徒然日記

日々の記憶

おもらしじゃないけど

2010-01-26 07:33:36 | 仕事
お隣のクラス、三つ子のうちのひとりが、ベランダでおしっこをしたんだそうです。

 おもらしじゃなくて、わざとでもなくて、トイレに間に合わなかったのだとか・・・。教室でしなかったことを誉めるべきなのか?お隣の教諭のそのときの対応を聞いてみたかったのですが、張本人よりも、周りに集まってきたやじ馬を叱るのに大わらわだったそうです。
 「大声出してすみませんでした。」と言われたけれど、いやいや、明日はわが身です。

 というか、こちらのほうがトイレ問題深刻。途中でトイレに行きたいと思っても、とにかく時間がとれないのです。
 休み時間は、先生に言いたいことがある子たちが、列を作ってます。
 「先生、あのさ、あのさ、あのさ、あのさ、、、、ええとね、あのさ、あのさ、あのさ・・・」

 「はいはい。あのさはもうわかったから、その続きを言ってね。」

 「うん、わかった。あのさ、あのさ、あのさ、あのさ・・・・・・」以下つづく。。

 「はい、わかった。あのさの続きを思い出したら、言いに来てね。」

 はい、次は?

 「先生、○○さんが後ろで泣いてます。△△さんが泣かせました。」

 ほっときたい・・・・というわけにもいかず。。

 仲裁すること5分。

 はい、次。

 「先生、○○さんが、ベランダから身体を乗り出しています。」

 ぎゃああ~~~~~!!!

 「こらぁ!!!! ちょっとそこ!なにやってんの。」

 はあはあ。。

 はい、次。

 「先生、さっきの続き思い出したで。」

 「うん、なんだった?」

 「それがさ、あのさ、あのさ、昨日の夜さ、僕、野菜食べた。」

 「ほぉ~~~えらかったねえええ。」 これだけじゃ、対応冷たい?と思いなおし、

 「なんの野菜?」

 「うんとね、ええとね、よくわかんないけど、キャベツみたいなの。」

 野菜嫌いで、野菜が入ってるだけでお汁を飲むこともできないのに?

 「どうやって、食べたの?」

 「こうやって、一枚ずつむいで食べた。。」

 お願い、調理してやって。

 この人、身長120cmにして、私と同じ体重なのよ。

 はい、お次は?

 「先生、男の子たちが、ストーブのとこでしちゃいけないことしてます。」

 なんだ??と行ってみると?

 紙のマスクをストーブの火で燃やそうとしているところ。


 「こらぁ~~!!!」

 あの・・・私、人格変わりそうなんですが。。

 そして、唯一、トイレにいくチャンスだった20分休み終了です。

 「日直さん、あいさつ~~」と叫びつつ、走り回るふたり組を3セットほど捕獲。

 はあ、はあ、はあ。。。

 それから、全員にむけて説教。。

 仏の微笑み、マリア様の微笑みの先生なんて、夢のまた夢です。。

 

父兄からの電話

2010-01-17 07:35:37 | 仕事
 はじめての担任生活もやっとこさ1週間(実際は成人の日があったので4日間ですが)が、無事に過ぎました。

 最初の二日間は、やれやれ終わったと思って、職員室に戻ってくると、「○○さんのお母さんから電話あり。折り返ししてください。」なんてメモがあり。

 ひぇ~~いきなり父兄に電話ですかい!

 同じ学年の先生に対応の仕方を一応教わる。とにかく、こちらが悪くなくても低姿勢で・・・。どんなことを言われても、「情報ありがとうございました。」とありがたがる。なんですと。

 しかも職員室の電話って、教頭先生の目の前にあるの。会話の内容、丸聞こえじゃん。やりにくいわ・・・・。
 
 それでも仕方ないので、おそるおそるかけると、

「宿題にケド(計算ドリル)の2とありましたが、まだドリルもらってないんじゃないでしょうか。」

 そうなんです。ドリルが新学期ごとに新しくなると知らなかったので、てっきりみんな今までのドリルをやるんだと思ってました。職員室の机の足元のダンボールを探ると、新しいドリルが出てきました。(;´Д`)

