モモの京都・祭事日記

2010/4/~2011/3の京都日記を記載。
観光情報サイトと言うより、自分の記録帳です。

10月14日

2010年10月14日 | 10月
9/3~10/19   秋涼の特別展…【高台寺】
10/9~12/5   銀閣寺東求堂公開…【銀閣寺】
10/14~10/16 引声阿陀経会…【真如堂】
10/14        人形供養祭…【宝鏡寺】10:30

人形供養祭…【宝鏡寺】
普段は拝観していないお寺。
春と秋の、人形展や今日のような供養祭の時のみ開く。
そして、今日の供養祭では入場無料。
見学者も多いだろうなあ…と漠然と思う。
そしてそれは当たっていた。
到着は10:10

堀川通からひとつ角を曲がると、門前に自転車が立ち並んでいた。
結構、地元の人の見学者も多いらしい。

そして門前から敷地内には既に人が。
中にももう人がたっくさん。どれくらい前から待っていたんだろうか?


人垣の向こう、左に供養されるお人形さんが並んでいる。並べている従業員の人↓

日本人形や雛人形はもちろん、羽子板やぬいぐるみも。
供養料を払えば誰でも供養して貰える。

人垣の向こう、右。



第一部、人形塚前にて供養祭が始まる。
10:30
太夫さん登場。


続いてお坊さんや関係者の人、そして平安装束を纏った女性(椅子には“小袿”と書かれていた)が着席。




10:30
献茶の儀、献花の儀。
壇にお茶の椀や花束を置くだけの、非常にシンプルな儀。

てっきりお茶を点てたり、お花を生けるのだと思っていたが。一瞬で終わる。

続いて詩の朗読。
小袿の女性が、詩を詠むがこれもとても短く終わる。
続いて読経。
太夫さん、小袿さん2人がひとりずつ焼香する。






関係者も焼香をするが、一般の見学者もさせて貰える。
焼香を終えた人が、第二部の本堂での祭事に向けて本堂前に並ぶ。
振り返ったらいきなり人が列をなしてたんでびっくりした。
事前の説明は特にないので、常連となった人達が率先して席取りの為に並んでいるのだと思う。素早い。

ちなみに。
供養塚の前の法要も、最前列を確保しないとかなり見難い。
一応、一般見学者の焼香の時になると人が少なくなるのである程度見ることも出来るだろう。


11:00
供養塚前での法要が終わり、お坊さんや太夫さんが退場。



↑の建物の左が、一般見学者の入り口。
「太夫の舞があります、どうぞご自由にお入りください」みたいなアナウンスがあり、ワッと人が集結。
決して広くはない入り口に人が押し寄せ、次々に靴を脱いで上がる。
驚いたのが、靴袋を用意して持っている人が数人いたこと!
すげぇ。常連すぎる。
袋を持っていない人は、靴置き場があるので普通にそちらに置くべし。

ちょっと廊下を進み、本堂前の畳の部屋で第二部が行われる。

赤い絨毯の上に関係者が座る。
板張りの廊下に、見学者が何重にもなって座ったり立ったりする。
が、ある程度人が集まって来た時に、「畳の上もどうぞ…」とアナウンスが入る。
こういう時の行動はお早に。
我先にと、畳に上がり最前列を確保! いえい。
が、まあ右側の最前列で座ると、このようにお坊さんが前にお座りになるのでちょっと見難い。

向こう側にも関係者さんらが座るので、座って見ている見学者の後ろで立って見るのがおススメですな。

11:08
小袿さん2人が廊下際に座る。
うわっ、うわっ、目の前に座った! 超いい匂いする! と、内心興奮。

バシバシ撮影。綺麗だなあ、いいなあ、いいなあ。

太夫さんに比べると、髪型も装束も地味だが、平安時代好きとしてはたまらん。しかもこの至近距離は。
右の奥のおっさん、凄い座り方してんな。正座してくれ、正座。
そういえば、平安装束の2人は正座していたような気がするな。
平安装束には正座は似合わないねえ~。

そうそう、↑右の写真に外国人の子供ちゃんが2人映ってる。
供養塚での法要の時から居た。もちろんそばにご両親も居た。
結構外国人の見学者が居たな。割とマニアックだよねぇ、この祭事に来るのは。
なんか平安装束と金髪の子供って組み合わせが、ありえない感じで良かった。国際交流!

