9/3~10/19 秋涼の特別展…【高台寺】
10/9~12/5 銀閣寺東求堂公開…【銀閣寺】
10/16~10/17 例祭(内宮大祭)…【日向大神宮】14:00
10/17 二十五菩薩お練供養…【即成院】
10/17 神嘗奉祝祭…【貴船神社】
10/17 開山忌…【東福寺】
10/17 神輿渡御…【住吉大伴神社】
10/17 城南祭…【城南宮】9:00
10/17 両大神宮祭…【吉田神社】9:30
10/17 大将軍祭…【大将軍神社】10:00
10/17 神嘗祭…【八坂神社】10:00
10/17 神嘗祭当日祭…【上賀茂神社】10:00
10/17 笠懸神事…【上賀茂神社】12:30
10/17 中祭…【平安神宮】11:00
10/17 斎宮行列…【野宮神社】12:00
今日と言う今日は、も~~どこへ行くか迷った!
↑をご覧の通り、神事祭事がひじょーに多い日。
中でも【上賀茂神社】の笠懸神事と、【野宮神社】の斎宮行列で、前日に悶絶するくらい迷った。
どっちも見たい。掛け値なしで、どっちも、というのは珍しい。
だいたい妥協したり、実際は6:4でこっち行きたいとかあるんだけど。
今回はほんっと、どうしようかと思った。
両方見る、というのは不可能。【上賀茂神社】と、嵐山の【野宮神社】はあまりに離れていて、しかも開始時間がほぼ同じ。
斎宮行列は、文字通り行列だから長い時間をかけて【野宮神社】から嵐山の川まで歩くようだが、それでも絶対間に合わない。
装束だけ見るなら、斎宮行列の方が良い。平安装束をたっぷり拝むことが出来る。
でも笠懸神事は、馬と弓矢である。この組み合わせは最強。流鏑馬を見て一気にハマってしまった。
ではどうするか…。本当に迷って、寝るまで迷っていたんだけど、よーやく自分の中で決着がついた。
とりあえず、どちらも毎年やっていることだ。一生に一度のことじゃないから、また見ることが出来る。
ではいつの日か、再び京都を訪れるのだとしたら、その時どちらへ行くか? と言うかどちらの方が行き易いか?
つまり。
【上賀茂神社】へは、交通手段が少ない。バス、車、そして自転車ぐらいで、電車では行けない。
【野宮神社】は嵐山だから、バスでも電車でも行ける。
となれば…。今、自転車を所有している私が行くのは、【上賀茂神社】かなと。
てな訳で、神事が始まる12:30(馬が走るのは13:00)より、かなり早めに家を出る。
10:50着。
笠懸神事…【上賀茂神社】
流鏑馬に似た、走る馬に乗った人が的に向かって弓矢を射る神事。
5月に行われた賀茂競馬会(かもくらべうまえ)と同じ会場。
二度目とあって勝手が分かるので色々動けたわ。
ゆえに写真の撮影数が、動画や連写を含めて500枚を越してしまった…。
なので、今回は前半と後半に分けて記載。
この前半は、実際に馬の走る笠懸神事が始まる手前まで。
馬が走る、馬場の回りには有料の観覧席が設けられている。
その受付が開始されるのが11:30からとかで、既に20人くらいが並んでいる。
入り口は三カ所。全て自由席。
矢を射る的は、全部で五つもある。だから、大抵どこに座っても面白いと思われる。
私はスタートの瞬間を見たかったので、馬場元(スタート位置)の近くの、五の的の前を取る。
500円を支払い、急いで席を取る。
経験で分かったことだが、こういうのは最前列を取るに限る。
でないと、ホント、見えないから!
11:40
席は余裕と思われるが、最前列はほぼ埋まった状態。
ちなみに、最後の列の席の人は、席の上に立って見ることが可(笑)
最前列がとれなければ、いっそのこと最後の列を取ろう。
有料席を取らないという選択肢もあり。
至近距離での観覧は難しくなるが、全体が見渡せるこんな場所もある。
【上賀茂神社】には大きな赤い鳥居が2つあり、北側の“二之鳥居”付近からも見られる。
笠懸が始まると、安全面から封鎖される場所もあるから、係の人に尋ねたりした方が良いかも。
この笠懸というのは、流鏑馬と同じように目線とほぼ水平に位置する一、二、三の的を射るのと、
地面スレスレに斜めに置かれた四、五の的を射る。
こんなのが可能なんだろか…。だって和弓だよ、めっちゃ長いんだよ弓が。
それを馬に乗ってって…。どうやんの??