 次の日に提出された宿題は、ご丁寧にも前の学期のドリル2をノートにしてきたものがたくさん。みんなまじめなのね。。

 
 さて、次の電話は、
「うちの子の予定帳、何も書いてないんですけど。先生は、予定帳のチェックもしてくださらないんですか?」

 私「えっと・・・予定帳は昼休み前に書いて、書けた子から私のところに出して、それから遊びに行くってことになってたんですけど。。出してある予定帳の中身は点検したんですが。。それじゃあ、出されてなかったんですね。」 ←ちょっと嫌味?爆

 「あ。。。そういうことですか。」 自分の子だけ、ちゃんとしてなかったことに動揺してる様子です。(笑)

 そこであえての、低姿勢。

 「申し訳ありません。出してるかどうかのチェックをしてませんでした。それじゃあ、お手数かけますが、今からお知らせさせていただいていいでしょうか。」

 「はいはい。お願いします。」

 「一時間目、なにそれ・・・以上です。本当に申し訳ありませんでした。よろしくお願いいたします。(ペコペコ)」

 無事終了。

 次の電話。

 母 「うちの子が算数の教科書がないんです。授業中に先生に出してから、返してもらってないっていうんです。ランドセルにもはいってないし。」

 私 「いえ、教科書は○付けをしてから返してるんですが。」

 母 「(え?なに?もらったの?それじゃあ、どうしてないの?忘れてきたんじゃないの?)
     なんか返してもらったって言ってます。それじゃあ、どうしてランドセルに入ってないんでしょう。」

 知らんがな。。。。

 私 「教室の机の中に忘れてきたのかもしれませんね。」

 母 「いえ、ランドセルには入れたって言ってるんです。ああ、そうだ。妹が出していたずらしたのかも??」

 私 「今日、お使いになられますか?宿題では教科書は使わないので必要ないですが、復習とかされたいってことですか?」

 母 「いやそうじゃないけど。。でも、このままずっとなかったら困りますし。。それに、下敷きもはさんだままだって。。ないんですよ。」

 永遠に続きそうな電話。。

 私 「それじゃあ、今から教室にいって確認してきます。またご連絡します。」
 

 母 「ああ。。はいはい。すみません。宜しくお願いします。」

 走っていってきました。

 はい、ありました。教科書と下敷き。

 忘れてるの人のせいにするんじゃないよ!!!

 そういえば、親が恐ろしいのでしょうか。人のせいにする子が多い気がします。
先日も、計算カードを配って、すぐに名前を書くように言ったのですが、集めてみると名前なしさんがいます。
 その子が言うことには、「私はちゃんと書いたのに、だれかが消したんです。」
 よくもまぁ~~~。。
 「いいえ、誰も消しません。あ・な・たが書いてないんです!!!」ときつく言いましたが。


 話は逸れましたが、電話に関しては次の日も同じような感じでありました。
 
 それからは、すべての提出物を出してるかどうかのチェックもするようにしました。名簿大活躍!! イコール、ああ、面倒くさい。

 帰りには、忘れ物はないかとくどいくらいに確認します。

 宿題に関するもので渡し忘れがないかも、2度3度と確認。

 とにかく、確認、確認生活。

 でも、こういう念には念をってこと、今までの私にはなかったことなので、ある意味いいことかもしれません。私も少しは成長してるかしらん。そう思えば、この年になって成長させてもらえてるんだから、ありがたいことです。

4ヶ月で習得

2010-01-10 07:37:16 | 仕事
担任生活初日は、なんとか無事に終わったようです。

 細かいことはまたにして、ちょっと驚いたこと。

 始業式では、校長の話の後、2,4,6年生の3人の生徒が壇上に上がり、マイクを持ってスピーチをしました。内容は、昨年自分が頑張ったことと、今年の抱負みたいな感じです。

 2年生の男の子は、算数でいつも「きっちりコース」を選んでいたのだそうです。、先生やお母さんに「○○くんなら、チャレンジコースでもやれるよ。頑張ってみたら。」と言われても、基礎をきちんとやればいいやと思ってたのだそうですが。
 それが何のきっかけだったか、「チャレンジコース」に挑戦してみたら、算数の奥深さがよくわかり、算数が大好きになって、もっともっと詳しく算数を勉強したくなったので、これからは、なんでも自分でできないと思わずに、どんどんいろんなことにチャレンジしていきたいというようなことを話してくれました。

