『勇気の花』

少し前のお話ですが、

　　　「coelacanth0707さんのブログは、
　　　　色に例えるなら【白】なので
　　　　何となくコメントを入れにくいんですよ。」

…と、あるブロガーの方に言われた事があります。


高校時代の3年間、僕は絵を描いていました。
油絵や透明水彩画で使用する絵の具たち。
それらを混ぜ合わせて作り出す新しい色の数々。
でも、
どの様な組み合わせで混ぜ合わせても
作る事が出来ない色が2種類だけあります。

　　　【白】と【黒】。

では、
　　　
　　　「【白】と【黒】の絵の具を使わなければ
　　　　　絵を描く事は出来ないのだろうか？？？」

…というと全然そんな事はありません。

時には、
【白】と【黒】の絵の具を使った時以上に、
鮮明にそれらを表現出来たりするものです。
それは、
【白】と【黒】を表現しようとした努力の賜物でしょう。

またそれとは逆に、
【白】と【黒】だけの芸術も存在します。
素晴らしいモノクロームの映画は、
フルカラーで製作された映画よりも
より鮮明に心に印象付けられる事がしばしばあります。

　　　　　「黒色も、水で薄めるだけで
　　　　　　水墨画のような絵も描けるってもんよ！（笑）」
　　　　　　　　　　アイン様から
　　　　　　　　　　みすず様の色々に向けたコメントより引用。

　　　的を射た素敵なコメントに共鳴しました。

　　　　　「人はそれぞれ
　　　　　　まわりに染められ
　　　　　　まわりを染めながら生きていく」
　　　　　　　　　　みすず様の白より引用。

　　　僕も【白】を懐かしみ、
　　　　　 【白】に憧れる人間の一人です。

冒頭に書きました、あるブロガーの方のコメントは、
そういう意味で僕には凄く嬉しかったのです。
僕のブログ『シーラカンスの憂鬱』を
憧れの【白】に例えられたのですから

決して純粋な【白】には
戻る事は出来ないかも知れないけれど、
純粋な【白】に近付く努力をし、
純粋な【白】を表現しようと思う心を大切に
これからも生きて行きたいと思っています。


　　

『勇気の花』
作詞・作曲/長渕剛
アルバム『空/SORA』(2001年6月27日発売)に収録。

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