ま、それを今からの目の当たりにするのだが、後半の記事で。
馬場の東側、奈良の小川というのが流れる横に馬が繋がれ出番を待っている。
既に装束を纏った人達が、鞍などの用意を手ずから行っている。
勇猛な馬の姿! 神事が始まる長いあいだずっとここに繋がれているので見放題である。
席も取ったし、じっと座っているんじゃつまらない。サテどうするかな…と境内を歩きまわる。
本殿の方とか行くが、お宮参りをしている人達が居るだけだ。
おかしいな、騎手はどこに居るんだろうか? と思っているところへ、太鼓の音が聞こえて来た!
おお、そうか! と思いつく。
競馬会の時もそうだったじゃないか~。忘れていた。
神社の東側、ならの小川を渡った先に庁の舎という詰所みたいな建物がある。
そこにバッチリ、全員集合してんじゃん。
本殿での神事を行う前、12:10頃。
すげーすげー、装束すげーぞ。
鎌倉期の神事だから、当然鎌倉武将などの装束なのだ。直垂(ひたたれ)ですな。
手前の茶色の直垂を着ている人達は、的の板を取り替えたりする人。
12:18本殿へ向けて出発。
辺りはこんな感じ。
知らない人は全く知らずに見ずに終わる。
馬場で馬が走るのだけが、神事ではないというところが留意点!
それ以前にも、色んな場所で彼らを見ることが出来るのだ。
さあ彼らを追って本殿方面へ。走るぞ、私は。
12:20
本殿の手前、一般の人間は渡ってはならない赤い橋を越えてゆく。
向こうの片岡社かな…? 工事中でなんとも背景が惜しい!
楼門をくぐりいよいよ本殿へ上がるのだが、その前にお祓い!
ギャーッ、そこのカメラマン邪魔だよお! でも今日はほぼ全てに於いて素晴らしい撮影位置を取れた。
で、本殿へ入る際に被っているものや弓矢を置いて行く!
そういう、弓などを受け取ったり並べたりする雑用係のような人も、神事には大切。
諸役(しょやく)と呼ぶらしい。
刀は刷いたままだったな。
本殿の神事を見るのは難しい。
鳴弦の儀とか行われるらしく、見たかったが多分無理。
本殿は本当にほんの一部しか見ることが出来ず、神事が行われるのは右奥のようなので、
賽銭箱を越えないと見られないと思われる。
むろん、賽銭箱より向こうには行けない。
撮影も不可。ここは切り上げるしかなさそうだ…。
席に戻ると(途中の入退場は可)3列ぐらいまで人が座っていた。
みんな、まんじりともせずに座って待っていたんだろうか…。
12:44
本殿での神事を終えて、たぶん先ほどの庁の舎辺りで馬に乗ったと思われる。
もうちょっと待っていればよかったな。神事って長くかかると思っていたから。
12:53
一同が馬場へ入場。行進である。
先頭を行くのは神職さん。的の前で立ち止まり、榊を振ってお祓いを行う。
YOUTUBE動画1(行進)
ずんずんと目の前を歩いてゆく射手のみなさん。
これだけで迫力あるもんな。
そのまま馬場元(スタート位置)まで下り、Uターンして再び馬場を歩いて北上。
動画2(行進)
馬場中央に並び、神職さんが観客を含めた全員に向けてお祓いをする。
地味な話だが、アナウンスで「お祓いをしますのでお立ちの上低頭下さい」とあり、全員立ちあがってこうべを垂れる。
その際、どうやら客席北側と南側で分けてお祓いをするようだが、知らずに南席の我々は、
北側のお祓いをしている時に神妙に低頭してた。
やあ終わった、と着席したら「これから南側の方々にお祓いを…」って言われて、南席一同大笑い。
「なんだこれからか!」とか言って再び立ちあがり低頭。
なんか、みんなテンション高かったなあ。
そうそう、競馬会の時もそうだったのだが、人が多く集まるこのような行事の時は、
ここではアナウンスが細かく入る。しかも英語付き。
どうも競馬会の時と同じ人のようだ。
