モモの京都・祭事日記

2010/4/~2011/3の京都日記を記載。
観光情報サイトと言うより、自分の記録帳です。

9月21日

2010年09月21日 | 9月
9/3~10/19  秋涼の特別展…【高台寺】
9/20~11/25 秋季特別公開…【東寺】
9/21~9/25  お砂踏法要…【今熊野観音寺】
9/21        お砂踏み…【東寺】9:00~17:00
9/21        秋季彼岸会…【仁和寺】
9/21        敬老祭…【吉田神社】
9/21        大般若会…【養源院】13:30
9/21        秋季例秋季例大祭 崇徳天皇祭大祭…【白峯神宮】11:00

秋季例秋季例大祭 崇徳天皇祭大祭…【白峯神宮】

後日行われる薪能の準備が、既に境内でされている。
普段は無い、紫と白の幕があちこちに掛けられている。

東京で薪能を見たことがある。
その名の通り、薪で燃やされた火が照明となって能の幽玄の世界を目の当たりにするのだ。
屋外の、虫がブンブン飛ぶ中で演じる役者も辛いだろうが、見てる方も結構辛かったりする。
是非虫除けスプレーとか、痒み止めとかを持参されたし。
また時季によっては夜になると気温がぐっと下がったりもするので、風邪予防にも念を入れましょう。
ちなみに有料。


ところでこの日、朝から天気が悪くて小雨も降ったりした。
しかし神事が行われる20分前からいきなり晴れ、しかもとんでもなく暑くなった。
それまで自宅で、「行くか? 行かぬか?」と腕を組んで空模様を見ていたのだが、
雨がやんだのを契機に出発。そしてチャリを漕いでいる内にみるみる晴れて行ったのだった。
到着が10分前くらい。ギリだった…。
しかし、見学者という見学者はおらず。
なんか自分が浮いておる。神職さんも、「なんだ? あの人は」みたいな感じの目を向けて来る。うう。

遠くから眺めている人もいたが、どうも観光客と言うよりは参拝者、つまり崇敬者の関係者さんなんじゃないかな…。
写真を撮っている人がいないのだ。
明らかに神社の人、と分かる作務衣みたいのを着ている人が一人、撮影していたが他にはいない。
とにかく、生粋の(?)見学者は私ぐらいで、肩身の狭い思いをした。
地元の人でも地方の人でも、もっと見に行こうよ! 面白いよ!


今更だが、私は神社好き、と言うか神職好き、と言うか、
神職さんの装束マニア、と言うかぶっちゃけ狩衣フェチである。
狩衣見たさに神社の神事を見て回っていると言っても過言ではない。
だから、こうやって装束を纏った人達がズラリと並んでいるのを見るとホントに興奮する。

まぁ実際に狩衣着ている人は少なかったりするのだが。
それは神社による。
【白峯神宮】さんは、直衣の人の方が多いね。楽師さんは直垂だし。【吉田神社】さんは狩衣度高い気がする。

移動して、拝殿右の祓所へ。
同じような写真ばっかですんません(笑)でも大好きなのだ。壮観…。

お祓いをしてから本殿へと入ってゆく。

女性神職さんの装束可愛い。


本殿での神事、特に撮影禁止とも言われなかったがどうなのだろうなあ…。
宮司さんが一拝し、神様の戸を開け、神饌を並べ、そして神楽奉納。
巫女さんが鈴鉾を持って舞う。
本殿の中で舞うので、外からはほとんど見えない。
こういう時、一緒に本殿の中に入って座って見られる崇敬者の人っていいよな~と思うが、
必ずしも彼らの位置から全容が見てとれる、というものでもない。
人に見せるというより、神様に見せるものだから仕方ない。見えなくて当たり前くらいに思っておこう。
見たいけど。

そうそう、神饌を並べる時の話なのだが、神職さんのひとりが履いている指貫が直衣に絡まったかなんかで、
指貫の先からつま先が出なくって超焦っているのを見てしまった。
ちょうど神様の目の前、階段の最上階に居たから、降りるには足先を出さないともちろん危ない。
うわあ、どうするんだろうどうするんだろうと手に汗握った。マジで。
そのまま降りるにはかなり怖いと思う。
こういうことって、きっと平安時代にもあったろう。
いや平安時代の人は、日常的に狩衣や直衣を着ているのだからそうそう起こり得ないことかもしれない。
が、やっぱり人間の体に対してあまりに大きすぎる。袖口なんかがもうその最たるものだ。
あきらかに邪魔だ。普通の着物でさえそう思う。
いくら着慣れていたって、所作が徹底されていたって、袖や裾が絡まる時は絡まるだろうし。
そういう時、平安時代の貴族はどうしてたのかなぁ…って思うのだ。


さて、神楽の奉納が終わると玉串を捧げる。まぁ神事とはだいたいこんなものである。
本殿の前で、神事を見ていた人は6,7人だったかな。
マイナなんだろうか。先日の【豊国神社】の舞楽奉納なんて、場所取りに四苦八苦していたように思えるが。
人の少なさにビックリしたのだった。



昼過ぎ、【銀閣寺】の方へゆく。
お目当ては、哲学の道にある「我忘亭」というお店である。
京都で見付けた、3大“和雑貨の可愛い店”として「くろちく」「祇園ノレン」そして「我忘亭」が挙げられる。
売ってる物がもう、どれも良いんだな~。
今現在ハマっているのが「我忘亭」
【清水寺】の近くにもある。自宅からは哲学の道店の方が断然近い。
つい先日も訪れた。その際にとても気に入った品が幾つかあって、それを買いに来た。

さて迷う。候補はみっつ。どれも鞄だ。
市松模様の肩掛けバックか。
帆布ショルダーか。
帆布の、ショルダーにも手持ちにもリュックにもなる鞄か。

あまりに悩むその理由は、価格である。帆布は高い。
正直言いまして、私はだいたい2500~3000円くらいの鞄が好きだ。
その私に、帆布の8000円近い鞄は、ホント清水の舞台から飛び降りるようなもの。
後悔しないためにも、吟味に吟味を重ねる。
店内をウロウロ…。

ショルダー、手持ち、リュックという3段活用の出来る帆布鞄が気になる。
店員さんに、迷ってるんですよぉなんて話す。
とても優しい女性の店員さんで、「どれも良いですからねぇ、迷って下さい」なんておっしゃる。
市松模様のとさんざ迷い、この3段活用を購入。
「き、決められませんっ! もうこれで!」選んだと言うより、一種諦めの境地。
7455円だ。そしたらちょっと、と言うか私としてはかなりオマケして貰っちゃった。
う~れし~~~。

↓紐を掛け替えると、ショルダーにもなる。紐を外せば手持ちにも。


「我忘亭」ホント良いお店なのでおススメ。
もっと派手な、犬張り子がワーッとプリンとされたショルダーとかあるし。もうそれも欲しい。
公式サイトはこちら
サイトには載っていない鞄も店内には多数!
【清水寺】か【銀閣寺】にお寄りの際は是非、なんつって回し者か私は。

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