
羽生よ、応援者は『羽生が羽生を超えました~』の、あの時のあの歓喜顔が見たい。
あの羽生で、オリンピック王者の金色(こんじき)を見たい
精神力の勝利での今回の羽生結弦の上を行ってくれ。
もう一つ突き抜けた羽生最高の五輪パフォーマンスを見せてくれ!!
目指した「SEIMEI」を、羽生結弦ならではの「晴明」を滑って見せてほしい。 

すぐにも海の向こうから黒船に乗った若葉色たちがやって来る。あなたを目がけて。
国産若葉も、あなたに鼓舞されて今後も脅かしとなっていくだろう
真っ正面で受けて立ち、蹴散らし切磋琢磨して共に育ってほしい。
類い稀なるあなたの不屈の魂と演技に、さらに磨きをかけて、この先
押しも押されもせぬ“こんじき”の絶対王者を、雄々しく目指してくれ! 

羽生選手よ、ありがとう!あなたの戦う姿は、どれだけの人を励ましたことか。
どうぞ、生きて行くよすがとする人がいることを、あなたの競技待っている人々
この先も沢山いることを、忘れないで欲しい。是非是非!
大声で言う「ありがとう 平昌五輪、羽生結弦選手!」 

追記
“明”が続きっぱなしになると“明”は認知されにくくなる。“暗”にしても然り。
人は“明”と“暗”を繰り返して成長していくことで、光るのでしょう。
これが「順応」、そして色彩の「(色)順応」です。
色彩学での「色順応」は下記を参考に。
https://kotobank.jp/word/%E8%89%B2%E5%BD%A9%E5%BF%83%  E7%90%86%E5%AD%A6-1541697
  ↑「色彩の見え方」の文中にあります。

・http://digibibo.com/blog-entry-2354.html
http://colorterms.kisochishiki.com/science/color-adaptation.html

★フィギュアスケートの色活用・効用を、次回に書きます。
色彩心理からの色応用、実践法も、羽生結弦氏への応援色彩学科学も。

                           2018年3月1日 記


【№127】 「(心と色)弱虫色」&「大人の赤」

2088-02-18 | 色のはなし

弱虫は何色? どんな色をしているのか?
既成カラーシステム及び従来の表現では言い表しにくい。
色はイメージである。それを伝達するために各種の方策が歴史のなかで行われてきた。
しかしながら今なお、イメージ伝達がなされにくい。うまくない。
実用使用に於いては、“見た目の色” というキーワードを加味しなければならない
見た目の色”は、測色器での数値化にも無理がある。
ジャン! “心理の色”を「伝達」及び「記録」するのにも、「カラーコンパス」が役立つ!! 

弱虫色は「カラーコンパス」“「〇〇」群”の色、と表記出来る。
色相の限定をすれば、群が絞れる。上図では「〇赤」となる。は伏数字)
色相はグルリ1周の全色相。上図では弱虫のダークなイメージに最遠のオレンジピンク
用いてサンプル画を作成してみた。
ここの“色の(理論)解説”をしたいところだが、本題が遠のくのでカットする。
“弱虫色”を数値化しての色解説も可能だということで
「カラーコンパス」多方面使用可能であることを理解していただきたい。 

「カラーコンパス」での数値でもって、端的に色イメージが共有できる
つまり、表現が困難だった色のイメージを電話でも伝えることが出来るもので
会議制作途上での談義が簡単に従来よりも間短縮経費節減等
お手の物で出来、更には伝達精度アップが見込めるのだ。 

挿入・引用新発売の某自動車メーカーの謳い文句「“大人の赤”とはどんな色か」・・・
どのような赤かはテレビでもパンフレットでも色を伝えるのは困難であるからして、ピンと来ない。
色伝達力に欠けるから色魅力の説明略で、言葉の魅力(響き)で引き付けているにほかならない
検討を重ねた自信製品色であれば、実際の色をターゲットに、より正確に伝えたいだろうに。 

