10月にDVDとブルーレイが発売される『ムトゥ 踊るマハラジャ』の字幕チェックが終わりました。細かい作業はすでに字幕制作会社の方がやって下さっていて、半角アケを全角アケに直したり、漢字表記にしたりと、私の出る幕ナシ状態。私は字幕翻訳者としてのきちんとした訓練を受けていないので、こういうところは本当に字幕制作会社のお世話になりっぱなしです。
で、あらためて見直してみると、ストーリーはハチャメチャなものの、ソング&ダンスシーンやアクションシーンは出色の出来栄え。この作品を超えるものは、この約20年間でもほとんどないのでは、と思わせられてしまいました。『ムトゥ』のソング&ダンスシーンがいかにすごいか、というのを大学の授業で説明するため、だいぶ前ですが下のような資料を作ったことがあります。A4判4枚組で、1枚目は同じ頃公開された3作品のソング&ダンスシーンの入り方の一覧です。『ムトゥ』のほか、シャー・ルク・カーン主演の『ラジュー出世する』、サルマーン・カーンとアイシュワリヤー・ラーイ主演の『ミモラ 心のままに』の3本を取り上げ、比較してみました。
そしてあとの3枚は、『ムトゥ』の中の歌「菜食のツル」のカット割り一覧。いやー、よくこんな面倒くさいことをしましたね、と自分でもあきれますが、これによって、この5分11秒の歌に145カット使ってあることがわかり、1カット平均2.1秒というすごいカット割りが認識できたのでした。中でも四角で囲んだ登場人物というか登場動物は、1秒以下のカットになっており、サブリミナル効果を狙ってか? とか、その挿入のわけをいろいろ考えたりしました。ま、単に面白いから、というのが理由だったのだとは思いますが。(表の中の写真およびカットは、1998年公開当時のパンフレットからコピーしています。無断使用すみません!)
歌のシーンはこちらです。歌詞は、今度発売になるソフトでは細部が少し変わっている可能性があります。ソフトをお求めになったあかつきには、またこちらをチェックしてみて下さいね。皆さんも、もしお好きな歌があったら、こういう風に分析してみると面白いですよ。
それから、『恋する輪廻』のソフト予約がアマゾンでも始まりました。こんなかわいいジャケ・カヴァーです。
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恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム[DVD] |
クリエーター情報なし | |
マクザム |
ご予約はお早めに~。DVDもブルーレイも今なら2割引ですよ~。それから、今も続く『恋する輪廻』のマサラ上映に関しては、せんきちさんのこちらのブログをどうぞ。8月には池袋パルコの屋上でもマサラ上映があるという、『恋する輪廻』屋上遊園地状態も出現するようです。暑い夏がさらに熱くなりますね!
映画の分析はこうやってするのか、と勉強になりました。
それにしても、ムトゥの歌舞音曲シーンは本当に素晴らしかったですね。あれがスクリーンで見られたのは幸せでした。
DVDは持っているのでブルーレイを買いたいと思います。
「Ek Tha Tigar」その他「ボリウッド4」のソフトも待っているのですが…発売されますよね。
興奮してしまいました。
何を隠そう・・・私はラジ二様のファンで。
チェンナイの家に2回行った程のファンですから、
(アポなしのため2回とも不在・・・。泣。)
嬉しい情報でした。ありがとうございます。
そして自宅でこのテキストを手にしながら見てみたいと思います。素晴らしい資料です。この資料で学べる方がとても羨ましい。
(かつて香港映画で廣東語を学んだ事がありましたが、今印度映画で学ぶヒンディー語講座やそのような語学入門書籍などがあれば希望者が殺到するような気がします)
「ラジュー」や「ミモラ」はDVDを持っているのですが、あの「ムトゥ」だけは買いそびれておりました。
満を持してのブルーレイ発売が嬉しい限りです。
ブログも拝見しました。「踊るマハラジャ」という副題、お嫌いですか? 私は結構好きだったりします。あの頃「踊る大捜査線」がはやっていたので、こういう副題を付けて観客になじんでもらおうとしたらしいのですが、今や「ムトゥ」という本題を憶えている人の方が少ない....。
「ボリウッド4」のDVDも4枚とも出るはずです。先日、ソフト発売元になるであろうと思われるハピネットの方から、『きっと、うまくいく』と『命ある限り』のソフト化について打ち合わせを、というご連絡が入っていましたので、大丈夫だと思います。またハッキリしたことがわかったらお知らせしますね。
えっ、サントーシーさんがラジニSirのファン!? ご自宅にも行かれたのですね。南インドのスターは自宅突撃で会ってくれたりする人が多く、ラジニSirも在宅ならOKなのでは、と思います。会えるといいですね~。
私は娘婿ダヌシュのファンなので、いつか一家で来日してくれないかなー、とか妄想してます....。
私も、1987年頃に香港映画に転び、広東語を勉強したクチです。ついには香港留学までしてしまったのですが、あの頃は街の広東語教室も大流行で、普通話の教室に並ぶくらいありましたね。
ヒンディー語では、拓殖大の講座を担当中の岡口良子先生や、東京外大で教えてらっしゃる白井恵子先生が映画の台本を教材に使っておられると聞いています。そういう先生方が「映画で学ぶヒンディー語」とか出して下さるといいですね。
出版社の方、見てらしたらぜひ企画して下さい!
読んでくださってありがとうございます!
「踊るマハラジャ」というタイトル嫌いではないのですが…と考えていて思い出しました!「ムトゥ」に罪はありません。そのあと、ソフト化されたラジニの映画にやたらめったら「踊る~」がついたことに抵抗があったのでした。逆恨みですね、これは。
「命ある限り」ソフト化されるんですね。実は、もっとも見たいのは「タイガー」なのです。心待ちにしております。
そして、「映画で学ぶヒンディー語」、私も熱烈希望です!出たらぜったい買います。ぜひ!
『ムトゥ』が大ヒットしたので、その後のラジニ作品はかなりの高割合で副題に「踊るなんちゃら」が付くようになってしまったんですねー。特に、スカイウェイ=ブロードウェイ社が公開したりソフト化した作品は、「踊るスーパースター」「踊るパラダイス」「踊る夕陽のビッグボス」「踊るゴッドファーザー」「踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター」「踊るONE MORE NIGHT!」「踊る!鋼の男」等々、踊り狂ってましたね~、ラジニSir。
スカイウェイ社にはアイディア宣伝マンのM田さんという方がいらして、多分すべて彼のアイディアだったのでは、と思います。上の副題を見て、本タイトルの邦題を全部言えたら、あなたは花丸ラジニ・ファンです!
これだけあったら、きたきつねさんのトラさんウマさんにもなりますよね....。
ブログ、ご紹介下さいましてありがとうございます。
懲りずに(?)あちこち出張っております(笑)。
『恋する輪廻』のDVD、アマゾンだと2割引なんですね。
マクザムダイレクト(1.5割引)より安い…。
とりあえず、DVDもブルーレイも予約しました。
うちではブルーレイ、観られないんですが…。
来週は逗子(5日)、池袋(9日)、横浜(10日)と、『恋する輪廻』地獄の1週間になりそうです。
せんきちさんのブログ、拝見するといやはや『恋する輪廻』追っかけ状態....。ホントに、こうなりゃ地獄の果てまでも、ですね。
私がやってみたいのは、お菓子とか食べながらディープにインド映画が好きな人4~5人でやるマサラ上映。映画賞のシーンなんか、思いっきりツッこんでみたいですー。
では、来週の地獄のマサラ上映ツアー、がんばって下さい!