京都市内の色々な神事祭事を見ていると、たまに知った顔を発見したりして楽しい。
割と色んな神社を掛け持っている人が多いようだ。
さて、次にその中央で、「天長地久(てんちょうちきゅう)の儀」が行われる。
おお、好きだねこういうの。いかにも神事って感じがする。
代表者が一名、馬に乗りその場で左に3回、右に2回回転する。
更に弓矢をつがえ、天と地に向けてひきしぼる。ここでは射らない。
続いて射手は、かぶっている冠を替える。韓国風な(?)冠から烏帽子へ。
→
動画3(冠替え)
動画4(馬場元へ行進)
はあ、ここまでが前半。
あ、でも前半の最後に↓
得物シリーズ! 私は武器だ~い好き。
刀は太刀、小刀の二種。
さすがに刃はついていないだろうが…。
隣りの人が「あれ絶対中身竹やな」とか言っていたが、せめてアルミとか言えんのか。
本当の竹光って、逆に少ないぞ。
私も、真剣も模造刀も居合刀も刃引きも、木刀も小太刀も竹刀も見たことがあるし、
触ったことも振ったこともあるが、竹光ってのは見たことない。ないだろ、普通。
弓を射る“武将”は、ふわふわの獣の皮で覆われた太刀を刷いている。
右の青い装束の人は、何の役をするのかちょっと分からないのだが、身分が高そう。金色の太刀を刷く。
射手の装束も面白い。まあ、鎌倉期の装束にはあまり興味はないのだが、獣の皮を胴に巻いたりしてる。
単純に、暑そうではある(最高気温26度とかだったよ、今日)
↓こちらは的替えをしたり、矢を拾ったりする人。手には回収した多くの矢を持っている。
お分かりの通り、矢じりは付けていない。先端は丸く、なんとなくゴムっぽく柔らかそう。
これで木の板を割っちゃうんだから…。
矢をしょった“武将”(射手)すんごい量だ!
美しく並んだ弓。和弓ってシンプルで本当に美しい。これだけで美術品だよ。
後編へ
10/9~12/5 銀閣寺東求堂公開…【銀閣寺】
10/16~10/17 例祭(内宮大祭)…【日向大神宮】14:00
10/17 二十五菩薩お練供養…【即成院】
10/17 神嘗奉祝祭…【貴船神社】
10/17 開山忌…【東福寺】
10/17 神輿渡御…【住吉大伴神社】
10/17 城南祭…【城南宮】9:00
10/17 両大神宮祭…【吉田神社】9:30
10/17 大将軍祭…【大将軍神社】10:00
10/17 神嘗祭…【八坂神社】10:00
10/17 神嘗祭当日祭…【上賀茂神社】10:00
10/17 笠懸神事…【上賀茂神社】12:30
10/17 中祭…【平安神宮】11:00
10/17 斎宮行列…【野宮神社】12:00
今日と言う今日は、も~~どこへ行くか迷った!
↑をご覧の通り、神事祭事がひじょーに多い日。
中でも【上賀茂神社】の笠懸神事と、【野宮神社】の斎宮行列で、前日に悶絶するくらい迷った。
どっちも見たい。掛け値なしで、どっちも、というのは珍しい。
だいたい妥協したり、実際は6:4でこっち行きたいとかあるんだけど。
今回はほんっと、どうしようかと思った。
両方見る、というのは不可能。【上賀茂神社】と、嵐山の【野宮神社】はあまりに離れていて、しかも開始時間がほぼ同じ。
斎宮行列は、文字通り行列だから長い時間をかけて【野宮神社】から嵐山の川まで歩くようだが、それでも絶対間に合わない。
装束だけ見るなら、斎宮行列の方が良い。平安装束をたっぷり拝むことが出来る。
でも笠懸神事は、馬と弓矢である。この組み合わせは最強。流鏑馬を見て一気にハマってしまった。
ではどうするか…。本当に迷って、寝るまで迷っていたんだけど、よーやく自分の中で決着がついた。
とりあえず、どちらも毎年やっていることだ。一生に一度のことじゃないから、また見ることが出来る。
ではいつの日か、再び京都を訪れるのだとしたら、その時どちらへ行くか? と言うかどちらの方が行き易いか?