キャッチフレーズの“大人の赤”→この色を説明するキャッチ―な色言葉を「カラーコンパス」から
探すことが容易に出来る、なぜなら色の成り立ちが一目で理解でき色の要素や表現が付随しているから
「カラーコンパス」図を見れば、色を的確に解説する言葉が、一目瞭然の色表示から見つけられるのだ
つまり、実用的にイメージ共有を可能にする数字と言葉”を「カラーコンパス」が、表出するのである
是非、特許「カラーコンパス」での図集を見ていただきたい。

特許庁での特許内容原稿は出願書面なので、特許仕様の言葉と文体になっているため誠に分かりにくい
回りくどくて誤解されやすさが随所にある。まだ図集のほうが分かりやすいのだが、こちらも
描く形式があって、もっと簡潔な図で、枚数も少なくシンプルなのが、見にくいものになっている。
原本は、色を付けて見やすさがグッと増している。
活用したい場合は、オリジナル原稿と図集を見るのがよい。
ご希望者は御連絡下さい
。 hanakagami@krb.biglobe.ne.jp ( 雅代ホリイヤマダ )まで

※「弱虫」は、動かない人間にくっつく
動かないでいると、数が増え大きくなって行く。
「色」は常に動く、明にも暗にも強にも弱にも・・・あらゆる方面に。
座ったまま動かないと濁数値も上がって行き明度低下と共に闇色へと移行する

「立ち上げれ!」そして「足を半歩でいい、前に出せ!」
そうして歩き出すことができたら、色が変わってゆくのを感じるだろう!!

                                        2018・0217記


【№126】再戦! 勝った、泣いた「チャンプ村田諒太の色は」

2087-10-27 | 色のはなし

10月22日より 
やった~! 村田諒太が王者アッサン・エンダムに「7回TKO勝利!」。 

悲願の王座奪取”を果たした瞬間、村田の顔はクシャクシャに、そして号泣。
泣きシワの驚くほどの深さが、彼のこれまでの苦渋の大きさを物語った。
こんなダイナミックな男泣きを見たのは初めての私。
静止画のような村田の固まった涙顔のド迫力が、我が涙腺のドアを蹴破った。

5月20日の衝撃判定での「世界戦プロ初黒星」から5カ月・・・
どんなに過酷な5カ月間であったかということを、あの顔を見た者はみな強く感じた。
吠え面を“泣いてはいない”と言い張った村田の男気そしてアスリート魂が一層、人心を掴んだ。
ここにスター性十分な、ボクシング世界チャンピオン村田諒太が誕生した! 

今回の試合で「初黒星」から「ベルト奪取の村田諒太の白星」に塗り替えられた。
この間に数々の貴重な収穫物を手にし、感動と涙と笑いの場面を織り込んだ「新王者、村田諒太」。
王者のこれからは「いばらが道を塞ぐ」かと。されどそれは村田が望むアスリート街道だろう。
当然、幾つもの岐路に立つだろう。煌びやかな道から用意された填まりやすい落とし穴もあるだろう。
村田は常に挑戦する道を選ぶに違いないが、懸念されるこの落とし穴には留意してほしい。
喝采者勝者に付いて回るあの穴には、、、踏み入ってほしくない! 

*私が、試合直後の村田の言葉から知ったのは「五輪金メダルと違ってミドル級の世界一ではない」こと。
「世界一になるにはミドル級ならではの一段と険しい山がいくつもある」と。
そして「初防衛戦がチャンプ生命の関門になる」と・・・さあ、村田よ!どう走る!! 

o(▽ ̄*)ノフレー※\(* ̄▽ ̄*)/※フレーヽ(* ̄▽)o※murata※o(▽ ̄*)ノフレー※\(* ̄▽ ̄*)/ ~

*翌朝のテレビ生出演で、6歳の息子が「なんで試合が終わったのかハッキリわからなかった」と
村田は苦笑いした。息子ならず、私ごときも同感情をあのとき、抱いた。
息子は「なんで~パパが勝ったのかさっぱりわからなかった」とも。
予想外の勝利の喜びが薄い我が子に、気落ち様子の村田。
父のKOでの勝利雄姿を、息子は見たかったのだろう。そこも私、全く、同感! 

