モモの京都・祭事日記

2010/4/~2011/3の京都日記を記載。
観光情報サイトと言うより、自分の記録帳です。

12月6日

2010年12月06日 | 12月
10/23~12/6  秋の特別展…【高台寺】
12/1~12/8   成道会…【萬福寺】
12/4~12/25  伝宗伝戒道場…【知恩院】


【石山寺】→「浜大津」駅→【日吉大社】→【関蝉丸神社】→【蝉丸神社】→「逢坂の関」→【清水寺】

本日も千葉から上京して来たHを案内。京都から場所を移して滋賀県巡り。
琵琶湖の西側なんてのは、京都からとても近い。
京阪の石山坂本線という電車の乗り放題チケットを買う。
最北の「坂本」駅から最南の「石山寺」駅まで、30分で行ける。
まず石山坂本線の最南端、「石山寺」駅で下車。10分位歩いて、駅名にもなっているお寺に着く。

【石山寺】
11:11着。
入山料に500円かかる。
でも、↓の参道はタダ。ここだけでも紅葉がかなり綺麗。滋賀にはまだまだ紅葉が残っている。

この道を直線に進むと、受付がある。
入ってすぐ右側、手水舎の後ろ側に、どでかい石が積み上げられていて、中が洞窟になっている。

天平時代のものらしい…。天平時代っていつ? は? 奈良? そんな昔っからあるのコレ。
なんとなく入ってみたら、最初はしゃがんでサクサク歩けたが、ちょっと進むとすっげ~狭い所があって、
たまたまその時かかとの高いブーツを履いていたので怖かった。多少地面に手をつかないと進めないくらい。
山登りとか足場の悪い所を歩くのに得意な人にはなんてことなかろうが、一般人にはちと辛いな。若いうちにどうぞ。

石山寺、というくらいの場所なので、石もゴロゴロあるし、階段も多い。
ふうふう言いながら幾つもの階段を上ってゆくと、本堂や御影堂がある。
本堂に、なんか紫式部さんの人形が…。あ、ここで『源氏物語』を執筆したって話聞いたことがあるな。

手前の紫式部さんより、奥の誰だか分からない女の子が怖い。とってもねぇ、リアルなんですね。
どういう場面――シーンを想定して作られた人形なのだろうか?
女の子が、いかにも「はい、なんでしょうか?」と言っていそうで。

しかも紫式部さんの横に、このお寺の由緒とかを語るロボットが立っていて、ますます分からん。
いや、いいですけど別に。面白いね。

下でインタビュを受けているお坊さん。いつ放送ですか? 私映ってますか?


更に上がってゆくと、月見亭てのがある。崖から突き出た舞台のようなものだ。
ここには明治天皇などがいらしているらしい。舞台の上に「玉座」と書かれた板があった。
もちろん上がることは出来ないが、その横から瀬田川を望む。いい眺めだなぁ。


心経堂という朱色の建物の周りが、とっても綺麗な紅葉だった。


【石山寺】の水面紅葉シリ~ズ。


訪れている人はとても少なかった。
途中、5,6人のおばあちゃん集団がいたが、やはりこの階段がしんどいらしくて、「もおええわ」と途中で諦めていた。
よほどの観光用の寺社でないと、スロープとかないもんなぁ…。

敷地はかなり広大。じっくり歩いて1時間ちょいかかる。
駅まで戻って電車に乗車。

「浜大津駅」
12:57着。昼食を採りに下車する。
「AQUS(アーカス)」という巨大なアミューズメントビルがあって、上階はボーリングだとかカラオケだとかの施設が入ってるんだけど、
2階に何軒かレストランがあって、ここらでご飯を食べるなら最適だろう。
案外、寺社の周りには食べ物屋さんがないのだ。
中華バイキングを食べた。90分食べ放題で1000円。安い。
アーカスの公式サイトはこちら

で、何時間ごとか知らないが浜大津の港では噴水が出て、大変天気の良い日だったので虹が見られた!

最近よく虹を見るなぁ。デジカメで撮ると色が褪せちゃってなぁ。もっともっと色が濃くて綺麗だったのに。

で、再び電車に乗って、今度は最北端の「坂本」駅下車。
ここからもまた10分くらい歩く。
【日吉大社】
14:29着。
こちらも神社への参道がいい! ホント、時代劇に出て来るような道で。
石段の壁と、溝。溝を流れる清流(泡が溜まってる場所もあったケド)
この道は無料なので、散歩するのにいーねー。


鳥居をくぐった所に受付があって、拝観料(入苑協賛料とあった)は300円。
うわ、この鳥居いいなぁ。と言うか神社関連の書籍に載っているのでしか見たことがなかった山王鳥居。

ここも結構広大で、西本宮と東本宮があってそれぞれに立派な楼門が建つ。
奥宮という所もあるらしく、登山口から1キロ歩くそうな(行かない)
他は特になし。お猿さんが厳重な柵の中で飼われているぐらい。そうか300円取るか…って感想。


次は「上栄町」駅で下車。
ここから歩いて7分位の所に、蝉丸さんゆかりの神社がある。
そこへ向けてボチボチ歩いていると、なんともレトロな風景が。

赤レンガのトンネルを走る線路。

【関蝉丸神社】
16:04着。
おお…なんと、燈籠と鳥居のあいだに線路が通っている! 通す時はかなりの英断であったろうな。

とてもこじんまりとした神社。人も誰もいない。
蝉丸さんが琵琶の名手だったことから、芸能向上の神社らしい。


「大谷」駅の目の前に【関蝉丸神社】とは違い今度は【蝉丸神社】がある。
【蝉丸神社】
こちらも同じくらいこじんまり。急な階段が怖いー。


そこから徒歩5分くらいの所に「逢坂の関碑」があった。
でも逢坂の関がここにあったとは限らないらしい。詳細な場所は分かっていないそうな。

しかし、ふうん、ここらに蝉丸さんが住んでいたわけだ。
ここまで源博雅さんが、蝉丸さんの琵琶を聴きに3年間通ったのか。ありえん…(『今昔物語』参照)


日が暮れてから、【清水寺】のライトアップに行った。
清水坂の土産物通りは、夜間までお店が開いている。賑やかなもんだ。
【清水寺】
夜間拝観は400円。平日の夜だが、やはり人は多かった。日中よりは少ないとは思うが。




清水の舞台。


紅葉は、少ないものの幾つか綺麗にライトアップされている。


池。ちょっと分かり難いか…。

歩ける場所は、日中とほぼ一緒。ふむ、これで400円は安い。
つーか【青蓮院】の800円が高く感じるなー。

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