モモの京都・祭事日記

2010/4/~2011/3の京都日記を記載。
観光情報サイトと言うより、自分の記録帳です。

京都御所

2010年03月20日 | 
京都御所(きょうとごしょ)

料金>>なし
時間>>9:00、11:00、13:30、15:00(申し込み制)
住所>>上京区京都御苑
駐輪>>京都御苑内
規模>>広
HP>>>宮内庁
参考HP>>(財)菊葉文化協会
付近の寺社>>京都御苑拾翠亭護王神社菅原院天満宮霊光殿天満宮
観光度★★★★★

※京都御苑に関してはこちらの記事(未完成)

広大な京都御苑の中に長大な壁が伸びていて、その壁に囲まれた向こう側が御所となる。
御苑も広いが御所の敷地も半端なくて、御所の壁の周りを一周するだけでかなりの距離だから、
入口が分からないからと言って適当に歩いちゃうといつまで経っても辿り着けないことになる。
御所の内部を見る際の入口となるのは、西側(烏丸通の側)の宣秋門。
御苑の蛤御門や、御所の建礼門より北。御苑の門で一番近いのは中立売御門。

御所は、郵便やネットで拝観の申し込み予約をして、あちらから「来てもいいよ」と許可が下りないと中に入れない。
普段の宣秋門には警備の人が常駐していて、当日その場で行きたいと思っても止められてしまうのだ。
ちょっと重々しい雰囲気で怖い。
が、春と秋の2度、僅か5日ずつであるが、自由な拝観が可能となる“一般公開”の時期がある。
予約が面倒な人はその日に合わせていけばいいが当然人は多いわけで、じっくりと案内つきで見学したい人はちゃんと予約して行った方がいい。

一般公開の時期は、宣秋門前に白いテントが立ち、持ち物検査だけをされて通される。
ちなみに私は持ち物検査されなかった。大きな荷物を持ってる人は呼びとめられたりするようだ。
他は一切関知しない。恐らく年齢も(申込の資格は18歳未満にはないが、一般公開時は多分子供でも大丈夫…だと思う)


白テントをくぐって宣秋門へ。しょっぱなから装飾が凄い。


宣秋門を通過してすぐにあるのが「御車寄」という場所。


座って我々を出迎える人形さん。【二条城】もそうだが、御所には幾つかこういう人形が置かれている。
私は実物大の人形が、割と好きなので平気だけど。ちょっと怖い?


とにかく一般公開の時は人が多くて、自分の好きなように見るのはちょっと難しいが、長居をする人はあまりいないから最前列にはすぐ行ける。
ただ規制という部分は、宮内庁管轄なだけあってかなり厳しい。柵やロープが必ず我々を制限する。
さりげに警備員さんも数メートルおきに立っていて、監視されてる感はある。これは申込の拝観の時は更に顕著。
まあ気にしなければ全然平気。悪いことしなければ怒られないから。

「諸大夫の間」部屋ごとに襖絵が描かれている。




途中にお土産物屋さんが開店している。

御所の外、つまり御苑にもこの時期にはお店が出てるんだけど、同じ物は売っていない。
一応御所限定みたいになってるらしい。クリアファイルとか、キィホルダとかが売ってる。
あとインスタントカメラとかあったなか。


朱色の回廊。この門は月華門。この壁を辿って、道なりに曲がると――


紫宸殿の見える門へ。

ここの回廊!


その向かいが有名な「建礼門」


紫宸殿は後回しにして、直進するとなんだかやけに開けた空間に出る。
ここが一般公開中に蹴鞠や舞楽の仮設舞台が造られる場所。


ここの紅葉は凄かったのだが、案外人がいなかった。みんなさっさと紫宸殿に進んで行ってるようだ。


漸くの紫宸殿へ。中に入ることは絶対に出来ないが、階段のすぐ下までは行ける。

中には大正天皇御即位の時に造られた高御座(たかみくら)が。奈良の【平城京跡】に行くと間近に見られる。

その階段というのが、横から見るとなんか…下を補強している?


側面についてる別の階段、あと半蔀。この辺りは極めて個人的な好みである。


紫宸殿を離れ順路通りに進んで行く。これもかなり好き。階段とか橋は、なんかツボである。


清涼殿! かつては殿上人しか入ることの出来なかった場所だ。




衣替えの様子らしい。ちなみに彼らはみんな足袋を履いている。

蔵人達が御帳台や几帳の帳を替えているそうだ。
結構偉い人達がこういう雑用してたんだなあ…。


そのすぐ先に窪んだところがあって、ここが「滝口」滝口の武士の滝口。


この先がちょっと面白い。
上が渡り廊下になってて、下をくぐるのだ。こういうのを見るとちょっとテンションが上がる。


小御所。鮮やかな青色の襖絵が描かれている。撮影はオールOK


本当に綺麗だ。でも室内は暗くてよく見えない。奥にも鮮やかな屏風があるのだが…。


御池庭。結構広いが見られるのはほぼ1方向からのみ。砂利道のところまですら行けない。

橋ももちろん渡れない。


「蹴鞠の場」という場所がある。
こちらも少し壁が窪んだ空間。ここで蹴鞠を…。




「小御所」天皇さんが勉強したりするところ。
ここは戸があまり開いていなかったので奥を撮影するのが難しかった。ちょっとだけ。


さっきの庭を、違う角度から見られる。が、木が茂っていて見えるって程でもない。


その先の庭の方が、小さいけどよく見えるかも。「御内庭」






燈籠たち。


池の奥のほ~おに凄く綺麗な紅葉があった。遠い。


御涼所。天皇さんが夏に避暑地として使った場所らしい。ちょっと地味な建物だ。


その隣は、「迎春(こうしゅん)」という不思議な名がついている。正月を過ごすところ、ではなくて御書間らしい。
これがまた全然見えない! 面白そうな物があるのに。曲線の手摺? とか、銅の鳩? とか。


こちらは「御常御殿(おつねごてん)」天皇さんが日常の生活を送る所。
女房さんの人形がある。結構可愛いと思う。でも天皇さんの人形はないのか?




ここの内部の壁には蹴鞠、曲水の宴、陵王などの絵が描かれている。


こちらも御常御殿の続き。



中華風の絵。これも室内で、暗くてよく撮れない。室内には基本的に照明がないのである。


御所内には入口と出口付近の2ヶ所、休憩所(テント下にパイプ椅子。ただし飲食は禁止)や、お土産販売所がある。
御所から出た向かいの常設販売所の前にも幾つか屋台が建っていて、御所内で売られていた和菓子などがここでも買える。

茶店も出ていて、600円で一服出来るらしい。


関連動画:蹴鞠1蹴鞠2蹴鞠3

行事>>
一般公開は春秋のそれぞれ5日間。それ以外は申し込み制。

11/17~11/21 秋の一般公開(11/19

11/20 舞楽奉納

11/21 蹴鞠

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