 なんと2年生ですよ~~。しっかりした話の内容とそれにもまさる堂々とした話しぶりに感心しました。

 そして、4年生は読書が好きな女の子で、ある本についての感想です。今のところ図書カード7枚目なので、3学期中には10枚目まで借りたいというような決意でした。
 
 昔の私を見るみたいだなあ。。と思いながら聞いてました。

 そういえば、私は4年生の時にいきなり読書で表彰されたのです。なんでも市内でもっとも本を読んだ数が多いのだとか。本ばかり読むといっては叱られる人生で、本を読んで誉められるなんて思いもしなかったので、そんなことで表彰してもらえるのかと驚くやら嬉しいやらの複雑な気持ちでした。。

 そして、6年生のすらりとした女の子。この子がびっくりの張本人だったのです。

 日本人離れした体型と、少し黒い肌の色をしていたので、話せるのかしらと心配しましたが、 はじめて班長になって、責任をもって頑張れたことがうれしかったというような話をしてくれました。

  ブラジル国籍らしいのですが、とてもスラスラと流暢に話します。見た目も国籍も日本人じゃないけど、きっと日本で生まれ育ったのね。と思っていたところ。。。

 夕方の職員会議で教務主任の先生が言うことには、彼女は転校生で、最初、日本語はまったく!ひと言もわからなかったのだそうです。
 というか、日本語どころか、マナーもまったくなってない野生児で、一時はどうしたものかと思ったけれど、本人の努力と親御さんの強力でここまでなったのだとか。
 教務主任は、よくぞここまで・・・と涙ながらにというのは大げさですが、そんな感じでした。

 ところが、さらに驚いたことには、転校してきたのは昨年の9月なんですって!つまり4ヶ月ですよ、まだ。

 外国人特有の変なアクセントとかイントネーションなんてまったくなくて、下手な日本人より綺麗に話すんですよ。

 学校で10年も勉強して、その上さらに、英語に何十万も払ってる私って・・・と思ってしまいましたが。

 私に足りないのは、努力?それとも若さ?それとも言語に対する素養???はぁ~~~。

何から何まで

2010-01-07 07:39:34 | 仕事
 いよいよ明日から、代理の1年生担任を受け持つことになるわけで、今日はその打ち合わせに行ってきました。
 
 私は1年2組で、学年主任の代理ということで、もっとも厄介なクラスなんだそうです。(;´Д`)

 両隣の先生はお二人ともとても綺麗な!という以外は、形容の仕様がないような、心優しそうな方々。こんなおとなしそうな人に一年生の担任が勤まっているのだから、気の弱い私でもなんとかなるかしらと思えそうな面持ちです。

 さて、明日は始業式。その後、学活、書初め、学活、給食、お掃除、一斉下校となっているそうです。初日から盛りだくさんだなあ。。

 そして、驚いたことに、その段取り。

 始業式は8:50に始まるので、40分には並び終わってないといけない。
 そのためには、35分にはトイレにいって、並ばせ始める。
 そのためには、30分に席を立ち始める。
 そのためには、朝の会は20分に始めて、健康観察と先生の話だけをちゃっちゃと終わらせる。
 そのためには、15分にはトイレに行かせて、席に着かせる。

 というような流れなんだそうで。

 いやあ、私、今までその8:15に家を出てたんですが・・・・。(泣)

 というより、なんだ。この押せ押せの時間配分は。

 「けいさんかあど」も、台紙をふたつに折って、その中に用紙を貼っていくのですが、その台紙は教師があらかじめ折っておくんだそうです。
 そして、子供が糊付けしてきた用紙を、先生がきちんと真ん中に貼ってあげるんですって。

 なんかめんどくさ~~~!!!

 書初めは、お習字ではなくて、鉛筆でお手本を見て書くだけなのですが、それも手順を拡大して黒板に貼っておくんだそうです。
 内容は、
 1.きもちをこめてていねいにかく。
 2.かみはひとりいちまい。
 3.けしごむはつかわない。
 4.できたらせんせいにもっていく。
 5.ごうかくしたら、まわりにのりをつける。
 6.またせんせいにもっていく。
 7.せんせいがだいしにはる。

 ここまでしないとできないのね。

 なんかめんどくさ~~~!!!
 

 何があろうと保母さんだけにはなりたくないと、後2つ単位をとれば幼稚園教諭の免許も取れるところをあえて取らなかった私なのに。保育園児に毛が生えたような子供たちのお世話をすることになろうとは思わなかった。

 人生なんのトラップが待ち受けているかわかりません。