つまり。
【上賀茂神社】へは、交通手段が少ない。バス、車、そして自転車ぐらいで、電車では行けない。
【野宮神社】は嵐山だから、バスでも電車でも行ける。
となれば…。今、自転車を所有している私が行くのは、【上賀茂神社】かなと。
てな訳で、神事が始まる12:30(馬が走るのは13:00)より、かなり早めに家を出る。
10:50着。
笠懸神事…【上賀茂神社】
流鏑馬に似た、走る馬に乗った人が的に向かって弓矢を射る神事。
5月に行われた賀茂競馬会(かもくらべうまえ)と同じ会場。
二度目とあって勝手が分かるので色々動けたわ。
ゆえに写真の撮影数が、動画や連写を含めて500枚を越してしまった…。
なので、今回は前半と後半に分けて記載。
この前半は、実際に馬の走る笠懸神事が始まる手前まで。
馬が走る、馬場の回りには有料の観覧席が設けられている。
その受付が開始されるのが11:30からとかで、既に20人くらいが並んでいる。
入り口は三カ所。全て自由席。
矢を射る的は、全部で五つもある。だから、大抵どこに座っても面白いと思われる。
私はスタートの瞬間を見たかったので、馬場元(スタート位置)の近くの、五の的の前を取る。
500円を支払い、急いで席を取る。
経験で分かったことだが、こういうのは最前列を取るに限る。
でないと、ホント、見えないから!
11:40
席は余裕と思われるが、最前列はほぼ埋まった状態。
ちなみに、最後の列の席の人は、席の上に立って見ることが可(笑)
最前列がとれなければ、いっそのこと最後の列を取ろう。
有料席を取らないという選択肢もあり。
至近距離での観覧は難しくなるが、全体が見渡せるこんな場所もある。
【上賀茂神社】には大きな赤い鳥居が2つあり、北側の“二之鳥居”付近からも見られる。
笠懸が始まると、安全面から封鎖される場所もあるから、係の人に尋ねたりした方が良いかも。
この笠懸というのは、流鏑馬と同じように目線とほぼ水平に位置する一、二、三の的を射るのと、
地面スレスレに斜めに置かれた四、五の的を射る。
こんなのが可能なんだろか…。だって和弓だよ、めっちゃ長いんだよ弓が。
それを馬に乗ってって…。どうやんの??
ま、それを今からの目の当たりにするのだが、後半の記事で。
馬場の東側、奈良の小川というのが流れる横に馬が繋がれ出番を待っている。
既に装束を纏った人達が、鞍などの用意を手ずから行っている。
勇猛な馬の姿! 神事が始まる長いあいだずっとここに繋がれているので見放題である。
席も取ったし、じっと座っているんじゃつまらない。サテどうするかな…と境内を歩きまわる。
本殿の方とか行くが、お宮参りをしている人達が居るだけだ。
おかしいな、騎手はどこに居るんだろうか? と思っているところへ、太鼓の音が聞こえて来た!
おお、そうか! と思いつく。
競馬会の時もそうだったじゃないか~。忘れていた。
神社の東側、ならの小川を渡った先に庁の舎という詰所みたいな建物がある。
そこにバッチリ、全員集合してんじゃん。
本殿での神事を行う前、12:10頃。
すげーすげー、装束すげーぞ。
鎌倉期の神事だから、当然鎌倉武将などの装束なのだ。直垂(ひたたれ)ですな。
手前の茶色の直垂を着ている人達は、的の板を取り替えたりする人。
12:18本殿へ向けて出発。
辺りはこんな感じ。
知らない人は全く知らずに見ずに終わる。
馬場で馬が走るのだけが、神事ではないというところが留意点!
それ以前にも、色んな場所で彼らを見ることが出来るのだ。
さあ彼らを追って本殿方面へ。走るぞ、私は。
12:20
本殿の手前、一般の人間は渡ってはならない赤い橋を越えてゆく。
向こうの片岡社かな…? 工事中でなんとも背景が惜しい!
楼門をくぐりいよいよ本殿へ上がるのだが、その前にお祓い!
