モモの京都・祭事日記

2010/4/~2011/3の京都日記を記載。
観光情報サイトと言うより、自分の記録帳です。

5月8日

2010年05月08日 | 5月
3/3~5/13  十三参り…【法輪寺】
5/1~5/24  鴨川をどり…【先斗町歌舞練町】
5/1~8/末   貴船川床開き…【貴船】
5/8or5/9   松尾大社還幸祭…【松尾大社】
5/8~7/9   初夏の特別展…【高台寺】
5/8        山蔭社例祭…【吉田神社】
5/8        新日吉祭…【神日吉神社】
5/8        帯まつり…【常照寺】
5/8        家綱公祥富忌、弥勒降誕会…【萬福寺】
5/8        ほてい祭り…【萬福寺】


【吉田神社】→【宗忠神社】


山蔭社祭…【吉田神社】
13:50着。
境内右奥にある山蔭社は料理飲食の神を祀る。

社務所脇で参拝者が禊をした後、列をなして山蔭社へ。

鎌倉時代の直垂を纏う男性達5人。

いつも見学者が少ない吉田神社だが、今日は待ってましたと言わんばかりにカメラを構えた人らが既に山蔭社集合。
柵の内へは関係者しか入れない。

今日の祭事は、よくニュースなどでも流れる生間流包丁式の奉納。
見事な手さばきで、と言うか手順で魚を捌いていく。平安時代から伝わっているらしい。
右手に包丁、左手に箸(俎箸でまなはし、と言う。銀色の菜箸のようなもの)を独特な持ち方で持つ。
時折儀礼っぽく包丁が空を切ったりするのも面白い。陰陽師の九字を切ってるみたい。

神饌を備える時に雅楽が演奏される。
三管と太鼓で、篳篥と太鼓は兼任(ビックリな事だが神事ではよくある)

紫色の装束が美し~い。

笙を温め中。火鉢で水分を飛ばすのだ。それから楽譜と笛筒。


そして神職さんが見守る中、包丁式が始まる。
見学者は後ろ姿しか見られない…。フリーで見られる場所は2ヵ所あるが、正面からは見えないのだ。

準備と包丁式をする人と、盛りつけをする人それぞれ担当者がいるらしい。
鯛の上に菖蒲(だよね?)を置き、

シャキーン、と独特の道具を使って捌く。

魚は色々な形に解体される。別の人が来て、これを三宝に盛りつける。

こんな風に。


新しい魚を置いて、また別の人が捌く。面白いのが括り紐。
袖についている括り紐をしぼり、結んで首の後ろへ。着物で使うタスキとはちょっと違う。
あの高い烏帽子をひょいと飛び越えて後ろね投げるのが中々興味深かった。これも作法のうちか。


右手に包丁、左手に箸。
複雑な解体でも手で直接魚に触れてはならず、この道具で見事に捌いて行くのだ。

式は短い時間で終わってしまう。動画を撮る余裕もなかった…。


以上、写真には映っていないがカメラマンはそこそこ居て、ちょっとした場所の争奪戦になる。
どこから見たとて正面は映せないのがなんとも残念。
この包丁式は一般見学者ではなく、崇敬者や神職さんに対して披露するもののようだ。
一方、完全に大衆向けに披露してくれるのは【ゑびす神社】の包丁式(12/20


式が終わった後、境内の山を登って裏にある【宗忠神社】へちょっと顔を出す。
ここの社務所の横に犬がいて、それはもう可愛いのだ。
初めてこの神社を訪れた時に犬と友達になったのだが、その後姿を見ずヤキモキしていた。
遠くから様子を見て今日もいないかあ、と落胆しつつ近寄ってみたら、寝そべっていた!

とても大人しい、頭のよい犬。
ふわっふわで、触っても怒らない。
ゆっくり近づいて、顎の下と耳の辺りを撫でるのがよし。
犬は割と耳を撫でられるのが好きなのだ(実家にトイプの飼い犬あり)
さんざ触らせてくれて、名残惜しく帰路につく。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。