*私は好きなボクサーの試合を選んで観てきたが、ミドル級はロンドン五輪の村田の試合が初だった。
彼のパンチは重く、一発の威力に目を見張った。「おもしろい」と、そこから村田への注視が始まった。
村田は“ヘッドギアと厚いグローブ”が良く似合う。(村田らしいボクシングができ、打ち込められるからだ)
彼にとって「プロ」は、この2つからの決別で、私はその意義が大と感じている。
これらが無くなった以後、「怖さ優しさという新たなテキ」が出現したと私は、思う。 

*村田の父は「息子の試合を観戦しない」「息子の殴り合う姿を観ていられないからだ」と言う。
諒太にもDNAから殴り合う際の優しさが、見えない敵になってはいないだろうか
前試合での村田の反省の弁に「もっと打てるシーンがあった」「何発か打ったあとに休んだ」とあった。
これは、私も感じた! で、次のラウンドに期待したが最後までそれで終わった。「なぜ前に出なかったか

村田の「怖さと優しさ」が前に出る足かせになったのではないかと、私は考える。
ヘッドギアと厚いグローブ”は、相手を守るから彼は躊躇なく打ち込められるのでは・・・
今試合でもエンダムにワン・ツーパンチを決めたあと、村田はパンチを繋げられなかった場面があった。
エンダムが苦悶して自分を見上げた瞳が、訴える子供の眼のようだったからではないか。
息子が望むKOをここで決めたければ、相手の弱った大きな丸い瞳に顔に向かって、打ち続けたかった~
このような村田らしい打つ怖さ”の一方、私は“打たれる怖さ”も見た
リングインや試合序盤の笑みは(頭からの)意識的な、緊張及び怖さ回避策ではないかと、私は感じた。
余裕や不敵な笑みには、私には見えなかったのだ。3ラウンドで笑みが消えたとき、ほっとした。 

村田の苦渋の数々は、私には詳細がわからないが想像以上のものがあるに違いない。
まだ押し寄せる、いや今後に巨大化されてやってくる苦しさを村田が乗り越えるには、
足かせになる村田独特の「プロでの、怖さと優しさ」の克服が“チャンプの初めの一歩”と私はみている

*さて、今試合での「チャンプ村田の色」は・・・
振り払っても見えてしまうのが、無色透明の「涙色」。この印象が、はばかってしまうのだ。
キラキラ光った汗や涙の中に垣間見えた色は、突き進む若葉色や光放つ黄金色や玉虫色等。
なれど試合を思いかえすと激烈な泣き顔が、村田カラーになってしまう。
「怖さ・優しさを攻略した」うならせる(試合の)内容になれば、色は自ずと表出される。
村田らしさのこういう試合を、幼い子供も素人婦人たちも、待っている。
KOに固執しているわけではない、うならせる試合を待っているのだ「村田、たのんだぞー」

「いくつになってもボクサーでの貴方の若葉色を見せる村田でいてほしい」と、私は願う。
チャンプとして“リングの試合の中”で、ボクサー村田の「色」を見せてくれ!
あらためて、ここまで登ってくれた貴方にお礼を言いたい感動と元気を、ありがとう!」
 

      ― ❝村田チャンプカラー❞ を魅せる試合はここから始まる ―


【№125】1時間後に、別人のように「若返った!」「笑った!」 91歳女性

2087-07-21 | 色のはなし

上記の写真は、91歳の女性。歩行困難で10年間車椅子生活。
いつからか、彼女の顔から笑みがなくなったいた。カメラを向けるとにらみ顔になる。[写真 1.]
まわりにいる人が「笑って」と言っても笑えず、ここ数年笑顔の写真がない
亡くなった御主人の専属モデルで、お得意の笑顔や気取り顔での過去の写真が山のようにある人だ。