11:16
一弦琴演奏


太夫さんが満を持して、奥の鹿の襖から登場。


11:25
島原太夫の舞。思いがけず短い舞だった! もっと見たかったなあ。
写真撮っている内に終わってしまって、じっくり見られなかった…。綺麗な舞だったのに。



衣紋を抜いた襟、いいよねぇ…。こればっかりは平安装束にはない特徴。
日本髪って、360度どこから見ても良いよ。後ろ姿とかホント好き。


11:30
太夫さんの舞が終わると同時に、ここでの祭事も終了。
しかし襖の奥の、所蔵品の人形とか見ることが出来る。
ちなみに中央の襖の奥には仏壇があるのだが、そこへは入ってはいけない。手前で手を合わせましょう。
そして! 平安装束の人が、記念撮影の為にとどまってくれた! ちょ~~~嬉しい!!

既に見学者の大半が、さっさと帰ってしまったので、この撮影に参加出来たのは10人ほど!
ラッキーラッキー超嬉しい!
ちょっと暗い写真なのだが(いや幾つも撮ったのだが)後ろの欄干とか木々の背景が最高に良い。
一切現代っぽさが入っていない! 最高! 最高だよ!
背後の写真の、背景は微妙だが。でも後ろ姿もホント素敵だよ~~。

満足満足、とほくほくで本堂を出る。
すると、すっかり法要の台などが撤去された、供養塚の前には花のみが並んでいるのだが…。

関係者の人が「もうこれは枯らすだけなので、ご自由にお持ち帰り下さい」とか仰る!!
びっくりした。
もちろん頂いて帰る。
遠くから来た観光客は、さすがに持って帰れないもんねえ。
地元の人が頂くもんでしょう、これは。
可愛い花が沢山。家に帰って活ける。

と言っても茎を少し切って、インスタントコーヒーの瓶に入れただけだが。
カーネーションとミニバラ。あとは分からない。
嬉しいなあ、自分で花を買うことなんてまずないから。
いいなあ、花のある部屋って結構。

ちょーいいじゃん、この祭事。
と未だに興奮が抜けない。

一端帰宅して昼食を採ったがまだ正午。
【南禅寺】の裏にあたる、粟田口、と言うか住所としては山科区にもう入るのか、
【日向大神宮】に行く。
徒歩なら、蹴上(けあげ)のインクラインをずっと登っていけば入り口に当たる。
自転車なら、ちょっと坂になってキツイが蹴上駅の先に入り口があるのでそちらへ。
結構疲れる坂である。歩道もあるのでそちらを通ろう。車道は広いので交通量は多い。
車道沿いにある入り口。

うーむ自転車をどこに置けばいいか分からない。
歩道はそんなに広くないので、奥と邪魔になるし。
仕方ないので、右の石柱の裏側に置く。スロープにはなっておらず階段なので少し苦労する。

ここから、ずっっと坂と階段。
と言うのも、神社があるのは山の上だからだ。


神社の欄でその内詳しく書くから、今は簡潔にしておくが面白いぞここは。
神社への道のりも、神社も。
どうしてここに住んでいるのか、と勝手ながら思ってしまうような、凄いところに家がある。
帰りにコープのトラックを見たが、どうやって上がって来るのだろうか…。
10分くらい汗をかきかき歩いて。
神社に到着。更に階段。


それにしても、ここの神社はガイドブックなどには全然載っていない。
隠れた紅葉の名所ではなかろうか? すっごい紅葉の木がたくさんあるぞ。
本殿の裏から、山道を辿って行くと【南禅寺】に着くらしい。
私は山登りが苦手なので行かなかったが、紅葉の時季は【南禅寺】あたりは、す~ごい人だそうだから、
こっちから回って行くのもいいかも。

ここの神殿はすげ~ぞ。
これは外宮なのだが、更に奥にある内宮(本殿)より外観が分かり易い。
神明造!


摂社末社も多数あり、最も驚いたのは「菅公胞衣」だ…。
こんなところに道真さんの…。

それから天の岩戸。

うわあ、なんじゃこりゃあ。
なんでも、この穴に入って左から出ると「開運」だとか…。
とっても狭く、トンネルもごく短いのだが、私には入る勇気はない。
京都に来て知ったが、私は山道と暗いところが苦手らしい。
誰かと誘い合わせて行こう。単純に、ひと気がなくて怖いもんね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。