ギャーッ、そこのカメラマン邪魔だよお! でも今日はほぼ全てに於いて素晴らしい撮影位置を取れた。
で、本殿へ入る際に被っているものや弓矢を置いて行く!
そういう、弓などを受け取ったり並べたりする雑用係のような人も、神事には大切。
諸役(しょやく)と呼ぶらしい。
刀は刷いたままだったな。
本殿の神事を見るのは難しい。
鳴弦の儀とか行われるらしく、見たかったが多分無理。
本殿は本当にほんの一部しか見ることが出来ず、神事が行われるのは右奥のようなので、
賽銭箱を越えないと見られないと思われる。
むろん、賽銭箱より向こうには行けない。
撮影も不可。ここは切り上げるしかなさそうだ…。
席に戻ると(途中の入退場は可)3列ぐらいまで人が座っていた。
みんな、まんじりともせずに座って待っていたんだろうか…。
12:44
本殿での神事を終えて、たぶん先ほどの庁の舎辺りで馬に乗ったと思われる。
もうちょっと待っていればよかったな。神事って長くかかると思っていたから。
12:53
一同が馬場へ入場。行進である。
先頭を行くのは神職さん。的の前で立ち止まり、榊を振ってお祓いを行う。
YOUTUBE動画1(行進)
ずんずんと目の前を歩いてゆく射手のみなさん。
これだけで迫力あるもんな。
そのまま馬場元(スタート位置)まで下り、Uターンして再び馬場を歩いて北上。
動画2(行進)
馬場中央に並び、神職さんが観客を含めた全員に向けてお祓いをする。
地味な話だが、アナウンスで「お祓いをしますのでお立ちの上低頭下さい」とあり、全員立ちあがってこうべを垂れる。
その際、どうやら客席北側と南側で分けてお祓いをするようだが、知らずに南席の我々は、
北側のお祓いをしている時に神妙に低頭してた。
やあ終わった、と着席したら「これから南側の方々にお祓いを…」って言われて、南席一同大笑い。
「なんだこれからか!」とか言って再び立ちあがり低頭。
なんか、みんなテンション高かったなあ。
そうそう、競馬会の時もそうだったのだが、人が多く集まるこのような行事の時は、
ここではアナウンスが細かく入る。しかも英語付き。
どうも競馬会の時と同じ人のようだ。
京都市内の色々な神事祭事を見ていると、たまに知った顔を発見したりして楽しい。
割と色んな神社を掛け持っている人が多いようだ。
さて、次にその中央で、「天長地久(てんちょうちきゅう)の儀」が行われる。
おお、好きだねこういうの。いかにも神事って感じがする。
代表者が一名、馬に乗りその場で左に3回、右に2回回転する。
更に弓矢をつがえ、天と地に向けてひきしぼる。ここでは射らない。
続いて射手は、かぶっている冠を替える。韓国風な(?)冠から烏帽子へ。
→
動画3(冠替え)
動画4(馬場元へ行進)
はあ、ここまでが前半。
あ、でも前半の最後に↓
得物シリーズ! 私は武器だ~い好き。
刀は太刀、小刀の二種。
さすがに刃はついていないだろうが…。
隣りの人が「あれ絶対中身竹やな」とか言っていたが、せめてアルミとか言えんのか。
本当の竹光って、逆に少ないぞ。
私も、真剣も模造刀も居合刀も刃引きも、木刀も小太刀も竹刀も見たことがあるし、
触ったことも振ったこともあるが、竹光ってのは見たことない。ないだろ、普通。
弓を射る“武将”は、ふわふわの獣の皮で覆われた太刀を刷いている。
右の青い装束の人は、何の役をするのかちょっと分からないのだが、身分が高そう。金色の太刀を刷く。
射手の装束も面白い。まあ、鎌倉期の装束にはあまり興味はないのだが、獣の皮を胴に巻いたりしてる。
単純に、暑そうではある(最高気温26度とかだったよ、今日)
↓こちらは的替えをしたり、矢を拾ったりする人。手には回収した多くの矢を持っている。
お分かりの通り、矢じりは付けていない。先端は丸く、なんとなくゴムっぽく柔らかそう。
これで木の板を割っちゃうんだから…。
矢をしょった“武将”(射手)すんごい量だ!
美しく並んだ弓。和弓ってシンプルで本当に美しい。これだけで美術品だよ。
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