最近、首や背骨が前に倒れこんでしまう。
姿勢が悪いと呼吸にも心にも影響する。なんとか治したい
そこで、Ma色楽の「若返りの術と撮影」を実施した。「カラーリハビリ」を盛り込んで。
[写真 2.]は、カメラを見ようと頭をもたげた実施前の様子である。 

―「Ma色楽施術&カラーリハビリ」を開始―
①体をほぐす(体の特定部位のマッサージやさすりで「気持ちいい」を連発)
その施術のあとの写真が[3.]。補助者が手で持ち上げていないと前に倒れていた顔が
手を放しても自力で上げられて、そのうえ目が大きくなった。

②メイク開始のときの様子が[写真 4.]~顔を上げていられる時間が少ない。
肌の張りと、リフトアップのマッサージをしながら(この時も「気持ちいい」を連発)、
彼女の好きなことや思い出話で心のマッサージも。メイクが進むにつれ、彼女は変わっていった。

③[写真 5.]はメイクが終了し鏡で自分の顔を見たときの顔。カメラを向けるといつもと違う。
そこで「笑って」と声をかけたらなんと、微笑むことができた→[写真 6.]
※ナチュラルメイクでポイントに重点をおいた短時間あっさり若返り化粧

④用意した帽子の中から、気に入った帽子を被ったら昔の決め顔になった。→[写真 7.]
見てわかるように、[1.]の帽子の写真とは別人のようだ。

⑤このあとには、笑い顔もでるようになった。→[写真 8.]彼女は笑みを笑顔を、とり戻した。
驚いたことに、彼女の顔は前に倒れなくなっていた。首の力も表情筋も心も復活したのだ

⑥その夜、彼女は「化粧を落とさないで寝る」と言った。就寝前には必ず落としていた人が。
たった1時間の実施で、彼女は変わった。若くなり、綺麗になり、できなくなっていたことが
可能になった。この持続性は長く、1か月後の写真が送られてきたがそこには笑みがあった
                                       2017年7月21日 記

 


【№124】(世界卓球)張本智和の「若菜色」、メダルより輝く!

2087-06-05 | 色のはなし

“世界卓球”、準々決勝で敗れたものの、13歳の快挙に拍手。
初めての大舞台で、あれだけのプレーができるとは。
水谷先輩を打ち負かし、「僕がかわってメダルをめざす」と言ってのけた。
失うものは何もない」とも言い、全身全霊で立ち向かうあの気迫からは
神々しい光を見た。マンガなら後光(光背)湯気を描くだろう。
力みなぎった眼には、充血イナズマを描き込むに違いない。 

小さな体での疲労が、蓄積されても引かないあの根性。
失点が続いても、前に出る小さな巨人
1つ前の試合では、曲者選手に意地悪をされ不本意の失点を
したとき「死んでも負けたくない!」と思ったとのこと。

怖さからか震えていても果敢に向かっていった彼は
まさしく「若葉の色」だ!!!
これは手にできなかったメダルのそれよりも、輝いている。
次に彼はどんな試合を見せてくれるのかと、ワクワクする。
見たい、待ち遠しい。張本選手、帰化してくれてありがとう。 

*色彩:黄みが入っていると輝いて見える。若葉色黄みが多いうえ、
 生命力が付加されるので生き生きとした輝きが出る。

さて、【№122【№123でも「若葉色」を書いたが、
「31歳の若葉色」は、背景が違う。
色は、背景によって同じ色でも異なって見える
つまり若葉色に見えるにはバックが複雑になる年齢ほど表出が難しい。
しかし、年齢が嵩むほど若葉色には価値が増し、味わいもひとしお。
いくつになっても若葉色を見せられる試合を待っている。

村田諒太よ、見せてほしい。「前に出よ!」

                                                            2017年6月5日 記


【№123】村田(拳闘試合)~「再戦命じ」と発表、さあ「君の色は~!」

2087-05-29 | 色のはなし

「ヒルベルト・メンドサ会長は5月25日、WBAとして2人の再戦を命じた
と発表した」←再戦が決定ということか。
「もう1回、初戦をがんばるチャンス」がめぐってきたゾ…【№122にて
再戦を初戦と言っていいのか分からないが、村田の「初の世界戦」
今一度、見られるのは途轍もなく嬉しい。思わず声をあげた~ \(^o^)/

判定後に、苦しみ悩みそして辛かったことを活かす「チャンスが到来」。
多くのことを感じ、学び、反省し、そして自分に問うた答えも
でているのであれば(頭の)肉付けとメンタルは万全!これほどの強みはない。
20日の村田より、逞しくなっているのは間違いない。 ハングリーも十分だ!

再戦で勝てば、20日時の勝利よりも幾倍もの価値も意味もある
こんなドラマを見せることができる村田は、なんとラッキーな男! 

この再戦で今度こそ、村田カラーを見たい。
彼は「オリンピックの金は過去の物、決別した試合をしたい」と言っていた。
が、金との惜別ができたのか・・・マスコミだけが「金」を引きずっていたのか?
補足)色彩学:混色すると、彩度(鮮やかさ)や明度(明るさ)は落ちる。
金も重ねれば→「鮮やかさ減+暗めになる=輝きが落ちる」

「金」の無いまっさらなリングで初戦の色をぶつけてほしい。
6歳の子らが見ても、通でないおばちゃんが見ても胸がすく、
熱きプロの試合を披露してほしい。 

さあ、村田諒太よ君の色は~!


【№122】 「村田諒太」ボクシングの金色→若葉色ならずの敗北

2087-05-21 | 色のはなし

 2017年5月20日の村田諒太 敗北

時間に追われる中、ライブで村田の世界初挑戦の試合を観た。
私はボクシングを必ずや観ないのだが、彼には注視しているので。
試合序盤、彼の笑顔が気になった。たたみ掛けるリズムがない、ことも。
パンチが効いた後、なぜか進ませない。パンチを続けない。
村田らしいパッションが次にあるかと、最後のラウンドまで観た。
期待の連打がないまま、潔い雄姿も見せることなく終わった。
トータルすれば、上を行ったとは思ったが・・・

判定負け」が、試合会場に乱飛した。

素人ながら浮かんだ言葉が「これが、村田の試合なのか
オリンピックで観たとき、村田に、私は大拍手を送った・・・が、
アマとプロの違いの村田を、この試合で私はさほど感じなかった。
アマとは違うプロになった村田を観たかった!プロへの軌跡を!
なにかが欠けていた。村田に「色を見る」ことが、できなかった。

 ハングリーさがもっとあったら、色は出ていたはず。
若葉の色!………勢いある色、何が何でも突き進もうとする初心ならでは。 

「負けたらもう1回頑張ると簡単に言えるかというと、正直そんな簡単な日々を
歩んできたつもりはない。気持ちの整理が必要」との試合後の村田弁。
たしかにもう1回、初戦をがんばる、とは言えない

初戦の敗北を真正面でとらえ、プロの村田の試合を次に是非、観たい!!!
頭は頭!→プロの腕とセンスを身につけた村田を観たい。『村田カラー』を!  


【№121】 5回目の「3.11」  生きて

2086-03-16 | 色のはなし

                咲いた咲いた咲いた 


あのガレキの中で咲いた一輪の花に
どれだけ励まされたことか  

哀しみの中で必死に立ち上がり、動き出し
花を植えた、育てた・・・心が折れそうになっても 
 

花の群が少しずつ増えた、花々が広がって行った
あの灰色が、愛おしい色に変わって行く

育ってくれて ありがとう、育ててくれて ありがとう
生きてくれて ありがとう、「命よ」 ありがとう
 

今のあなただからこそ、咲かせる花が ある                   2016年3月11日